在宅介護が始り、介護サービスを利用するようになってきた時に、特に認知症を患った高齢の親御様の在宅介護を担う立場であれば、判っておかなければいけない違いがあります。 それが、『生活』と『暮らし』の違い。 一例を挙げましょう。お家で焼きそばを
ご高齢の親御様への介護は心を強く逞しくする道徳です。
実母・要介護3。岳父・要介護4。岳母・要介護3。10年以上に渡り、親の在宅介護に全ての力を尽くし、最期を看取りました。親御様の在宅介護で、今を頑張る貴方へのエールをポストしています。
認知症介護は『生活』と『暮らし』の違いが判っていないといけません
在宅介護が始り、介護サービスを利用するようになってきた時に、特に認知症を患った高齢の親御様の在宅介護を担う立場であれば、判っておかなければいけない違いがあります。 それが、『生活』と『暮らし』の違い。 一例を挙げましょう。お家で焼きそばを
ご長寿の方々の会話を覗いてみませんか?≪おっぱいの話≫@デイサービス
この記事は、ぜひ世の子育て中のお母様方にも聞いていただきたい内容です。 介護施設と聞くと誰もが通いたいとは思っていないでしょう。 ただ、別な側面から見ると普通に社会の縮図です。 人同士の現実的なコミュニケーションが活発な場所です。発語でき
私の初めての在宅介護となった実母の介護では、主としてデイサービスのお世話になりました。 週に数回の頻度で、私のレスパイトの必要性に伴うものでした。 年老いた親御様の介護サービスについて、実際に直面するまではネットの情報でその現実を想像する
書籍紹介 書籍名:70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:角川新書 読ませてもらって 私の三度目の介護となる岳母にお渡しした書籍の一冊です。 そして、岳母にとって、その人生で最期に手にした
母がデイサービスに伺う初日を迎えます。とても不機嫌そうなご様子から、行きたくないんだなぁ、というのが伝わります。 もうひとつは、緊張感です。実社会で百戦錬磨の母も、やはりご年齢からでしょうか、若干、構えてしまっています。 初めての場所で、
例えば、結婚に際して、私は、男性なので伴侶となる女性を選びます。女性であれば、伴侶となる男性を選びますね。その時に、何を基準に選びますか? 人生は、至る場面でパートナー選びが発生します。仕事のパートナー、チームメンバーとしてのパートナー、
施設見学を終えると、これまた待遇よく施設の社有車で母と私を自宅まで送り届けてくれます。 でも、これは非常に大切な体験です。というのも、介護の現場で用いられる車内は、デザインが違うのです。要は介護仕様。揺れでケガをしないように手すりが設置さ
認知症を患った実母の介護では、私のレスパイト、睡眠時間の確保のためにデイサービスに通ってもらうことをお願いしました。 そういうことならと、実母も快く承諾してくれました。 とはいえ、母と私にとって、介護施設の力を借りるというのは、どういうこ
在宅介護で介護サービスを受けるにあたっての考え方をお伝えしていますが、この記事は、その締めくくりのサブジェクトになります。 そもそも在宅介護において、その時間、空間、経験は、年老いた親御様と介護するの子による共同創造の無形物です。 現代風
実際に介護サービスの提供を受けるにあたり、必ず肝に銘じておかなければいけないことがあります。 それは、ひとりの高齢者が介護サービスを受ける上で、相当額の支援が国から支払われている現実です。 このような国は、世界を見渡してみても、非常に少な
あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか?
