(東大寺の夕暮れ)【4日目】〇春日大社~ささやきの小路~新薬師寺~百毫寺~ならまち散策~東大寺(南大門)「ささやきの小路」は、いにしえからの春日大社神官の由緒ある通り道だったというが、京都の「糺の森」などと比べれば少し神秘性や異界性が感じられない。「新薬
60歳で定年、その後4年程再雇用で働きましたが無念の中途退職。40年間働いてきた独居老人が仕事を辞めるとどういう境遇、心境になるのか等を中心に語りたいと思います。生活の基本は読書なので、忘備的にその簡単な感想も書いていきたいと思います。
(東大寺の夕暮れ)【4日目】〇春日大社~ささやきの小路~新薬師寺~百毫寺~ならまち散策~東大寺(南大門)「ささやきの小路」は、いにしえからの春日大社神官の由緒ある通り道だったというが、京都の「糺の森」などと比べれば少し神秘性や異界性が感じられない。「新薬
(奈良・吉城園の紅葉)【1日目】〇福岡から奈良へ福岡市から奈良までは、ピーチで関空まで(往復で18,000円程)行き、関空から奈良までは、南海~JRで移動。宿はJR奈良駅付近に取った。夕方、ホテルに到着。夕食はどこで取ろうかと思い、付近をうろつくが、外食はどこも高
2024.11奈良の旅①再起をかけてのリタイア後初の本格的旅行
(奈良・若草山にて)今年6月末で不本意な中途退職を決断したのだが、体調不良や猛暑の影響もあり、せっかくの365日何もやっても自由なはずのリタイア生活が、結局は家で引きこもりの日々が続いてしまった。若い時、まだ元気な時に、リタイア後のことを考えるとき想定し
私は支出のほとんどをクレジットカードか銀行引き落としで決済している。しかし、何かと遅れている日本では、未だに「現金」で支払うこともあるのだ。たとえば私がよく行くラーメン屋、蕎麦屋さん、釣り具屋さん、瀬渡し船、それに〇〇屋さんなど。だから私は財布に大体2~3
ここ1ヵ月間、西鉄のバス乗り放題カード「グランドパス65」を使って、福岡市内や近郊を毎日のように「旅」していた。先日は、高速バス半額特典を利用して北九州市まで足を延ばし、前々から行きたいと思っていた「いのちのたび博物館」「八幡製鉄所官舎」などを見学した。も
リタイアすると、サラリーマン時代に区分けされていた「平日」、「休日」という概念がなくなる。365日、全くいつ何時でも好きなことができるのだ。こうした「リタイア特権」で享受することができる特典はいろいろあるが、様々な「平日割引」もその一つである。ホテルや温
先月下旬にハロワへ行って、初めての「求職活動実績」の認定を受け、その数日後指定した銀行に失業手当の振り込みがあった。私の場合、体調不良によりやむなく仕事を辞めた「特定理由離職者」なので、待機期間は1週間のみ。通常の自己都合退職のこの後の待機期間2か月は免
読書の合間にyoutubeを見る機会も多いのだが、最近よく見かけるのが結婚適齢期を超えた女性の婚活失敗談である。昔は未婚女性の釣書の「職業欄」には、よく「家事手伝い」という文言が見られたものだ。しかし、現在の厳しい社会情勢では男性の収入だけでは家計が回らず、共稼
以前の記事で、ハロワデビューし、40年ぶりに「就活」したことについて書いた。失業手当をもらうには就職の意思と活動が必要なのだ。しかし私は65歳の独身ジジイ。独身ジジイの平均寿命(中央値)は、それを聞いたら心臓マヒを起こすぐらい驚くほど短い。それはおおよそ
福岡市(博多)に住んでいる人はもちろん、この地を訪れたことがある人はご存じだとと思うが、福岡都市圏は「西鉄バス」が市民の足である。「西鉄バス王国」とも呼ばれる、日本一の路線バス会社である。福岡市内のみならず、近郊までも網の目のようにバス路線が走っている。
9月下旬にハロワデビューして、今日が初回の「求職活動認定日」である。この日までに、しかるべき「求職活動」を行ってきたかどうか・・という認定。この「認定」を受けないと失業給付がもらえないのだ。失業保険を受け取るのにも、何かと煩雑な手続きが必要だ。(役所だか
私のような親不孝者でも、親のありがたみは歳を取れば取るほど身にしみて感じる。特に母親が繰り返し言っていた言葉「親以外に本当に自分のことを大事にしてくれる者はこの世に誰もいない」・・これは65歳まで生きてきて社会にもまれ、骨身にしみて実感してきたものだ。一
釣りを始めて、振り返れば30年以上になる。若いころ30~40代は、釣りは生活のリズムみたいなもので、シーズン中はほぼ毎週行っていたものだ。私の若いころ夢見ていた「リタイア後のやりたいこと」の一つは、釣場が混んでいない平日に、人に気兼ねなく釣り三昧すること
私が生まれて初めてハローワークへ行って失業給付の手続を始めたのが、先月9月下旬のことだった。その際、退職理由についての確認があったのだが、私は体調不良が大きな要因であったことを説明した。私が雇用期間を9か月を残し、無念の中途退職せざる得なかった経緯について
9月で65歳になり、様々な「高齢者特典」の恩恵を受け始めている。我が住まいである福岡市でいうと、市のほとんどの関連施設で入場料がタダ、または割引になる。私が特に心待ちにしていたのは、福岡市動植物園が無料(通常大人600円)になることだった。ここ数年、何回
65歳の誕生日も過ぎ、そろそろハロワに行って失業給付の手続をしなければいけない。ああ、億劫だ。求職活動どころか、そのハロワに行く気さえなかなか湧いてこないほど、私の生活はだらけ切っているのであった。ところで、失業給付を受けるための条件とは・・①就職する意
ある日の事。いつものように引き籠って家のベッドでくつろいでいると、インターフォンが鳴った。また何かのセールスかと思って受話器を取るとガス会社の人。ガスメーターの検針に来たのだが、メーターにガス漏れを表す赤ランプが点滅しているという。これはガスメーターから
