この布で作った物、販売してもいいの?商用利用可・不可の布のブランドまとめ
ハンドメイドは好きですか? 自分で作るのが好きな方、ハンドメイド作家さんの作品を買うのが好きな方。どちらも多いと思います。
最近では、バザーやフリマ以外にも、オンラインのハンドメイドマーケットも浸透してきて、誰でもハンドメイドの作品を販売することができるようになりました。
ハンドメイド作家さんはもちろん、そうでない方でも、素敵で可愛い布(生地)を見つけたら、何かに仕立ててみたくなりますよね。
そんなとき、ちょっと気にした方がいいのが「この布で製品化して販売してもいいのかな?」という、商用利用についてです。
布は誰かによってデザインされたものであり、著作権はデザイナーまたは販売元が所持していくことが多いので、そこの基準に基づいた上で製品化・商品化をする、ということが基本です。
市販の布(生地)は個人利用のために販売されているものが多いのですが、もちろん、公式に許可されているものもたくさんあります。
ただ、どのブランドの公式サイトにも載っているかと言うとそうでもなかったり。
それで、毎回毎回調べるのは正直すごく手間だし(笑)、そういうのがまとまっているサイトがあるといいなと思ったので、調べてみました。
ほとんどが直接ブランド様・メーカー様に問い合わせをした結果なので、現時点で一番信頼性の高い情報だと思っています!
但し、商用利用についての考え方が今後変わっていくブランドさんや代理店さんもあるでしょうから、製品化目的で布を購入される場合は、お店の方に商用利用可能かどうかの確認をするのが確実ですね。
これから手作りを楽しみたい方や、すでにハンドメイドマーケットに出店しているよという方、バザー販売用に何か作ろうと思ってたという方、などなど、ぜひ参考にしていただけたらと思います。どうせ売るならすっきり気持ちよく売りたいですよね!商用利用とは?
テキスタイルブランドの商用利用まとめ:海外ブランド編
ーマリメッコ(marimekko)
ーLIBERTY(リバティ)
ーSouleiado(ソレイアード)
ーkauniste(カウニステ)
ーKLIPPAN(クリッパン)
ーalmedahls(アルメダール)
ーIKEA(イケア)
ーartek(アルテック)
ーLisa Larson(リサ・ラーソン)
ーBRITA SWEDEN(ブリタ・スウェーデン)
ーWilliam Morris(ウィリアム・モリス)-moda fablic-
ーKippis(キッピス)
ーTilda(ティルダ)
テキスタイルブランドの商用利用まとめ:国内ブランド編
ーsou・sou(ソウソウ)
ーnunocoto fabric(ヌノコトファブリック)
ーnani IRO(ナニイロ)
ーechino(エチノ)
ーKOKKA キャラクタープリント
ー点と線模様製作所
ーadmi(アドゥミ)
商用利用とは?
そもそも商用利用というものは、自分の利益を得る目的で何かを利用するということなので、商用利用不可の布を製品化して販売するのは禁止されています。
ただし、生地そのものやすでにその生地で作られている商品を模倣して生産販売することは違法とされていますが、
実際のところ、商用利用不可の布を製品化して販売することは、著作権や商標権の観点からは違法とも言えないケースもあるようなのです。(商標登録されている生地には、©マークや商標登録番号が書かれていることがほとんどです。)
とは言うものの、どこまで制限されているかわからない商品が多いですし、メーカーさんやブランドさんが、製品化および販売を禁止するとしている以上、購買することはそれに承諾したとみなされるため、無理に製品化して販売するのはやめた方が良いでしょう。
テキスタイルブランドの商用利用まとめ:海外ブランド編
(2022.3.15 更新)
言わずとも知れた、北欧テキスタイルの代表格・マリメッコ。世界中にファンを持つフィンランドのブランドです。
けしの花がモチーフのウニッコ(Unikko)が有名ですが、他にも独創的な柄と巧みな色づかいが素敵な布がたくさんラインナップしています。
テキスタイルだけでなく、ファッションアイテムやマリメッコのデザインを用いた食器などのキッチンアイテム、ポーチや文房具といった小物もたくさん作られています。
