Q82: 古い時代の英語は、大まかに3つに分類できます。 次の表の空白(□)を埋めてください。



有史以前 数千年前~ □世紀~ 12世紀~ 16世紀~
proto-Indo-European
(PIE)
Germanicなど無数の言語に分岐 □□□ English Middle English Modern English
印欧祖語 (ゲルマン系などに分岐) 英語 中英語 近代英語





 A:
5世紀 Old English 古英語



有史以前 数千年前~ 5世紀~ 12世紀~ 16世紀~
proto-Indo-European
(PIE)
Germanicなど無数の言語に分岐 Old English Middle English Modern English
印欧祖語 (ゲルマン系などに分岐) 英語 中英語 近代英語


5世紀にゲルマン系(アングロ・サクソン)の人々が今のイギリスに移住し、当時の古いドイツ語のいろいろな方言を話しました。


彼らのゲルマン系の言語のうち、最終的に西ゲルマン系の言語が勝ち残り、のちに英語と呼ばれるようになりました。これがOld English(古英語)です。現在のドイツ語・オランダ語に似ています。


■英国と英語の古代史

・有史以前 
インド・ヨーロッパのどこかで、印欧祖語(現在のインド・ヨーロッパ系言語の祖先)が話されていた。詳細は別項目(英語の「親戚」)。

現在のイギリス(ブリテン島)に誰が住んでいたかは不明

・紀元前500年ごろ ブリテン島にケルト人(Celts)が定住。ケルト語を話していた

・紀元43年 ローマ帝国、ブリテン島を征服。ローマ帝国の一部となる。ローマ人(支配階級)はラテン語

・410年 ローマがブリテン島から退却、もうローマ帝国の一部ではなくなる 

・4~5世紀 ヨーロッパと北アフリカで「ゲルマン民族大移動」

・5世紀 ゲルマン系の人々が移住 →Old English(古英語)

・7世紀以後、キリスト教に改宗、ロ-マンアルファベットが普及

・9、10世紀 北欧ヴァイキングがたびたび来襲、一部占領。→彼らの話す、やはりゲルマン系のOld Norse(古ノルド語)から英語へ流入

・927年 King Alfredの孫がEngland統一





このコーナーでは、時事英単語や、英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。 

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