今月の誕生日で65歳になってしまった。これで正真正銘の、押しも押されぬ老人になったのだ。65歳になると、年金も満額支給が始まるし、様々な「高齢者特典」を享受できることもあり、どちらかというとポジティブにこの日を待っていたのだ。私の構想としては、猛暑も収ま
私は昨年誕生月分から、「特別支給の年金」なるものをもらっている。これは、極大雑把に言えば基礎年金(国民年金)部分を差し引いた金額が支給されるということらしい。ならば、今月65歳の誕生月からは基礎年金部分を含む満額(通常の年金)が支給されることになるはずだ
この猛暑のなか、すっかり生活パターンが固定してしまっている。午前中は、自宅で読書、ネット。そして、クーラー代節約もあって午後は図書館で読書。単調ではあるが、これはこれで比較的快適な生活を過ごすことが出来ている。しかし、これでいいのか・・という焦燥感も感じ
60歳の定年に当たって、再雇用で働くかどうか選択を迫られたとき、それに応じるかどうか随分迷ったものだ。ただでさえ早期リタイア願望が強かったこの私が「まさか定年後も働くの?」という思いであった。しかし定年数ヶ月前に再雇用の希望調査があったとき考えた・・。退
スーパーの商品棚からコメが消えた。あるところにはあったらしいが、私の行きつけのスーパー3~4店舗にはいつ行ってもコメが消えていた。最近はやっと新米が出回り始めたが、なぜか買い物客は全然見向きもしていない。それもそのはず、昨年と比べれば何十パーセントも値上
私が「投資」や「資産運用」に対してとても懐疑的であることは、過去の記事で書いてきたことである。ところで、私がそういうバクチじみたものに一切関わったことはない・・わけではない。30歳代後半、若気の至りとしか言いようがないのだが、このケチで堅実なサラリーマン
私が早期リタイアを諦めて、更には60歳の定年後もモラトリアム的に再雇用として4年間働き続けたのには、いろいろ理由があったが、その最大のものは「リタイア後の闇」に対する恐怖感であった・・ということは、このブログでも度々書いてきたことだ。仕事あってこその「(疑似
実質リタイアして3ヶ月が経過した。この間、心境が何回かコロコロ変化したように思う。それが、3ヶ月が経って、ようやく少しは「落ち着きどころ」みたいなものにたどり着いたようように思う。第1の変化は、「こんな生活を続けていいのか」「何かするべきことがあるのでは
ここ福岡では連日35度を越す猛暑日が続いている。家にいたら冷房の電気代が気になってしょうがない(私はケチなのだ)ので、午後は大抵の場合、近くの地域図書館へ涼みに行っている。ところで自転車で図書館に行く途中、何箇所かどこかで工事をしていて、そこには当然のこ
私は「投資」、「資産運用」は、ほとんどバクチにほかならないこと(個人の感想です)は、度々このブログで触れてきた。そういう思いに至った理由の一つが「投資のプロ」に対する疑念だ。「投資のプロ」と言うからには、何らかの「投資で勝つメソッド」を持っているはずであ
私の現在のポートフォリオのほとんどは、円定期預金である。株(日本、中国)、投資信託、外貨預金なども持っていないことはないのだが、おそらく比率としては十数%ぐらいにしか過ぎない。(私はここしばらく資産チェクをしていないので正確には知らない。「株価チェック」
実質リタイア生活を始めて3か月が過ぎようとしている。「リタイア後の闇」で危惧していた内の一つが「孤独感」「孤立感」に陥りはしまいかという不安であった。しかしこれに関しては、(あくまでも今のところではあるが)どうやら杞憂に過ぎなかったようだ。現時点では、あま
リタイアした人たちの多くが、職場の庇護から離れた時に健康保険をどうするかを悩むと思う。扶養者がいる場合は一般的に任意継続が有利だという。さて、天涯孤独の独居老人の私には、「任意継続」「国民健康保険」のどちらが有利だろうか?任意継続の場合、その保険料の計算
郵便受けに、おそらくここ2か月分と思われる上下水道の料金票が入っていた。ふだんあまり気にしないのだが、何気にみてみると、これまでより請求金額が増えているような気もする。4月に驚天動地の人事異動があって、その新しい職場には1ケ月しか出勤しなくなり、とっとと退
驚天動地の異動命令が下され、実質1か月のその勤務の後、5月から有給などを使い、実質無職の生活を過ごしている。そして、そのサラリーマン在職最終日(6月30日)を迎えた。60歳の定年後、再雇用になり底辺クラスの職位だったので、「お偉いさん」がそう感じるかもしれな
もし、私が誰かから「早期リタイアしたい」という相談を受けたならば
人の価値観というのは多様であり、その人が仕事や職場環境に対してどのような思いをして仕事をしているのか、あるいはどの程度辛い思いをしているのか。あるいは、その人が仕事を辞めた後、どのような将来展望を持っているのか・・そういうことは他人には正確には把握できな
FIRE(お金を貯めて早期リタイア)を目指しながらFIREしないという生き方
私が「早期リタイア」ということを意識し始めた時・・それは30代だったと思う。当時、FIRE(経済的自立、早期リタイア)という言葉はまだなかった。ただ、「これぐらいの資産を形成できれば、リタイアして<自由な>生き方ができるのではないか?」ということは、当然意識
電動アシスト自転車を買った/リタイア後の引きこもりは改善されるのか
私が自転車(ノンアシスト)を買ったのは、今から6年ぐらい前の事だろうか。確か、定年2年前(58歳ごろ)、早期リタイアが現実のものとなりつつある中で、行動範囲を広げようと思ったのだ。私は自動車も持っているが、めったに運転しない。強度といってもいい恐怖症のせ