マリメッコのオンラインショップページに以下の記載がありました。
・マリメッコの生地は、お客様が個人で楽しんでいただくために販売しております。とのことでした。 ですので、マリメッコの生地は個人で楽しみましょう。
販売目的での二次加工品へ使用するものではありません。
・マリメッコ社、(株)ルック、及びその販売者は、それらに使用されたものに対しては責任を負いかねます。
イギリスにある老舗デパート、リバティ・ロンドンが作っているプリント生地が、有名なリバティプリントです。
リバティ柄とも呼ばれる、小さな花柄をメインとする独特のプリント柄は可愛くてエレガント。
リバティプリントを代表するタナローン生地の他にも、実は多くの種類の生地にプリントされて人気を博しています。
リバティの柄は、春夏コレクションと秋冬コレクションが発表されるほか、イギリスで人気の柄を集めたクラシックコレクションや日本で人気の柄を集めたエターナルコレクションがあります。
リバティ・ジャパンさんに問い合わせをしたところ、
生地小売店でお買上されましたリバティ社の生地をご使用になっての製品制作、販売に関しては弊社からの制限は設けておりません。販売される際は、リバティ社のオリジナル商品との誤解を避ける為、ハンドメイド作品である旨ご記載ください。とのことでした。そして、ご丁寧に注意点も教えていただけましたよ。
1)「LIBERTY」「LIBERTY FABRICS」などのロゴ(商標)についてロゴを用いた表現はご使用になれません。とのことですので、以上のことに気を付けて製品制作すれば個人でも製品化・販売もできそうです。
また、「リバティポーチ」や「リバティスカート」など「リバティ」の形容詞的表現はお控えください。
※「リバティプリント」使用、「リバティ・ファブリックス」使用、などの表現は差し支えございません。
2)ハローキティとリバティ・ファブリックスのコラボレーション生地について
当該商品は、株式会社サンリオより許諾されていない商品の販売は禁止とされております。ご使用をお控えください。
3) 柄の「二次使用」(複製)について
当社所有のデザインを複製、シール、包装紙、マグカップ等を作り出すことは「著作権(複製権)の侵害」となり法律で禁止されております。
(2022.3.15 追記)
ハローキティの他、マイメロディ・リトルツインスターズ・ピーターラビットも製品制作販売禁止のコラボレーション生地となりました。
ソレイアードは、南仏プロヴァンスプリントを代表するブランドです。
独特で繊細なモチーフから作られた美しい模様や、太陽が染めたカラーとも言われるほどに色彩豊かなソレイアードのプリントは、洋服や小物に仕立てるととても上品に仕立て上がります。200年の歴史を持ち、世界中で年代を問わず高い人気を誇ります。
ソレイアードの公式直営店ホームページに以下の記載がありました。
SOULEIADO生地は、SOULEIADO社とのライセンス契約に基づき企画・販売されています。 正規のライセンス商品との誤解を避ける為に、二次加工をして販売される事はご遠慮ください。ソレイアードの布は個人用に製作して楽しみましょう。
フィンランドの首都ヘルシンキを拠点とし、北欧の才能豊かなグラフィックデザイナーと布地制作に豊富な知識を持つクラフトマンが協力して誕生したテキスタイルブランド。
新鮮なカラーと現代的なデザインのアイデアに伝統的な生産技法を組み合わせ、流行に左右されることのないテキスタイルで、日本でも人気上昇中のブランドです。
カウニステさんへ直接問い合わせをしたところ、
「KAUNISTE」の生地等で製作したハンドメイド品を個人でご使用いただくことは問題ございませんが、 「KAUNISTE FINLAND」のデザインに関わる商標権・著作権等の権利は、全て本国の「KAUNISTE FINLAND」に帰属しており、二次加工品への商用利用での使用はお断りさせていただいております。とのことでした。
以前は商用利用OKだったのですが、商用NGに変更されているので、ご注意くださいね。
スウェーデン南西部のクリッパンという村で設立された、北欧の伝統あるテキスタイルブランドです。
