鎌田實著「がまんしなくていい」 この本は、諏訪中央病院の、患者に寄り添った治療と看護の話です。 『三つの見えないシステムがぼくたちの命を守っている』これが書き出し。 三つとは�@自律神経 �A免疫システム �B幸せホルモン �@、自律神経(交感神経=頑張る神経と、副交感神経=リラックス神経) 体じゅうに張りめぐらされている自律神経。呼吸、脈拍、血圧、発汗、消化、ホルモン分泌などのコントロール。 �A、免疫…
80歳を超えた今、自由と退屈と、ときどき懸命に何かをしながら生きています。
目下83歳、人生のどん尻まで来て感じることを日々綴って4500回近く。 文章修行、文字だけで綴っています。
鎌田實著「がまんしなくていい」 この本は、諏訪中央病院の、患者に寄り添った治療と看護の話です。 『三つの見えないシステムがぼくたちの命を守っている』これが書き出し。 三つとは�@自律神経 �A免疫システム �B幸せホルモン �@、自律神経(交感神経=頑張る神経と、副交感神経=リラックス神経) 体じゅうに張りめぐらされている自律神経。呼吸、脈拍、血圧、発汗、消化、ホルモン分泌などのコントロール。 �A、免疫…
4人の子供たちが父親の祭壇を背にした写真を娘が撮って送ってくれ「4人揃ってお父さんも喜んでいると思います」そう言葉が添えてありました。 私が思い出した言葉は「戦い済んで日が暮れて〜」です。 祭壇の父顔の写真は農業を始めた頃の希望に満ちた写真でした。良い写真を選んだと思います。きっと本人が希望した写真でしょう。 子供たち4人が揃った写真など滅多にありません。 この前に揃って撮ったのは、確か、アメリカ…
「人はどう老いるのか」久坂部羊著を読み終えました。医者である著者は「老いは誰もが初心者である」と言います。 実際に、私は自分が90歳を超えて分かってきた事があります。それがこの本に羅列されていました。老いというのは、人の外観だけでなく、臓器もさまざまな器官もみんな老いてくるーーのです。 だから今までなかったおかしなことが、具体的に体に感じられることになります。 私はこの半年、娘夫婦と暮らしています…
今日、1月20日はルイスの誕生日、2人は鎌倉プリンスに一泊するために出かけました。 そして途中から「お父さんが危篤と電話が来たから、これからすぐに家に帰って夕方5時ごろの飛行機で札幌へ行くから〜」娘は電話の向こうであたふた。 帰宅して、弟たちや親戚に、電話している間に亡くなったと電話が入りました。 私は言いました。いつが葬式か? どこでどの程度の規模でやるのか? 何も知らないままに自分だけが心細くなっ…
明日はルイスの誕生日なので、2人は鎌倉プリンスへ出かけると言います。じゃあ今日、三男夫婦が昼に来た時に一緒にバースデーケーキを食べることにしようということになり、私が買ってくる役を引き受けました。 私は張り切って10時の開店を待ってケーキ屋さんへ行きました。 ルイスはチョコレートが大好きなので、買うのはチョコレートケーキ。ここへ「Happy Birthday Luis」と名前を入れたチョコレートの札を立ててもらい、ロ…
私はパソコンでNHKの聞き逃しラジオ番組を聴きます。今月は保坂正泰氏の「カルチャーラジオ」で「時代と人生を語る」と題して本人が話をしています。週一で、4回の2回目を終えました。 昭和と言う時代は、6年に満州事変、それをきっかけにして、7年には傀儡国家・満州を作る。11年には、盧溝橋事件へと、次々に問題を起こす。すると日本と対立する中国を米英が助けます。そうなると、今度は中国から矛先が米英に変わって行く。…
今、使っている化粧品は「自然派化粧水・アロエ」これは大きなプラスチックの瓶に入っていて値段も安い、そしてニベアクリーム。どちらも化粧品などと言うのは、おこがましいもの。こんな感じで一生を終わらせています。外出時にも化粧をしたことはほとんどありません。 でも、アメリカに住んだ時、パーティーがあるので、化粧して行かなければと思っていると、ある席でポーランドから来た政治記者と同席した折、相手は堂々と化…
下の記事は2017年1月23日、トランプが大統領になって、3日目の私のブログです。さて、2回目のトランプさんどうなることか? ◇ ◇ ◇ 池上彰「ニュース・そうだったのか」でトランプ新大統領のことを観ました。 支持率41%の船出とか。本人は何かというと「アメリカファースト」と言いますが、「アメリカだけ良ければの自分勝手」とも言い換えることができます。 アメリカでは東海岸と…
『経団連は6日、バイデン米大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画の中止を命じたことに関し「誠に残念だ」と訴える声明を発表した。「今後の対米投資や日米経済関係への影響が憂慮される」とも主張した。そして米政府に「懸念を払拭すべく適切に対応してほしい」と求めた。 声明で「日本は米国の最大の投資国かつ同盟国であるにも関わらず、経済安全保障を理由にこうした決定がなされた」と触れる。 日鉄によ…
啐啄同時(そつたくどうじ)という言葉があります。(啐)は卵が孵化する時、雛鳥が内側から殻をコツコツとつつくこと。啄はそれに応えて親鳥が外から卵を突くことを言うのだと。このタイミングが少しでもズレると、雛鳥は死んでしまうのだそうです。これは師と弟子との呼吸がピッタリ合っていることの大事さを言った言葉です。たまたま本を探していたら、久しぶりに「ひろさちや」のまんだら人生論と言うコラムの切り抜きに合…
テレビ「英雄たちの選択」の話。 平安時代末期、源平合戦のさなかに平家の焼き討ちで全焼した東大寺大仏殿、この再建を重源という一介の僧侶が成し遂げている。ーー資金も、労力も、資材もない重源が、アイディア一つで成し遂げたのである。 「え、えっ」私は目が覚めたようにびっくり。改めてテレビに見入ると、誰もが不可能と考えた大仏の再建を引き受けた僧・重源は当時61歳。還暦を越えた老境の身だったが、果敢な行動力…
正月はあちこちで雪が積もって雪かきのニュースがテレビに出ます。中には事故にもつながっているところもあるようで、心配です。 私が祖母のところで暮らしたの長野圏の山奥で、よく雪が降り積もりました。 お正月は「下駄」がプレゼントされました。元旦の朝、目が覚めると枕元に赤い塗り下駄が置いてありました。 下駄と言えば冬は高下駄を履きました。雪が降るからです。下駄は「差し歯」を横から1センチほどの厚さの木で…
愛媛県とべ動物園の白熊ピースと高市さんの物語、今日で3回目を観ました。観るたびに感激し、イーナを思い出しながら観ます。 話の始まりは、親熊が生まれた子を育てようとしません。それで思い切って高市飼育員が母親代わりをすることになりました。ピースは高市さんを慕い、ヒーヒー啼きながら後を追います。感情というのは、目に見えないものを繋ぎます。高市さんのピースを見る目は母親そのもの。 手探りの育児が始まりま…
冷蔵庫の中がぐしゃぐしゃ。何がどこにあるか分からない。それで今日の午後は思い切って、一旦全部外へ出して片付けをした。 私の場合、はっきりしていることは、買い過ぎ。そして詰めるから、古い物は食べようとしているはずなのに、いつの間にか奥に押しやって無駄にしている。今日の片付けでそれがよく分かった。そして、今は娘と2人で買うのでバンバン増える。 片付けをするときは、思い切って捨てる。中にはカビが生えて…
出久根達郎氏は古本屋の店主で作家です。この人に「包の中身」というエッセーがあります。結婚した頃の話で、相手は毎日のように店に来ていた客でした。 古本屋を開いて4年目でしたが、これが儲からない商売。ところが縁あって、毎日の様に店先にくる本好きの客と結婚することになったのです。 新婚旅行に伊豆温泉一泊に行き、一番安い部屋をと願ったら、布団部屋の隣に案内されたと。ここで2人は金勘定ばかりしていたので「宿…
日本から1600キロ離れたペルーとブラジルの間の奥地には、今も原住民イゾラドが住んでいると言います。 イゾラドというのは隔絶された人々という意味を持ち、NHKは、四半世紀にわたって取材を続け、その姿を映像に記録して来ました。しかし、多くの部族が地球規模の気候変動で、雨が降らず食糧がなくなったせいで絶滅した可能性が高く、イゾラドも2014年を最後に確認されなくなっていました。 ここはペルー政府が立ち入り禁止…
