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  • 管理と不正

    夫婦別姓は国民に生涯変わらない番号記号を付することで解決できると思うが、同性婚を事実婚として認めることには、いささか問題がある。すべての人が善人ではないからである。現在の民法における身分法では養子縁組が規定されているが、この法律の悪用で相続人を偽装したり

  • 遠い世界に

    かつて、さっぱりわからんものが流行るし、起こった。たとえば「ピコ太郎」だ。どこが面白いのだ?ペンとアップルにパイナップルだぁ?そんなピン芸(あってもいいけどね)が、なんで世界中で見られているのかわからない。日本エレキテル連合のときも私には不可解で、時代に

  • 前文

    政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと務めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めた

  • 自衛隊は軍隊か?

    「自衛隊は軍隊か?」という問いかけは、自衛隊が日本に生まれたころからあった。私も大学生のころ、民青同盟の末席を汚していたので、この命題に何度も挑んだものだ。私も年齢を重ね、自衛隊のさまざまな活躍を目にするにおよんで、自分自身の中で自衛隊に関する捉え方も変

  • 「何がしたいのか」を問い続けること

    ある二十代前半の青年の悩みが雑誌に載っていた。彼は、お医者の家に生まれ、厳しい両親のもとで育ち、両親の言う通りの進路を苦労して歩んできたそうだ。しかし、浪人してやっと入れたのはあまり評判の良くない私立の医学部で、その医学部でも学業に身が入らず三度も留年し

  • 私を「私」たるものにしているもの

    デカルトの『方法序説』を読んでいると、少なからず「自分はいったいなにでできているのか」なんていうテツガク的な問いを発してみたくなる。肉体と精神に分けられるんじゃないか?とか、「じゃ、精神は心なのか?」とか。物質的なものが肉体的なものというのは、納得できる

  • ソーシャルディスタンスですか?

    新型コロナウィルス禍によって「ソーシャルディスタンス」という新語が瞬く間に世間に広まった。「感染防止のための社会的な対人間距離(の維持)」という意味だろうか?私は最近までネコを飼っていたけれど、彼女は絶妙な「セーフティディスタンス」を維持していた。動物行

  • 「平成生まれ」さん、いらっしゃい!

    一昨年だったか、ABCテレビで「昭和生まれが驚いた!」というバカバカしい番組があった。番宣のクリップを見て、「トリニクは何の肉」という一瞬「何を言うてるんや」と耳を疑う質問が出て、あげくに慶大生の女の子が答えられないという場面を映していた。いまはその番組がレ

  • 子育てのしにくい社会の未来

    子育てはたいへんだね。私には子供がいないから、あまり考えたことがないけれど、収入が少ないうえに、夫婦共働きだと子供と向き合える時間が全くと言っていいほどない。育休も、まだまだ取りやすい労働環境にないだろう。正社員ならともかく、派遣労働やパートタイムなら育

  • 捨てたらゴミだよ

    「おうち時間」を使って片付ける人が多いと聞いた。出されるゴミが半端ないのだそうだ。「断捨離」に目覚めた人が、暇にあかせて、じゃんじゃん景気よくほかす(捨てる)もんだから、衣類や燃えないゴミが天文学的数量になって集積場を埋めているそうだ。「断捨離」は極めて

  • わがままでいいのでは?

    よく「他人の立場になって考えろ」とか言われる。障碍者の立場になって考えれば、障碍者の痛みや苦しみもわがことのようにわかるだろうというのだ。人にやさしい人は、いつも自分より、他人の立場でものを考えるのだそうだ。わからなくはない。しかし、裏を返せば、自分はど

  • 後悔

    何でこの人と結婚したんだろう?体も動かず、記憶も定かでない伴侶を前に、私はだんだんとそういう暗い気持ちになる。なれそめを思い出そうとするが、曖昧模糊としている。親に反対されたのだけは覚えている。彼女が病弱だったからだ。そしてこのありさまである。「親の意見

  • 肉体から精神の時代へ

    東北の「イルマ・ラ・ドース」とは寺山修司が『書を捨てよ、町へ出よう』(角川文庫)の「裏町紳士録4 肉体なればこそ」に出てくる東北出身の十代のストリッパーの女の子だ。彼女は貧しく、何も恵まれたものは持ち合わせていなかった。ただ、大きなおっぱい以外は。その「

  • 障碍者を知る

    今年、相模原市の障碍者施設「津久井やまゆり園」で入所者を大量殺戮した植松聖(さとし)の死刑判決が確定した。この事件はこれで幕引きとなったが、たいていの識者は「真相が明らかにされないまま」と異口同音に言う。この事件の「真相」などあるのか?あったとして明らか

  • 安楽死のこと

    京都で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性が安楽死をさせてくれと医師に依頼して、二名の医師が関与して「本懐」を遂げさせたという事件があり、世間の耳目を集めている。女性はHさんとしておこう。Hさんは、とても有能なキャリアウーマンだった。仕事も順風満帆だったある日

