動画対応 iPod で幸せになる秘訣
超簡単! 1クリックでYouTubeをiPodに転送する方法
iPodは、音楽だけのものと思っている人も多いようだが、僕の使い方はもっぱらDVD鑑賞だ。80GBの容量を持つiPod classic に、DVDの映画作品が少なくとも30本は入っている。2時間程度の映画なら、およそ1GBのファイルに変換できるので、入れようと思えば、80本近く持ち運ぶことができる。画質、音質共に申し分ない。
DVDをiPodにいれるためには、動画ファイルに変換する必要がある。変換ソフトは、いろいろあるが。HandBrakeが一番使いやすい。Windowsはもちろん、Mac OS Xにも対応している。
操作はとても簡単だ。以下、画面はMac OS X版だ。Window版だとここまで美しいインターフェイスではないし、若干使いにくいが基本は変わらない。
まず始めに、HandBrakeを立ち上げて、DVDソフトをドライブにいれる。すると読み込み先のソース(DVD)を指定することが要求されるので、DVDソフトを指定しよう。すると、さまざまな情報が読み込まれ、以下のようになる。
iPod向けの設定が画面右のプリセット一覧にあるので「HB-iPod」を選択しよう。そう、お気づきの通り、このソフトは、さまざまな機器向けのファイルを書き出すことができるのだ。画像の劣化無くファイルに変換できるので、DVDのバックアップに使う人もいる。
あとはファイルの保存先と指定して。「Start」ボタンを押せば、あとはおまかせでいい。
注意点は、DVD全体をまるごと保存するわけではないので、広告やメニューは書き出されない。字幕も自動では含まれないので、DVD字幕を表示させたいときは、下のように「Audio & Subtitle」を選んで、字幕の種類を選ばなければならない。下の例は、英語の作品の日本語字幕を選択したところ。
ファイルへの変換は、パソコンのCPU性能に大きく依存する。早い物なら2時間映画を1時間くらいで変換するが、中には3〜4倍の時間を要することもある。
ファイルができあがったら、iTunesを立ち上げて「ファイル」メニューから「読み込む」を選択して、DVDのファイルを選択しよう。無事読み込めたらiTunesの「ムービー」で再生できるようになり、次回シンクロでiPodに転送される。もちろん、新しい「iPod nano」でもOKだ。
この記事の対象機種
- PC:WindowsまたはMac OS X、CPU性能が高いほど良い
- iPod nano
- iPod Classic
- iPod touch
【関連URL】
・HandBrakeの使用方法と映像比較(玄人向けだが詳しい。ただしソフトのバージョンがかなり古い)
超簡単! 1クリックでYouTubeをiPodに転送する方法
さて、引き続き、YouTubeの動画を、1クリックでiPodに転送する方法を紹介しよう。とはいえ用意するのは1つのソフト「Tube Sock」。WindowsもMac OS Xにも対応するが、Mac OS Xはバージョンが新しく、インターフェイスも良くなっているのでこっちを紹介する。
Mac OS Xの場合は、ソフトを「アプリケーションフォルダ」に入れるだけでインストールが完了する。すぐさまソフトを起動してみよう。
画面はこんな感じ。ご覧いただいているとおり、YouTubeの動画のURLを貼り付けるだけで、このソフト上で再生することができる。おもしろかったら「Save」ボタンを押せばいい。変換が終了したら、自動でiTunesの「ムービー」フォルダに転送される。次回、iPodシンクロ時に転送される。
ただ、これだけだと「1クリックで転送」というのが嘘になる。そこでファイルメニューの「Integrate with Safari」を選択すると、ブックマークレットが表示されるので、ブラウザのどこかに登録しておこう、YouTubeのサイトの中で気に入った動画があれば、そこでこのブックマークレットを起動すれば、1クリックでTubeSockが変換を開始してくれる。
なお、このソフト、30秒以内の動画なら無料版で転送できるが、それ以上の動画を扱いたい場合は15ドルで登録する必要がある。
【出典】
・http://www.metamix.com/334.php
・http://www.metamix.com/333.php