今日の午後は1人でテレビ映画を見ていると、同じ棟の6階に住むNさんが来ました。首に紐を掛けています。なんでも中学校へ「昔の遊び」をするため、老人会「つつじクラブ」が行くとか。けん玉やお手玉など、グループに分かれて教えるのだと張り切っています。 Nさんは細いゴム紐を持って来ましたが、それでは伸び縮みがあってやりにくいので、私の家の中をあちこち探すと太めの毛糸が出て来ました。 それを使って、2人で始めて…
お正月は、いつも会わない人に会うことがあります。そんな時、歳をとった人たちの会話は体のことばかり。みんな老いて体のことが心配になっているようです。 私は思います。人間生まれて、日に日に大きくなりました。今は、それの反対が起こっているのです。つまり日に日に老いて行くーー。だから死ぬためにあれこれ起こって当たり前。オロオロすることはありません。つまり死ぬ準備に入っているのですから〜。 ただし死ぬにも…
娘たちが、アメリカから友が来ているので会いに行くと出かけました。その間に12/31日のNHK「クラシック名演名舞台」をNHKプラスで観ました。大晦日の2時間半という長い番組でした。 2024年に演奏した様々な指揮者たちから、取り上げたもの。 私が面白かったのは、長年ウイーン交響楽団でコンサートマスターをしている樫本大進&バックスデュオの演奏です。曲目はビバルディーの四季でしたが、人数が12人ほどで、どうしても腰掛…
新しい年が明けましたが、色々なものが大きく変わって行くような気がしてなりません。別に何がという理由があるわけではないのです。ただ何となくそう感じるのです。一番そう思えるのはテレビ。大型時代劇や、画面に出てくる座談番組の若い男女の服装なども、ただひたすらに目立つことばかり考えてのスタイル。落ち着いているとか、知的な部分を見せるとかは何もありません。「紅白歌合戦」も観る気がしませんでした。「おむすび…
元旦、娘夫婦と私の3人は暗いうちに家を出て八幡様へお参りに行きました。そして船溜まりで初日の出を迎え、その後セブンイレブンで読売新聞を買って帰りました。ずっとこの新聞で育ったので、親しみがあります。 真っ先に見たのが「編集手帳」。杉山平一さんの「重さ」という詩をとりあげ、能登半島地震にまで言及しています。 暮らしの中で、重い。軽い。どちらを感じることが多いだろうか? そう問われて、考えてみました。1…
花を買ってきて、次男が来た時にお墓へ一緒に行く準備をしていたのですが、急遽、昨夜来ることになったので、今日は、1人で墓に行きました。 長いこと子供たちと車で行っているので、その後、どの程度に体が老いているかの実験をするつもりになりました。 さてバスを降りてから歩き出すと登り坂が続きます。大勢バスを降りましたが、みんなドンドン歩くのでドンドンん追い抜かれる〜。自分で感じる体は、腰と膝小僧に自信がな…
今日、来るはずだった長男一家がインフレンザで来れないと電話あり。電話口の本人も熱があったりで苦しそうです。 電話を切ってから、さて困ったと思案。次男に電話をして3日に来ることになっていたのを今日にしました。こういう時は子供がたくさんいると融通が効きます。次男の子供たち、上の子は高一、背丈が父親を超えました。2番目もかなり背が高くなってふくよかな感じの良い女の子になりつつあります。3番目も背が伸びま…
新年明けまして、おめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
30日、遅くに長男より電話あり。色々食品を送ったから、お節など買わないようにと。「買わないようにと言われたって、もう全部買ってあるよ」そう心の中で返事をしながら「ありがとう」だけを言いました。 今朝10時、宅配便が3個届きました。開けると生で食べられる物や、一夜干しの魚など、それに豪華な牛肉などがたっぷり入っています。さあ冷蔵庫にも入りきれません。娘はせっせと片付けていますが、冷蔵庫が満杯だと悲鳴。…
お節料理は板前魂と決めるようになって、もう何年にもなります。ところがです。確かに8月上旬にメールが入った時、すぐ申し込んだとばかり思っていたのに、自信がぐらつき出したのです。 どうしてかというと、いつも前日(12月29日)に「明日届きます」というメールが来るのに来ていません。心配になり出して眠れませんでした。それで今朝は9時になるのを待って、電話をしてみると、予約を入れてないという返事。さあて困った。…
「とりせつ」という番組は、科学的にものを伝えようとしているはずなのに、面白おかしくが前に立ちはだかるので、それを煩く感じる人が多いのでは〜。 私は「とりせつ。100歳・100人」を観ました。 うまく暮らしていく方法として3つの条件を出しています。 以下の三つです。 �@繊維質を摂る。腸内細菌が作りだす短鎖脂肪酸が 免疫力を高めるのに効果がある。これは繊維質のある食物を摂ること。言い換えれば野菜を食べるとい…
横浜には南部市場という大きな市場があります。数の子大好きの子が来るので、取り寄せた重箱の中の数の子では間に合いません。それで、ここへ買いに行きました。 空いているうちにと早く出かけたのに、もうすでに凄い人で動きが取れないほど。カニの前の列は殊に長い長い。この頃の正月はみんなカニなんだなと思いながら数の子の他にせっかく行ったのであれこれ買いました。 そして帰宅、今度はスポーツクラブへ。帰りにイトー…
今年は北側の2部屋を一つにし、ウォークインクローゼットを作るなどの模様替えをしたので、娘夫婦は自分たちの家のようにリラックスできると喜んでいます。そして断熱材もしっかり入れたので、いつも快適な暖かさになっています。 食事が済んで後片付けが終わると、自分たちの部屋へ引き上げます。部屋はベッドの他に長くて厚みが10センチもある自然木の机。そしてリラックスできるリクライニングの椅子が2個、など自分たちが気…
スポーツクラブの友Kさんが娘さんと来宅してくださいました。前もって地図を渡してあり、1時に建物の下で待っているからと伝えてあります。ご本人の運転と思って駐車場も確保しておきましたがご主人がドライバーで来てくださいました。 私の娘とKさんの娘さんが同じ頃、アメリカで学んだという共通項が今日の来宅につながりました。娘さんはあっさりしていて、話が分かりやすく親しみやすい話し方をされます。喋る要点の掴み方…
こたつの上にサンタさんが置いてあります。昨夜、活躍したので今日は休息日だと言っています。 このサンタさんはアメリカにいた時に頂いたと思いますが定かではありません。下さった方はかなり良いセンスの持ち主で、デザインが実に垢抜けています。 デザインが良いというのは「飽き」が来ません。見るたびに可愛いと思い、でもマンガチックな嫌味がない。 背丈は10センチほど、全体は釣鐘形で赤い毛糸の帽子を被り、体に白い…
今日はクリスマスイブ。友3人が夕方6時に来ます。それでクリスマスらしいテーブルセッティングにしようと考えました。 ところがここへ引っ越すときに澤村貞子さんのことを思い出して、もうパーティーのようなものをすることもないだろうと、全部の食器類を3人分だけ残して人にあげてしまいました。とにかく狭いところへ越すのですから〜。 ところが計算違いでした。結構人を招いて一緒に食事をすることが減らないのです。Mさん…
野菜が高い、とにかく高い。高すぎて手が出ません。ほうれん草1把345円、小松菜も同じ。ネギ1本98円、 きゅうり3本入り1袋248円、ニラ1把158円、春菊1把248円という具合です。こうなると肉と値段が変わらなくなります。こんなに野菜の値段が高い冬は初めてです。 夕方スパゲティにかけるソースを作りましたが、セロリーの葉が勿体無いので、りんごとジュースにして飲みました。 わたしは、あらためてベランダを見て、菜っ葉が…
以前見た番組を、もう一度NHKブラスで見ましたが、2回目でも心にズンと来ました。白熊ピースの話は知っている人がたくさんいると思います。 愛媛県とべ動物園で生まれた白熊(ピース)の親が子育てをしません。危険さえ感じた動物園は、飼育員の高市敦広さんに 飼育を任せることに。高市さんは家に帰る時も連れ帰り、24時間面倒を見ます。ピースも高市さんを親と思い込み、甘える泣き声を出しながらどこへ行くにも一所懸命につ…
今日は冬至。一年で一番日が短い日です。そしてカボチャを食べる日とも言われています。 朝、家を出る時に「カボチャどうしようか」娘に言うと、ルイスはカボチャが嫌いだからと。「じゃあやめとくね」こんな会話をしました。 スポーツクラブの帰りにイトウヨーカドーに寄ると、食品売り場のコーナーで、カボチャコロッケの宣伝販売をしています。文句なく3個セットになっているのに手を出しました。 帰宅すると娘が早速昼食…