まだ、私が、年老いた親を介護する意義について、まったく無知だった昔のことです。 付き合いがあったケアマネージャーから、こう言われたことがあります。 『 あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか? 』 このフレーズを聞い
在宅介護は親が最期を迎えて終わります。 身もふたもない書き方で申し訳ないですが、これが現実です。この最期に及んで親御様が達すべき目標が判らないようであれば、どんな資格をお持ちであれ、その介護従事者はプロフェッショナルではありません。 介護
信頼できるケアマネージャーと契約を終えると、ケアプランを作成します。 高齢の親御様の介護であれば、親御様の希望、家族の要望、その家庭に相応しい介護サービスを、いつから、どの程度の頻度で、どこの事業者が提供するのかを計画します。 私は、最初
認知症を患った母の在宅介護をする家庭環境を立ち上げていく上で、最初に家族の結束が出来つつあるなら、外部環境の力を借りられる準備ができたと言えます。 役所の地域包括センターで、介護保険申請をすると、認定調査員が来宅して、母の様子をチェックし
在宅介護家庭のクオリティによって介護サービス環境の質は決まる
さて、ここまで私の実母が認知症を発症するところから、私のパートナーの協力を得て、在宅介護の始まりの始まりを投稿してきました。 大事なのは、まず在宅介護を始めるにあたって、パートナーとの仕事、家事、介護の分担を決めること。 次に大事になって
認知症を介護する家庭の作り方|精神的支柱として頑張ってください
認知症をはじめ、罹患するさまざまな病に対して、日本の医療と介護の体制は、世界のどの国と比較しても素晴らしいものがあります。 しかし、自分の親御様にベストな医療と介護の体制は、どう構築すればよいのか。 この課題に対して正解を出せるのは、介護
親御様が認知症を罹患したとします。 ご本人は、認知症を患った現実が判らないと思いますか? 答えは、ノー。 認知症と診断されて、それがハッキリした時、もっともショックを受けているのは本人です。 私の母の場合、日常から毅然としていた生活態度で
説明できますか? なぜ、パートナーもまた、あなたの親御様の在宅介護に協力しなければいけないのかを。 年老いた親御様の在宅介護が必要になると、真っ先に思い起こすのが、ケアマネだとか、デイサービスだとか、外部のヒューマン・リソースによる介護サ
新天地で、新居に、しばらく一緒に住んでなかった母、お付き合いは長くても本格的な同居の無かった私と家内、もちろん、母と家内は初めての同居になりますが、そんなお三方が一緒に暮らし始め、しかも母が認知症を患っているという状態から、在宅介護が本格
認知症の確定診断が出た後も、母と私、そして家内の三人の暮らしがバタバタと続いていくことになりました。 母を虐待から切り離すために新居を借りたのですが、物件を探し始めた当初は、まだ認知症症状を発症していませんでした。 なので、特段、介護を強
母と私で認知症の確定診断ができる病院へと向かいます。 どのような検査を行うのか事前に聞いていなかったので、若干の不安がありました。 名前を呼ばれて、診察室へと母と二人で入ります。虐待があったことを含め、ドクターにこれまでの経緯を説明しまし
親族による虐待から縁を断ち切ろうと、これから母と私で一緒に暮らす新たな新居が決まり、その立ち上げに追われていた頃です。 新居の準備のために、母の傍から離れなければいけない数日がありました。 そのわずかな数日の間に、親族からの虐待に狙われま
絶望の学び方って知っていますか? それは、絶望に瀕するしかありません。 誰もが避けたい現実のはずです。 しかし、絶望を知らなければ、本当のリジリエンスは身につきません。 リジリエンスとは、復活への強靭さです。 2024年に能登半島は、地震
高齢者虐待をはじめ、犯罪、暴力、扇動、誹謗中傷をする人間は、弱い。 今の日本の新聞、テレビ、汎用ネットニュースメディアもまた、真実、事実を報じない利権のための扇動の道具に成り果てています。 弱いものが、より弱いものを扇動の道具に使います。
年老いた親御様への献身や貢献も出来ないような人間が会社で組織やチームに献身や貢献ができるとでも?
