DEEP STATEはクラホヴェ市内に31日夜「ロシア軍が火力発電所の大半を占領した」と、RYBARも「1月上旬までにクラホヴェは完全に解放されるだろう」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ南地区のアパート屋上、西郊外の火力発電所と製鉄工場で国旗を掲げる様子が登場した。
クラホヴェを巡る戦い、火力発電所を含む複数地点でロシア国旗が登場
DEEP STATEはクラホヴェ市内に31日夜「ロシア軍が火力発電所の大半を占領した」と、RYBARも「1月上旬までにクラホヴェは完全に解放されるだろう」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ南地区のアパート屋上、西郊外の火力発電所と製鉄工場で国旗を掲げる様子が登場した。
欧州での戦争はアジアに飛び火、ロシアが日本と韓国を攻撃する可能性
Financial Timesは31日「ロシア当局はNATOとの戦争で東部国境が無防備になるのを恐れている」「漏洩したロシア軍の機密文書にはKh-101で攻撃すべき日本と韓国の詳細な標的リストが含まれている」「ロシアがエストニアを攻撃すれば米軍の支援国である日韓も攻撃されるかもしれない」と報じた。
クラホヴェが陥落した可能性、ロシア軍兵士が西郊外で国旗を掲げる
DEEP STATEは2024年最終日「ロシア軍がポクロウシク方面とクラホヴェ方面で前進した」と報告、視覚的にはロシア軍兵士がクラホヴェ西郊外の製鉄工場で国旗を掲げる様子が登場し、もう西郊外一帯の運命は尽きた可能性が高く、新年早々に「クラホヴェ陥落」というフレーズが聞こえてくるだろう。
ロシア軍による電動スクーターの使用、戦力の分散と集合を可能にする
New York Timesはロシア軍のオートバイ使用について「無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じていたが、電動スクーター使用についても取材に応じたアゾフ旅団は「15人の兵士が装甲車輌でやって来るより、15人が電動スクーターでやって来る方が厄介だ」と回答した。
J-36はポジショニングと先制攻撃を追求した戦闘機、視界外戦闘に特化
中国の軍用機開発に精通したリック・ジョー氏は中国のJ-36について「低シグネチャ、大きな航続距離と内部容積、高高度飛行及び高速飛行に最適化され、有利な戦術的ポジショニングと先制攻撃を追求し視界外戦闘に特化した有人戦闘機」と評価し、伝統的な戦闘機というカテゴリーは時代遅れになると指摘した。
クラホヴェの状況は悪化の一途、ロシア軍はポクロウシクの東で前進を再開か
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは30日「ロシア軍がリマン方面ゼレベツ川沿い、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面で前進した」と報告し、特にクラホヴェ市内や郊外の状況は悪化の一途で、ポクロウシクの東でもロシア軍が再び前進を開始した兆候がある。
ウクライナメディアによる2024年の総括、状況が好転するとは思えない
RBC Ukraineは今年の戦いを総括する記事の中で「2024年の戦いはウクライナにとって有利な展開とはならず、交渉による戦争終結が近づいており、2022年や2023年に予想したものとは異なる結末が待っているかもしれない」と報じ、2025年に何が起きるかもしれない5つのシナリオを提示した。
影響力と友情を買う最も簡単な方法、戦闘機購入への関心を示すこと
サウジアラビアとトルコは防衛分野の協力関係を段階的に強化しつつあり、トルコメディアは27日「両国が大規模な防衛産業協力を協議した」「サウジアラビアはKAAN×100機の取得を検討している」と報じたが、あるアナリストは「戦闘機購入への関心を示すことは影響力と友情を買う最も簡単な方法だ」と指摘した。
侵攻1040日目、ロシア軍はクラホヴェ制圧のため火力発電所に接近
DEEP STATEとRYBARは29日「ロシア軍がトレツク方面とポクロウシク・クラホヴェ方面で前進した」と報告、視覚的にもウクライナ軍がクラホヴェ西郊外の住宅地でロシア軍を攻撃する様子が登場し、市内中心部を制圧したロシア軍がクラホヴェ火力発電所に向けて急速に前進している。
クルスクにしがみつくウクライナ、東部戦線を犠牲にした価値はあったのか?
Bloombergは28日「数ケ月以内にクルスクの占領地が失われるかもしれない」と報じたが、AP通信も「成功に心酔していたウクライナ軍部隊は損失を被って考え方を改め始めた」「東部戦線での敗北を目にした兵士の中には『この作戦にそれだけの価値があったのか?』と声を荒げる者もいる」と報じた。
DEEP STATEとRYBARは28日「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特にクラホヴェ市内ではウクライナ軍最後の抵抗拠点=市内西部の火力発電所敷地内にロシア軍が侵入し、RYBARは「クラホヴェ火力発電所を巡る戦いが始まった」と報告した。
F-35購入で米国を偉大にするのか、タイフーン購入で自国産業を支援するのか
タイフーンを新規発注したドイツ、イタリア、スペインではプログラムへの継続的な投資を喜んでいるものの、最終組立てラインの維持が困難になっている英国の労働組合は「F-35を購入して再び米国を偉大にするのか」「それともタイフーンを購入して自国産業を支援するのか」と訴えた。
米政府高官、ウクライナ軍は春までにクルスク撤退を強いられるかもしれない
クルスク方面の状況は東部戦線ほど変化は激しくないものの、ウクライナ軍が獲得した占領地の範囲は最盛期から約半分まで縮小し、Bloombergは28日「数ケ月以内にウクライナ軍はクルスクの占領地を全て失う可能性がある」と報じた。
ATACMSによるロシア領攻撃、効果は限定的で戦争全体の流れに変化なし
New York Timesは27日「ATACMSを使用したロシア領攻撃の効果は限定的だった」「ウクライナは手持ちのATACMSが尽きかけている」「米軍備蓄からの追加供給も不可能」と報じ、米当局者は攻撃が許可された時点でウクライナが保有していたATACMSの数について「約50発」と明かした。
電磁式カタパルトを搭載した中国の076型強襲揚陸艦、1番艦の四川が進水
中国では076型強襲揚陸艦の1番艦「四川」が27日に進水し、環球時報は「電磁式カタパルトとアレスティング技術を搭載しているため有人・無人戦闘機の発艦が可能」と、中国人民解放軍の公式サイトも「四川は固定翼機、ヘリコプター、水陸両用装備を搭載できる」と報じた。
ヴェリカノボシルカを巡る戦い、ロシア軍が全補給ルートの遮断に近づく
DEEP STATEとRYBARは26日夜「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、特にRYBARは「ロシア軍がヴェリカ・ノボシルカに残された最後のルート=O-0510遮断に向けて前進した」と報告した。
中国が無尾翼のデルタ翼機と可変尾翼の後退翼機を披露、第6世代機との関連は不明