ここ、2 、3日は本格的な冬になって、朝の散歩も辛いです。でも一緒に行くS氏もOさんも止めたいとは言いません。私もズボンの重ね履きなどしてがんぱっています。何しろ去年は膀胱炎になり、医者に「寒いところへ行って冷えたでしょ」と言われ、散歩をとりやめたりしました。 会うと、まず今朝の気温の話から始まり、真っ暗で空には星が瞬いている中を歩きます。3人ともこの朝のひと時だけは習慣で歩けますが、昼間などとても歩…
アメリカでは、人をよく家に招びます。 何組かの夫婦が招待され、ひとときの会話を楽しむのです。そんな時によく質問されたのが「初めてここに来た時、どんな感じがしましたか」 これに対して私が答えたのは、 「まるで宇宙飛行士が月面に降りた時のよう。地面が柔らかくて立てないのでは〜それとも地球のように立てるのかも分からなかった」 これを英語でトツトツと答えるから、皆はドット笑う。 「それはどんなだったの? …
昨日の続き。 落ち着いた先は、道幅が広く大きな木が道の両脇にある森のようなところでした。あのNYの高いビルが立ち並ぶところから北へ(地図で言うと上側)電車で40分ほどの郊外にあるScarsdaleです。ここへ住まわせてもらえたのは、その頃治安が悪いと会社が心配して、アドレスがステータスというような高級なところへ社宅を借りてくれました。(子供が4人もいるのでアパートには入りきれなかった) 子供というのはすぐに前…
ーー50年ほど前の雑記帳が出てきた。捨てる前にめくると、懐かしい色々。抜書きしておこうと考える。 昭和49年のこと、夫のNY転勤が決まった話を子供たちにした時、中一の長女は「ヤッタァー」と両手をあげて大喜びだったが、下の小三と小一の男の子は何とも言えない悲しそうな顔をした。友や学校と別れるのが辛いのだ。新しいものへ興味を持つにはもう一つ年齢が幼かった。一番下の子は2歳8ヶ月。 出発までの日々はてんやわん…
インフレンザの予防注射に行った時、2月にNYへ帰る娘が私の独り住まいを心配して、万一の時に面倒を見てもらうところを探しておいた方が良いと医者と話したので、その方の連絡が入り、今日、市役所の係の人が家に見えました。 事の起こりはシニアカー。買うより借りると言う話を聞いて、それならと動いてみたのですが、結局介護度というのが「5」ほどでないと無理と分かって、これが最後のシニアカーだと思いながら、金40万円也…
夕方テレビをつけると、1971年の紅白歌合戦をやっています。50年以上も前のもの。あまりに間が空いているので、知らない人も多かったですが、知っている人もいたりして、暫く眺めていました。一番懐かしく感じたのは宮田輝アナウンサーでした。 テレビにカラーをつけての放映でしたが、考えるとこれは白黒で放映されたのではと思います。 結婚したのは昭和32年、最初は杉並区永福町というところに二世帯で一軒を借り、ここに1…
近ごろのスーパーマーケットの変化について感じていますか? 今日は何を作ろうかと考えて材料を買い集めるのが、今までの方法。 近ごろは �@途中まで作ってあるもの �A出来上がっているもの �B料理別に材料を切り刻んであるものなどに分かれて売っています。 野菜もサラダ用に刻んであるもの、煮物用に刻んであるものなどが、いつの間にか、幅を利かせ始めています。それが急速に変化しています。刻む手間が少なく、ゴミの…
NHKの聞き逃し番組を探すコーナーに「らじる・らじる」があります。ここの「趣味・教養」を、私はよく見ます。 この中に保阪正康氏の受け持っている「昭和人物史」がありますが、今回は小澤征爾氏でした。 小沢氏の話には、よく斎藤先生が出てきます。氏は言います。斎藤先生は西洋音楽と格闘した半世紀を持つと。氏はこの先生に7歳の時から師事しています。後年この先生の名前を取って「サイトウキネンマツモトオーケストラ」…
タコ足配線という言葉をご存知ですか。まず、コンセントの口がいくつもあるコードを電源へ差し込む。ここから更にそれぞれのコンセント、電話や電気を取り込むためのコンセント、パソコンへ取り込むためのコンセントなどなど。すると白いコードがぐしゃぐしゃしてきます。コンガラガッて来ると。どれがどれのコンセントか分からなくなって気分もグシャグシャして来て苛立ち気味になります。 今朝のことでした。何か良い方法はな…
今日、現地午後1時からオスロで行われた「ノーベル平和賞」の授賞式は、いつもの雰囲気と違う授賞式だと感じました。現地と日本とがしっかり結ばれた式。現地には高校生4人も平和大使として行き、現地の高校生らと交歓会もあり核廃絶の必要性について議論しました。テレビ桟敷のわたしは、こういう授賞式こそ深く意味を持つものと思いました。 わたしがこのオスロの建物の中に立つ体験をしたのは、もう20年以上前のことです。受…
ついに身長が7センチ縮みました。縮んでもどうということはない。とは言うもののエレベーターの中の鏡に映るわたしは、チャップリンの感じです。 「チッブリン」てどんな感じ? これは、もう〜ですねえ、チンチクリン。 つまりスラッと背が高いとか、そんなのと違って、とにかく頭と足裏を持って、上下からギュッと押しつぶした感じ。ミットモナィ? それはもう〜。 そして、かなりいい加減に大喰いしても太りません。これは助…
毎朝、4時45分ころ、プラスチックゴミと生ゴミの袋を持って、そっと家を出ます。建物を出た北側にゴミの集積所があります。ゴミを入れながら東側を見ると遠くに黒い影・S氏がゆっくり歩いてきます。それと殆ど同じに北側の建物の横を軽く歩を運んで0さんも来ます。今朝は娘も加わりました。 歩き出すのはまず野鳥公園の中。今は公園の照明に黄色の葉がびっしりと豊かな色を見せ、それが道にも続いて深い秋を感じさせています。…
川上弘美著「光ってみえるもの、あれは」に祖母と母親が喧嘩をして、それを息子が観察している場面がでてきますが、愉快なので書き抜きます。 『祖母と母の喧嘩は、派手だ。第一に二人とも声が大きい。第二に二人とも語彙が豊富である。第三に二人とも相手の弱点を知り尽くしている。第四は、二人とも根が真面目であってものごとをゆるがせにしない。これだけの条件が揃えば、自然喧嘩は盛り上がろうというものだ。ーー中略。序…
弟の話をします。忘れていては可哀そうなので。わたしは昭和8年生まれ、弟は10年生まれだから2つ違いです。 その弟に親友がいました。五味さんと言います。長野県の松本深志高校へ行くときに、毎朝わたしの家の前まで来て「馬場一ッ」と呼び一緒に通いました。 弟が慢性腎炎で亡くなったのは大学2 年の9月1日、昭和30年のことです。わたしの家族は父母と弟とわたしの4人だけ。弟が亡くなった朝、父は「死ぬと分かっていたら家…
今日の午後は「NHKプラス・美の壺スペシャル」を観ました。草刈正雄の出演する、あの「美の壺」のスペシャル番組です。 まず、わたしの下手な文章より分かりやすいので下記をコピーします。 「美の壺」は暮らしの中に隠れたさまざまな美を紹介する、新感覚の美術番組です。普段使いの器から家具、着物、料理、建築に至るまで、衣食住、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを取り上げていきます。古今東西の美しいものの魅力…
2008年の大河ドラマ「天璋院篤姫」の再放送を時々は観忘れたり録画しなかったりでしたが、楽しみに観終わりました。 篤姫は利発な子で、両親や周囲の人が「この子が男子であれば」とよく言っていたと。その評判が藩主島津斉彬の耳に届き、斉彬は正月にわざわざ篤姫に会う機会を作ったようです。その席で、篤姫は最近読んだ本のことを聞かれると、日本外史15巻を読破していてあと7巻を読みたいと答え、斉彬はその知識欲と向上…
頼んでいたシニアカーが来ました。物に近づくと、音を鳴らして気をつけるよう知らせるのが前車と違います。 今回分かったことは、わたしの買った半値以下でシニアカーはたくさん出ていること。トヨタのシニアカーも形がオートバイに近くてカッコ良いのが22万円。もちろん同じ目的に使うなら安い方が良いに決まっています。 それで悩みました。そして40万円の高いのに決めたのです。表から見た感じは、今まで乗っていたのと全く…