世間では、もう骨の髄までしみこむほどに言われている言葉が、『仕事の介護の両立』です。 この発想をしている限り、両立させられるものも両立させられません。 中学、高校レベルの勉強とクラブ活動の両立、それと変わらない次元です。 仕事をオンとオフ
この地球上を見渡してみると、私たち人間の他に、魚、虫、動物など多くの種類の生命が存在します。 どうして自分が人間の姿かたちをしていて、あなた方は、アリや、蝶や、蜘蛛なの? 私が幼い時に抱いた疑問です。 それから何十年もの時間が過ぎました。
ブログ・カテゴリーの変更、それは介護と仕事の活かし合いにフォーカスします。
平均寿命が短くなれば日本は再び輝きますか? 『年老いていく親御様の在宅介護に、世の中の人達がどの程度関心があるだろうか?』 私が、本ウエブ・サイトを開設した当初の疑問です。 しかしながら、私の記事に対して、徐々に興味を持ってくださって
奴隷になりたいですか? 私は、嫌ですね。 あなたは、どうですか。 もし、国や、誰かの奴隷になるのが、もう大好きとおっしゃるなら、親の介護なんておやりにならないほうが賢明です。 年老いた親を、さっさと施設に入所させて、とっとと逃げ出すべきで
令和の時代になっても絶えないオレオレ詐欺。 ストーリーが巧妙になり、騙される人が後を絶ちません。 当初のストーリーは、高齢の親御様の子供が、『オレオレ』といって電話をしてきて、アクシデントでお金が必要になったので用意して欲しいという内容で
高齢になれば、身体は弱くなります。 しかし、強くなるところを見落としてしまっています。 それは、心です。 それを清らかにして静かに虐待に対処していきます。 年老いた親御様が子から虐待を受ければ、落胆するはずです。 でも、それでは心が清らか
介護保険制度は家族であれば誰でも申請できてしまうのが大問題です。 家族の中に悪意のある人間がいないとでも思っているのでしょうか? でも、いるんですよ、それが。それが判らないから親バカといわれるのです。親は子供を信じてやるのが仕事かもしれま
命に別状なく、重大な疾患なく退院できた母は、当時の生活環境にケジメをつけて私との生活を希望します。 どのご家庭でも同じですが、親子の関係でも良い時期があったり、悪い時期があるものです。 母と私の関係でも振り返ればいろいろありました。 しか
日本中に東日本大震災の影響が残る最中なの正月に母は救急搬送され入院しました。 それ以前から、母の生活に危機が迫る足音は聞こえていました。 母とは電話でよく話をし、また私の事務所にもよく立ち寄ってくれましたから。 しかし我慢強かった母も、こ
いま振返れば、あの時がターニング・ポイントいうご経験は多いはず。 そんなターニング・ポイントは決して喜ばしいこととは無縁です。 東日本大震災をきっかけに、東京でも震災の影響は色濃く、人々の心理に影を落としていた頃です。 水道水の放射
初めての介護。 あなたにとって、どのような経験を思い出しますか? 私にとって初めての介護は、私の実の母親が、母にとっては義理の父親にあたる私の祖父を介護している姿でした。 まだ私が小学生だった頃です。 今でいう認知症ですが、当時はそのよう
さて、私にとって三度目となった岳母の介護ですが、集大成といえる取組となったのはマインドフルネスの導入です。 岳母と気づきの実践を日常に取り入れることで、認知症への恐れはなくなりました。 認知症を患った親御様の介護をした経験のある人なら判り
家庭を築くというと、ご夫婦が子供を育てるイメージが一般的です。 しかし、年老いた親御様の在宅介護では、そのイメージとは異なります。 高齢の親と子で力を合わせて、新たな家庭を築いていくイメージが必須です。 しかし、その創造性が欠如しているの
介護という言葉。AIとの議論で導く差別的でない使用は世界を変える。
この記事は、在宅介護に頑張る方々、介護関係の仕事に携わる方々、すべての方々に目を通してほしいと思います。 そして、三度目となる岳母の介護では、岳母に接する姿勢としても最も注意を払ったからなのです。それは≪ 介護 ≫という言葉を使う時、その
そもそも、一般的に広まってしまっている≪ 介護 ≫という言葉は差別的です。 親御様の介護であれば、親御様が心身ともに弱っていないといけません。 つまり、弱者とみなす存在がいないと成り立たない言葉が≪ 介護 ≫です。 そのため、もし本当に
在宅介護で親と子によるマインドフルネスの実践は、さまざまな在宅介護シーンで有益です。 今日、お伝えするのは親の体調で不調に気づき、改善するアプローチです。 体調があまりすぐれないといっても、病院に行くほどでもないけれども、改善したいといっ