ウールを中心に紡績、染色、織り、製造まですべてを自社工場で行っています。
モダンであたたかみのあるデザインと品質の高さを誇るクリッパンは、スウェーデンで知らない人はいないほどの人気ブランド。近年ではブランケットやストールを中心に、日本のクリスマスギフトの新しい定番にもなりつつありますね。
クリッパンさんの正規販売店に問い合わせをしたところ、生地に関しては商用利用禁止とのお返事をいただきました。クリッパン製品の方を楽しみましょう。
アルメダールは、150年以上の歴史を持つスウェーデンのファブリックメーカー。モダン系のファブリックブランドとして有名です。
人、動物、食卓といった生活に根付いたデザインが、北欧の明るく抜け感のある雰囲気を感じさせます。
北欧各国のオフィスや公共施設等では、実際に多くのアルメダールの生地が使用されている光景を目にすることができます。
正規販売店に問い合わせをしたところ、商用利用可能とのお返事をいただきました。
言わずと知れた北欧スウェーデン発祥の世界最大の家具メーカー、IKEA。実はオリジナルのファブリックも販売されています。
人気の北欧プリントがお手軽な価格で購入できるので、特にインテリアファブリックとして人気が高いです。
さっそくイケア・ジャパンさんに問い合わせをしたところ、
お客様がご購入された商品の用途につきましては、イケアロゴの使用、またはイケア公認、コラボレーション商品などと受け取られるような販売が行われない限りにおきましては、原則として、私どもは言及する立場にございません。とのことでした。
ただし、商品加工後に生じた問題につきましては、ご対応いたしかねますことを予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
IKEAの製品ですよ、と記載しない限り、つまり個人的なハンドメイド作品であるという旨を記載すれば、製品化の販売もOKということですね!!
フィンランドの建築家で、欧モダンデザインの思想を構築した一人であるアルヴァ・アアルトたちによって設立されたインテリアブランド。
そのシックでモダンなデザインは、そのどの時代にも通じる廃れることのないデザインで、北欧を代表するブランドとして愛され続けています。
インテリア製品にも使われているファブリックも、シンプルで洗練された雰囲気が印象的です。
正規販売店に問い合わせをしたところ、生地に関しては商用利用禁止とのお返事をいただきました。アルテックの製品の方を楽しみましょう。
スウェーデンの世界的な陶芸家、リサ・ラーソンは、ライオンの陶器やねこのマイキーが有名ですよね。
リサ・ラーソンが生み出した愛らしい動物たちは、陶芸はもちろんのこと、様々な製品になり、世界で親しまれています。
最近は雑誌の付録などでも、リサ・ラーソンのねこがデザインされたポーチやバッグを見かけることがあり、とても身近に感じられます。商用利用はどうでしょうか。
正規販売店に問い合わせをしたところ、下記のようにお返事をいただきました。
ボロス社より出ておりますリサラーソンデザイン生地『Charlie(チャーリー)』と『Twitters(ツイッターズ)』についてのみ商用利用可能です。基本的にはNGとのことでしたが、使える生地もあるんですね!。
リサ・ラーソンの他商品については、商用利用禁止とされております。
(2022.3.15 更新)
3人のデザイナー Margaretha Eriksson、Monica Harrie、Pia Gabrielsson による、スウェーデン発のテキスタイルブランドです。
見ていると元気になる柄の布は、子どもから大人まで人気があります。
正規販売店に問い合わせをしたところ、商用利用不可とのお返事をいただきました。以前問い合わせた時は可能だったため、変更された可能性があります。
モダン(近代)デザインの父と呼ばれ、自然の樹木や草花をモチーフにしたデザイナー、ウィリアム・モリス。
moda社では、モリスのデザインの中から「BEST OF MORRIS」と英国のヴィクトリア&アルベート美術館とコラボレーションしたシリーズを扱ってます。
正規販売店に問い合わせをしたところ商用利用可能な生地とのお返事をいただきました。