周りの秋の色がすっかり濃くなって、快晴とともに美しい色を見せています。ついに今年も終わりの月に入りました。まだ師が走る感じはありませんが、忙しい季節の到来を感じさせるようになりました。お節はもう申し込み済みです。大勢集まるので一番大きなのを注文してあります。 こういうところに住んでいると、それを何で感じるかといえば「年末年始の来客駐車場の申し込み」の案内から。 わたしのところで言えば、31日・1日…
本棚の整理をしていたら、(株)ザ・ミズのパンフレット「自分史たぐぼーと」が出てきた。平成3年と日付がある。「家庭づくり」と題して、わたしの書いたものが載っている。懐かしいのでここへ保存することにした。(ザ・ミズはわたしの経営した会社) 「家庭づくり」 毎朝同じ時間に、同じ電車の定位置から乗るわたしは、言葉こそ交わさないが、周りが同じような通勤の顔ぶれであることを知っている。 ところが毎年4月になる…
トルコに旅をすると、この国はボスポラス海峡を挟んでオリエンタルとヨーロッパに別れていることが分かります。トルコに入って最初に説明を受けたのは、この両岸を結んで走る電車の工事は日本が受け持ち、それがとてつもない難工事だったことでした。 この海峡は上下で逆向きの二層流がある複雑な海流で知られ、沈埋工法での施工は高度な技術を必要とする難工事 。受け持ったのは、日本の大成建設、その中心で活躍したのが小山…
何か珍しい夕飯にしたいとイトーヨーカ堂に寄りました。そして見つけたのが「ロールキャベツ」。 これは巻いて形になったものが売っています。観た途端にこれにしようと決めました。トマト味が良いなと考えてミニトマトもカゴに入れます。 8月から3人の食事になっています。同じ感じにならないよう色々考えます。まず目先の変わったものは即取り入れ。とやっていますが、どうしても似た感じになるのです。 さて、今日のロール…
お金の話をします。私はずっとシニアカーに乗っていますが、そろそろタイヤも減ったし、バッテリーも交換する頃になりました。その代金が16万円です。そして買い換えるには40万円ほど要ります。そこで買い換えるより、公の援助を頼りにするほうが得ではないかと考え調べました。分かったことは車椅子に乗るとか、家の中でも杖をついて歩くほどでなければ市からの援助を当てにすることはできないということ。 仕方ない。もう一度…
NHK特集「終末期医療を、どうするか? 」を観て考えたこと。 改めて救急車を呼ぶとは、どういうことか? を知りました。 救急車を呼んだ場合、病院では、真っ先に何としても生かす治療を優先するのです。 その後、医者と家族の話し合いがあります。親の死などについて深く考えたこともない子どもたちは、突然重大問題にぶつかると、単純に「どんなことをしても生かしてください」とキレイごとを言ってしまいます。 そうなりた…
英語では「 Indian summer」日本語では「小春日和」今日はそんな日でした。穏やかで風もなく暖かく、です。 朝、4時45分に生ゴミの口をしっかり縛って 、それにビン、缶などを持って下に降りました。すぐ前まで雨降りでしたから、少し待って誰も来なければ、今朝の散歩は取りやめます。そう考えながら振り返るとS氏がいつものようにゆっくり歩いて来るのが見えました。 歩きながら見上げると、三日月が見え、金星が強く光って…
司馬遼太郎の原作「坂の上の雲」をNHKプラスで見始めました。前に観たことがありますが、2度目でも新鮮です。 『欧米諸国に追いつこうとして近代化を推し進める明治日本。その近代化の原動力となった明治人たちは、未完成の国家と自らの姿とを重ね合わせ、国創りの一部を担う気概をもってそれぞれの専門分野での確立を目指します。』 登場する人物は、日本騎兵を育て上げた好古、日本海軍の戦術を確立した真之、そして俳句・…
久しぶりに、本箱の「ひろさちや」に目が行きました。題名は「ひろさちやの般若信教88講」です。 すっかり古色になったページをパラパラとめくります。そして抜書きしてみようという箇所にぶつかりました。 以下です。 『私たちの人生にはそれぞれの段階に固有の喜び、幸せがあるべきです。子どもの時代には子どもとしての喜びと幸福が与えられるべきです。ーー若い時代にはその年代にふさわしい幸福ーーつまりそれぞれの年代…
録画しておいたドラマ「こもりびと」を観ました。元・教師(武田鉄矢)の家には、40歳を越えたひきこもりの次男(松山ケンイチ)が2階の部屋を占拠しています。 階下には父親だけ。買い物をし、ご飯をつくる父親は、次男をなんとか立ち直らせたいと「そんなことでどうする」など励ましの言葉をかけ続けます。これに対し次男はますますひきこもってしまう。夜中にコンビニに出かけて欲しいものを買って来る以外、一日中乱雑で暗…
かなり長くお付き合いしているブログ友にOssさんがいます。 この方は几帳面でブログのコメントなど、しっかり管理されています。 ところが私はその方のようにはいきません。よく漏れてしまいます。 先日もずっと前のブログで漏れているのを見つけてくださいました。 相手はVivaさんと言いますが、内容の濃い大事なコメントなのに、返事を漏らしているのです。 それをOssさんが見つけてくださったのです。ひたすら謝るしかな…
スポーツクラブの帰りに八百屋に寄ると、熟柿が店奥に並んでいました。 文句なく4つ入ったザルを手に取ってから、滅多に出ないから8つにしよう。8つ買っても200円なり。このへんの人は柿の柔らかいのは売れ残りと思うようです、だから安い。ところが信州では、秋になると渋柿に焼酎を吹きかけて「熟し」にしました。冬の夜、これを食べた美味しさを忘れない私は、毎年売っていると必ず買います。 ところが今日は8つをビニール…
先日、新幹線に乗る前に電車の中で食べようと買ったお弁当について書きます。 この弁当を迷わずに選んだのは、表に「健康は食事から・30品目」と、書いてあったからです。英語も書いてありjました。30item balance Lunch. 材料 1・米 2・鶏肉 3・赤魚 4・南瓜 5・茄子 6・人参 7・大豆 8・大根 9・菜の花 10・コーン 11・かまぼこ 12・ズッキーニ 13・牛蒡 14・筍 15・パプリカ 16・トマト 17・ひじき 18・…
人を見る時、あなたは顔のどこを見ますか? 女の人は上手に化粧をしているのを見る人が多いかもしれません。いや、近ごろは男性の化粧というのも時として注目されるのでは〜。 でも私の場合は目を見ます。目には、その人がよく出ているような気がするのです。 しかし、まあ、近ごろは、こんなではダメかもと思うようにもなりました。どうして? 新しい総理が誕生したからです。総理は顔でかなり損をしているようです。ご本人も…
谷川俊太郎氏が亡くなりました。 私はこの人を知る前に父親の谷川徹三さんを知っていました。 私が高校三年生の時、文化祭の催しの一つに有名人の講演を頼むと言う計画があって、その時の強力な候補が「哲学者の谷川徹三氏」でした。でも依頼したのは羽仁説子氏でしたが〜。やはり女学校(旧制の松本高等女学校)だからと職員から意見が出たのではと憶えています。 その後フレッシュな俊太郎氏を知った時も、どうやら大学へは…
N君が「駅まで送りながら、乳頭温泉を回りましょう」と言ってくれます。いざ出発してみると、なかなかの遠周り。行くほどの価値あるところって、どんなところだろうーー半分大した事がないのではなどと考えていました。 着きました。何と古臭いと思えるところなのに〜、これがです。江戸時代から続く日本最古の秘湯だと。ええっ、そんな価値あるところ? 入浴券を買っている娘に「この古い風呂に入るの? なんでェ〜? まあ切符…
ここに来て、3日目。明日はもう家に帰る日です。 玉川温泉でリューマチ・神経痛様疾患等の浴治効果・それに、糖尿病とか、ガンとか医者に首をかしげらけた人たちが、最後にここを求めるーー何だかそんな感じがしました。 どうしてか? 実際、私たちをここに案内してくれたN君も、自分のガンが治っていると言っています。 岩手医大名誉教授・足沢三之介氏も「玉川温泉は生きている」と。 話は変わります。ここの食堂で出され…
今日の玉川温泉は朝から、晴れて気持ちの良い日でした。10時ごろから、ゴザ・プラスチックの敷物寝袋などを持ってN君と河原へ。 道に沿っている湯の川は、湯気を豪快に渦巻きしながら噴き出して、辺りを席捲するかの如くです。 まず小屋を目指して進みました。それからさらに奥まで。硫黄を噴き出すたくさんの穴や、硫黄を含む黄色い川などをN君は案内してくれました。 その後、平で良さそうな場所に敷物をうまく敷いてくれ、…