中国のソーシャルメディアに登場した謎の有人機は「エンジンを3基搭載した無尾翼のデルタ翼機=成都飛機工業公司案」と「エンジンを2基搭載した可変尾翼の後退翼機=瀋陽飛機工業集団案」で、第6世代機に関連しているかもしれない2種類のデモンストレーター登場に世界中が驚いている。
中国で謎の有人機が登場、第6世代機に関係したデモンストレーターか
中国の軍用機開発に精通しているリック・ジョー氏は今年6月「中国人民解放軍の第6世代機は2034年までに姿を見せる」「既に様々なデモンストレーターのテストベッドが飛行している」と述べていたが、中国のソーシャルメディアにダブルデルタ翼を採用した有人機の写真や映像が登場した。
ウクライナメディアによる2024年の総括、ロシア軍に打ちのめされた1年
kyiv Independentは今年の戦いを総括する記事の中で「ウクライナ軍の人員不足は解決されず、重要な戦闘で敗北が迫り、戦況を好転させる見込みがないまま2024年を終えようとしている」と報じ、まもなくロシア軍が限界を迎えると評価についても「当てにならない」と指摘した。
侵攻1036日目、ロシア軍兵士がクラホヴェ市中心部の各所で国旗を掲げる
DEEP STATEは25日「ロシア軍がポクロウシク方面やヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がクラホヴェ市中心部を制圧した」報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ市内中心部の中央病院屋上、市のモニメント付近、市内中心部のアパート側面で国旗を掲げる様子が登した。
ウクライナの動員解除を巡る茶番、交代要員がいないため実現できない
動員法改正案に盛り込まれた「復員規定」は軍の要請で削除され、ウクライナ国防省は兵士の不満が高まったことを受け「動員解除に関する法案作業が12月18日まで完了する」と発表したが、最終的に「法案は準備されているものの交代要員がいないので提出できない」という茶番で終わった。
韓国が開発したFA-50向け空冷式AESAレーダー、オランダでテストが始まる
韓国のLIG Nex1は2023年5月「Phantom Strikeと同じ空冷式AESAレーダー=ESR-500A」を披露して注目を集めたが、今月23日「オランダ国立航空宇宙技術研究所と共同で飛行テストに着手した」と発表、さらにESR-500Aの送受信素子モジュール数についても「500以上だ」と明かした。
米陸軍が低コストの防空砲開発に着手、実証テストを2028年に予定
米陸軍は今年7月「155mm装輪式自走砲とHVPを組み合わせたMDAC=防空砲」に関する情報提供依頼書を発行していたが、20日「プロトタイプ契約をBAEと締結する予定だ」と発表し、2027年までに開発を終えて2028年に実証テストを行うらしい。
ロシア軍の前進が続く東部戦線、特にヴェリカノボシルカが危機的
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは24日「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告し、特にヴェリカノボシルカは川沿いのポケットが消滅し、ロシア軍に街が包囲されそうになっている。
800機超えが目前に迫るタイフーン、スペインに続きイタリアも正式発注
イタリアのメローニ政権は9月「Tranche4調達予算を確保した」と言及していたが、イタリアメディアとユーロファイター・タイフーンコンソーシアムは24日「スペインに続きイタリアもタイフーン取得契約を締結した」と発表、トルコ導入が決まればタイフーンの総生産数は800機を越える。
侵攻1034日目、ヴェリカノボシルカ最後の兵站ルートも遮断の危機
DEEP STATEは「ヴェリカノボシルカに接続する最後のルートにもグレーゾーンが伸びた」と、RYBARは「ロシア軍がドヴォリチナ市内に支配地域を広げた」と報告し、ウクライナメディアやロシア人らは「当局の圧力でDEEP STATEが活動できなくる可能性」に注目している。
今後10年間の軍用機需要は27兆円、無人戦闘機への投資額は有人戦闘機を猛追
Aviation Weekは今後10年間の有人戦闘機に対する需要を630億ドルと見積もったが、急成長を遂げる無人機分野も270億ドル、訓練機/軽戦闘機や中型輸送機(C-130Hの後継機)も216億ドルまで膨れ上がり、軍用機全体の需要規模は1,760億ドル=27.5兆円と予想した。
イージス戦闘システムを搭載するF127、ドイツ議会がプログラムを承認
ドイツ連邦議会は海軍が要請していた210億ユーロ相当の調達プログラムを承認、この決定についてTKMSは「F127プログラムへの投資は将来の海上安全保障における決定的な一歩だ」と歓迎しており、イージス戦闘システムを搭載するF127プログラムが正式に動き出した。
氏名が確認可能な戦死者数、ロシアは8.4万人、ウクライナは6.1万人
ロシア国防省はウクライナとの戦争で被った自軍の損失を2022年9月(戦死者5,937人)から一度も更新しておらず、ベロウソフ国防相も「負傷者の約96%が任務に復帰した」とのみ言及したが、露独立系メディア=Медиазонаは「ウクライナで8万4,761人のロシア軍兵士が戦死した」と発表した。
エジプト陸軍がM1A1に46億ドルを投資、M1A1SAにアップグレード
エジプト陸軍が保有する1000輌以上のエイブラムスは一度もアップグレードを受けてこなったが、米国務省は20日「エジプトが要請していたM1A1SAへのアップグレードを推定費用46億9,000万ドルで承認した」と発表、これにより555輌のM1A1がM1A1SAにアップグレードされる。
インドが早期警戒レーダー購入をロシアと協議、取引額は40億ドル以上
インドは米国製装備品の調達を拡大してロシア依存を引き下げつつあるが、これは「インドのロシア離れ」を意味するものではなく、防衛市場の動向を報じるShephardは20日「インドはバランスを取るためロシアと早期警戒レーダの購入を協議している」「両国の友情は最も高い山より高い」と報じた。
ウクライナ軍指揮官、エイブラムスも他戦車と同様に上部装甲が薄すぎる
ウクライナ軍の戦車指揮官は「エイブラムスの分厚い装甲や設計思想は素晴らしいが上部は無防備のままで対策が必要だ」「エイブラムスも他の戦車と同様に上部装甲が薄すぎる」「米軍はMavic3Tなどの偵察ドローンやFPVドローンがもたらす脅威を理解していない」と警告した。
スペイン空軍の次期高等訓練機、トルコが開発したHürjet導入に近づく
エルドアン大統領がマドリードを訪問した際「Hürjet購入」が浮上していたが、スペイン国防省は20日「バルカルセ国防長官と駐スペイン・トルコ大使が戦闘機パイロットの高度な訓練システムを共同開発する覚書に署名した」と発表し、スイペン空軍のHürjet導入が現実味を帯びてきた。
2024年に最も売れた戦闘機はF-35A、タイフーンとF-15EXも復権