ウエブ・サイトを開設してから、半年強の時間が経過しましたが、お陰様で徐々にサイトへのアクセスが増えております。 これからもお役に立つ記事をアップデートしていく所存ですので、ご活用いただければ幸いです。
初めて年老いた親の在宅介護をやると経済的に苦しくなるかもしれません。 でも、そのような苦しい気持ちを在宅介護の経験の無い友人に打ち明けるのはやめましょう。 ≪ 働いた方がいいよ ≫と言われるのがオチです。 これは、あなたがペンだとしましょ
毎朝のルーティンとして、ティッシュペーパーによる折り鶴が日課になった岳母。 マインドフルネスで、最も重要な≪ 気づき ≫の実践を抵抗感なくクリアしてくれました。 ≪ 折る、折る、・・・ ≫ 自分の動作への気づきが出来るようになると、日常生
一日をマインドフルネスでスタートさせる80代の高齢者は、そう多くないでしょう、きっと。 マインドフルネスを学ぶなら、真剣にやる、その姿勢はとても大切だと学んでいます。 スマホでアプリ化されているので、お気楽さが手伝って、マインドフルネスが
今では市民権を得た言葉として広く知れ渡っているマインドフルネス。 でも、その内容を聞いてみると理解されている人は少ないようです。 『知ってるよ。呼吸に集中するやつでしょ!』 間違ってはいないのですが、表面的なお答えです。 まず、マインドフ
ありのままに見て、というフレーズを使う人は多いですが、そのフレーズの中身は主観です。 ありのままに言って、このお米は美味しい!こんなフレーズは、主観の塊、単なる感想か、妄想です。 認知症を遠ざけるには、脳を活発にするのが大事だとよく聞きま
晩年に湧き出る問題や課題の数々。 感じていらっしゃる方も多いです。 その問題や課題を解決するコツは、どうにかしようと思うのではなく、手放す。 晩年になって学び、気がつかなくてはいけないのは、どうにかできる現実など一つも無いという事実の発見
書籍紹介 書籍名:無常の見方・苦の見方・無我の見方 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:サンガ新社 読ませてもらって 以前より、サンガ出版より出版されていたこの三冊。 サンガ新社に出版社が生まれ変わり、表装も新たに読みやすい書籍の大
『認知症? おそらく罹患しないでしょうね。』 最近の私の口癖に近いものがありますが、認知症の話題になると誰に限らずこのように答えます。 驚かれますが、その理由を次の記事を持ち出し、解説すると納得してくれる人も多いように見受けます。 三度
岳母の在宅介護では、≪ 介護を必要としない介護 ≫を目指しました。 具体的には、まず認知症に罹患しない、させない。これが生活のクオリティ(品質)を守り、高める目標です。 この目標から次の行動が派生します。 介護サービスは利用しない。 当た
在宅介護は、トップに立つための必須科目であり、もし、トップの立場を預かるならば必ず経験しなくてはいけません。 なぜか? 逆説的に考えてみましょう。 本能という言葉があります。 ライオンや、トラといった動物を想像すると判りやすいですね。 自
品質保証、品質管理をご存じでしょうか? モノ作り、アプリケーション・ソフト、各種サービスを世の中に提供するにあたって、誰もがそのモノや、サービスを安全に、そして安心して使えるようにする取り組みです。 企業の品質にかかる組織部門は地味ですが
認知症さえ遠ざければ、在宅介護ははるかに楽になります。 例えば、癌に罹患したとして、認知症がなければその治療へのアプローチに専念ができます。 一方で、認知症を抱えた親御様が、さらに癌に罹患したとなると外科的手術、放射線治療、化学療法等々、
毎年10万人前後の人が介護離職をすると聞きます。 例えば東京都だと昭島市の人口が12万人弱です。 相当な人数です。 しかし、報道では未だにそれが問題だと報じられますが、違います。 年老いた親御様の在宅介護は能力が高くないとできません。 な
書籍紹介 書籍名:現代人のための瞑想法 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:サンガ新書 読ませてもらって 瞑想は、本来、宗教が何かを問いません。 ですから、信仰を問いません。 なぜなら、信仰など、その程度のレベルは全く関
脳の活性化? その取組で、認知症の改善や、それ以上進行させない効果が本当にあるのでしょうか? 脳を活性化すると称して、計算ドリル、塗り絵、穴埋め熟語、パズルといった小学校でやるようなペーパートレーニングをやらされるのが介護施設です。 そも
書籍紹介 書籍名:がんを治す心の力 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ、小井戸 一光 司 会:石飛 道子 出版社:サンガ 読ませてもらって 心が物質を作る。 そして、心は時間と場所に律速されず、変化消滅し続ける現象でしかない。 これ