今朝は9時に家を出て、東京駅から東北新幹線に乗って田沢湖駅で下車すると、家の改築をしてもらったN君が迎えに来てくれていました。かなり遠い距離を出迎えてもらい申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、車の中は、再会で大はしゃぎの4人となりました。 同年齢の従兄弟3人を中心に、その夫・妻・バアちゃんと総勢7人が揃いました。まず明日朝6時から行く、寝湯で何を使い、どこでどのように入るのか、現場でレクチャーあ…
調べ物をしていて、古い「よみうり寸評」を目にしました。 〈金持ち〉ではなくても、自分は〈人持ち〉と思えたら幸せだ。この言葉は金森トシエさん著「生きる愉しみ老いる楽しみ」に書いていると紹介し、喜びや悲しみを分かちあえる友人、懐かしい思い出を共有できる友がいるのは高齢期の幸せの条件と書かれていました。 その続きに少し古い調査だがと断ってから、日本・タイ・アメリカ・デンマーク・イタリアの60歳以上の男女…
シニアかーに乗っている人は、老人でも少ない。 私が考えるには、老人と見られるのに抵抗があるので、中々乗らないのではないかと思う。 私の建物について言えば、乗っているのはずっと私1人だった。 ところが2階のTさんが乗り始めた。私は仲間ができたような気がして親近感を覚えた。先日充電をしようとして、思うように幅寄せができないTさんに声をかけ、幅寄せを手伝った。 「過日倒れた後、申請して月・2100円ほどで借り…
3人でほうとうの昼食をほぼ終えたところへYさんより電話あり。 「焼き芋要りますか?」 「欲しい、欲しい」 「では持っていきます」 昔テニスの選手だったYさんの行動力にはいつも感心させられます。結構一山超えての来宅なのに、軽々と自転車を漕いで来てくださいます。 テーブルの上が片付かないうちに,まだホカホカな焼き芋到着。私たちは直ぐにご馳走になりました。 町内の役員をされているYさんは、午前中幼稚園の庭…
私はシジミが大好きです。シジミの味噌汁の美味しさは格別。 インスタント味噌汁のシジミ入りのが売っているのでいつも切らさないようにしています。 今日、テレビをつけた途端にシジミの宣伝、しっかり見ました。これはシジミでは無いけれど、シジミの錠剤。最初が安く「試しに飲んでみてくださいと言っています。 宣伝が終わらないうちに画面の電話番号へ〜。4ヶ月ほど飲んでみることにしました。 こういう宣伝に弱い自分…
日曜日のランチ。特別なものを食べるかといえば、そうではありません。私は一昨日のきのこご飯をチンし、大根の煮物をチンして自分の前へ。 ルイスの食べるものは「ピザまん」。娘はなんとかルイスを喜ばせたいと心を込めます。 心を込めると言うのは、ちゃんと大袈裟な蒸し鍋を物入れの奥の方から取り出して、たっぷりと湯を沸かし、そこにたった4個のピサざまんを蒸すからです。娘は太ることを気にしながら婿さんと同じもの…
銀行からの封筒の中に「ダスキンのハウスクリーニング」のチラシがありました。 今回の工事でレンジから北側に向けて太い送風パイプが通っているのを見たので、念の為レンジフードを掃除しておいてもらおうと申し込みました。 今までは、自分でやっていた仕事です。ところが脚立に上ったりなど、しない方が良いと感じるようになりました。 何しろ、信じられないほど簡単に転んだりしそうな体になっていますから〜骨でも折るよ…
大橋鎮子著「暮しの手帖とわたし」の「自分で作れるアクセサリー」欄に書かれている文章、もちろん花森安治氏です。 『美しいものは、いつの世でもお金やヒマとは関係がない。磨かれた感覚と毎日の暮らしへのしっかりした眼と、そして絶えず努力する手だけが、一番うつくしいものを、いつも作り上げる』 なかなか磨かれた文章です。この文章はアクセサリーについてですが、ここに「健康」とか「生き方」と入れても、生きること…
私の住んでいるアパートは約84平方メートルです。今回北半分を、自分たちが帰った時に、暮らし易いようにと娘たちがリフォームしたことは、もう何回も書いています。 本物の床材は木の香りを放ち、これがトイレから洗面所まで続きますが、続いているのは、家中のドアを全部引き戸に変えたことに依ります。ここには全てドアがありました。それを、今は戸が吊り下げられての開閉です。だから床はずっと続くようになっています。上…
アメリカの大統領選挙、接戦とは言われていましたが、結果は、トランプ氏がなかなかの人気があると認めざるを得ません。それにしてもどうして? あんなにアメリカは大国でしっかりしていると思えるのに、選挙になると、なんとも不思議な数字が出てしまう。 全米50州と首都ワシントンに割り当てられた「大統領選挙人」計538人の獲得数を競う間接選挙で、過半数の270人を得た候補者が勝利となるわけだけれど、実際に数字が出てみ…
娘のアメリカの博士号授与式はニューヨークフィルの建物で行われ、ここへ友だちや親戚までが出席しました。そして終わった後、ルイスは小さなレストランを借り切ってお祝いをしてくれました。 この時、娘が「いつも日本との往復だけで終わらせているけれど、ついでにどこかへ旅したら〜」そう言ってくれたのがきっかけで、イギリスへ回ったのです。 独りの気ままな旅、ロンドンから旅の予約をして一日のバス旅行に参加。途中、…
ストラディバリウスと言うバイオリンの名器は今から100年前に作られたもの。世界に現存しているのは520ほどで楽器の頂点に立つと言われています。 日本では千住真理子さんがこれを手に入れた時に話題となりました。何しろ2億円と言いましたから〜。真理子さんのために千住兄弟が協力した話を母親が雑誌に書いていました。 今回話題になったのは吉村妃鞠ちゃんがこれを手にしていることです。このバイオリンはZOZOの前澤友作氏…
近ごろのテレビドラマは、どれも扱いが大袈裟な割には、内容があまり面白くありません。ところが、たまたまBSの6時から「光る君へ」を観た後、すぐに「小吉の女房」と言うのが始まりました。しかも今日が第一回と言います。 内容は勝海舟を扱っています。ニュースに回さないでそのまま見ました。 話は、まず 勝海舟の育った家が出て、両親と祖母、それにやんちゃな少年、勝海舟。 貧乏旗本の世帯を切り盛りしているのは、海…
朝、雨でしたが、昼になって小降りに。スポーツクラブへ出かけました。 行く時間が違うと会う人も違います。話しやすい人に会いました。松本に関係のある人のように感じたので、「おじさん、どこ出身? 」聞くと、出身は和歌山県だけど、でも仕事で松本に行って松本が大好きになったと。松本が褒められたら、私は一気に舞い上がります。さあ、しゃべりまくりの始まり。相手は「引っ越してあそこにずっと住みたかった」とまで言っ…
今年はいつまでも夏を長引かせるような異常気象が続いていましたが、ようやく秋を感じるような気温の日々となりました。 こうなると、なんだか寂し気な落ち着かない日々を感じます。早朝散歩も真っ暗な中を公園の灯を頼りに歩きます。一番奥まで歩いて、ここで椅子にかけますが、公園に3箇所ある一番おくのトイレの前の椅子です。軒下にあるために夜露に濡れないから。ここまで歩いても星を見ながらです。南の空には羽田へ行く…
11月15日から3泊、玉川温泉へ行く事になりました。メンバーは私の家を娘たちの好みにしてくれた工務店の直人くんたち、田園調布の恵実ちゃん夫婦、と娘夫婦に私がくっついて行く、これがメンバーです。 直人くんから玉川温泉は、万病に効果ありと書かれた本が3冊届いて、ざっと読んでみると、みんな湯治に3ヶ月も滞在するなど、ザラのようです。そして行く事に決めるのは、大病で「藁を持つかむ」と、切羽詰まった人たち。「イ…
朝、スポーツクラブへ行くために能見台駅前を通りました。横浜高校の生徒たちで駅前は埋まっていました。その中をなるべく端によってそこを抜けようとしました。すると、前に若い女性2人が話しながら、私と同じ方向へ歩いています。 駅前は自転車は降りて通行してくださいとなっていますが、私はシニアカーなので気をつけながら行きましたが、事故が起こるなんて全く思ってもみませんでした。 いつも慎重運転の私なのに、シニ…