現在の市場で入手可能な戦闘機はF-15EX、F-16V、F/A-18E/F、F-35、ラファール、タイフーン、グリペンE/F、テジャスMK.1A、JF-17、J-10、Su-34、Su-35、Su-57の13機種で、2024年に最も新規受注を獲得したのは計76機分の契約もしくは受注を確保したF-35Aだ。
ロシア軍がクルスクとクラホヴェで拠点を占領、クラホヴェ包囲への動き
DEEP STATEは19日夜「ロシア軍がクルスク方面とクラホヴェ方面で前進した」「敵は両翼からクラホヴェ包囲を狙っている」と、RYBARも「ロシア軍がクルスク州ノヴォイヴァノフカを奪還した」と報告し、ロシア軍兵士はクルスク方面とクラホヴェ方面の各拠点で国旗を掲げた。
ウクライナに対する動員年齢引き下げ圧力、新しい援助の条件になる可能性
RBC-Ukraineは19日「トランプ次期大統領はウクライナに対する動員年齢の引き下げについて否定しておらず、これは新しい援助の条件になるかもしれない」「さらに大統領選挙の実施やさらなる増税などとセットで要求されるかもしれない」と報じた。
ウクライナ政権内部の争い、フェドロフ副首相をドローン調達から排除
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「前線にドローンが殆どない」と、同氏が編集長を務めるЦензор.НЕТも「これは調達を主導してきたフェドロフ副首相排除と関係がある」と指摘していたが、kyiv Independentも「同じ予算でドローン調達が半分になるかもしれない」と報じた。
リトアニア史上最大の契約、ドイツとLeopard2A8購入契約を締結
リトアニアでは陸軍再編に伴う「戦車大隊の創設」が提案され、リトアニア国防省は今年10月「Leopard2とCV90の調達を決定した」と発表していたが、サカリーニ国防相はドイツを訪問してLeopard2A8購入契約に署名し「リトアニアとって史上最大の契約だ」と述べた。
パキスタン向けAH-1Zの数奇な運命、スロバキアは拒否してUH-60を選択
スロバキアはウクライナにMiG-29を提供した見返りとして「割安なAH-1Z導入契約」を提示されていたが、最終的にAH-1ZではなくUH-60を選択したため、パキスタン向けに製造されたAH-1Zの引き取り先が再び消滅し、手を挙げているウクライナに向う可能性が少しだけ高まった。
侵攻1030日目、ポクロウシク方面に生じた防衛ラインの裂け目が拡大
DEEP STATEは18日夜「ポクロウシク方面シェフチェンコ方向の致命的な裂け目が大きくなった」と、RYBARは否定的だった評価を変更して「クピャンスク方面でロシア軍がオスキル川を渡河して橋頭堡を築いた」と報告し、クラホヴェ方面ではロシア軍兵士がウスペニフカ集落内で国旗を掲げた。
侵攻1029日目、東部戦線に関する報告は何処もかしこも危機だらけ
DEEP STATEとRYBARは17日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特に危機的なのは「クピャンスク方面ドヴォリチナ方向のオスキル川沿い」と「ヴェリカノボシルカ方面のモクリ・ヤリー川沿い」で、一歩間違えれれば致命的な突破や状況が登場するかもしれない。
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍は現地で厳しいクリスマスを迎える
DEEP STATEはクルスク方面について17日夜「ウクライナ軍はプレホヴォを失い、ロシア軍はプセール川を渡河してクリロフカ郊外まで前進し、38K-024方向でもノヴォイヴァノフカとクルグレンコーに迫っている」と報告、Economistも「ウクライナ軍はクルスク州で厳しいクリスマスを迎える」と報じた。
ウクライナ軍を悩ませる高齢化問題、兵士の平均年齢は43歳前後
kyiv Independentは16日「ウクライナの動員年齢が18歳ではない理由は武器の数ではなく将来の人口動態に関係がある」「米国の動員年齢引き下げ要求は『戦争から国が生き残れなければ将来の人口動態を心配しても意味がない』という観点からのものだ」と報じている。
ベロウソフ国防相、負傷したロシア軍兵士の約96%が任務に復帰したと言及
ロジア人ジャーナリストのカシェヴァロワ氏は今年7月「負傷兵の98%が任務に復帰している」「負傷兵を治療せず前線を送り返しているからだ」と指摘していたが、ベロウソフ国防相は16日「負傷者の約96%が任務に復帰することができた」「病院に収容された負傷者の死亡率は0.5%未満」と述べた。
ヴェリカノボシルカを巡る戦い、ウクライナ軍兵士に残された逃げ道はあと僅
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは16日夜「ロシア軍がポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、特にロシア軍はモクリ・ヤリー川を渡河してマカリフカの背後を遮断したため、ウクライナ軍兵士に残された逃げ道はあと僅かだ。
ロシア軍がヴェリカノボシルカで致命的な突破、トレツク市内でも大きく前進
DEEP STATEとRYBARは15日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告し、ウクライナ軍はクピャンスク方面のオスキル川沿いでロシア軍を押し戻したものの、ヴェリカノボシルカ方面でロシア軍に致命的な突破を許し、ウクライナ軍部隊がモクリ・ヤリー川沿いで包囲されたかもしれない。
ウクライナ人ジャーナリスト、新旅団編成は資金と人材をドブに捨てているだけ
ゼレンスキー大統領は人員不足の原因について「武器不足で予備戦力の編成が遅れている」と主張したが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「新旅団編成は資金と人材をドブに捨てているだけ」「前線の問題を解消するどころか新たな問題を生み出しているだけ」と批判した。
ウクライナ軍指揮官、ドニプロへのロシア軍進軍リスクが理解されていない
kyiv Independentは14日「ウクライナ軍は深刻な兵士不足と司令部内の対立に悩まされる」「新たな動員努力も大きな効果は出ていない」「クレムリンは出来るだけ多くの領土を奪って交渉立場を強化したと考えている」「ウクライナ軍に残された選択肢は(停戦交渉まで)防衛ラインを維持することだけ」と指摘した。
オスキル川沿いの戦い、西岸に渡河したロシア軍がドヴォリチナに侵入
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは14日夜「クピャンスク方面のロシア軍はオスキル川西岸に兵士を送り込みドヴォリチナを占領し始めた」「クルフリャフカ方向のオスキル川沿いでもロシア軍が4km以上も前進した」「ドンバス方面のロシア軍がクラホヴェ市中心部の市議会を占領した」と報告した。
ヴェリカノボシルカを巡る戦い、ウクライナ軍部隊が包囲される可能性
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「状況は悪化する一方だ」と報告していたが、14日「現地司令部は各旅団とドネツク作戦・戦術グループとの橋渡し役に過ぎず、上級指揮官がいないため何も決められない。この方向のウクライナ軍部隊は包囲されれるかもしれない」と警告した。
