今年の感想は今年のうちに…というわけで、星組『BIG FISH』の思い出を。残念ながら映像に残らなかった作品ですが、観劇後に走り書きしたメモを読み返すと、シアターオーブの空気が鮮やかに甦ります。私、『BIG FISH』が大好きになりました。琴ちゃん(礼真琴)主演作はどれも満足度が高くて好きですが、今回はひときわ心に残るというか…観劇後の多幸感がたまりません♥今回、珍しく予習をしていった私。ティム・バートン監督の映画...
宝塚歌劇と共に34年(ブランクあり)。全組観たい派。芝居がいい生徒さんが好き。
谷正純・酒井澄夫・木村信司・大野拓史作品が好き。 観劇記録・考察・思い出話・備忘録(たまに展覧会の感想、読書記録)などをまとめたブログ。
|
https://twitter.com/noctiluca94 |
---|
星組『BIG FISH』個別感想(小桜ほのか/極美慎/碧海さりお/羽玲有華/大希颯/茉莉那ふみ)
今年の感想は今年のうちに…というわけで、星組『BIG FISH』の思い出を。残念ながら映像に残らなかった作品ですが、観劇後に走り書きしたメモを読み返すと、シアターオーブの空気が鮮やかに甦ります。私、『BIG FISH』が大好きになりました。琴ちゃん(礼真琴)主演作はどれも満足度が高くて好きですが、今回はひときわ心に残るというか…観劇後の多幸感がたまりません♥今回、珍しく予習をしていった私。ティム・バートン監督の映画...
エドワード(礼真琴)からウィル(極美慎)へ、次世代に託されるもの│BIG FISH
一昨日、全組にわたる大規模な組替え発表がありました。星組からは極美慎さんが花組へ。異動日は来年の8月11日。『阿修羅城の瞳』の千穐楽翌日、礼真琴さんを見送ってからの旅立ちになりますね。>宝塚歌劇団│組替え(異動)について[2024.12.16]新天地への希望に満ちた出立。ふと、極美くんと琴ちゃんが親子を演じた『BIG FISH』の舞台を思い出しました。父と子の物語である『BIG FISH』。エドワードからウィルへ、命や想いを繋...
一発の銃弾、一片のパン、一塊の石…2024年の輝咲玲央│記憶にございません!
待ちに待った『記憶にございません!』配役発表の日。真っ先に玲央さん(輝咲玲央)のお名前を確認して「南条実(大工)」の字を見た瞬間、思わず叫びました(心の中で)。黒田総理(礼真琴)が記憶を失くす原因となる石を投げた人物。今年は『RRR』のスコット総督、『夜明けの光芒』のエイベル・マグウィッチに続き、またしても玲央さんが事の発端となる役を得られたことが嬉しく、喜びでいっぱいです。動力源、輝咲玲央車輪は回...
さ、さむぅ…今日はまた一段と寒いなぁ…(©南条実)師走も半ばを迎え、日々寒さが増してきました。新年の星組公演『ANTHEM』『にぎたつの海に月出づ』が初日を迎える頃は寒さの底ですね。暖かくして劇場へ向かいましょう!一昨日『にぎたつ』の配役発表がありましたので、恒例の人物相関図を作りました。にぎたつの海に月出づ 人物相関図血縁関係や時系列が複雑なため、配役にない人物名や注釈を付け加えました。注釈は、公演解説や...
夢が叶った!「輝咲玲央=蘇我蝦夷」再び│にぎたつの海に月出づ
ちょうど今日の昼休みに、組長さん(美稀千種)ファンの方と「そろそろ集合日?」ってLINEしてたら、数時間後に配役が出ました!以心伝心!?>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 宝塚バウホール公演『にぎたつの海に月出づ』[2024.12.11]ワクワクしつつ開いたら…\ぎゃあぁぁぁぁぁ…!!!/蘇我蝦夷=輝咲玲央マジか!大好きな時代の物語!すっごく楽しみ!観たい!もしも玲央さんが『にぎたつ』チームだったら蘇我蝦夷再び...
柳先生(美稀千種)の教え-星組・名バイプレイヤーズの系譜[3]│記憶にございません!