薬物中毒者も、認知症と似たような症状を呈すると聞きます。 当たり前ですが、脳が委縮するためです。 私は、実母の認知症の検査で、認知症によって脳が委縮しているというドクターの説明を聞いた時、薬物中毒者の脳の萎縮と何が違うのかと、非常に興味を
直近、前7回にわたって、認知症を軽く斬ってみました。 誰もが恐れる認知症ですが、恐れるに足らずなのも認知症です。 そもそも、誰もが正しく物事を、社会を、そして世界を見ていません。多くの人が主観ばかりなご高説をSNSで振りまきます。ちょっと
認知症を患った実母の在宅介護で、トイレ介助をさせて欲しいとお願いしたところが信頼関係を構築する上でのスタートです。 これは、単にメタファーです。というのも、例えば、二世帯住宅で長年、生活を営んでいても、トイレ介助は絶対にさせたくない、した
度あるごとに書きますが、認知症は何も判らなくなる病ではありません。 進行すれば、発語もできなくなり意思表示はできなくなりますが、心は正常に働いています。ただ、状況への理解が伴わず、心は不安が生起し、その不安にのまれます。 健常者としての私
認知症に罹患すると何も判らなくなると思われがちですが、違います。 もちろん、病は進行し、不可逆性ですから、快方にはむかいません。自分の子供の顔や名前すら判らなくなるといった状態にもなりますから、接したらもう何も判らない人だと思われるかもし
認知症に罹患すると、世間はその人を≪ 認知症を患った人 ≫とみなします。 ハッキリと申し上げましょう。 これ、≪ その人じゃない ≫、と言われているのと同じです。 認知症と言われる本人がどれだけ辛いか。 想像できますか? 認知症に限りませ
年老いた親御様の在宅介護で、特に親御様が認知症を患っているならば、決して蔑ろにしてはいけないのが親子の信頼関係です。 親子だからといって信頼関係が成立っているとは限りません。 例を挙げます。 もし、あなたが親の立場であるとき、子の前でパン
年老いた親御様が認知症を患い、その介護に献身的にあたっている人も多いことでしょう。 私も、認知症を患った実母の介護には、全ての力を使い切りました。そもそも認知症とは、何なのか。罹患した当初の実母に接した絶望にも似た感覚は、なんとも言えない
現代の高齢化社会で、年老いた親御様を介護するうえでもっとも警戒すべき病のひとつは認知症でしょう。 親御様が認知症を患うと、介護する子の負担は指数関数的に増加します。まず、目を離せなくなります。介護離職も余儀なくされるので、やむを得ず施設に
核家族化が一般的になった現代では、家庭を築くというと、ご夫婦が子供を育てるイメージが一般的です。 一方で、≪ 介護を必要としない介護 ≫を実現する上で構築するご家庭は、そのイメージとは異なってきます。 ご高齢になる親御様と、介護する子で力
年老いた親御様の介護やお世話を話題にするとき、親の老いや病へのケアについて情報を発信しているサイトを非常に多く見受けます。 その多くは、すでに親御様が認知症をはじめ、すでに病に罹患しているケースです。一方で、如何にして年老いた親御様の健康
書籍紹介 書籍名:怒らないこと 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:サンガ新書 読ませてもらって こちらの書籍も、岳母に紹介したところ、何度も読んでくれた一冊です。 写真から分かる通りですが、亡き岳母がマークした付箋は、嵐のよう
未来に、そして将来に期待すればするほど、期待通りにならない現実に落胆します。 年齢を重ねるほど、期待通りの将来にはなっていきません。 年齢を重ねるほど、最期が近づいているのです。 にもかかわらず、最期の日時を超えた期待は成り立たないですよ
よく人を信頼して、裏切られる話はよく耳にします。 他人だろうと、実の子だろうと、平気で人を、そして親を裏切ります。 でも、裏切る方が悪いと思っていませんか? 確かに、良いか悪いかで言えば、裏切る方が悪い。 しかし、利口か、馬鹿かで言えば、
最近になって耳にする言葉のひとつに『アンガー・マネジメント』というのがあります。 一般的には怒りを管理すると考えるようです。 そもそも、怒りは生きる原動力です。 もし、これが判らなければ、夏場に蚊を追いかけてみてください。 それまで飛んで
米国アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズさんもまた、ソニーのファウンダーであった盛田昭夫さんから強く影響を受けていた一人だったと聞いています。 令和の時代となり、日本では多くの日本人がアップル社のアイフォンを手にしていますが、初代の