年金だけでは賄いきれなくて、預金を取り崩さざるを得ない経済状況・・。しかしこれは、遺産を残すべき肉親が誰もいない〇〇人の私にとって、むしろ「棺桶に札束を詰めて一緒に燃やしてしまう愚」を避けることができる、いい切っ掛けになるのではなかろうか。私の潜在意識に
リタイア後の生活/想像と現実(後編)「退屈な毎日」「仕事への渇望」
前編からの続き。②「毎日が日曜」で、1日が長く感じられるのではないか?<想像>あれほど熱中していた読書にもその内に飽きがきて、テレビやネットを見てもくだらないものだらけで嫌気がさし、散歩しても時計の針はなかなか動かず、「早く時間がたってくれ」という、うん
6月まで私は在職扱いなのであるが、有給休暇を使えばもう仕事する義務は全くない。実際、最後の勤務日(5月2日)以降、6月に最後の半日職場に顔を出した以外は、全く出勤していないし、実質リタイア生活に入って1か月半ほどが過ぎてしまった。リタイア後はとても「ハッ
リタイア前後からの体調不良/回復への第1歩として久しぶりに釣りへ行く
定年後再雇用の最後の1年、まさかの驚愕の人事異動。その精神的動揺、そしておそらくその影響もあったはずの体調不良。5月、6月の両月で出勤したのは、わずか2日間。(いずれも午前中だけ)それ以外は、ほとんど家に籠り、「寝たきり老人」状態であった。外出と言えば、
いまから40年前大学を卒業して以来、途切れることなくサラリーマンとして働いてきた。長期間の休職などもしたことはないので、この間1回の例外もなく毎月もらい続けてきた給料・・これが仕事を辞めるともらえなくなる・・当然ながら。今後一時的に短期アルバイトをするこ
5月上旬に出勤して以来、約1か月ぶりの出勤。膝の痛みが尋常でなく、歩行困難なため、途中から「病休」に切り替えた。私が想定している退職日は6月末日で、その結果、その日まで年休を消化したら実は出勤する必要は全くないのだ。しかし、私が提出した退職届が、今どうい
40年間のサラリーマン生活で、辛いことはたくさんあった。仕事を辞めればどれだけ楽になることかといったい何十回思ったことであろう。しかし、あらゆる仕事上(主に人間関係)の艱難苦難に直面し、「もう無理」という思いを何十回となくギリギリ耐え忍び、今に至るまで4
職場からメールで退職に伴う諸手続に必要なフォームが送られてきた。いよいよサラリーマン人生も終わりを告げる・・という実感が増してきた。「リタイア後の闇」・・について前回記事を書いた。私は人一倍多趣味であるという自負がある。よく「リタイア後に備えて趣味を持ち
リタイア後の生活は「闇」なのか/最後の出勤から3週間が過ぎて
私ほど「リタイア後」の生活に、「闇」みたいな予感を感じていた人はそんなにいないのではないか。できれば早めにリタイアして、多忙でストレスマックスな仕事から解放され、「自由な」生活ができたらどんなに気持ちがいいだろう・・と思いつつ、必死に仕事に耐えている人も
本来私は今年度末(2025年3月末)で退職する予定であった。それまで再雇用職員として4年間勤めてきた職場で、雇用期間(5年が限度)最後の1年を、もてる力を出し切って「完全燃焼」しつくしてリタイアすること・・これが約束されているものと何の疑いもなく思っていた
相変わらず膝が痛い/立つのがやっと/それでも行きたい所がある
先週土曜日に突然襲った右ひざの痛み。「魔法の注射」の効果もほとんどなく、日常生活がギリギリできるぐらいの生活が続いている。いったん膝を曲げ、それを延ばそうとするとき、激痛が走る。これもワニの祟りか、人をワニ呼ばわりした祟りなのか。膝を曲げる行為すべてで、
驚愕の人事異動のころから痛み出した足と右ひざの痛み。タイミングから考えて、もしかしたらストレス性のものかも知れない。その後GWからの有給休暇消化に入り実質リタイア生活。時間のほとんどを読書に費やすなど、安静にしていたのだが、この日は右ひざの痛みで目が覚める
退職届提出、退職面談も4月中に終わった。GW半ばの5/2は久しぶりの出勤日。この日はワニ上司が休みで、いわば留守番としての出勤。何と伸び伸びとした職場環境だろう。改めて私の大きな退職動機がワニ恐怖症によるものであることを実感する。さて、今後の事であるが・・
退職届を出した翌週明け、所属する部所のボスとの面談があった。直属の上司であるワニのN氏は、その爬虫類性を遺憾なく発揮して、感情をほとんど表さず淡々と私が手渡した「退職届」を受け取り、それをさりげなくボスであるM氏に手渡したのであった。N氏がワニなら、その上に
前の記事に書いたとおり、4/28(金)の昼前11時半頃「退職届」を直接の上司であるワニのN氏に手渡した。そして、その日は午後は半休を取り、職場近くの福岡市の中心街を彷徨する。正に彷徨(もしくは徘徊)であった。何を目的とするわけでもない「うろつき回り」。その
昨日4/26(金)、朝起きたらとても体がだるい。しかし今日午前中は外せない仕事があるのだ。例によってカウントナインで立ち上がるボクサーのようにベッドから立ち上がり、仕事に向かう。与えられた仕事を何とかこなした後、また仕事の方向性が掴めない虚無感が襲う。「
再雇用最終年で夢にも思わぬ驚天動地の人事異動。何とか自分をごまかしごまかし、爬虫類上司N氏のワニ・スペシウム光線攻撃をのらりくらりとかわしながら、4月分の異動後初の給料をもらった。この間、途中退職や高齢者雇用に関するYOUTUBEなどを随分見てきたが、(本当かどう