星組公演千穐楽から、まもなく10日。のんびりと感想を書き綴っていましたが、ゆっくりし過ぎて次回作の集合日に追い付かれそう。ギアを上げていきましょう!『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第三弾は黒田総理(礼真琴)の恩師、柳友一郎について。○関連記事はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にご...
三谷幸喜監督の星組公演評を読んで-「作品を預かる責任」についての私見│記憶にございません!
星組公演『記憶にございません!』千穐楽後、朝日新聞デジタルに原作者の三谷監督の公演評が掲載されました。原作者の目に、星組版『記憶』がどのように映ったのか?期待と一抹の不安と共に拝読しました。>朝日新聞DIGITAL│(三谷幸喜のありふれた生活:1210)映画が宝塚の舞台になって三谷幸喜監督の星組公演評を読んで公演プログラムの寄稿文によると、監督は一度も宝塚の舞台をご覧になったことがないそうです。さらに、監督の...
『記憶にございません!/Tiara Azul』大千穐楽おめでとうございます!舞空瞳さん、煌えりせさん、紅咲梨乃さん、水乃ゆりさん、ご卒業おめでとうございます!夏の盛りに宝塚で初日を迎えた公演は、クリスマスイルミネーションが瞬く日比谷で無事にゴールしました。熱く、激しく、面白く、笑いと涙のうちに駆け抜けた4ヶ月。総理、聡子さん、井坂さん…愛すべき人たちとのお別れは寂しいですが、それを上回る充足感が私の胸を満たし...
夏真っ盛りに始まった『記憶にございません!/Tiara Azul』も残すところ8公演。星組が誇る最高のトップコンビ、礼真琴×舞空瞳の集大成にふさわしい温かな幸せに満ちた二本立ての大千穐楽が間近に迫っています。星組カラーのイルミネーションに彩られた日比谷の街。ひんやりした夜気に煌めく青色の光。季節の移り変わりと、まもなく訪れる別れの予感に胸が締めつけられます。しかし、別れが辛いと思えるほどの対象に出会えたのは幸...
美稀千種フェルゼン×白妙なつマリー!星組研15以上限定☆大人のベルばら妄想配役
歴史漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の宝塚初演50周年を迎える今年。1989年の平成ベルばら第一弾の雪組版で宝塚デビューを果たした私にとって、感慨深い年でもあります。しばらく宝塚から離れ、すみれ返りしたのが2011年。以降、宝塚歌劇100周年を記念して再演された2013年の月組(龍真咲さん・明日海りおさん)、雪組(壮一帆さん)、2014年の宙組(凰稀かなめさん)、110周年記念の2024年雪組(彩風咲奈さん)と、コンスタント...
ハロウィンスペシャル☆記憶にございません!のツボ20選(礼/舞空/白妙/輝咲/ひろ香/紫/天希/小桜/蒼舞 他)
進化するコメディ『記憶にございません!』。組内に精鋭お笑い集団「エマ・エージェンシー」を擁する星組にコメディを演らせたら鬼に金棒。トップコンビ礼真琴&舞空瞳を筆頭に、笑いに貪欲な上級生から挑戦を恐れない下級生に至るまで、日々新鮮な笑いを生み出しています。単に面白可笑しいだけでなく、大団円では涙と笑いに彩られた幸せいっぱいの世界が広がるハートウォーミングな作品であることが一番の魅力。というわけで、野...
小野田(ひろ香祐)の純真-星組・名バイプレイヤーズの系譜[2]│記憶にございません!
みんな大好き、小野田っち(ひろ香祐)。個性派揃いの登場人物の中でも、ひときわ輝いている彼。(色んな意味で)『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第二弾は黒田総理(礼真琴)の幼馴染みの建設会社社長、小野田治について。○第一弾はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!小野田の純真...
松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!
舞台に立つ人全員にMVPを差し上げたい『記憶にございません!』。なかでも心惹かれるのが、名バイプレイヤー揃いの上級生の皆さま。柳先生(美稀千種)、南条さん(輝咲玲央)、小野田っち(ひろ香祐)…今回は天希ほまれさん演じる鳶の松ジイにスポットを当てます。松ジイの主張配役発表があった日の宝塚ファンのざわめきは記憶に新しいところ。りさこちゃん(天希)が松ジイ??松ジイって…あの松ジイ?原作映画のラストシーン。...