クラホヴェを巡る戦い、ロシア軍兵士が市中心部の市議会で国旗を掲げる
DEEP STATEは13日夜「クラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面の状況が悪化している」と報告していたが、ロシア軍兵士がクラホヴェ市中心部の市議会で国旗を掲げる様子が登場、ウクライナ軍は市内中心部から東郊外の火力発電所方向に追いやられている可能性が高い。
ポクロウシクでは裂け目は大きくなり、クラホヴェではポケットが閉じられる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは13日「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、ポクロウシク方面の防衛ラインに生じた致命的な裂け目は大きくなる一方で、クラホヴェ方面でもウスペニフカ方向のポケットの蓋が閉じられた可能性が高く、ウクライナ軍部隊が脱出できたのかどうかは不明だ。
ロシア軍に要塞をプレゼントした無能司令官が解任、後任はタルナフスキー准将
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「ポクロウシクの防衛ラインに致命的な裂け目が生じたのは現地司令部や司令官の無能のせいだ」と批判していたが、Financial Timesも13日「ウクライナ軍は崩壊しつつつある東部ドネツクの司令官を解任した」「後任はタルナフスキー准将だ」と報じた。
ポクロウシクの防衛ラインに致命的な裂け目が生じた理由、本当に意味不明
ポクロウシク方面では防衛ラインに致命的な裂け目が生じたが、この件についてウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「現地司令部が部隊配備をギリギリまで遅らせた」「そのため準備した強固な陣地を守る兵士がいなかった」「我々はロシア軍に無償で要塞をプレゼントしてしまった」と明かした。
相次ぐ発注と新規導入、タイフーンの総生産は800機を越える可能性
受注が伸び悩んでいたタイフーンは完全に勢いを取り戻しており、ドイツ、イタリア、スペインがTranche4を80機以上も新規発注、トルコも40機の新規導入を、カタールも12機の追加調達を進めており、スペインのディフェンスメディア=Infodefensaも「タイフーンの総生産は800機を越える」と報じている。
侵攻1023日目、ウクライナ軍部隊がクラホヴェ方面で敵に包囲される寸前
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは12日「ウクライナ軍部隊がクラホヴェ方面で敵に包囲される寸前だ」と報告、ウクライナ鉄鋼企業のメティンベストも「前線が近づいて敵の砲撃が激化しているためピシュチャネにあるポクロウシク炭鉱第3立坑の操業を中止したと発表した。
New York Timesはゼレンスキー大統領が言及した人的損害(戦死者4.3万人+負傷者37万人)について「米当局者や軍事アナリストの推定値とかけ離れたもの」「ウクライナが今必要としているのは武器や弾薬ではなく人的損失の補填努力を強化することだ」と報じた。
シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で通常とは異なる決定が必要
ホルティツィア作戦軍のヴォロシン報道官は11日「ロシア軍がポクロウシク近郊のウクライナ軍陣地を破壊した」と明かし、シルスキー総司令官も「我々は戦闘能力の回復力を高め、より効果的に敵を破壊するため通常とは異なる決定を下さなければならない」と述べた。
ウクライナの要塞は何処にあるのか? 無計画、無責任、不正、工兵の前線投入
ゼレンスキー大統領やウクライナ軍は再三「要塞建設は順調だ」とアピールしているものの、Financial Timesは11日「要塞建設の優先順位は低い」「間違った場所に建設される場合が多い」「建設資金の多くが盗まれた」「人員不足をカバーするため工兵が前線に送られている」と報じた。
侵攻1022日目、ウクライナ軍が初めてクルスク州スジャ郊外で後退
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは11日「クルスク州スジャ南郊外でウクライナ軍が後退した」「ロシア軍がポクロウシク・クラホヴェ方面の複数方向で前進した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ市内の建物に国旗を掲げる様子が登場した。
イスラエルはシリア新政権との関係樹立を期待、北部マンビジでは内戦再開か
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはシリア北西方面について「トルコが支援するシリア暫定政府がクルド人が支配するマンビジへの攻撃を再開した」と報告、イスラエルのネタニヤフ首相は10日「新政権との関係樹立を望んでいるものの我々を脅かすものなら攻撃も辞さない」と述べた。
イスラエル最大の懸念、シリアを失ったイランがどう反応してくるか
米英はシリアに対するイスラエルの軍事行動を支持したが、国連、イラン、サウジアラビア、カタール、エジプト、トルコは「秩序回復を台無しにする行為だ」と批判、イスラエルメディアは10日「政府は最悪のシナリオに基づいて行動している」「最大の懸念は立場の弱体化にイランがどう反応してくるかだ」と報じた。
イスラエルのシリア領進駐、停戦協定はリシアが秩序を取り戻すまで無効
イスラエルのネタニヤフ首相は「リシアが秩序を取り戻すまで1974年の停戦協定が無効」「ゴラン高原は永久に切り離すことができないイスラエルの一部だ」と主張して緩衝地帯=シリア領への一時的な進駐を正当化したが、国際社会はイスラエルの一方的な軍事作戦を批判している。
ロシア軍がスームィ州に侵入、ポクロウシク方面の裂け目も大きくなる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは9日夜「ウクライナ軍がクルスク方面で後退した」「ロシア軍が国境を越えてスームィ州オレクサンドリア方向に前進した」「ロシア軍がポクロウシク方面で前進した」と報告し、ポクロウシクの防衛ラインで生じた裂け目は非常に大きくなってしまった。
イスラエル軍は停戦ラインを越えてシリア領に進軍、ロシアはトルコに支援を要請
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはシリア北西部について「反政府組織がラタキアとタルトゥースを除く地域を掌握した」と報告、シリア南西部ではイスラエル軍が停戦ラインを越えてシリア領内に侵入、米国とイスラエルは旧政府軍の軍事インフラ、弾薬庫、化学兵器、ISILの拠点等を空爆している。
トレツクを巡る戦い、ロシア軍が市内中心部の鉱山一帯を占領した可能性
