先月、仕事で上海、蘇州、江蘇に行ってきました。アジア最大、世界でも十指に入る規模の製紙工場を取材しに行ったんですが、いやぁ、驚くほど大きかったです。工場も機械も紙も。単一銘柄だけをドドーンとつくるその姿勢は、脅威を感じました。恐るべし、中国。その模様はまたいずれ。詳細なレポートは『デザインのひきだし12』でも予定しています。
その往復は当然、飛行機に乗って行ったわけですが、行きは成田から上海浦東空港へ。帰りもその予定だったのに、急遽変更。なぜか? ふふふ、帰ってくる10月21日は、羽田空港の新国際線ターミナルがオープンの日。あたらしもの好きの私としては、こんないいチャンスを逃してなるものか! と、フライトを変更して、上海の虹橋空港から羽田への飛行機に乗ったのでした。
虹橋空港でも、新しいターミナルオープンを祝って、ノベルティが配られました。といっても付箋だったけど......。正直、ここで付箋をもらってうれしいかな? とかなり微妙な感じでしたが、ただでもらったんだし、文句はいうまい(言ってるけど)。
飛行機の中では、特に何もなかったんですが、唯一、機内で配られる飲み物の中のコカコーラが、新国際線ターミナルオープン記念缶になっていました。普通は、缶から紙コップに注いでくれて、缶はもらえないのですが、実は家人が飛行機や鉄道など乗り物マニアでして......。この缶、欲しいだろうなと思って、「開けずに缶ごとください!」とお願いして、家まで持ち帰りました(これがこの出張の唯一のお土産となりました・苦笑)。
その往復は当然、飛行機に乗って行ったわけですが、行きは成田から上海浦東空港へ。帰りもその予定だったのに、急遽変更。なぜか? ふふふ、帰ってくる10月21日は、羽田空港の新国際線ターミナルがオープンの日。あたらしもの好きの私としては、こんないいチャンスを逃してなるものか! と、フライトを変更して、上海の虹橋空港から羽田への飛行機に乗ったのでした。
虹橋空港でも、新しいターミナルオープンを祝って、ノベルティが配られました。といっても付箋だったけど......。正直、ここで付箋をもらってうれしいかな? とかなり微妙な感じでしたが、ただでもらったんだし、文句はいうまい(言ってるけど)。
飛行機の中では、特に何もなかったんですが、唯一、機内で配られる飲み物の中のコカコーラが、新国際線ターミナルオープン記念缶になっていました。普通は、缶から紙コップに注いでくれて、缶はもらえないのですが、実は家人が飛行機や鉄道など乗り物マニアでして......。この缶、欲しいだろうなと思って、「開けずに缶ごとください!」とお願いして、家まで持ち帰りました(これがこの出張の唯一のお土産となりました・苦笑)。
そんなこんなで2時間ちょっとで羽田空港・新国際線ターミナルに無事到着。飛行機を降りて、建物に入ると、やはり新しくてきれい。シャルル・ド・ゴール空港か関西空港かというような、斜めに立ち上がったガラスばりの建物は、広々して快適。
そこを抜けて、入国審査、検疫、バケッジクレームと、まだ到着便が少ないとはいえスムーズで、飛行機をおりてからものの15分ほどですべて終了。いやぁ、成田など、国際線の空港でこんなに早く出られたのは初めて。
そしてそれ以上にすばらしかったのは、空港を出ると、京浜急行の乗り場に直結していて、エレベーターでスルッとおりたら、そこはもう京急のホームだったこと。飛行機着陸から30分もかからず、帰りの電車に乗れるなんて! すばらしい!!
と、諸手を上げて褒めちぎっているように思えますが、実は気になることもちらほら。基本的にはすばやく帰れていいのですが、細部に関しては「えーっ」と思うことがありました。
まずは、案内表示板。飛行機を降りたところからすぐに、到着口はこちらとか、バケッジグレームはこちらとか、さまざまな案内板があるわけですが、これがせせこましい! ん? せせこましい? 見づらいじゃなくて? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ホントにせせこましいんです。
案内板には日本語の他、ハングル、中国語、英語が併記されているので、ただでさえ、要素が多いのに、案内板を留めているビスのようなものが、デザインのアクセントになっているのか、すごく目立つように配置されているんです。
写真を撮るのを忘れてしまったので、ネットで探してみましたが、小さめの案内板のものしかありませんでした。
< http://haneda.keizai.biz/photoflash/94/
>
四隅にビスのような丸いものが見えますが、もっと横長な案内板になると、ビスがひとつに8個とかより多くなっていて、文字の多さと合わさって、なんともゴチャゴチャして見えます。このビスみたいなの、ない方が情報がすっきり見えるのに......。
それ以上に気になったことは、トイレ。入ってドアを閉めると、そこには鍵の掛け方からドアの開け方などが、すべて文字で説明されています。ドアは一般的な引いたり押したりするタイプではなく、外側から押すとドアの真ん中で折れて開くタイプ(飛行機内と同じタイプ)。
そのために、内側からはドア右側にある取っ手を引っぱって開けるのですが、それの説明がされています。鍵もどちらにまわすと開くのか閉じるのかの説明が文字で書かれています。おまけに、水を流すところが2カ所あり、それにも説明がついています。
うーん、こんなに説明を読まないといけないトイレは初めてだ。一緒に行った人も、トイレから出て来たとたん「なんて説明の多いトイレなんだ!」とびっくりしていました。文字での説明がなくても使えるトイレにできないものなのか。とほほ。
他にも敷いてある絨毯がなんでこんな色なのかとか、到着口出たところの椅子はなんとかならないのかとか、いろいろ思うところはありましたが、都心に近く、便のいい空港は大歓迎。韓国のインチョン空港に日本のハブ空港を奪われているのは悔しいので、羽田空港・新国際線ターミナルには頑張ってほしいのだ(だから、トイレはもっとわかりやすくして!)。
【つだ・じゅんこ】[email protected]
twitterのアカウントは@tsudajunko
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< http://www.bs-asahi.co.jp/style/theme.html
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