『記憶にございません!-トップ・シークレット-/Tiara Azul -Destino-』大劇場公演中、宝塚ファンの間で交わされた謎の会話。「石、食べた?」「石、美味しかった!」不穏な言葉の正体はこちら。宝塚大劇場内のジェラートショップ『ボヌール』で提供された公演デザート「首相“甘”邸 -最高き蜜-」です。公演デザート「首相“甘”邸 -最高き蜜-」 600円まろやかな黒みつきな粉のアイスの下に相性の良いフルーツみつ豆を、ト...
暁千星&小桜ほのかといえば!!○○の大ファン♥│記憶にございません!キャストボイス
『記憶にございません!』キャストボイス第四弾は暁千星さんと小桜ほのかさん。いつも通り木曜日に出ましたね。先週だけイレギュラーに金曜日だったのは、やはり極美くんの誕生日合わせだったのでしょうか?(劇団のそういうところが好き)>極美慎&水乃ゆり♥そう来たか!芝居心満点のキャストボイス│記憶にございません!井坂(暁千星)「アルゼンチンといえば!!」『I AM FROM AUSTRIA』のパブロ・ガルシアの大ファンという、...
ミステリファンにも歌舞伎ファンにも嬉しい、この夏一番の話題作『狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)』。京極夏彦の小説家デビュー30周年を記念して書き下ろされた新作歌舞伎が、まもなく初日を迎える『八月納涼歌舞伎』の第三部で上演されます。京極夏彦×歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』読書記録数ヶ月前に歌舞伎座を訪れて予告ポスターを見たときは、にわかに信じがたく、思わず三度見した私。「京極...
これからも宝塚歌劇と共に歩む私│Le Grand Escalier ル・グラン・エスカリエ
宙組特別公演『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』のMy初日を迎えました。まずは、齋藤吉正先生。素晴らしい作品をありがとうございます。宝塚歌劇の110年を凝縮した端正なショー。懐かしい曲の数々。多くの生徒さんの見せ場。観ながら、聴きながら、様々な想いが湧き上がりました。宝塚歌劇110年の歴史への敬意と、未来への希望、宙組へのエールが詰まった「大階段」。歴代のタカラジェンヌの汗と涙と血が滲むような...
宙組公演デザート、美味しかったで酢(SU)│Le Grand Escalier
宙組公演デザートでSU。フルーツたっぷり!香り高く、さっぱりしたぶどう&ベリーミック酢ゼリーとマッチして美味しかったでSU。思ったより酸味が控えめだったでSU。最近の東宝デザートはネーミングだけでなく味もナイ酢でSU。宙組公演デザート、美味しかったで酢(SU)7月20日に東京公演の初日を迎えた『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』。幕間休憩のない特別公演のため、公演デザートの提供は難しいかな?と半ば...
極美慎&水乃ゆり♥そう来たか!芝居心満点のキャストボイス│記憶にございません!
毎週木曜日に出ていたキャストボイス。今週に限って金曜日でした。なぜ?と思ったら…今日、7月26日は極美慎さんのお誕生日!だから一日ずらしたの??なんて粋な計らいなんでしょう!劇団のこういうところは温かいなーと思います。極美くん、おめでとうございます!最近ぐんぐんと役幅を広げ、頼もしい限りですが、新しい一年もいっそう挑戦と飛躍の年になりますように願っています。というわけで、今週のキャストボイスは、古郡祐...
碧海さりお&瑠璃花夏♥大爆笑×大興奮のキャストボイス│記憶にございません!
関東甲信・東海地方が梅雨明けし、いよいよ夏本番!熱い夏の到来を待っていたかのようなタイミングで『記憶にございません!』のキャストボイスと人物相関図が出ました!まずは人物相関図から。>宝塚歌劇団│<人物相関図 公開>星組公演『記憶にございません!』真っ先に目に飛び込んできたのは「黒田内閣(景星党)」!景星党??読みは「けいせいとう」でしょうか?黒田啓介(礼真琴)が総裁を務める「景星党」。一体どんな意味...
天飛華音&詩ちづる♥秘書官コンビのキャストボイス│記憶にございません!