・販売時は、ライセンスある製品と混同する表現はお控えください。moda社のモリス生地使用と表記してください。
・ウィリアム・モリスV&Aシリーズは不可 ・moda fabricsの製品であると誤解されるような記載、生地のみみ部分(商標など)をその作品やタグなどに使用すること、生地のデザイン自体をコピーして他の用途に使用することは避けてくださいますようにお願いいたします。
キッピスとは、フィンランド語で「乾杯」の意味。一日の終わり、ほっと解き放たれるような感覚をくれる「乾杯」の瞬間は、日々の暮らしのごほうびのようなもの。
そんなあたたかなひと時をイメージして、デザインを展開しているブランドです。
キッピスの公式直営店ホームページに以下の記載がありました。
2023年9月から商用利用を解禁いたします。(但し、キャラクターなどとのコラボ商品に関しては、商用利用できませんのでご注意下さい。)
(中略)
皆様により楽しくkippis生地をご利用いただくために、以下はお願いとなります。
「kippis」生地にて制作された作品は、バザーなどのイベントや、ハンドメイドサイトなどweb上で販売いただけますが、販売の際はkippisの商品とお客様が作られた作品との区別のため、下記の点にご注意いただきますようお願いいたします。
※ご注意
・個人のお客様が対象です。企業様による営利目的の生産及び販売はお控えください。
・「kippis」のロゴはご使用いただけません。 また、オリジナルのkippisロゴの作製及び生地の耳に入っているkippisのブランドネームをロゴのように使用することもお避け下さい。
・販売の際は、個人的なハンドメイド品、手作り作品であることを明記していただくようお願いいたします。
・作品の説明において「kippisポーチ」「kippisバッグ」などの表現はお避けください。「kippis生地使用のポーチ」といった表現であれば問題ございません。
・kippisブランドの商品の中で、商用利用していただけるアイテムは、株式会社ツクリエから発売している生地のみとなります。
ただし、商用利用によって生じるすべての問題については、「kippis」および弊社は一切責任を負いませんので、予めご了承いただきますようお願いいたします。 また、「kippis」のデザイン(柄)を複製すること、シールや包装紙などを作ることは著作権の侵害となるため、禁止されております。
トーン・フィンナンジャーがデザインするブランド。時代の流れを取り入れながらも、自分らしいスタイルは崩さずに個性的で、ユニークなデザインが特徴です
正規販売店に問い合わせをしたところ、以下のお返事をいただきました。
・ティルダの生地は商用利可能なのですが、下記の様な条件がございます。
OK例:「Tildaで作ったワンピース」、「Tildaの生地使用 ポーチ」など。コレクション名、生地名の記載もOK
NG例:「Tildaワンピース」、「Tildaポーチ」Tildの既製品のような書き方は、NGです。
また、商品説明欄等に下記の但書きの明記が必要です。 「ブランド生地を使用していますが、ブランド商品ではありません。商用利用の許可を得ているハンドメイド商品です。」
テキスタイルブランドの商用可否まとめ:国内ブランド編
『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を積極的に用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開する京都のブランド。
テキスタイルデザインは、マリメッコのデザインを手がけたこともある、脇阪克二氏が務めています。
地下足袋や和服、子ども服などの製品も人気です。
ホームページの一番下に「当該著作物を無断で使用(複製、送信、頒布、譲渡、翻案等)することは禁止されていますのでご注意下さい。」との記載がありましたが、製品化販売について問い合わせてみたところ、
弊社テキスタイル生地の使用につきまして、たいへん恐れ入りますが、製品化して販売する事は禁止しております。とのお返事をいただきましたので、sou・souさんの生地を使う時は個人で楽しみましょうね。
デザイナーズファブリックの通販サイト「nunocoto fabric」。(当店です!)
