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Q86: 『ロミオとジュリエット』での有名なセリフ、「私たちがバラと呼ぶものは、他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ」は、英語ではどんな表現でしょうか?
次の空白(□)を埋めてください。
That which we call a rose by □□□ □□□□□ name would smell as □□□□□.
A:That which we call a rose by any other name would smell as sweet.
Juliet by Philip Hermogenes Calderon
That which we call a rose by any other name would smell as sweet.
これは倒置。普通の語順にすると、以下のとおりです。
That which we call a rose would smell as sweet by any other name.
a rose by any other name
(他のどんな名前で呼んでもバラ)
の部分は現代でもたびたび引用され、パロディ表現もたくさん作られています。ぜひ覚えておいてください。
ところで、この「バラはどう呼んでも甘く香る」文の意味はどんなものだったでしょうか?
それは、ジュリエットが、
What's in a name?
(名前というものにはどんな意義があるのか?)
を自問自答したセリフの、答えの部分です。ニュアンスは、『ロミオとジュリエット』(シェークスピア)を読むとわかります。
○ロマンチックなバルコニーのシーン(伊藤サム訳)
JULIET: O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name;
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.
(あぁロミオ、ロミオ! どうして貴方は<わが一族の敵である>ロミオなの?
貴方の父を否定し、名前を拒否してくださいな。
お嫌ならば、私への愛を誓ってくだされば、
私はもうキャピュレットではありませんわ)
近くに隠れていたロミオは、迷います。
ROMEO: Shall I hear more, or shall I speak at this?
(もっと聞こうか、それとも返事をしようか?)
JULIET: 'Tis but thy name that is my enemy;
Thou art thyself, though not a Montague.
What's Montague? it is nor hand, nor foot,
Nor arm, nor face, nor any other part
Belonging to a man. O, be some other name!
What's in a name? that which we call a rose
By any other name would smell as sweet.
(私の敵なのは、貴方の名前だけ。
貴方は貴方、モンタギューではなくても。
モンタギューって何? 手ではないし、足でもないし、
腕でも、顔でも、その他の体の部分でもない。
あぁ、他の名前になって!
名前には、何があるというの? 私たちがバラと呼ぶものは、
他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ)
First Folio (1623)より。スペリング等はこの本でのもの
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That which we call a rose by □□□ □□□□□ name would smell as □□□□□.
A:That which we call a rose by any other name would smell as sweet.
Juliet by Philip Hermogenes Calderon
That which we call a rose by any other name would smell as sweet.
これは倒置。普通の語順にすると、以下のとおりです。
That which we call a rose would smell as sweet by any other name.
a rose by any other name
(他のどんな名前で呼んでもバラ)
の部分は現代でもたびたび引用され、パロディ表現もたくさん作られています。ぜひ覚えておいてください。
ところで、この「バラはどう呼んでも甘く香る」文の意味はどんなものだったでしょうか?
それは、ジュリエットが、
What's in a name?
(名前というものにはどんな意義があるのか?)
を自問自答したセリフの、答えの部分です。ニュアンスは、『ロミオとジュリエット』(シェークスピア)を読むとわかります。
○ロマンチックなバルコニーのシーン(伊藤サム訳)
JULIET: O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name;
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.
(あぁロミオ、ロミオ! どうして貴方は<わが一族の敵である>ロミオなの?
貴方の父を否定し、名前を拒否してくださいな。
お嫌ならば、私への愛を誓ってくだされば、
私はもうキャピュレットではありませんわ)
近くに隠れていたロミオは、迷います。
ROMEO: Shall I hear more, or shall I speak at this?
(もっと聞こうか、それとも返事をしようか?)
JULIET: 'Tis but thy name that is my enemy;
Thou art thyself, though not a Montague.
What's Montague? it is nor hand, nor foot,
Nor arm, nor face, nor any other part
Belonging to a man. O, be some other name!
What's in a name? that which we call a rose
By any other name would smell as sweet.
(私の敵なのは、貴方の名前だけ。
貴方は貴方、モンタギューではなくても。
モンタギューって何? 手ではないし、足でもないし、
腕でも、顔でも、その他の体の部分でもない。
あぁ、他の名前になって!
名前には、何があるというの? 私たちがバラと呼ぶものは、
他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ)
First Folio (1623)より。スペリング等はこの本でのもの
このコーナーでは、時事英単語や、 英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、 イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。
※トップページでは各クイズはランダムに表示されます。 ぜひ何度もアクセスして全部のクイズに答えてみてください。
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※イラスト・ 写真の一部にマイクロソフト社などのクリップアート類を許諾条件 に基づいて使用しています。
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