このブログを書き始めてから7500回になりました。 独り暮らしをするようになった時に、何かの方法で4人の子たちへ日々を知らせようと考えました。思いついたのが下記です。 「お母さんところの水道のメーターは今日も回っているよ」と。 それがブログという手段になりました。71歳の時でした。今年でもう20年も書き続けている事になります。 「お母さんは今日も元気だよ」へは、最初から写真などは入れないでおこうと考えた…
歳をとると、いつの間にか体が変わって来ます。 ちゃんと歩いているつもりが、何かの拍子に足がフラついたり、背中が曲がってきたりです。そんな時、歳をとるのだから仕方ないと一切の抵抗を諦めていました。 ところが今回の選挙でNHKが選挙関係の放送ばかり。そこから逃げようと回したテレビ画面で「クラシエ八味地黄丸」という漢方薬の宣伝をしていました。 ダメ元でも漢方薬ならと早速Amazonで発注、来ました。「一回4錠1…
衆議院選挙の日、朝早く投票に行きました。学校の庭にはススキの穂とセイタカアワダチソウの黄色が綺麗でした。 今日は娘の大学時代の友ご夫妻が来られ、楽しく会話の弾んだ午後となりました。ルイスも久しぶりに英語で会話ができて楽しそうでした。 会話の楽しさを味わうと言うのは、アメリカのホームパーティーの専売特許のような感じで、日本ではあまりしません。 娘たちの美大時代の生活は、4人で立川の米軍跡地の家を一…
たまには体のことを真剣に考えてみようと思います。 まず自律神経って何? それ前に細胞って体の中に60兆個もあるそうですよ。 そして、自律神経って、『体のソフトウェアー』だと考えるとわかり易いとも言います。 いやいや、そのことに入る前に、、健康って何でしょうか? 〓︎体の中にある60兆個の細胞に質の良い血液を送り続けること。 〓︎ところが、その体調が悪い時って、どうなっているかと言うと、科学的には気圧が…
先日、何気なく見ていたパソコンの過去記事に「草野氏の奥さん」を見つけました。懐かしさでいっぱいになりました。草野氏が亡くなってから、かなり経つなあと思いました。そして草野章二という人が書くエッセーを楽しみに読んだ日々を思い出しました。例えばこんな記事です。 「70歳を過ぎれば車で言えばポンコツだ。エンジンはもとより、足回りや電気系統もガタが来ているに決まっている。金を掛けて調べるまでもなく全てがく…
三木清の「人生論ノート」を読んだのは、20代の入り口ごろだったように思います。 今回ETVの番組(100分で名著)で見つけ録画しました。これが書かれたのは昭和13年頃。時代背景は、日中戦争やドイツのファシズム台頭があり、国家総動員法・言論統制下と物騒な言葉が時代を動かし、個人より社会を優先する空気がみなぎっていました。 こんな時に「人間はいかに生きるべきか」と書いたのですから、止むに止まれぬ気持ちだったの…
友は現役の時には数学の先生で、物の考え方が超合理的な人。 この人と電話で話していると、途中で音が小さくなったり、大きくなったりします。遠慮なく物が言える仲なので、 「あなたの電話は、音が大きくなったり小さくなったり聞きにくい。ちゃんと前を向いて喋って」と言うと。 「これ、2000円で買ったからよ」 と、言うので大笑い。 「でも私のも性能悪いよ」とガラ系の話をすると、電話の向こうもまたまた大笑い。 「…
フィリピンに行っている娘夫婦が、木曜日24日に帰ってきます。 娘がいると、いつもスケジュールが盛り沢山で忙しそう。必然的に家の中が活気付きます。すると家の中全体が生き物になります。 ここ20日ほど静かだった家の中が動き出す気配を感じたのは、早朝のメールでした。日曜日に友夫妻が遊びに来る。家を気持ち良く変えてくれた娘のいとこの工務店氏が来る。フィリピンの若夫婦が来る。などその他色々。 何だか娘を見てい…
私の眠り薬は、チョツト変わっています。 PCで「聞き逃しNHKラジオサービス」の画面へ行き「趣味・教養」画面へ辿り着きます。 この中の「高橋源一郎の飛ぶ教室」を選択します。面倒臭いようですが、慣れると簡単。 この画面を音を小さく絞って、画面もパソコンを閉じる寸前まで絞ります。こうして暗い中で聴いていると、内容が七面倒くさいので、いつの間にか眠ってしまいます。番組が終わると画面も終わり、真っ暗になって…
朝の散歩は暗いうちに出掛ける。今朝はメンバー3人とも雨が降るなんて思わなかった。用心する日は傘を持って出かけるがそんな気配はまるでなかったのである。 ところが、途中でポツリポツリ。まずい、遠くに見えるいつもの座る場所まで速足になる。そして着く頃には雨が〜。 ここに少しの間いれば止むだろうと考えるが、なかなかそうはならなかった。暗い中、電灯の光に本格的な雨足が見える。 ーー困ったことになったなと思…
古い本を本箱から見つけました。「08年版ベストエッセー集」この中に吉岡昭子「磯吉さんの法事」があり、父の25回忌法要の話が載っていました。 私は25回忌と言う言葉に驚きました。そしてここ数年の間に「人情」が急激に変わっていることを感じながら、「墓じまい」が現実であることを、お墓に行くたびに感じているので。つまり、古い墓が壊され、新しい墓に変わっているーーしかし、これもいつまでもつか〜です。 25回忌に出…
「まど・みちお」は「ぞうさん・ぞうさん・おはながながいのね」の作詞者です。この人の「いわずにおれない」を読みました。偏頭痛でささくれだっていた気持ちが、いつの間にか溶けていきました。中でもわたしの好きだったのは下記。 〓️つけものの おもし〓️ つけものの・おもしは・あれは・なにしてるんだ あそんでるようで・はたらいているようで おこっているようで・わらっているようで …
認知症は3人に1人はかかると言います。インターネットで検索すると、次のように分かり易い説明がありました。 『近年の研究によって、こんな事実が浮かび上がってきた。 高齢化にともない、認知症患者の数は急増している。その数なんと600万人以上。65歳以上の高齢者の3人に1人が認知症かその予備群というデータもある。 大切な記憶が少しずつ失われ、人格が変わってしまう。単純な計算や日常動作ができなくなり、妄想・徘…
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鎌田實著「がまんしなくていい」 この本は、諏訪中央病院の、患者に寄り添った治療と看護の話です。 『三つの見えないシステムがぼくたちの命を守っている』これが書き出し。 三つとは�@自律神経 �A免疫システム �B幸せホルモン �@、自律神経(交感神経=頑張る神経と、副交感神経=リラックス神経) 体じゅうに張りめぐらされている自律神経。呼吸、脈拍、血圧、発汗、消化、ホルモン分泌などのコントロール。 �A、免疫…
4人の子供たちが父親の祭壇を背にした写真を娘が撮って送ってくれ「4人揃ってお父さんも喜んでいると思います」そう言葉が添えてありました。 私が思い出した言葉は「戦い済んで日が暮れて〜」です。 祭壇の父顔の写真は農業を始めた頃の希望に満ちた写真でした。良い写真を選んだと思います。きっと本人が希望した写真でしょう。 子供たち4人が揃った写真など滅多にありません。 この前に揃って撮ったのは、確か、アメリカ…
「人はどう老いるのか」久坂部羊著を読み終えました。医者である著者は「老いは誰もが初心者である」と言います。 実際に、私は自分が90歳を超えて分かってきた事があります。それがこの本に羅列されていました。老いというのは、人の外観だけでなく、臓器もさまざまな器官もみんな老いてくるーーのです。 だから今までなかったおかしなことが、具体的に体に感じられることになります。 私はこの半年、娘夫婦と暮らしています…
今日、1月20日はルイスの誕生日、2人は鎌倉プリンスに一泊するために出かけました。 そして途中から「お父さんが危篤と電話が来たから、これからすぐに家に帰って夕方5時ごろの飛行機で札幌へ行くから〜」娘は電話の向こうであたふた。 帰宅して、弟たちや親戚に、電話している間に亡くなったと電話が入りました。 私は言いました。いつが葬式か? どこでどの程度の規模でやるのか? 何も知らないままに自分だけが心細くなっ…
明日はルイスの誕生日なので、2人は鎌倉プリンスへ出かけると言います。じゃあ今日、三男夫婦が昼に来た時に一緒にバースデーケーキを食べることにしようということになり、私が買ってくる役を引き受けました。 私は張り切って10時の開店を待ってケーキ屋さんへ行きました。 ルイスはチョコレートが大好きなので、買うのはチョコレートケーキ。ここへ「Happy Birthday Luis」と名前を入れたチョコレートの札を立ててもらい、ロ…