来年3月下旬までの再雇用期間最後の1年を迎えようとしている64歳のジイサンに対しての、明らかに異例な理不尽極まりない人事異動の言い渡し。その言い渡し直前まで、私のリタイアまでの道筋は何と見通しがよく、なんと平坦な道が連なっていたことであろう!残り1年、4年
発作的に「退職願」は書いたものの、これを何時提出したらいいかなかなかタイミングが掴みにくい。法律的には2週間前までとか、1か月間前とか、出来れば3か月間前とかいう情報もある。私の理想は9月5日で退職することだが、だとすれば3か月前の6月上旬に同日付けの退職願を
この新しい呪いのような職場に来て約1週間が経過した。時がたてば経つほど、早期退職の決意は固まる一方だ。この決断に至った要因は複合的なものである。しかし、たった一つの要因さえなければ、その他の理由を昇華して目をつぶって、もしかしたらあと1年頑張って、晴れて5
(ドナル・ライアン『軋む心』)4/1に新しい職場に初出勤。職場の近くに桜が咲いている。しかし、今年の桜ほど心ときめかないサクラは見たことがない。サクラの花は見ようによっては、寂しいものだ。それは、まもなく散ってしまうことを予感させる寂しさを裡に内包してい
(4年間、通勤で苦楽を共にしてきた自転車)私の理不尽極まりない人事異動の原因らしきものは分かった。もうこうなったら、転勤先で1年頑張りとおすしかない。何しろ私に与えられている雇用期限は、あと1年なのである。木曜日に転勤先の前任者から電話があった。最低限のすぐ
(今年は桜の開花が本当に遅い。3/27近くの公園でたった1本だけ花開いていた。)64歳の再雇用期間があと1年しか残っていないこのよぼよぼの老人に、なぜこの理不尽極まりない異動が言い渡されたのか・・この数日間胸塞がれる思いであった。心には、さまざまな疑念が
前の記事で「人事異動の荒波」について、第3者的立場で、サラリーマン人生の過ぎ去った回想として、やや上から目線で書いた。その「人事異動の荒波」が、まさかこの定年後再雇用4年を過ぎ、残り1年の64歳の老人を襲うことになるとは夢にも思っていなかった。職場の同僚の誰
多くの会社・組織が正に今、人事異動の季節に突入していると思う。我が職場も来月4月にかけて人事異動や昇任などの発表が控えているところだ。辛いことも多いサラリーマン生活で、私にとって特に辛い時期がこの人事異動の時期であった。サラリーマン生活も40年が過ぎようと
最近職場で驚いたことは、Y氏の突然の入院である。Y氏は私より1年先輩(65歳)、定年後5年の再雇用期間が今月末で切れる。そして以前書いたように、さる団体に再就職が決まっている。今Y氏は私と同じ短時間(週3日休)であるが、氏の再就職先はフルタイム勤務。「今更フ
あと1年で仕事から解放される・・しかしこの仕事を終えた時の充足感は何だろう
あと1年と3週間ほどで定年後の再雇用5年を終え、晴れて仕事から解放されてリタイア生活に入ることができる。それを「解放」だと素直に感じるようになったのは、昨年ぐらいからだったと思うが、特に朝仕事に行くときにベッドから立ち上がるのが毎日とても辛く感じるようにな
私の職場では、60歳定年後65歳の年度末までの5年間は、普通に勤めていれば(1年ごとの契約更新はあるが)、再雇用がほぼ保障されている。しかし、それを過ぎれば全くのフリーとなり、こちらから何らかの行動を起こさなければ直ちに無職となるのである。私の場合、先日
海外旅行の思い出(6)50回以上の海外旅行で最も感動した場所
ときどき私は同僚らに尋ねられることがある。「海外旅行で一番良かった場所はどこですか?」と。私は「ウイーンですかね」と答えることにしている。本当は「それはウイーン・中央墓地のベートーベンのお墓」と声を大にして言いたい所であるが、ベートーベンの本当の偉大さを
来年度も今の条件で働けることが決まった。再雇用最後の年、そしてサラリーマン人生最後の年になるのだが、振り返ってみて定年退職後この4年間、いったい私は何を成しとげてきたのだろう、・・という疑問に捕らわれることがある。家族がいれば、何らかのイベント・・例えば
働き方改革の一環として、事業者には65歳までの就労を保証する努力義務があるとされる。そして、4月からの新年度にその最後の65歳を迎える私に、事業者はその「努力義務」を果たし、気前よく仕事を与えてくるのか?何しろ1年ごとの契約である。「来年度も来てください」
ザジはフランスの田舎町に暮らしている女の子である。その子が、地下鉄に初めて乗ってみたくて伯父のガブリエルを頼ってパリにやってくる。何かというと「け〇食らえ」というお下品な言葉が少女の口から発せられる。勝手に伯父のアパートから抜け出して街に出るザジ。それを
「老人」、「お年寄り」には誰でもできればなりたくないはずだ。(笑)私も漠然とそういう思いであったが、高齢者の大方の定義である「満65歳」を、あとわずか7か月で迎えようとする今現在、急にその時を迎えるのが楽しみになってきた。前の記事で二つほど、「高齢者(満6
(福岡市花畑園芸公園へ梅を見に行く)人は誰でも「歳は取りたくない」と思っているはずだ。「早く歳を取りたい」などと思う人はほとんどいないだろう。しかし、今現在の私に限っていうと、早く「高齢者(満65歳)」になりたくてたまらないのだ。(あと8カ月ほど)この間、
作者はアイルランド人。2012年アイルランド最優秀図書章受賞作品。アイルランドといえば、一昔前は<アイルランドのような田舎に行こう>という詩にイメージするような、牧歌的な印象があったものだ。ところが、そんな国が2000年ごろ突然不動産バブルに沸き立ち、そ
2週間もたたずに2度も病に伏して思った・・はたして「天涯孤独」のまま、ある日突然都合よく、そして運よく「ピンコロリ」できるものだろうか。はなはだ疑問に思った日々であった。そう簡単に楽して〇なしてくれそうもない。(笑)そこにたどり着くまでには、この先何回も何