えっ!もうキャストボイスの時期!?いよいよ、なこちゃん(舞空瞳)たちの退団公演が始まると思うと寂しいですが、卒業生の皆様が良い役を得られ、晴れやかに駆け抜けられるように応援しています!というわけで、キャスボ第一弾は天飛華音さんと詩ちづるさんです。秘書官補の天飛くん、事務秘書官の詩ちゃん。秘書官コンビでコメントを披露してくださいました。野々宮万作(天飛華音)「星組のお稽古はスーツ姿の男役さんが居並び...
エイベル・マグウィッチ(輝咲玲央)、エピファニーの訪れ│夜明けの光芒
様々な愛の形が描かれる『夜明けの光芒』。エロス(性愛)、フィリア(友愛)、ストルゲー(家族愛)。そして、アガペー(無償の愛、または神の愛)。なかでも最も尊いのは「見返りを求めぬ愛」であるアガペーです。皆様が「無償の愛」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ジョー(美稀千種)からピップ(暁千星)に寄せられた愛でしょうか?すべてを失くしたピップがジョーの愛を知ったときの身を裂くような慟哭は、今も私の耳と記...
エイベル・マグウィッチ(輝咲玲央)-愛の旅立ち│夜明けの光芒
『大いなる遺産』初演当時に宝塚デビューを果たした私。実際の舞台は観たことがなく、『歌劇』の公演写真を繰り返し眺めて楽しんでいました。剣幸さん、こだま愛さん、涼風真世さん…錚々たるメンバーがお名前を連ねる月組版。まさか30年以上経った今、大好きな星組さんで装いも新たに上演されるとは夢にも思いませんでした。(子どもの頃の自分に教えてあげたい)星組さんが作る生の舞台を、私の初めての『大いなる遺産』にしたく...
「本役○○」というパワーワード(美稀千種/輝咲玲央/ひろ香祐/碧海さりお/煌えりせ)│記憶にございません!
『BIG FISH』と『夜明けの光芒』の幸せな余韻に浸りっぱなしだった私ですが、『記憶にございません!』の配役を見て一気に現実に引き戻されました 笑>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演『記憶にございません!』[2024.06.28]「本役・寺島進」というパワーワード真っ先にチェックしたのは…\南条実[大工]=輝咲玲央/えっ!?この人はまさか…黒田啓介総理大臣(礼真琴)が記憶を失くすキッカ...
こんなの面白いに決まってる!『記憶にございません!』ポスター&主な配役発表
一昨日、シアターオーブで滝のように涙を流してスッキリした私。この顔文字→(ToT)くらい盛大に泣いて、泣いて…帰り道は不思議に爽快!涙活効果?観劇後、こんなにも温かな幸福に包まれる作品を知りません。『BIG FISH』は“観るデトックス”ですね♥この素晴らしい舞台を味わえる幸せに感謝♥そして、優しい余韻に包まれて過ごすはずだった昨日。ところが…歌って踊る回遊魚・星組さんはファンにも休むことを許しません!絶賛上演中の『...
死神(月城かなと)-「迷い」こそ人間の証│DEATH TAKES A HOLIDAY
先日、本拠地の宝塚大劇場を卒業された月組トップスター、月城かなとさん。7年前の組替えで雪組からいらしたのが、つい昨日のことのようです。>楽しみ!今日から月組の月城かなとさんですねれいこさん(月城)の主演作で、ひときわ心に残るのは『DEATH TAKES A HOLIDAY』。感動で半年くらい夢見心地でいられるほど満足度の高い舞台でした。チャーミングな死神とっくに慣れているはずなのに舞台のれいこちゃんが口を開くと、あまり...
“今の礼真琴”が率いる星組で『BIG FISH』を上演する必然とは何か?
礼真琴主演で『BIG FISH』を演ると知ったときの正直な気持ちは「なぜ、この作品を…?」でした。しかし、観たら納得!「これしかないでしょ!今の礼真琴が演じるにふさわしい作品は」と素直に思えるフィット感。もはや、当初感じた疑問がなんだったのかすら思い出せません。どんな経緯で宝塚化されるに至ったか知る由もありませんが、劇団主導だとすれば大した選球眼ですね。エドワード=礼真琴エドワード・ブルーム(礼真琴)って...