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がトレツク市内のジェルジンスキー鉱山を占領した」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍がポクロウシク近郊のシェフチェンコで足場を拡大した」と報告、ポクロウシクの防衛ラインで生じた裂け目は大きくなる一方だ。
ゼレンスキー大統領、ウクライナ人兵士の死傷者数は約41万人だと明かす
ゼレンスキー大統領はウクライナ軍兵士の戦死者数について「報道されている8万人より遥かに少ない」と反論していたが、8日「この戦争でウクライナ人兵士4.3万人が死亡し37万人が負傷した」「負傷者の約50%が戦列に復帰した」と具体的な数字を発表した。
シリア反政府組織がアサド政権に勝利した要因、効果的な軍事組織への変貌
ロシア外務省は8日「アサド大統領は平和的な権力移譲を命じたのち国を離れた」と発表、なぜシリア政府軍がここまで急速に崩壊したのは謎に包まているものの、Financial Timesは「シャーム機構は民兵の集まりではない」「屈強で効果的な軍事組織に変化を遂げていた」と報じた。
侵攻1018日目、ポクロウシクの防衛ラインで生じた裂け目は大きくなる
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは6日夜「ロシア軍がトレツク市内、ポクロウシク方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、ポクロウシクの防衛ラインで生じた裂け目は大きくなっており、DEEP STATEはヴェリカノボシルカの状況が刻々と悪化しているとも警告した。
シリアの首都を反政府組織が3方から包囲、アサド政権崩壊は時間の問題
シリアにおける反政府組織の攻勢は勢いを増しており、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは7日夜「自由シリア軍が幹線道路沿いに支配権を確立してイラクルートを遮断し、シリア最大のティヤス空軍基地を占領した」と、シャーム機構側も「過去24時間でホムス、ダルアー、スワイダー、クネイトラを解放した」と報告した。
ポクロウシクを巡る戦い、突破を許してはいけない防衛ラインに裂け目
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは6日夜「ロシア軍がトレツク市内とポクロウシク方面で前進した」と報告、特にポクロウシク方面で突破を許してはいけない方向の防衛ラインに裂け目が生じており、ポクロウシクとクラホヴェを結ぶ幹線道路もロシア軍に遮断されしまった。
反政府組織がホムス郊外まで前進、シリア南部でも政府軍がダルアー県を放棄
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはシリア内戦について6日夜「反政府組織がタルビゼまで支配地域を広げた」「グレーゾーンがホムス郊外のアルダル・アルカベラまで伸びた」と報告、シリア南部でも政府軍が反政府組織の武装蜂起を受けてダルアー県を放棄し、もうアサド政権は状況を制御出来なくなっている。
米空軍、次期戦闘機の開発方針決定をトランプ政権に持ち越すと発表
米空軍は次世代戦闘機のEMD契約を2024年に締結予定だったが、ケンドール空軍長官は5日「年末までに発表予定だったNGADの開発方針を決定しないことにした」と明かし、この課題は来年に誕生するトランプ政権に持ち越されることが確定した。
海外メディア、武器輸出に消極的な日本政府がフリゲート艦の豪輸出に熱心
オーストラリアのフリゲート艦調達は推定100億豪ドル(約9,600億円)と予想されるため国際的にも注目度が高く、Defense Newsも6日「最終候補に残った日本は先進的な艦艇輸出においてルーキーだが、日本政府はもがみ型のオーストラリア輸出を積極的に支持している」と報じた。
侵攻1016日目、ロシア軍がドネツク方面で前進して拠点4つを占領
ロシア軍はウクライナ東部戦線で前進を続けており、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がトレツク市内で支配地域を広げた」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍がウスペ二フカ郊外に到達した」と報告した。
反政府組織がハマー市を解放、シリア政府軍は装備を捨ててホムスに後退
ハマー市内では反政府組織による解放を市民が歓迎しており、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは5日夜「シリア政府軍は撤退時に相当量の装甲車輌を放棄した」「防御に適したオロンテス川沿いのアッ・ラスタンからも政府軍が去った」「まもなくホムス郊外で戦闘が始まるだろう」と報告した。
反政府組織が県都ハマーに侵入、シリア政府軍は街を放棄して撤退
シリア北西部で11月末に始まったタハリール・アル・シャーム機構(HTS)の攻勢は現在も続いており、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは5日夕方「反政府組織がハマー市内に侵入した」「シリア政府軍がハマーから撤退した」「周辺地域にしがみつくことなく街を明け渡した」と報告した。
シリア内戦、ドローンの登場でシリア政府軍の戦術が機能しなくなった
シリア北西部で11月末に始まったタハリール・アル・シャーム機構(HTS)の攻勢は現在も続いており、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ハマー県の状況は日毎ではなく時間事に悪化している」「シリア政府軍が好んでいた戦術がドローンの登場で機能しなくなった」と報告している。
ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進、ウクライナ軍も反撃で拠点を奪還
DEEP STATEとRYBARは4日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告したが、DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面、RYBARはチャシブ・ヤール方向におけるウクライナ軍の反撃も報告しており、ウクライナ軍はノヴィ・コマールをロシア軍から奪還した。
米国務長官がウクライナに厳しい決断を促す、ロシア軍阻止には人員が必要
ゼレンスキー大統領はウクライナ軍の人員不足について「武器不足が原因」と主張しているが、国内外では「動員が上手く行っていないため」という見方が多く、ブリンケン国務長官も「資金や弾薬があってもロシア軍阻止には人員が必要だ」と言及して「厳しい決断=動員年齢の引下げ」を促した。
ロシア軍がクラホヴェ方面で4km以上前進、街の包囲が現実味を帯びてくる
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは3日夜「ロシア軍がポクロウシク・クラホヴェ方面で前進した」と報告、特にロシア軍はクラホヴェ方面で4km以上の前進を遂げており、そのためクラホヴェ後方の開口部は約9kmしかなく、そろそろ「クラホヴェ陥落」が現実を帯びてきた。