先月第3週の火曜日に38.4度の発熱があったのだが、それからわずか10日ばかりたった月末の土日、再び熱が出てベッドの上で呻吟することになった。前回の発熱に比べれば、体温は最高でも38.1度なので少しは楽だった。(前回のときのような関節の軋みがほとんどなか
ピューリッツアー賞、全米図書賞他多くの文学賞を受賞。アメリカで奴隷制が完全に禁止される以前、南部では奴隷制が強く支持され、北部では奴隷制を廃止した州が併存していた・・というのが時代背景である。虐げられた南部の黒人奴隷が、自由を求めて北部の州へ脱走すること
先週火曜日に38.4度の熱が出て、悪寒と関節の軋みに悶え苦しみながら、いろいろ考えた。今このまま〇んだら・・。一番頭に浮かんできたのは、「悔いのない人生を過ごせてきたのか」ということだった。これはおそらく誰でもが、まず一番に考えることではないだろうか。私
火曜日の朝、起きたら何となく体が重い。それはむしろいつもの事なのであるが、今日に限っては食欲が全くない。最近(だけではなかったが)仕事に行くのが辛く感じる。でも再雇用期限が切れる来年3月までは何とか頑張り切ろう。出勤の準備を整え、家を出るまでの約20分間
この物語の主人公・画家ストリックランド(ゴーギャンがモデルとされる)ほど「突き抜けた」人物はいないだろう。突然、責任ある仕事を辞め、何の前触れもなく妻と二人の子どもを残し、ロンドンを出てパリに移る。誰もが、こんな突拍子もないことをする原因は「女」しかない
高血圧、高尿酸、高中性脂肪という診断にショックを受け、それ以来食生活ががらっと変わった。私は疑り深い性格ゆえ、いわゆる「健康食品」にはうさん臭さしか感じない。そんなに健康が改善されるのなら、トットと薬事承認を受けてクスリとして販売すれば良かろうに・・とTV
健康診断で高160―低110という驚きの血圧の治療のため病院へ行き、検査で「血管年齢90歳以上」と宣告を受けショックを受けた。そして2回目の診察で、尿酸値、中性脂肪も「異常に高い」と言われて、それら用のクスリをテンコ盛りにもらって呆然たる思いもしたものだ。
15世紀のパリを舞台として、まるで万華鏡のように幻惑的で絢爛たるロマンあふれる物語が滔々と展開される。15歳の「ジプシー女」エスメラルダを軸として、詩人で哲学者のグランゴワール、「ノートルダムのせむし男」として有名なカジモド、それに学問を究めつくして高位
まずは、石川地震で被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。筆舌に尽くしがたい厳しい現状だとは思いますが、被災地の1日でも早い復興を念じてやみません。さて、私の方は幸いにして何とか初年金ももらい、無事に新年を迎えることができた。完全リタイアまで、残すところ
(寒くなって裏庭ネコちゃんがなかなか遊びに来ない。久しぶりに姿を見せたカメちゃん。)3年ものの定期預金の満期が来た。今の預入先は店舗型銀行(M信託銀行)なので、今度満期が来る優遇金利よりはかなり劣る金利しか見込めないだろう・・と思っていた矢先に「担当者」か
原題は「かわいいファディット」。私がドイツ系作曲家(バッハ、モーツアルト、ベートーベン、ブルックナーなど)以外の天才と認める数少ない作曲家ショパンの愛人として知られるジョルジュ・サンド。いったいどんな小説を書いたのであろうか。これが意外とポカポカする暖か
高血圧/3週間ぶりに医者にかかったのだが、思いもかけぬ展開に
(博多座で「第三十回博多をどり」を鑑賞する)「第1次自然療法」のかいもなく、とうとう観念し高血圧治療のために医者にかかって3週間が過ぎた。医者から処方された降圧剤を飲んで気分が悪くなり、5日で降圧剤を飲むのをやめた。そして「薬に頼らない」、「第2次自然療
12月15日にやっと初めての年金が振り込まれた。若い時は年金などもらえるなど思いもよらなかったものである。仕事や人間関係に深刻な悩みを抱え、どこかで早期リタイアし、世界を放浪し、お金が尽きたところで行き倒れ・・みたい捨て鉢の将来像を思い描いていた時期があ
「二都」とは、もちろんロンドンとパリのことである。ドーバー海峡をはさんだこの二つの国の首都で、フランス革命真っただ中に繰り広げられる生と死をかけたドラマが繰り広げられる。私は、もともとフランス革命には特別な興味があって、これまでさまざまな歴史書を読んだの
11月末の水・木で甘木(福岡)を小旅行した。そのときも、実は体調が悪かったのだが、その翌日の出勤日の金曜日は異常ともいえる体調の悪さだった。体が怠かっただけではない。へたすれば失神するのではないかと思われるほどの体調悪化だった。そこで翌日土曜日、ある実験
コロナ禍以前の定年前現役時代は、少なくとも年2回以上のペースで海外旅行へ行っていた。定年後のコロナ渦中では、京都や奈良などに少なくとも年1回は3~4泊程度の旅をしたものだ。それが・・これが老化ということか・・旅へ行く気力、それ以前に旅の計画を練る元気を次第
この小説の原題は「Great Expectations」である。これはむしろ「大いなる期待」とも訳すべき言葉で、そして、この物語から感じるとる意味合いは「大いなる幻影」とも言うべきものである。この小説に登場する多くの人物が「大いなる幻影」を抱いている。我らが主人公、ピップ
ここ1、2か月の高血圧の「自然治癒」がほとんど効果がなかったことが判明したことは前に書いたもう命を守るためには、医者、クスリに頼るしかない・・そう観念し近所の循環器・内科に見てもらうことにした。私が内科系の病院に行くのは、30年ぶりぐらいではなかろうか?