岳母と私は、共通に経験した岳父の最期を通じて、≪ 命 ≫を詳らかに発見してきました。 年齢はまったく関係なく、真剣に命を学ぶ話は皆が耳を傾けます。 当然といえば、当然です。 ≪ 生きるとは何か? ≫という命題に的確に答えられる人は滅多にお
≪ 命 ≫が人生を創造する。 これが理解できれば、命を鍛えると人生はより良くなると想像できます。 実際に、その通りです。 世の中で、よく因果応報という言葉を聞きませんか? 原因は命が作り、結果を命が受け止めます。 ところが、よい原因をつく
書籍紹介 書籍名:こころは原子爆弾―その巨大なパワーを有効に使う方法 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:国書刊行会 読ませてもらって 私も何度も読み返し、お世話をさせてもらった亡き岳母にも読んでもらった一冊です。 岳母も
命とは、亡くなったご遺体と、生きている私達の比較、つまり差分によって鮮やかに浮かび上がります。≪ 命 ≫ = ≪ 生きている私たち ≫ - ≪ 亡くなったご遺体 ≫命はこのように相対的に発見するのが最初の一歩、というお話は、岳母も納得してく
岳母|誰もが例がなく、死に向って生きているのか? この現実に、がっかりしてしまった岳母に、ある提案をします。 私 |死を乗り越えてみませんか? 岳母|そんなことができるのか? 私 |はい。肉体が朽ちていくのは仕方がありませんが、もちろん、
岳母の生活を支えながら、深めてく話のテーマは、日々、進んでいきました。 最初に、≪ 親離れ・子離れ ≫がテーマでした。判らない人には、縁を切れぐらいにしか捉えられないでしょう。 現実は、関係にある≪ 愛着 ≫を手放す。愛着が、生きる上の苦
岳母が、≪ 介護で子供には迷惑をかけたくない。 ≫、と少し弱気の発言をされた時のことです。 すかさず、私は、≪ 遠慮なく、堂々と介護されてください。 ≫と伝えました。岳母は、安堵された表情を浮かべていたのを思い出します。 そもそも、親御様
親御様の介護ができる子と、出来ない子の差は、理性の有無という記事を紹介しました。 子は親の介護を厭います。それは、本能です。 そのため、親御様の介護は、介護する子供の理性を発揮し、育てるチャンスです。 介護をする子供の立場に成長のチャ
書籍紹介 書籍名:老いていく親が重荷ですか? 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:河出書房新社 読ませてもらって タイトルは、多くの人の心に響き、訴える言葉。 巷では、ご高齢の親御様の介護に関する話題は、もう溢れんばかりになって
岳母には、介護をするにあたって、私の観点、思想を伝えています。 親離れ、子離れでは、その中身である≪ 愛着 ≫を如何に手放していくか。チャレンジを始めてくださりました。 簡単ではないですが、最期を通じて残していく子供らに≪ さようなら。幸
在宅介護は、それを始めるにあたって、実は要諦があります。 いわゆる介護度の認定を受けて、ケアマネを決めて、受けたいサービスを決めて、施設を決めて・・・、という介護サービスの受け方ではありません。その過程は、単なる、やっつけ仕事です。 ここ
介護を考える上で、まずやらなければいけないのは、親は子供への愛着を手放す。岳母の支援が始まった当初はそのお話を頻繁にしました。 そのうえで、これからの介護はどう変わっていくのか。 そもそも、在宅介護の主役は誰か? ご高齢の親御様への介護に
子に対する愛着をテーマにしたお話は、岳母との間でしばしば交わされました。 というのも、≪ 子育ての結果は介護に返る ≫ その現実を目の当たりにしているためです。 岳母にとって、深く耳を傾けてくれたのが身近での経験を追認できるストーリです。
岳母と交わす会話で、介護の話は尽きません。ご自身のこれからに直接かかわることですから、大切な話です。・死を無視できないこと・愛着を手放すこと 岳母自身も、想像もできなかった老いの実際に直面して、厳しさを感じながらも、直視しなくてはいけない
親が子を信じる気持ちは、とても純粋です。 鬼籍に入った実母も、岳父もそうでした。 2023年まで介護をさせてもらった岳母もまた、子を信じる気持ちは純粋でした。 他にも、多くの親御様にも例外なくその姿を見てきました。 そして、信じて、信じ
前々の記事で紹介した近所の高齢の男性が施設に入居したこともあり、岳母も親子の関係について改めて考えるところがあったようです。 岳母の身に迫っている問題ということもあり、介護の話題は尽きません。 というのも、岳母の気持ちが常に持ち合わせてい