オスキル川沿いの戦い、ウクライナ軍が集落を奪還して国旗を掲げる
DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いについて「ロシア軍が川を渡河してノヴォムリンスク付近とドヴォリチナの南に足場を築いた」と報告していたが、ウクライナ軍はノヴォムリンスク集落と周辺一帯を奪還すること成功、ウクライナ軍兵士が集落で国旗を掲げる様子も登場した。
もがみ型の豪輸出、戦略的・技術的パートナーシップが重視されれば日本有利
Breaking Defenseは2日「日本がもがみ型護衛艦のオーストラリア売却を事前承認し、この中で日本とオーストラリアの関係が如何に重要かを強調した」と報じ、日本が受注を獲得できるかどうかは「オーストラリアが何を重視するかにかかっている」と指摘した。
韓国は尹大統領が強行した戒厳令で騒然、野党は解除要求決議案を可決
韓国の尹大統領は政局の主導権を取り戻すため3日夜「非常戒厳令を宣布する」と宣言したものの、国会への戦力投入が遅れたため野党は「戒厳令解除要求決議案」を可決、今後は尹大統領が敗北を認めて国務会議を開催するかどうかが焦点で、動員された軍は戒厳令解除まで現状維持の立場だ。
ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍兵士の戦死者数は8万人より少ない
WSJは今年9月「ウクライナ人兵士の戦死者数は8万人」と報じたが、ゼレンスキー大統領は共同通信の取材に応じた中で「実際の数字は遥かに少ない」と反論したものの「何人が死んでいるのか本当のところは分からない」「特に一時的な占領地での死者がそうだ」と付け加えた。
クラホヴェは数日以内に陥落か、ゼレンスキー大統領も停戦条件で譲歩
New York Timesは30日「ロシア軍の前進を食い止めてきたクラホヴェは数週間以内ではなく数日以内に陥落するだろう」「この苦しい状況はロシアとの交渉開始にウクライナの目を向けさせている」「ゼレンスキー大統領も領土返還なしの停戦も可能と明確に譲歩してきた」と報じた。
トレツクを巡る戦い、ロシア軍が市内中心部のテリコンに取り付き始める
DEEP STATEとRYBARは2日夜「ロシア軍が東部戦線の様々な方向で前進した」と、特にDEEP STATEはトレツク市内ついて「グレーゾーンがジェルジンスキー鉱山のテリコンまで伸びた」と報告、視覚的にもウクライナ軍がテリコン斜面を登るロシア軍兵士を攻撃する様子が登場した。
ロシア軍がヴェリカノボシルカに繋がる主要道路3本の内2本を遮断
DEEP STATEとRYBARは1日夜「ロシア軍が東部戦線の様々な方向で前進した」と、特にDEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がT-0518を越えてノヴィ・コマール集落内に取り付いた」と報告、この状況はヴェリカノボシルカを守るウクライナ軍にとって最悪だ。
ウクライナ軍兵士の脱走問題、悲惨な戦場の状況を更に悪化させている
Defense Newsは30日「ウクライナ軍兵士10万人以上が脱走で起訴された」「実際の脱走兵は20万人に達しているかもしれない」と報じたが、Financial Timesも1日「脱走兵が多すぎて法執行機関が対応できず、ウクライナにとって悲惨な状況を更に悪化させている」と報じた。
ザポリージャ州軍政長官、ドローン攻撃に対応した要塞が完成している
ウクライナ軍やメディアは「ロシア軍によるザポリージャ方面への攻勢」を警告し、Economistは「ザポリージャ州の要塞建設は徹底されている」と報じていたが、同州の軍政長官も30日「ドローン攻撃に対応した要塞が完成している」と述べ、ザポリージャ方面の守りは東部戦線より充実しているかもしれない。
ロシア軍が再びオスキル川を渡河、クピャンスク方面ドヴォリチナ付近に上陸
DEEP STATEとRYBARは30日夜「ロシア軍が東部戦線の様々な方向で前進した」と、特にDEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ方向について「敵がオスキル川西岸に第二の足場を形成した」「ロシア軍がオスキル川を渡河してドヴォリチナの南に足場を築いた」と報告した。
目を覆いたくなる東部戦線の状況、どこまでウクライナ軍は下がるのか
DEEP STATEとRYBARは29日夜「ロシア軍はコンスタンチノフカ、ポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、ドイツ国防省でウクライナ支援を担当するクリスチャン・フロイディング少将は「2025年の早い段階でウクライナ軍はポクロウシクを放棄するだろう」と述べた。
ゼレンスキー大統領、脱走兵が来年1月1日までに復帰すれば責任を問わない
ウクライナでは動員努力を台無しする規模の無断離脱や脱走が2024年(5万人以上)に発生し、ゼレンスキー大統領は28日に「脱走兵の自発的復帰に関する法案」に署名、戒厳令中に脱走した兵士(10万人以上)が2025年1月1日まで自主復帰すれば刑事責任に問われない。
ウクライナ軍兵士10万人以上が部隊から脱走、20万人に達する可能性も
Defense Newsは30日「これまでに10万人以上のウクライナ軍兵士が無断離脱や脱走で起訴されている」「実際の脱走兵は20万人に達しているかもしれないとウクライナ人議員が述べた」と報じ、主な脱走原因は戦いへの疲れ、戦意の喪失、戦争指導に対する怒り、勝利がおぼつかないことへの苛立ちなどだ。
防衛省、もがみ型が豪次期フリゲートに選ばれれば海外移転を認める
豪メディアは今月7日「海軍の汎用フリゲート調達はTKMSと三菱の間で最終入札が行われる」と報じたが、防衛省も28日「我が国が豪次期汎用フリゲートの共同開発・生産に選ばれば防衛装備移転三原則に従い、令和6年度型護衛艦(06FFM)の完成品、部品、技術情報の移転を認める」と発表した。
侵攻1010日目、ロシア軍がポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカで前進
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは28日夜「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がポクロウシク方面で前進した」と報告し、南ドネツクの状況は相変わらずだ。
侵攻1008日目、久々に南ドネツク方面でのロシア軍前進はなし
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは27日夜「ウクライナ軍がクルスク方面で後退した」「ロシア軍がトレツク・ニューヨーク方面、ポクロウシク方面で前進した」と報告したが、久々に南ドネツク方面でのロシア軍前進は報告されなかった。
バイデン政権、動員年齢を18歳に引き下げるようウクライナに要請