9月に受けた職場の健康診断で、血圧の高さにびっくり仰天したことは前に書いた。普通の人であれば、すぐにでも病院に直行し診察を受けたはずだ。ところが私はそうはしなかった。「生活改善」で何とかなるのではないかと考えたのだ。高血圧に悩む多くの人と同じように、一度降
この永遠の名作の際立った特徴の一つは、主人公ジェイン・エアが必ずしも美貌に恵まれた女性ではないことである。むしろ小柄で外見的には地味目な女の子である。(例えば最近読んだハーディ『エマ』では、主人公エマは、貞節を守るためにわざと汚い恰好ををし、顔を出さない
私がある程度まとまったお金を貯金しているM銀行から、時々『発見上手』という冊子が送られてくる。ほとんど読まないまま捨てることが多いのだが、最近送られてきたものを焼酎のグラスを傾けながらパラパラめくってみた。人間国宝の京舞の家本・井上八千代さんの記事もおもし
しばらく前、平日休を利用して3つの店舗型銀行の通帳付け込み廻りをしたことがある。私は決済用預金、投資、外貨などはネット銀行・証券を使っているのであるが、大口の円定期は、金利がネット銀行並みのものがある場合、店舗型銀行を使っている。私にもしものことがあった
「恋愛心理小説の祖」とも言われる17世紀に出版された古典である。物語の舞台は、それより更に遡った16世紀の、貴族階級のなかでも王室に近い極めて上流の社会である。フランスの王室や貴族達の放埓な異性関係というのは有名であるが、もうこのころすでにそうゆう乱れた
先週釣ったカワハギとアジをまた食べたくなって、昨日また同じ釣り場にやってきた。(釣場の福岡糸島・岐志のイカダ。釣り終了間際、やっと日が差してきた。)先週の釣りでは、日中ウィンドブレーカーを脱ぐほどの暑さだったのだが。しかし昨日から列島のほとんどの地域に寒
文化の日に始まる3連休、せっかくの3連休なのでその中日に、久しぶりに福岡糸島へ釣行する。もちろん、本命はチヌ(クロダイ)。例年春と秋合わせて5匹以上はチヌを釣り上げていたと思うが、今年はいまだゼロ(だったと思う)。これでは気分よく今年の釣り収めができない
現代イタリア文学の巨匠タブッキによる、伊文学最高のヴィアレッジョ賞受賞作品。舞台は、次第に警察組織が社会を支配していく暗い雰囲気が漂うポルトガルである。主人公のペレイラは、ローカルな新聞社の文芸欄担当者。妻を亡くし、子供もなく、心臓に病気を抱えた無気力に
64歳9月に誕生日を過ぎた9月20日頃に近くの年金事務所で年金請求を行った。その時の担当者の言葉「早ければ来年1月から支給される」という言葉に不快感を覚えたことは以前書いた。その支給開始の理不尽ともいえる遅さもさりながら、支給開始がいったいいつになるのか
先週日曜日、久しぶりに福岡新宮沖相島の浮波止に渡った。ここは岐志のイカダとともに私の釣りのホームグランド(であったというべきか)。渡船の必要もない防波堤とは違い、思わぬ大物、思わぬ魚種が期待できるワクワク感あふれる釣り場である。大ヒラメ、スズキ、アオモノ
圧倒的な読後感である。テスという女性の大きな残像が読了後も脳裏から消えないばかりか、より一層それは大きくなって蘇ってくるようである。まだあどけない少女だったテスは、過ち(ほとんど不可抗力)を犯してしまう。このことがテスの運命を大きく狂わすことになる。本当
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(東大寺の夕暮れ)【4日目】〇春日大社~ささやきの小路~新薬師寺~百毫寺~ならまち散策~東大寺(南大門)「ささやきの小路」は、いにしえからの春日大社神官の由緒ある通り道だったというが、京都の「糺の森」などと比べれば少し神秘性や異界性が感じられない。「新薬
(奈良・吉城園の紅葉)【1日目】〇福岡から奈良へ福岡市から奈良までは、ピーチで関空まで(往復で18,000円程)行き、関空から奈良までは、南海~JRで移動。宿はJR奈良駅付近に取った。夕方、ホテルに到着。夕食はどこで取ろうかと思い、付近をうろつくが、外食はどこも高
(奈良・若草山にて)今年6月末で不本意な中途退職を決断したのだが、体調不良や猛暑の影響もあり、せっかくの365日何もやっても自由なはずのリタイア生活が、結局は家で引きこもりの日々が続いてしまった。若い時、まだ元気な時に、リタイア後のことを考えるとき想定し
私は支出のほとんどをクレジットカードか銀行引き落としで決済している。しかし、何かと遅れている日本では、未だに「現金」で支払うこともあるのだ。たとえば私がよく行くラーメン屋、蕎麦屋さん、釣り具屋さん、瀬渡し船、それに〇〇屋さんなど。だから私は財布に大体2~3
ここ1ヵ月間、西鉄のバス乗り放題カード「グランドパス65」を使って、福岡市内や近郊を毎日のように「旅」していた。先日は、高速バス半額特典を利用して北九州市まで足を延ばし、前々から行きたいと思っていた「いのちのたび博物館」「八幡製鉄所官舎」などを見学した。も
リタイアすると、サラリーマン時代に区分けされていた「平日」、「休日」という概念がなくなる。365日、全くいつ何時でも好きなことができるのだ。こうした「リタイア特権」で享受することができる特典はいろいろあるが、様々な「平日割引」もその一つである。ホテルや温