親御様への介護の責任を子が持つとき、それまでの子育てのあり様が問われます。少なくない人が、これを判っていないように見受けます。 介護で子が親に暴力を振るったり、親が亡くなった後の相続で揉めるのも、親子関係でお互いに、愛着がべったりと張り付
岳父が亡くなり、岳母の支援ですぐに生じた取り組むべきテーマが『愛着をなくす』。愛着の本当の姿は自由を奪い、苦しみを生じさせるもの。画像にある手錠のようなものです。人生のあらゆる問題が、愛着や執着に起因します。在宅介護も同様です。実は、親子関係の愛着をデトックスしないと、親御様の在宅介護は破綻します。
人が亡くなるというテーマは、理解していても話すのは難しいものです。 岳父が亡くなってから約1年の時間をかかって、岳母とそのテーマで普通に話ができるようになりました。 ある日のことです。岳母も生と死が常に隣り合わせである事実を無視して、生が
書籍紹介 書籍名:くじけないこと 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:角川SSC新書 読ませていただいて なぜ、人はくじけそうになってしまうのか? その根本原因へのアプローチを、ブッダの教えから解説してくれる名著です。 原因が
在宅介護の回顧録は、私にとって三度目なった岳母へ在宅介護から紹介を始めていきます。 その始まりは、2度目の介護の終わりからです。岳父にお別れを告げ、その悲しみをどう飛躍のバネにしていくのか。そんな課題から始まり、次々に問題は生じますが、家
岳母の在宅介護方針 私にとって、3度目となる在宅介護は、これまでの介護とは異なり、未病や、健全な病への向き合い方に重点を置きました。 というのも、実母、岳父と続いた介護では、認知症を患ったり、病状が重篤になってからと、何かしら病気を抱え
お別れが始り 病の進行が、如何に岳父を苦しめていたのか。 しかし、私と話をした後に、その苦しさを口にしなくなった岳父には敬意しかありません。 苦しさは続いているだろうに、それを乗り越え、気丈にふるまうようになった岳父の最期は、自らが死
岳父の病状が悪化 私が実母の死を受け入れられずにいた時、もっとも心配してくれたひとりが岳父でした。 岳父と会う時は、いつも温かく迎えてくれて、弾む話も、どう生きればよいのか。 そんなテーマが中心でした。 岳父は、私の実母にも優し
多くの人は、次のデザイン・コンセプトを骨格に人生を作り上げています。『私が死ぬわけない』。なので、人生100年時代というキャッチフレーズに踊らされ、何十年後の未来を心配します。でも、明日、死ぬかもしれないのに、明後日の心配をして意味があるでしょうか?実は、これがよく判っていないと、親御様の介護は上手くいきません。
実母を亡くしたのち、私はひどく落ち込みます。流れる時の中で足は竦み立ち止まったかのようでした。その苦しみは言葉にできないものがあります。ただ、その苦しみに、なぜ苛まれるのか。その理由の探求は新たな人生の扉を開けます。
2022年現在、私は、今、80代の半ばを過ぎた岳母の生活支援をしています。介護をさせてもらう3人目の親です。まず、初めての介護をさせてもらったのが実母です。次に岳父。この記事では、初めて在宅で、実母の介護を経験した私の歴史を振り返って、その概要をご紹介します。2012年ぐらいまで遡ります。
「ブログリーダー」を活用して、さくら けん|Ken SAKURAさんをフォローしませんか?
在宅介護が始り、介護サービスを利用するようになってきた時に、特に認知症を患った高齢の親御様の在宅介護を担う立場であれば、判っておかなければいけない違いがあります。 それが、『生活』と『暮らし』の違い。 一例を挙げましょう。お家で焼きそばを
この記事は、ぜひ世の子育て中のお母様方にも聞いていただきたい内容です。 介護施設と聞くと誰もが通いたいとは思っていないでしょう。 ただ、別な側面から見ると普通に社会の縮図です。 人同士の現実的なコミュニケーションが活発な場所です。発語でき
私の初めての在宅介護となった実母の介護では、主としてデイサービスのお世話になりました。 週に数回の頻度で、私のレスパイトの必要性に伴うものでした。 年老いた親御様の介護サービスについて、実際に直面するまではネットの情報でその現実を想像する
書籍紹介 書籍名:70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方 著 者:アルボムッレ・スマナサーラ 出版社:角川新書 読ませてもらって 私の三度目の介護となる岳母にお渡しした書籍の一冊です。 そして、岳母にとって、その人生で最期に手にした