  • 復帰

    約一年、ブログの更新をしていませんでしたね。やっと、尚子との関係も清算し、ふっきれました。このことは墓場にまでもっていくつもりです。(ブログに公開してんじゃん)とにかく、ボケてしまった家内には分かりっこないのですから。もうしないから、許してね。私も今年で

  • レクリエーション

    「奥様に悪いと思う気持ちがあるなら、会わないほうがいいわ」尚子はきっぱりと告げた。私は、返答に困った。「あたしはね、男と女が体を重ねて、癒し合うという出会いがあってもいいと思うの」「ああ」尚子はベッドで裸で布団を肩にかけた状態で横座りに体を支えながら、私

  • ふりかえる

    家に帰ると、妻が寝息を立てていた。訪問看護の看護師がいろいろしてくれていたようだ。私は、洗面所で手を洗い、昼間の情事の証拠を消した。指には、簡単には落ちない毒の香りがこびりついていた。実際はすでに落ちているはずなのに、神経質になっていたのかもしれない。女

  • はまる…

    その人は、自ら恥じるように言った。「わたしもよ」そうだ、彼女も夫に隠れて私と会っているのだという。そういう「場」なのだから、別に隠しておればいいものを、裸になった女はあけすけに告白したくなるのかもしれなかった。妻とは別の女の体温を感じることに自分は興奮し

  • 当てにしない生き方

    私は、蓄財をしないが、浪費家でもないので、なんとか生きている。テレビで言われる「老後2000万円」問題は、よく考えたら深刻な話ではなかろうか?財務大臣が件(くだん)の不都合な報告書を受け取ろうが、どうしようと勝手だが、この老後資金については、試算として傾

  • 続く

    私の人生は悔いだらけ。妻が障がい者になることを知っていたら、一緒になんかなっただろうか?親の反対を押し切って一緒になってしまったが、「親の意見となすびの花は千に一つも無駄はない」ということわざを無視した結果だ。私は、それほど人を愛せないことを知っている。

  • 年は改まったが

    おせちのない正月を迎えるのも九回目か…家内が障がい者になって、最初の頃はお仕着せの通販おせちでも取っていたが、ここ三年ほどは、もうなにもしていない。彼女に時節を味わう表情が乏しくなり、会話も少なくなり、テレビも見なくなって、ただ漫然と余生を送っている夫婦

  • ゆく年くる年

    新年を迎えた。代り映えしない一年の始まり。子供の頃から、私は大晦日から元日にかけての脳内映像として港を離れる船に乗った自分を重ねる。港の岸壁が去年で、船に乗った自分が今年なのだ。白亜の断崖絶壁がどんどん離れていき、元日から二日目、三日目となるにつれ、その

  • 自業自得な私

    昨日の大阪マラソンの番組を見て、家族っていいなと心底思った。元阪神タイガースの捕手、狩野さんのご家族がご主人の走りを応援する。五人の子供たちの父への尊敬がまぶしい。そういえば、昨日、優勝した貴景勝関の「父子鷹(おやこだか)」の信頼と愛情もすばらしかった。

  • 顧みること

    ずいぶん、ブログをほったらかしにしていた。介護との両立は、できないわけではないけれど、介護疲れで「バタンキュー」だ。パソコンを開く気にもならない。スマホも持っているだけ。私にメールをしてくる友人もいない。電話がかかるのは、施設か介護用品レンタル会社くらい

  • いい世の中なのだろうか?

    私は政治には無関心だが、あの人が予想通りに総裁の地位を射止めた。若いころはそんなに無関心ではなかった。いやむしろ、政治を語ることが好きだった。でもこの政権になってから「好きにしやがれ」という投げやりな気持ちになっている。とうぶん、あの方が日本の代表として

  • 捧げます

    不幸にして障がい者になった妻にも人権はある。彼女にも間違いなく生きる権利がある。そんなことは、十分わかっているはずなのに、「じゃあおれの人権はどうなるんだ?」という不満がふつふつと湧いてくる。私たちが、結婚するとき私の両親は反対した。彼女がすでに遺伝病を

  • 人間失格

    私は失格者なのだろうか?障がい者のことが好きになれない自分がいる。身内にそういう者がいるということで、自分の人生が犠牲になることに腹立たしさを覚える。これが「介護」という仕事なら割り切れもする。どうにも逃げられない家族が障がい者なのだから、私の立場は固定

  • 火星の大接近

    火星が地球に大接近する日だそうだ。ケプラーが火星の軌道を何年も追いかけて解明し、「ケプラーの法則」にたどり着いたと聞いたことがある。記憶違いかもしれないが。ケプラーによれば、太陽系の地球の仲間は、みな楕円軌道を描いて太陽の周りを廻っているらしい。そして、

  • ほうじ茶

    この暑さで、介護もバテ気味だ。妻の頻尿のために、起こされるから夜中も良く寝られない。水分を取らないと血液がドロドロになって、脳梗塞を起こすらしい。私まで倒れたらどうなるだろう。とにかく殺人的な暑さだった。というわけで、うちではお茶をよく飲むようにしている

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