先月下旬にハロワへ行って、初めての「求職活動実績」の認定を受け、その数日後指定した銀行に失業手当の振り込みがあった。私の場合、体調不良によりやむなく仕事を辞めた「特定理由離職者」なので、待機期間は1週間のみ。通常の自己都合退職のこの後の待機期間2か月は免
読書の合間にyoutubeを見る機会も多いのだが、最近よく見かけるのが結婚適齢期を超えた女性の婚活失敗談である。昔は未婚女性の釣書の「職業欄」には、よく「家事手伝い」という文言が見られたものだ。しかし、現在の厳しい社会情勢では男性の収入だけでは家計が回らず、共稼
以前の記事で、ハロワデビューし、40年ぶりに「就活」したことについて書いた。失業手当をもらうには就職の意思と活動が必要なのだ。しかし私は65歳の独身ジジイ。独身ジジイの平均寿命(中央値)は、それを聞いたら心臓マヒを起こすぐらい驚くほど短い。それはおおよそ
福岡市(博多)に住んでいる人はもちろん、この地を訪れたことがある人はご存じだとと思うが、福岡都市圏は「西鉄バス」が市民の足である。「西鉄バス王国」とも呼ばれる、日本一の路線バス会社である。福岡市内のみならず、近郊までも網の目のようにバス路線が走っている。
9月下旬にハロワデビューして、今日が初回の「求職活動認定日」である。この日までに、しかるべき「求職活動」を行ってきたかどうか・・という認定。この「認定」を受けないと失業給付がもらえないのだ。失業保険を受け取るのにも、何かと煩雑な手続きが必要だ。(役所だか
私のような親不孝者でも、親のありがたみは歳を取れば取るほど身にしみて感じる。特に母親が繰り返し言っていた言葉「親以外に本当に自分のことを大事にしてくれる者はこの世に誰もいない」・・これは65歳まで生きてきて社会にもまれ、骨身にしみて実感してきたものだ。一
釣りを始めて、振り返れば30年以上になる。若いころ30~40代は、釣りは生活のリズムみたいなもので、シーズン中はほぼ毎週行っていたものだ。私の若いころ夢見ていた「リタイア後のやりたいこと」の一つは、釣場が混んでいない平日に、人に気兼ねなく釣り三昧すること
私が生まれて初めてハローワークへ行って失業給付の手続を始めたのが、先月9月下旬のことだった。その際、退職理由についての確認があったのだが、私は体調不良が大きな要因であったことを説明した。私が雇用期間を9か月を残し、無念の中途退職せざる得なかった経緯について
9月で65歳になり、様々な「高齢者特典」の恩恵を受け始めている。我が住まいである福岡市でいうと、市のほとんどの関連施設で入場料がタダ、または割引になる。私が特に心待ちにしていたのは、福岡市動植物園が無料(通常大人600円)になることだった。ここ数年、何回
65歳の誕生日も過ぎ、そろそろハロワに行って失業給付の手続をしなければいけない。ああ、億劫だ。求職活動どころか、そのハロワに行く気さえなかなか湧いてこないほど、私の生活はだらけ切っているのであった。ところで、失業給付を受けるための条件とは・・①就職する意
ある日の事。いつものように引き籠って家のベッドでくつろいでいると、インターフォンが鳴った。また何かのセールスかと思って受話器を取るとガス会社の人。ガスメーターの検針に来たのだが、メーターにガス漏れを表す赤ランプが点滅しているという。これはガスメーターから
今月の誕生日で65歳になってしまった。これで正真正銘の、押しも押されぬ老人になったのだ。65歳になると、年金も満額支給が始まるし、様々な「高齢者特典」を享受できることもあり、どちらかというとポジティブにこの日を待っていたのだ。私の構想としては、猛暑も収ま
私は昨年誕生月分から、「特別支給の年金」なるものをもらっている。これは、極大雑把に言えば基礎年金(国民年金)部分を差し引いた金額が支給されるということらしい。ならば、今月65歳の誕生月からは基礎年金部分を含む満額(通常の年金)が支給されることになるはずだ
この猛暑のなか、すっかり生活パターンが固定してしまっている。午前中は、自宅で読書、ネット。そして、クーラー代節約もあって午後は図書館で読書。単調ではあるが、これはこれで比較的快適な生活を過ごすことが出来ている。しかし、これでいいのか・・という焦燥感も感じ
11月末の水・木で甘木(福岡)を小旅行した。そのときも、実は体調が悪かったのだが、その翌日の出勤日の金曜日は異常ともいえる体調の悪さだった。体が怠かっただけではない。へたすれば失神するのではないかと思われるほどの体調悪化だった。そこで翌日土曜日、ある実験
コロナ禍以前の定年前現役時代は、少なくとも年2回以上のペースで海外旅行へ行っていた。定年後のコロナ渦中では、京都や奈良などに少なくとも年1回は3~4泊程度の旅をしたものだ。それが・・これが老化ということか・・旅へ行く気力、それ以前に旅の計画を練る元気を次第
この小説の原題は「Great Expectations」である。これはむしろ「大いなる期待」とも訳すべき言葉で、そして、この物語から感じるとる意味合いは「大いなる幻影」とも言うべきものである。この小説に登場する多くの人物が「大いなる幻影」を抱いている。我らが主人公、ピップ
ここ1、2か月の高血圧の「自然治癒」がほとんど効果がなかったことが判明したことは前に書いたもう命を守るためには、医者、クスリに頼るしかない・・そう観念し近所の循環器・内科に見てもらうことにした。私が内科系の病院に行くのは、30年ぶりぐらいではなかろうか?