「布で彩る、まいにちの暮らし」をコンセプトに、たくさんの布・生地を販売しています。
水彩画のようなデザインやコラージュされたテクスチャが美しいデザインなど、北欧テイストからシンプルボーダーまで、クリエイターが手掛けたプリント生地が3000種類以上!生地の種類も選ぶことができます。
どのデザインも均一の値段設定の上、サイト内に無料型紙も多数公開されているので、気軽に布を購入して、もの作りを楽しむことができます。
さらに、布を使った大人服や子ども服、小物などの作り方紹介や無料の型紙(パターン)も日々追加されていますよ。
製品化および販売についてはこちらにも詳しく記載しています。
当サイトnunocoto fabricで販売している生地はすべて商用利用可能です。
催事・バザー・オークション・ハンドメイドサイト・個人のオンラインショップなどでの販売用アイテムの製作にそのままご利用いただけます。
その際、特に「nunocoto fabric使用」といった記載も不要です。
◎nunocoto fabricの新着生地・テキスタイルデザイン一覧はこちら (2018.10.8 執筆)
大手の手芸用品店でも売られているため、目にすることも多いのではないでしょうか、デザイナーの伊藤尚美さんが水彩タッチで描くnani IROさんの生地。
特にダブルガーゼのラインナップが豊富で、ベビーアイテムの手作りにぴったりですよね。うちのスタッフの中にもnani IROさんの生地のファンは多いです^^
流通量も多いためか、こちらの生地で作られたアイテムをハンドメイドマーケットサイトでときどき見かけることがありますが、正式には商用利用はNGのようです。
製品化販売についてはホームページに記載されていました。
nani IRO Textile において、著作権は作家伊藤尚美と、製造販売元(株)コッカにあり個人、または団体が許可なく、nani IRO Textile を製品化販売することは認められておりません。BEAU Yin Yang、Naomi Ito colorsは個人での手作り販売が可能です。ということは基本的にはNGですが、BEAU Yin Yangさんは商用利用OKなのですね!
(2022.3.15 更新)
テキスタイルデザイナー古家悦子さんによる、心躍るようなデザインのテキスタイルブランド。
鮮やかな色彩と、植物や動物、自然や様々な瞬間からイメージしたモチーフ、パターンからストーリーを感じる世界を表現したテキスタイルは、国内外で多くの人々に愛されています。
coccaさんではechinoさんの他にもたくさんのデザイナーとコラボをしており、それらの商品の製品化販売についてはホームページに記載されていました。
(生地名がかかれた上で)上記の「商用利用NGの生地」以外は、個人の販売範囲内であれば全てOKです。ということでした。
echino(エチノ)などのデザイナーズ生地で、過去に販売していた生地の耳に”商用利用不可”の印字がある生地も、上記以外の生地でしたら今現在は商用利用OKとなっています。ぜひコッカの生地を使用して、ハンドメイドを楽しんで頂けましたら嬉しいです。
※ご注意※ そのため、テキスタイルブランド名(シリーズ名や作家名)を表記しての販売は不可となっております。
例:NG「echinoテキスタイルポーチ」
OK「カラフル生地のポーチ」など
また、あんぱん柄の生地で人気の「MUDDY WORKS by tomotake」に関しては、カフェなどで販売をお任せする「委託販売」はお控えください。ハンドメイドマーケットや各種イベントなどで製作者ご本人が直接販売を行う個人間のお取り引きでしたら問題ございません。
echinoというブランドを含め、いくつかラインナップがあるようです。詳細はホームページをご覧くださいね。
(2022.3.15 更新)
こどもたちが大好きなディズニーやきかんしゃトーマス、サンリオやトミカなど、色々なキャラクターの生地の発売元、コッカ株式会社です。
製品化販売についてはコッカさんのホームページに記載されていました。
著作権管理者様との契約上、個人の方が製品化し販売することを禁止させて頂いています。キャラクターの布を製品化して販売するのは厳しいのかな、というイメージがありましたが、やっぱりNGでしたね。
ですので、コッカさんに限らず、キャラクターの布は個人で楽しむのが良いですね。
北海道の模様作家、岡理恵子さんによるブランド。
普段の生活で目にした風景や記憶の中にある情景などを題材にした作品たちは、独特のトーンで多くのファンを魅了します。
以前は商用利用不可でしたが、2019年より可能になったようで、HPに以下の記載がありました。
【点と線模様製作所が販売するもので商用利用が可能なものについて】