ゼレンスキー大統領は先月「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいるものの必要ない」と述べていたが、AP通信は28日「バイデン政権が動員年齢を18歳に引き下げるよう要請した」「現在の戦況を計算するともっと多くの兵士が必要だ」と報じて注目を集めている。
土壇場でのATACMS制限緩和、ウクライナの軍事的破綻を早めるだけ
Defense Prioritiesのダニエル・デペトリス氏とダニエル・デペトリス氏は「土壇場でのATACMS制限緩和は『戦場における優位性の獲得』や『交渉立場の強化』に結びつけるには遅すぎる」「この決定はウクライナの軍事的破綻を早めるだけかもしれない」と指摘した。
ウクライナ軍が反撃、ボルチャンスクとチャシブ・ヤールで領土を奪還
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは27日「ウクライナ軍がボルチャンスク市内とチャシブ・ヤール市内でロシア軍を押し戻した」「ロシア軍がトレツク市内で支配地域を広げた」と、DEEP STATEもチャシブ・ヤール市内について「ノヴィ地区がグレーゾーンに移行した」と報告した。
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DEEP STATEはクラホヴェ市内に31日夜「ロシア軍が火力発電所の大半を占領した」と、RYBARも「1月上旬までにクラホヴェは完全に解放されるだろう」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ南地区のアパート屋上、西郊外の火力発電所と製鉄工場で国旗を掲げる様子が登場した。
Financial Timesは31日「ロシア当局はNATOとの戦争で東部国境が無防備になるのを恐れている」「漏洩したロシア軍の機密文書にはKh-101で攻撃すべき日本と韓国の詳細な標的リストが含まれている」「ロシアがエストニアを攻撃すれば米軍の支援国である日韓も攻撃されるかもしれない」と報じた。
DEEP STATEは2024年最終日「ロシア軍がポクロウシク方面とクラホヴェ方面で前進した」と報告、視覚的にはロシア軍兵士がクラホヴェ西郊外の製鉄工場で国旗を掲げる様子が登場し、もう西郊外一帯の運命は尽きた可能性が高く、新年早々に「クラホヴェ陥落」というフレーズが聞こえてくるだろう。
New York Timesはロシア軍のオートバイ使用について「無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じていたが、電動スクーター使用についても取材に応じたアゾフ旅団は「15人の兵士が装甲車輌でやって来るより、15人が電動スクーターでやって来る方が厄介だ」と回答した。
中国の軍用機開発に精通したリック・ジョー氏は中国のJ-36について「低シグネチャ、大きな航続距離と内部容積、高高度飛行及び高速飛行に最適化され、有利な戦術的ポジショニングと先制攻撃を追求し視界外戦闘に特化した有人戦闘機」と評価し、伝統的な戦闘機というカテゴリーは時代遅れになると指摘した。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは30日「ロシア軍がリマン方面ゼレベツ川沿い、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面で前進した」と報告し、特にクラホヴェ市内や郊外の状況は悪化の一途で、ポクロウシクの東でもロシア軍が再び前進を開始した兆候がある。
RBC Ukraineは今年の戦いを総括する記事の中で「2024年の戦いはウクライナにとって有利な展開とはならず、交渉による戦争終結が近づいており、2022年や2023年に予想したものとは異なる結末が待っているかもしれない」と報じ、2025年に何が起きるかもしれない5つのシナリオを提示した。
サウジアラビアとトルコは防衛分野の協力関係を段階的に強化しつつあり、トルコメディアは27日「両国が大規模な防衛産業協力を協議した」「サウジアラビアはKAAN×100機の取得を検討している」と報じたが、あるアナリストは「戦闘機購入への関心を示すことは影響力と友情を買う最も簡単な方法だ」と指摘した。
DEEP STATEとRYBARは29日「ロシア軍がトレツク方面とポクロウシク・クラホヴェ方面で前進した」と報告、視覚的にもウクライナ軍がクラホヴェ西郊外の住宅地でロシア軍を攻撃する様子が登場し、市内中心部を制圧したロシア軍がクラホヴェ火力発電所に向けて急速に前進している。
Bloombergは28日「数ケ月以内にクルスクの占領地が失われるかもしれない」と報じたが、AP通信も「成功に心酔していたウクライナ軍部隊は損失を被って考え方を改め始めた」「東部戦線での敗北を目にした兵士の中には『この作戦にそれだけの価値があったのか?』と声を荒げる者もいる」と報じた。
DEEP STATEとRYBARは28日「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特にクラホヴェ市内ではウクライナ軍最後の抵抗拠点=市内西部の火力発電所敷地内にロシア軍が侵入し、RYBARは「クラホヴェ火力発電所を巡る戦いが始まった」と報告した。
タイフーンを新規発注したドイツ、イタリア、スペインではプログラムへの継続的な投資を喜んでいるものの、最終組立てラインの維持が困難になっている英国の労働組合は「F-35を購入して再び米国を偉大にするのか」「それともタイフーンを購入して自国産業を支援するのか」と訴えた。
クルスク方面の状況は東部戦線ほど変化は激しくないものの、ウクライナ軍が獲得した占領地の範囲は最盛期から約半分まで縮小し、Bloombergは28日「数ケ月以内にウクライナ軍はクルスクの占領地を全て失う可能性がある」と報じた。
New York Timesは27日「ATACMSを使用したロシア領攻撃の効果は限定的だった」「ウクライナは手持ちのATACMSが尽きかけている」「米軍備蓄からの追加供給も不可能」と報じ、米当局者は攻撃が許可された時点でウクライナが保有していたATACMSの数について「約50発」と明かした。
中国では076型強襲揚陸艦の1番艦「四川」が27日に進水し、環球時報は「電磁式カタパルトとアレスティング技術を搭載しているため有人・無人戦闘機の発艦が可能」と、中国人民解放軍の公式サイトも「四川は固定翼機、ヘリコプター、水陸両用装備を搭載できる」と報じた。
DEEP STATEとRYBARは26日夜「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、特にRYBARは「ロシア軍がヴェリカ・ノボシルカに残された最後のルート=O-0510遮断に向けて前進した」と報告した。
中国のソーシャルメディアに登場した謎の有人機は「エンジンを3基搭載した無尾翼のデルタ翼機=成都飛機工業公司案」と「エンジンを2基搭載した可変尾翼の後退翼機=瀋陽飛機工業集団案」で、第6世代機に関連しているかもしれない2種類のデモンストレーター登場に世界中が驚いている。