9月に受けた職場の健康診断で、血圧の高さにびっくり仰天したことは前に書いた。普通の人であれば、すぐにでも病院に直行し診察を受けたはずだ。ところが私はそうはしなかった。「生活改善」で何とかなるのではないかと考えたのだ。高血圧に悩む多くの人と同じように、一度降
この永遠の名作の際立った特徴の一つは、主人公ジェイン・エアが必ずしも美貌に恵まれた女性ではないことである。むしろ小柄で外見的には地味目な女の子である。(例えば最近読んだハーディ『エマ』では、主人公エマは、貞節を守るためにわざと汚い恰好ををし、顔を出さない
私がある程度まとまったお金を貯金しているM銀行から、時々『発見上手』という冊子が送られてくる。ほとんど読まないまま捨てることが多いのだが、最近送られてきたものを焼酎のグラスを傾けながらパラパラめくってみた。人間国宝の京舞の家本・井上八千代さんの記事もおもし
しばらく前、平日休を利用して3つの店舗型銀行の通帳付け込み廻りをしたことがある。私は決済用預金、投資、外貨などはネット銀行・証券を使っているのであるが、大口の円定期は、金利がネット銀行並みのものがある場合、店舗型銀行を使っている。私にもしものことがあった
「恋愛心理小説の祖」とも言われる17世紀に出版された古典である。物語の舞台は、それより更に遡った16世紀の、貴族階級のなかでも王室に近い極めて上流の社会である。フランスの王室や貴族達の放埓な異性関係というのは有名であるが、もうこのころすでにそうゆう乱れた
先週釣ったカワハギとアジをまた食べたくなって、昨日また同じ釣り場にやってきた。(釣場の福岡糸島・岐志のイカダ。釣り終了間際、やっと日が差してきた。)先週の釣りでは、日中ウィンドブレーカーを脱ぐほどの暑さだったのだが。しかし昨日から列島のほとんどの地域に寒
文化の日に始まる3連休、せっかくの3連休なのでその中日に、久しぶりに福岡糸島へ釣行する。もちろん、本命はチヌ(クロダイ)。例年春と秋合わせて5匹以上はチヌを釣り上げていたと思うが、今年はいまだゼロ(だったと思う)。これでは気分よく今年の釣り収めができない
現代イタリア文学の巨匠タブッキによる、伊文学最高のヴィアレッジョ賞受賞作品。舞台は、次第に警察組織が社会を支配していく暗い雰囲気が漂うポルトガルである。主人公のペレイラは、ローカルな新聞社の文芸欄担当者。妻を亡くし、子供もなく、心臓に病気を抱えた無気力に
64歳9月に誕生日を過ぎた9月20日頃に近くの年金事務所で年金請求を行った。その時の担当者の言葉「早ければ来年1月から支給される」という言葉に不快感を覚えたことは以前書いた。その支給開始の理不尽ともいえる遅さもさりながら、支給開始がいったいいつになるのか
先週日曜日、久しぶりに福岡新宮沖相島の浮波止に渡った。ここは岐志のイカダとともに私の釣りのホームグランド(であったというべきか)。渡船の必要もない防波堤とは違い、思わぬ大物、思わぬ魚種が期待できるワクワク感あふれる釣り場である。大ヒラメ、スズキ、アオモノ
圧倒的な読後感である。テスという女性の大きな残像が読了後も脳裏から消えないばかりか、より一層それは大きくなって蘇ってくるようである。まだあどけない少女だったテスは、過ち(ほとんど不可抗力)を犯してしまう。このことがテスの運命を大きく狂わすことになる。本当
中国不動産不況に起因する中国経済の低迷は、最近少し下火になってきたとは言うものの、今でもニュースでよく取り上げられている話題だ。私の50歳代後半、海外旅行で足しげく旅したのは主に中国だ。歴史的遺産を巡るのが主な目的だったのだが、同時に目にしたのがこの国の
10月第1週の週末は、再び福岡糸島・野北の波止へ釣行したが、ほとんどボウズ。そこで先週末は、場所を変え福岡・新宮港から定期船に乗ってネコの島で有名な相島へ行ってきた。本当は、更に島の沖に浮かぶ浮波止に渡るつもりだったが、今日は休業日(第2土曜日)だったこ
生まれたばかりのオリバーを残して死んでいった母、そして今の社会では考えられないほど酷い保護施設(救貧院)での飢餓の生活から、様々な出来事を経て救われるオリバーを描いた古典小説。この本を読み始めた誰でもがオリバーの幼き人生行路の多難さ、そしてさし伸ばされる
私は資産の大部分は円定期預金にしている。「投資」は、方法論が成り立たないギャンブルであり、「資産運用」という言葉は、その「投資」の上品な呼び方に過ぎない・・ということは私の持論である。それでも、幾分かのお金をそうした「投資」(外貨預金を含む)に回している
定年後再雇用として勤め始めて、早3年半。私の勤務先のルールとしては、65歳の年度末まで、ほぼその再雇用が保証されている。今年64歳の私は、あと1年半雇用がほぼ約束されている・・はずだ。そして自転車通勤が出来て、仕事も手慣れた今のポジションを、残すこと後1年