母がデイサービスに伺う初日を迎えます。とても不機嫌そうなご様子から、行きたくないんだなぁ、というのが伝わります。 もうひとつは、緊張感です。実社会で百戦錬磨の母も、やはりご年齢からでしょうか、若干、構えてしまっています。 初めての場所で、
例えば、結婚に際して、私は、男性なので伴侶となる女性を選びます。女性であれば、伴侶となる男性を選びますね。その時に、何を基準に選びますか? 人生は、至る場面でパートナー選びが発生します。仕事のパートナー、チームメンバーとしてのパートナー、
施設見学を終えると、これまた待遇よく施設の社有車で母と私を自宅まで送り届けてくれます。 でも、これは非常に大切な体験です。というのも、介護の現場で用いられる車内は、デザインが違うのです。要は介護仕様。揺れでケガをしないように手すりが設置さ
認知症を患った実母の介護では、私のレスパイト、睡眠時間の確保のためにデイサービスに通ってもらうことをお願いしました。 そういうことならと、実母も快く承諾してくれました。 とはいえ、母と私にとって、介護施設の力を借りるというのは、どういうこ
在宅介護で介護サービスを受けるにあたっての考え方をお伝えしていますが、この記事は、その締めくくりのサブジェクトになります。 そもそも在宅介護において、その時間、空間、経験は、年老いた親御様と介護するの子による共同創造の無形物です。 現代風
実際に介護サービスの提供を受けるにあたり、必ず肝に銘じておかなければいけないことがあります。 それは、ひとりの高齢者が介護サービスを受ける上で、相当額の支援が国から支払われている現実です。 このような国は、世界を見渡してみても、非常に少な
まだ、私が、年老いた親を介護する意義について、まったく無知だった昔のことです。 付き合いがあったケアマネージャーから、こう言われたことがあります。 『 あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか? 』 このフレーズを聞い
在宅介護は親が最期を迎えて終わります。 身もふたもない書き方で申し訳ないですが、これが現実です。この最期に及んで親御様が達すべき目標が判らないようであれば、どんな資格をお持ちであれ、その介護従事者はプロフェッショナルではありません。 介護
信頼できるケアマネージャーと契約を終えると、ケアプランを作成します。 高齢の親御様の介護であれば、親御様の希望、家族の要望、その家庭に相応しい介護サービスを、いつから、どの程度の頻度で、どこの事業者が提供するのかを計画します。 私は、最初
認知症を患った母の在宅介護をする家庭環境を立ち上げていく上で、最初に家族の結束が出来つつあるなら、外部環境の力を借りられる準備ができたと言えます。 役所の地域包括センターで、介護保険申請をすると、認定調査員が来宅して、母の様子をチェックし
さて、ここまで私の実母が認知症を発症するところから、私のパートナーの協力を得て、在宅介護の始まりの始まりを投稿してきました。 大事なのは、まず在宅介護を始めるにあたって、パートナーとの仕事、家事、介護の分担を決めること。 次に大事になって
認知症をはじめ、罹患するさまざまな病に対して、日本の医療と介護の体制は、世界のどの国と比較しても素晴らしいものがあります。 しかし、自分の親御様にベストな医療と介護の体制は、どう構築すればよいのか。 この課題に対して正解を出せるのは、介護
親御様が認知症を罹患したとします。 ご本人は、認知症を患った現実が判らないと思いますか? 答えは、ノー。 認知症と診断されて、それがハッキリした時、もっともショックを受けているのは本人です。 私の母の場合、日常から毅然としていた生活態度で
説明できますか? なぜ、パートナーもまた、あなたの親御様の在宅介護に協力しなければいけないのかを。 年老いた親御様の在宅介護が必要になると、真っ先に思い起こすのが、ケアマネだとか、デイサービスだとか、外部のヒューマン・リソースによる介護サ
新天地で、新居に、しばらく一緒に住んでなかった母、お付き合いは長くても本格的な同居の無かった私と家内、もちろん、母と家内は初めての同居になりますが、そんなお三方が一緒に暮らし始め、しかも母が認知症を患っているという状態から、在宅介護が本格
認知症の確定診断が出た後も、母と私、そして家内の三人の暮らしがバタバタと続いていくことになりました。 母を虐待から切り離すために新居を借りたのですが、物件を探し始めた当初は、まだ認知症症状を発症していませんでした。 なので、特段、介護を強
このウエブサイトの開設当初、主に次のカテゴリーを構成して、記事を紹介します。コンテンツが充実するにつれて、カテゴリーを増やします。 Category|在宅介護は生きるを切り拓く ご高齢の親御様の在宅介護を実践中の方、これから担おうとしてい