私はパソコンでNHKの聞き逃しラジオ番組を聴きます。今月は保坂正泰氏の「カルチャーラジオ」で「時代と人生を語る」と題して本人が話をしています。週一で、4回の2回目を終えました。 昭和と言う時代は、6年に満州事変、それをきっかけにして、7年には傀儡国家・満州を作る。11年には、盧溝橋事件へと、次々に問題を起こす。すると日本と対立する中国を米英が助けます。そうなると、今度は中国から矛先が米英に変わって行く。…
今、使っている化粧品は「自然派化粧水・アロエ」これは大きなプラスチックの瓶に入っていて値段も安い、そしてニベアクリーム。どちらも化粧品などと言うのは、おこがましいもの。こんな感じで一生を終わらせています。外出時にも化粧をしたことはほとんどありません。 でも、アメリカに住んだ時、パーティーがあるので、化粧して行かなければと思っていると、ある席でポーランドから来た政治記者と同席した折、相手は堂々と化…
下の記事は2017年1月23日、トランプが大統領になって、3日目の私のブログです。さて、2回目のトランプさんどうなることか? ◇ ◇ ◇ 池上彰「ニュース・そうだったのか」でトランプ新大統領のことを観ました。 支持率41%の船出とか。本人は何かというと「アメリカファースト」と言いますが、「アメリカだけ良ければの自分勝手」とも言い換えることができます。 アメリカでは東海岸と…
『経団連は6日、バイデン米大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画の中止を命じたことに関し「誠に残念だ」と訴える声明を発表した。「今後の対米投資や日米経済関係への影響が憂慮される」とも主張した。そして米政府に「懸念を払拭すべく適切に対応してほしい」と求めた。 声明で「日本は米国の最大の投資国かつ同盟国であるにも関わらず、経済安全保障を理由にこうした決定がなされた」と触れる。 日鉄によ…
啐啄同時(そつたくどうじ)という言葉があります。(啐)は卵が孵化する時、雛鳥が内側から殻をコツコツとつつくこと。啄はそれに応えて親鳥が外から卵を突くことを言うのだと。このタイミングが少しでもズレると、雛鳥は死んでしまうのだそうです。これは師と弟子との呼吸がピッタリ合っていることの大事さを言った言葉です。たまたま本を探していたら、久しぶりに「ひろさちや」のまんだら人生論と言うコラムの切り抜きに合…
テレビ「英雄たちの選択」の話。 平安時代末期、源平合戦のさなかに平家の焼き討ちで全焼した東大寺大仏殿、この再建を重源という一介の僧侶が成し遂げている。ーー資金も、労力も、資材もない重源が、アイディア一つで成し遂げたのである。 「え、えっ」私は目が覚めたようにびっくり。改めてテレビに見入ると、誰もが不可能と考えた大仏の再建を引き受けた僧・重源は当時61歳。還暦を越えた老境の身だったが、果敢な行動力…
正月はあちこちで雪が積もって雪かきのニュースがテレビに出ます。中には事故にもつながっているところもあるようで、心配です。 私が祖母のところで暮らしたの長野圏の山奥で、よく雪が降り積もりました。 お正月は「下駄」がプレゼントされました。元旦の朝、目が覚めると枕元に赤い塗り下駄が置いてありました。 下駄と言えば冬は高下駄を履きました。雪が降るからです。下駄は「差し歯」を横から1センチほどの厚さの木で…
愛媛県とべ動物園の白熊ピースと高市さんの物語、今日で3回目を観ました。観るたびに感激し、イーナを思い出しながら観ます。 話の始まりは、親熊が生まれた子を育てようとしません。それで思い切って高市飼育員が母親代わりをすることになりました。ピースは高市さんを慕い、ヒーヒー啼きながら後を追います。感情というのは、目に見えないものを繋ぎます。高市さんのピースを見る目は母親そのもの。 手探りの育児が始まりま…
冷蔵庫の中がぐしゃぐしゃ。何がどこにあるか分からない。それで今日の午後は思い切って、一旦全部外へ出して片付けをした。 私の場合、はっきりしていることは、買い過ぎ。そして詰めるから、古い物は食べようとしているはずなのに、いつの間にか奥に押しやって無駄にしている。今日の片付けでそれがよく分かった。そして、今は娘と2人で買うのでバンバン増える。 片付けをするときは、思い切って捨てる。中にはカビが生えて…
出久根達郎氏は古本屋の店主で作家です。この人に「包の中身」というエッセーがあります。結婚した頃の話で、相手は毎日のように店に来ていた客でした。 古本屋を開いて4年目でしたが、これが儲からない商売。ところが縁あって、毎日の様に店先にくる本好きの客と結婚することになったのです。 新婚旅行に伊豆温泉一泊に行き、一番安い部屋をと願ったら、布団部屋の隣に案内されたと。ここで2人は金勘定ばかりしていたので「宿…
日本から1600キロ離れたペルーとブラジルの間の奥地には、今も原住民イゾラドが住んでいると言います。 イゾラドというのは隔絶された人々という意味を持ち、NHKは、四半世紀にわたって取材を続け、その姿を映像に記録して来ました。しかし、多くの部族が地球規模の気候変動で、雨が降らず食糧がなくなったせいで絶滅した可能性が高く、イゾラドも2014年を最後に確認されなくなっていました。 ここはペルー政府が立ち入り禁止…
今日の午後は1人でテレビ映画を見ていると、同じ棟の6階に住むNさんが来ました。首に紐を掛けています。なんでも中学校へ「昔の遊び」をするため、老人会「つつじクラブ」が行くとか。けん玉やお手玉など、グループに分かれて教えるのだと張り切っています。 Nさんは細いゴム紐を持って来ましたが、それでは伸び縮みがあってやりにくいので、私の家の中をあちこち探すと太めの毛糸が出て来ました。 それを使って、2人で始めて…
お正月は、いつも会わない人に会うことがあります。そんな時、歳をとった人たちの会話は体のことばかり。みんな老いて体のことが心配になっているようです。 私は思います。人間生まれて、日に日に大きくなりました。今は、それの反対が起こっているのです。つまり日に日に老いて行くーー。だから死ぬためにあれこれ起こって当たり前。オロオロすることはありません。つまり死ぬ準備に入っているのですから〜。 ただし死ぬにも…
娘たちが、アメリカから友が来ているので会いに行くと出かけました。その間に12/31日のNHK「クラシック名演名舞台」をNHKプラスで観ました。大晦日の2時間半という長い番組でした。 2024年に演奏した様々な指揮者たちから、取り上げたもの。 私が面白かったのは、長年ウイーン交響楽団でコンサートマスターをしている樫本大進&バックスデュオの演奏です。曲目はビバルディーの四季でしたが、人数が12人ほどで、どうしても腰掛…
新しい年が明けましたが、色々なものが大きく変わって行くような気がしてなりません。別に何がという理由があるわけではないのです。ただ何となくそう感じるのです。一番そう思えるのはテレビ。大型時代劇や、画面に出てくる座談番組の若い男女の服装なども、ただひたすらに目立つことばかり考えてのスタイル。落ち着いているとか、知的な部分を見せるとかは何もありません。「紅白歌合戦」も観る気がしませんでした。「おむすび…
今日は書くことないな。そんな日は昔に戻ります。下記は2016・2月のものです。 「孤舟」渡辺淳一著は、よく知っいるはずの本だけれど、もう一度借りてきました。 読み返して、老練という言葉が適当かなと思います。わたしは男性の老いをテーマに「彼が望んだこと」という小説を書いたことがあります。だから同じことをテーマにしても、こんな風に書くのだと感じ、やはりうまいなあと思いながら読み終えました。 「孤舟」は60…
私は現在の住まいから歩いて10分ほどの家から引越して来た。ここに移ったのは2015年だったから9年になる。買い物に行くと、前の家のご近所さんに、時として会う。 「お久しぶりです。お元気で何より」などと親しげに話し出すが、「さて、誰だっけ? 」会話を繋げようとするから頭の中が焦る。だから一所懸命に思い出すという行為が始まる。「Rさんのご主人亡くなられたんですってねえ」「Kさんもですよ」「ええ、そうなんですか…