点と線模様製作所が販売する生地を加工して作ったもののみ可
【商用利用不可のアイテム】
〇生地やハギレ
〇ケミカルレース等の素材を使用して作るアイテム
〇アクセサリー、缶バッジ、くるみボタン
〇当ブランドの柄のスキャン、印刷は禁止
〇柄を参考にしたものを作成し販売及び販売促進に使用することも禁止します
例)柄を撮影やスキャンした画像・素材を使ったプロダクトの販売
〇当ブランドの商品と酷似したアイテム
〇商品のデザインに柄の要素が多く含まれるアイテム
例)ハンカチ、スカーフ、ストール
【販売の際のおねがい】
商用利用される場合は、当ブランドの製品と間違われるような行為は禁止します。
下記の内容をお守りください。
〇「点と線模様製作所の生地を使用。点と線模様製作所のオリジナルの製品ではありません」という文言をわかりやすく表記すること。
〇ブランドのロゴの使用は禁止。
〇当ブランドの生地ではないものを「点と線模様製作所の生地使用」と書いて販売するのはおやめください。
〇販売形態が法人、企業、小売店が製造販売する場合は、このガイドラインには当てはまりませんので企画される段階でメールにてご連絡ください。企画を拝見したうえで検討をいたします。
(2022.3.15 更新)
テキスタルデザイナーの堀千春さんによる、木版プリントとインド綿にこだわったテキスタイルブランド。
admiとは、ヒンドゥー語で「ひと」という意味で、人と人、心と心、手と手、いろいろな意味での「つながり」をいつも忘れないように、という思いをこめているそうです。
手仕事の温かみとほっこりしたデザインで、子ども服から大人服・小物作りまでと、オールジャンルで使いやすい生地が多くそろいます。
製品化販売については、ホームページに「ファブリック商用利用ガイドライン」として記載されていました。
(当ブランドの生地は、全てのデザインがオリジナルであり、そのデザインには著作権があります。「ファブリック商用利用ガイドライン」に同意・厳守頂いた上で、商用利用ください。又、商用利用を許可するのはファブリック(生地)のみであり、その他の商品やデザインの商用利用は禁止させていただきます。 当ブランドはオリジナルのプロダクトを制作販売しておりますので、消費者に制作販売元が分かりやすいように表示をしてください。ガイドラインは不定期で改正いたしますので、本オンラインページをこまめにご確認ください。ファブリック商用利用ガイドラインにかなり細かく記載されているので、admiさんの商品を商用利用されたい方は、ぜひガイドラインをご一読ください。
製品化の際に気を付けたいこと
実際には上記にあげたもの以外にももっともっとたくさんのテキスタイルブランドさんがありますが、人気のブランドを中心に問い合わせした結果をまとめました。
少しでもお役に立てましたでしょうか。
上記の中には商用利用OKの布・テキスタイルのブランドがいくつかありましたね。
ですが正規取扱店によっては、ブランドさんの意向に関わらず、ショップ(販売店)として、取り扱っている生地は全て商用利用不可としているお店もあるので注意しましょう。
購入する際は、その購入ショップの「よくある質問」や「商用利用について」などのガイドページをよく読んでからにしましょうね。
また、商用利用についての考え方が今後変わっていくブランドさんもあるでしょうから、製品化目的で布を購入される場合は、お店の方に商用利用可能かどうかの確認をするのが確実ですね。
私たちも、変更があればできる限り情報を更新していきたいと思います。
ブランド・ショップへの問い合わせのしかた
サイトにも注意書きが書いていないけど、念のためにクリアにしておきたい、と思ったら、直接お問い合わせしてみましょう。
お問い合わせはメールが基本です。
「どんなものを作る予定なのか」「誰向けにどんなところで販売する予定なのか」などをできるだけ具体的に記載すると良いですね。
もちろん、自分の名前と連絡先を明記するといった最低限のマナーはお忘れなく、です。
nunocoto fabricで購入した布(生地)を使った製作物の販売について
上記にも記載していますが、nunocoto fabricで販売している布はすべて商用利用可能です。
「nunocoto fabric使用」といった記載も付けていただかなくても大丈夫です。(付けていただけるのはすごく嬉しいです!)
そして、nunocoto fabricでは無料でソーイングの型紙[製図・パターン]を公開しています。さらに、それを参考にして作った製作物の販売も自由です。
実はこれってすごいことなんです^^
こんなものから
こんなものまで。
どの生地で作ってもそのまま販売OKです。
というわけで、これからも気持ちよく、ハンドメイド作品を売ったり買ったり楽しんでいきたいですね。