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Q59: must と have to はどう違いますか?
A: mustは自分の決断、have toは外的要因で「やらなくてはならない」
mustには過去形がないなどの理由で、どちらも同じに使われる場合がしばしばです。しかし、どちらかが選べる場合には、ニュアンスの差があります。
have toとmustは、日本語に訳すと同じ「しなくてはならない」になってしまいますが、次のような差があります。
(1) have to(法律・規則・周囲の事情など、外的な事情のためやむを得ずしなくてはならない。受動的なのでソフトな感じになる)
(2) must(自分で能動的に判断した結果、しなくてはならないと考える。自分の意思。命令のような、悲壮な感じ)
たとえば、I must stop smoking. = I want to stop smoking. とほぼ同意です(自分でよくよく考えて、禁煙するべきという結論に達した。つまり自ら禁煙したい)。
これに対して、医師に強制されただけならばI have to stop smoking.となります。
実際には、どちらの文脈もありえる場合が多く、どちらで書いても問題が表面化しないケースがほとんどです。ですからそれほど気にすることはありません。
have toの方がソフトに聞こえるので、会話ではhave toが好まれる傾向があります。
I have to ~ を分解訳すると、「~to(~というタスクを)私は持っている」で、自分の外に、押し付けられたタスクがある感じです。
I must は、道徳的判断・人と約束したなど、内的要因で「これはどうしてもやらなくっちゃならないことなんだ!」という悲壮なニュアンス。
「~べき」としてのmustとshouldを比べてみても、mustには強烈な意味があります(shouldは「~しないほうがいい」。mustは「絶対だめ。考えられない」)。
mustはそういう強烈なニュアンスを帯びた語です。
なお、mustには「しなくてはならない」以外にもいろいろな意味があります。
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mustには過去形がないなどの理由で、どちらも同じに使われる場合がしばしばです。しかし、どちらかが選べる場合には、ニュアンスの差があります。
have toとmustは、日本語に訳すと同じ「しなくてはならない」になってしまいますが、次のような差があります。
(1) have to(法律・規則・周囲の事情など、外的な事情のためやむを得ずしなくてはならない。受動的なのでソフトな感じになる)
(2) must(自分で能動的に判断した結果、しなくてはならないと考える。自分の意思。命令のような、悲壮な感じ)
たとえば、I must stop smoking. = I want to stop smoking. とほぼ同意です(自分でよくよく考えて、禁煙するべきという結論に達した。つまり自ら禁煙したい)。
これに対して、医師に強制されただけならばI have to stop smoking.となります。
実際には、どちらの文脈もありえる場合が多く、どちらで書いても問題が表面化しないケースがほとんどです。ですからそれほど気にすることはありません。
have toの方がソフトに聞こえるので、会話ではhave toが好まれる傾向があります。
I have to ~ を分解訳すると、「~to(~というタスクを)私は持っている」で、自分の外に、押し付けられたタスクがある感じです。
I must は、道徳的判断・人と約束したなど、内的要因で「これはどうしてもやらなくっちゃならないことなんだ!」という悲壮なニュアンス。
「~べき」としてのmustとshouldを比べてみても、mustには強烈な意味があります(shouldは「~しないほうがいい」。mustは「絶対だめ。考えられない」)。
mustはそういう強烈なニュアンスを帯びた語です。
なお、mustには「しなくてはならない」以外にもいろいろな意味があります。
このコーナーでは、時事英単語や、 英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、 イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。
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※イラスト・ 写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件 に基づいて使用しています。
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