Q58: 魔法使いがシンデレラに話しかけています。You (   ) return by midnight. この(   )に入れるべきなのは、shouldとmustのどちらでしょうか?

A: must



You must return by midnight.
あなたは夜12時までに絶対に戻らなくてはならない(戻らないと大変なことになるわよ!)





You should return by midnight.
あなたは夜12時までにできるだけ戻るべきよ(だけど戻らないかも)

美しく着飾ったシンデレラ。でも、夜12時までに戻らないと、魔法がとけて大変なことになってしまいます! だからここは、強い口調でmustと言いましょう。
実際、シンデレラは言いつけを守って、ぎりぎり12時までに急いで戻りました。急いで走ったので、片方の靴がお城の階段で脱げてしまったほどです。


shouldの訳語は「~べき」ですが、必ずしもニュアンスが一致しません。
日本語の「~べき」はニュアンスの幅が広く、重々しい場合はmust、軽いケースにはshouldが対応します。
(1)強く、絶対にそうあるべきである、そうしないと大変なことになってしまう場合はmustです。決意・強制など
(2)弱く、「本当はそうあるべき(だけど、現実には守れないかも)」であればshouldです。しきたり、勧告など


商談や交渉などでは注意してください。要求事項の「~べき」をshouldと訳すと、相手側は「強い要求ではないようだ。これは拒否しても大丈夫だろう」と感じます。国際誤解を引き起こし、交渉で不利になります。must(絶対に譲れない要求)と、should(望ましい程度の要望)を使い分けましょう。




このコーナーでは、時事英単語や、英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。 

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※イラスト・写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件に基づいて使用しています。






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