中国の軍用機開発に精通しているリック・ジョー氏は今年6月「中国人民解放軍の第6世代機は2034年までに姿を見せる」「既に様々なデモンストレーターのテストベッドが飛行している」と述べていたが、中国のソーシャルメディアにダブルデルタ翼を採用した有人機の写真や映像が登場した。
kyiv Independentは今年の戦いを総括する記事の中で「ウクライナ軍の人員不足は解決されず、重要な戦闘で敗北が迫り、戦況を好転させる見込みがないまま2024年を終えようとしている」と報じ、まもなくロシア軍が限界を迎えると評価についても「当てにならない」と指摘した。
DEEP STATEは25日「ロシア軍がポクロウシク方面やヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がクラホヴェ市中心部を制圧した」報告、視覚的にもロシア軍兵士がクラホヴェ市内中心部の中央病院屋上、市のモニメント付近、市内中心部のアパート側面で国旗を掲げる様子が登した。
ロシア軍はウクライナに計131発のミサイルと無人機を発射、ウクライナ空軍は「Kh-101/Kh555×59発、キンジャール×10発、Kalibr×3発を撃墜した」と発表したが、12月29日の攻撃と比較して防空シールドをすり抜けたKh-101/Kh555の数が増加している。
防衛省は2日「愛知県名古屋市の守山に駐屯する第10師団が要請を受理して陸自中部方面総監を長とする統合任務部隊(JTF)を編成、陸海空の自衛官1万人体制で捜索救助活動等を行なう」と発表、現地では自衛隊員による倒壊した建物から救助作業が始まっている。
ロシア軍は予想されていたウクライナに対する大規模なミサイル攻撃を開始、ミサイルと無人機を12月29日に計158発、大晦日の夜に計98発も発射したが、1月2日も攻撃が行われ大きな被害が報告されている。最高議会の議員は「キンジャール11発が発射された」と明かした。
英国のEconomist紙は1日、ゼレンスキー大統領のインタビュー記事の中で「彼は敵の成功やウクライナ軍の進歩のなさでもなく同盟国や国民の離反に苛立っているのだ」「この激しい戦いを維持するためには西側諸国の支援以前にウクライナ自身が追加動員を行なう必要がある」と指摘した。
ウクライナメディアのRBC Ukraineは2023年の戦いを総括する記事の中で「政治家も軍も厳しい状況を認識しているにも関わらず『戦争に必要な厳しい措置』を国民に伝える準備が出来ていない」「誰もが貴重な時間を浪費しながら困難な決定を先送りし続けている」と指摘した。
石川県能登半島での地震を受けて海上自衛隊は被害状況を把握するため厚木からP-1、八戸からP-3C、舞鶴からSH-60Kが、陸上自衛隊も山形県沿岸部の被害情報収集のため霞目からUH-1が離陸したと発表、石川県の馳知事も「陸上自衛隊に災害派遣を要請した」と明かした。
ウクライナ空軍は「大晦日に発射された計98発のShahed-131/136と各種ミサイルの内87発を撃墜した」と発表、さらにオレシュチュク司令官は31日「これまでにロシア軍が発射したミサイルと無人機の約85%を撃墜した」「Shahed-131/136だけで3,095機を撃墜した」と明かした。
Ukrainska Pravda紙は2023年の戦いを総括する記事の中で「自分達で作り出した罠に嵌った」「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」と吐露し、社会全体がロシアを必要以上に蔑んだことが今年の結果を招いたと主張した。
米国のBreaking Defenseは29日「インド太平洋地域における安全保障上の重要なニュースは新年早々にやって来るかもしれない」と警告しており、来月13日に行われる台湾総統選挙の結果次第で「中国は台湾に対する軍事的な圧力を強化する可能性がある」と指摘している。
ザポリージャ方面についてウクライナ人が運営するDEEP STATEは30日「ウクライナ軍がロボーティネ周辺で大きく押し戻された」と報告、これが事実ならノヴォプロコピフカとベルベーヴの間でウクライナ軍は2.5km以上も押し戻されたことになる。
アウディーイウカ方面で新たに登場した視覚的証拠は「ロシア軍がポンプ施設とダーチャで前進した」と裏付けているものの、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ノボカリノベ方向とベルディチ北の線路沿い方向でロシア軍が前進した」と主張している。
ドイツ軍のクリスチャン・フロイディング少将は「反攻作戦に対する期待は誇張されていた」「ロシアが制裁下で軍需生産を増加させたのは予想外」「ロシアが友好国から支援を受けられると気づけなかった、あるいは(その現実を)見たくなかったのかもしれない」と述べた。
ポーランドのドゥダ大統領は「正体不明の飛行物体」がウクライナ領からポーランド領に飛来したことを受けて緊急会議を招集、これに出席したククワ参謀総長は「ロシア軍のミサイルがポーランド国境を越えて飛行した可能性」を報告した。
ポーランドのRMF24は29日「ロシア軍のミサイル攻撃が行われていた時間にウクライナ領から正体不明の飛行物体がポーランド領に飛来した」と報じ、ドゥダ大統領は領空侵犯を受けて軍司令部との緊急会議を招集した。
ロシア軍はウクライナに対する大規模なミサイル攻撃を29日朝に実施、ザルジニー総司令官は「計158発のミサイルと無人機がウクライナに向けて発射され内114発を撃墜した」と発表したが、無人機と巡航ミサイル以外はウクライナ軍の防空シールドを貫通している。
ウクライナ軍のシルシキー大将は27日「東部戦線は依然として厳しい。敵はクピャンスク、リマン、シヴェルシク、バフムートの各方向で集中的な攻撃を続けている」と明かし、ウクライナ軍は東部戦線のほとんどで後退を強いられ、ロシア軍の前進を抑えることが出来なくなってきた。
カムイシン戦略産業相は「ボーダナの生産量は月産6輌で今後も生産量を引き上げる予定だ」と明かして注目を集めており、これは「ウクライナが独自に155mm自走砲を年間72輌以上も供給できる」という意味で、この数字は生産数を3倍に引き上げたフランス製Caesar(月産2輌→6輌)に匹敵する。
ウクライナ財務省はロシア軍と戦いに必要な資金を調達するため「207億フリヴニャ相当の戦時公債を発行した(外国人も購入可能)」と発表、個人でウクライナを支援したいという方が居れば「戦時公債を購入してみる」というも1つの手だろう。
EUによる総額500億ユーロのウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わったが、加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない「Bプラン」による200億ユーロの融資が検討されており、非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は26日の記者会見で「来年の戦争は今年とは根本的に異なるものになる」「違いを生み出せなければ膠着状態を打開できない」「私が犯した過ちは大きな損害によって侵略が止めれられると信じていたこと」と述べた。