物を買うのは慎重にと、常々考えているのですが、でも、それがあると生活が楽しくなるとか、体が楽をするなどで、要る物は要るとなります。今日来るのはこたつに入る時に腰掛けたい座布団がわりの道具です。幅広で座り心地が良いと説明にあったので買う気になりました。毎日使う道具はやはり使い勝手が良い物を選ぼうとします。それに私の場合は、リビングを「青」で統一しているので色も決め手です。今までここにあったのは、腰…
『売ったらあかん/友達を売ったらあかん/子どもらを売ったらあかん/まごころを売ったらあかん/本心を売ったらあかん/情愛を売ったらあかん/信仰を売ったらあかん/教育を売ったらあかん/学問を売ったらあかん/秘密を売ったらあかん/こころざしを売ったらあかん/大自然を売ったらあかん/いのちを売ったらあかん/自分を売ったらあかん/自分を売ったらあかん』 上の詩は随筆家・岡部伊都子著「遺言のつもりで」に出てきます。なんで…
創作料理。昨日の鍋料理をもう一度登場させようと考えます。そこで鍋にご飯を入れておじや。つまり残り物料理。 まあ残り物だけなのでルイスに対して失礼だと考えました。 そこで「盛り付け工夫」真ん中のへこんだ真っ白な皿に生ハムをサラダの野菜のようにヒラヒラとさせて、その真ん中におじや。 洋風なおじやはわざわざ作っってもここまでというほどに。我ながら良いアイデアでした。 そして真ん中に大皿。ここにお猪口の…
1月20日はルイスの誕生日。3人で買い物に行きました。娘たちはケーキの店へ。私は寿司と鍋の材料を買いに行きました。 せっかくの誕生日なので、なるべく目先が変わった物をと考えました。 手巻き寿司は綺麗に盛り付けてあるので、文句なく決め手となりました。あとは大きな土鍋を食卓にのせて雰囲気を出すことにしたのです。鍋の中味はあっさりした物をと考えてタラ・水菜・しらたき・豆腐など。ここのところアレルギーで体の…
「人のふり見て我がふり直せ」今日はこの言葉が恥ずかしいほどに自分に返りました。 小学校の前で、イーナをシニアカーにつないで図書室に行き、出てくると子ども何人かがイーナを撫でたりしています。 そこにおばあさんが1人。わたしが犬の持ち主と分かると猛然と喋り始めました。言いたいことが口から溢れ出ます。 「わたしは栄養士をやっていた。今の子たちはなっとらん。そんな世を変えたい。2月7日に公会堂で講演会をや…
セントラルに「足の裏のツボ」をマッサージする機器を試すコーナーができて業者が道具を並べています。たまたま声をかけられたので座ってみました。電気製品に足を入れると優しく足の裏とふくらはぎをマッサージしはじめました。 「足の裏にはツボがある」そう聞いたことがあります。いいかも知れないとは思うけれども16万円は高いなあ〜などと内心複雑になりながら試し終えました。 確かに、娘も喜ぶかも知れないし婿さんにも…
「うららかな日差し」午後のひと時の私の居間はこんな感じでゆったりとしています。聞こえる音は何もなし。ただただ暖かな日差しが部屋の奥まで届いています。以前からここに住んでいる人は言います。「以前はガラス戸が一重だった。でも二重窓になってから結露がなくなった」と。そして何より温かい。 私はここに越してきて、本当に良かったと心底思います。 前の家は家族が8人もいたので「8LDK」でした。今頃は居間に暖房が…
私はサッカーのことは、よく知りませんが岡田武史氏が監督だったことぐらいは知ってします。 岡田氏は現在、とんでもない大仕事に向かって、着々進んでいるとか。ついにサッカーチームのオーナーになるらしいです。その大元になるのが次のようです。 『2024年4月に全日制高校「FC今治高等学校 里山校」を開校すると。同社会長でサッカー元日本代表監督の岡田武史氏が学園長になる。野外学習など現場での実践に力を入れて、…
月曜日、風も無く、とびきり良い天気。午前10時に家を出て、約1時間いつも歩くコースに行きました。暗いうちに歩くのとは違って、とても気持ちの良いウォーキングとなりました。広い芝生のところがあるので、その上も試してみましたが、平らに見えても凸凹が多く、結局安全のためにはアスファルトの部分で4000歩試して来ました。 先日より歩くのをやめて、ジムでウォーキングマシンを使ってみましたが、ハツカネズミにはなりた…
どういうわけか、以前からテレビはNHKを中心に見ています。これは単なる習慣のように思いますが、それだけNHKを信頼しているとも言えます。何しろNHKはお金を払って観ているのですから〜。 ただ、日曜日の朝は断然8チャンネル。取材の感覚が、NHKとは違う感じがします。どんなふうに違うかといえば、NHKはどちらかと言うと、「型」通り。これに対して8チャンネルには工夫があるように思います。 今朝について言えば「無電柱化…
私はだいぶ前から「スパイダソリティア」というゲームだけをやっています。1日に10回はやります。まあかっこよく言えば「頭の体操」です。 これがいくらやっても飽きると言うことがありません。 どのようなのかと言えば、トランプを上から下に向けて13〜1まで並べるだけという単純なもの。以前は2色をやりましたが、今は一色のみ。つまり初級・中級・上級とありますが初級だけをやっています。 自分でも不思議に思うのですが…
今日も雲ひとつない空が、目の前に広がっています。4階から見える子山は元の海岸線。私たち家族が住み出した頃は、すぐ下が海、波が山の裾の方を洗っていました。家を建てるための土地探しでここに来た時、海が見えたのが住む決め手となりました。 現在は、引っ越して海の埋め立て地に住んでいます。この埋め立てたところには、たっぷりの土地ができていますから、学校の校庭も広い、横浜高校の野球場ものびのび、公園も広々、…
今朝のニュースで、落語界に女性の真打誕生を知らされました。 「ええっ」まさかと思い聴き耳を立てます。本人がそこにいます「林家つるこ」さんと言う人。日本美人と言った感じの良い人です。よくもまあ、この道一筋にここまで〜とホロリとさせられました。師匠は林家三平の息子。流石に新しいことに挑戦する芽を持っていると何だかそこにも感激。 それにしてもです。「どんな道を歩いて来た人? 」となりました。急いでパソコ…
能力のある人なら、何でもないことかも知れませんが、私にとって「パスワード設定とかID設定」は地獄です。その度にきちんとやっているつもりなのにトラブります。わけは設定し終わったときにキチンと設定したのを記録してないためです。 「そんな簡単なこと、どうしてしておかないの? 」そう言われても、これが上手くいきません。理由は、その度に、私なりにやったつもりが、そうなっていない。不思議だけれどこうなってしま…
凄くて面白い発想の番組を感激をもって観ました。 私の知らない人の世界のことですが、流れの中で観ていた企画が奇抜なので、どうなるかと心配になり、ついつい最後まで観ました。 「yoasobi 」という歌手の2人が、一日限り、1000人の人に来てもらって一緒に歌うーーただし「一回限り」と言う企画です。 最初をしっかり観ていなかったのでわからない部分もありましたが、多分パソコン画面で全国に向けて人を募集したのでしょ…
「花子とアン」の総集編を見ていると、最初の画面にいきなり、カナダのプリンスエドワード島にある赤毛のアンの家が出てきたではありませんか、びっくり。 そのままーー記憶は真っ直ぐに50年前のアンの家の中の階段をのぼります。部屋にはアンの使っていたベッドが窓際に〜。アンは小説の主人公であり、家は話を現実にするために作ったのでしょう。 11歳の赤毛の少女、アン・シャーリーは、孤児院から「グリーンゲイブルズ」に…
私の日々通っているスポーツクラブ・セントラルはお風呂がすごい。普通の風呂が2、ジャグジー、寝風呂、外風呂、水風呂、ドライサウナ、ウエットサウナとあります。 風呂が、これだけあるのですから、体を鍛える道具もたくさん用意されています。まず一階にはスタジオ・道具を使って体を鍛える場所や走る道具、それに自由にヨガなどができる場所。2階は更衣室、自転車のように漕ぐ道具、乗馬のような道具、そして外の景色を見な…
雲ひとつない青空、風も無く穏やか。ベランダのゼラニュームも赤と白の花が咲いて静な午後です。 こんな日は、改めてテレビのニュースを痛々しく聞く事になります。日を追って亡くなった人の数も増えました。被災した人たちの身になってみれば、幸せな正月が来るはずでした。それが温かな家がなくなる、水も食べ物もなくなる。おまけに天気までが悪いとなれば本当に気の毒過ぎます。天災の恐ろしさを痛感。 ようやくテレビ画面…