ありがとう、礼真琴。 ありがとう、星組。 ありがとう、BIG FISH。
今、私の胸の中に抜けるような青空が広がっています。遥か遠くに広がる空と水平線の境目まで続くのは、鮮やかに黄色い花の群れ。そよ風に揺られて辺り一面を満たす甘い香り。その花の名は“幸福”です。ブロードウェイミュージカル『BIG FISH』。主演は礼真琴。否が応にも期待が高まるコラボレーション。「満足は保証済み」と胸を弾ませて劇場に足を運びましたが、今回はちょっと違いました。「満足を超える出来栄え」を表すのにふさ...
脆くて強い女-海乃美月の娘役像│DEATH TAKES A HOLIDAY
月城かなと×海乃美月コンビの最高傑作は何か?私にとっての一番は、死神と乙女の恋を描いた『DEATH TAKES A HOLIDAY』です。棺桶に片足を突っ込んだ女幕開きのくらげちゃん(海乃)の輝くばかりの美しさにドーン!と引き込まれ、一気に物語世界に没入しました。姿の美しさ、声の美しさ、身のこなしの美しさ。何よりも、まとう空気が美しくて。幼い頃から“死”に魅入られていたような危うさと陰が見え隠れするグラツィアがハマりまし...
「朗らかに、浅く広く慎ましく」そういうファンに私はなりたい│私的・宝塚ファンの心得Part14
毎年、年始に宝塚ファンとしての抱負を立てている私。宝塚歌劇を愛する者として、どうありたいか、どう向き合っていきたいか。一年の過ごし方を定める羅針盤として、ささやかな目標を掲げることは、私の密かな楽しみです。ちなみに、2020年の抱負は「朗らかに、熱く激しく面白く」。2021年は「感じるままに、広く深く温かく」。2022年は少し毛色が変わって「よく見聞きし、分かり、そして忘れず」。並べて見ると自分の心境の変化が...
『1789』から1年。まもなく2024年・夏の星祭りが始まります。というわけで、その前に『1789』感想記事の最後の1本をUPします。輝咲玲央さん演じる国務大臣、ジャック・ネッケル氏について。“傍観者”の声玲央さんのネッケル大臣を一言で表すなら、「鮮烈」。登場第一声。「あらっ!?」と思いました。声が違う。誰かと思った。“傍観者”の声だ。一瞬、玲央さんと分からないほど。いつもと違う声に、今回の役にかける玲央さんの想いの...
数日前、Twitterで「観劇のために遠出することを“遠征”と呼ぶのはよろしくない」との意見を目にしました。たしかに。便利な言葉なので気安く使っていますが、「遠征=遠くの敵を攻め討つために出向く」であることを考えれば、無頓着に使っていい表現ではありませんね。とはいえ、「遠征」に代わる言葉はなかなか見つかりません。遠出観劇?観劇旅行?あまりしっくりきませんね 笑本当に「遠征」という言葉を「娯楽目的の遠出」に使...
「あー、お手々が宝塚。」暁千星さんのハンドソープで我が家が宝塚大劇場に
「あー、お口が宝塚。」というキャッチコピーを覚えてらっしゃいますか?30年近く前に『歌劇』に載っていた仁丹の広告です。白い衣装に身を包んでポーズを決める男役さん、娘役さん。レヴューの一場面を思わせる、いかにも“タカラヅカ”らしいヴィジュアル。たかちゃん(和央ようか)や、みてきちゃん(翠花果)がいらした気がするので、当時の雪組若手メンバーが抜擢されていたのかな?仁丹を食べると口の中が“清く正しく美しく”な...
『夜明けの光芒』初日まで10日あまりとなりました。というわけで、恒例の人物相関図を公開します。どうしてもネタバレせざるを得ない部分がありますので(血縁関係とか)、まっさらな気持ちで初日を迎えたい方はスルーしてくださいね。※核心に触れる部分はボカしてあります。>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演/東京建物 Brillia HALL公演『夜明けの光芒』[2024.4.23]夜明けの光芒 ...
『記憶にございません!』の琴なこ(礼真琴×舞空瞳)ヴィジュアル&出演者が出ました!>宝塚歌劇団│記憶にございません!/Tiara Azul -Destino-結末は、きっとハッピーエンドお似合い!可愛い!素敵!面白い!星組カラーの濃淡で揃えた二人、爽やかで美しくて、本当にお似合い♥さりげなく配された指輪が嬉しいですね♥(琴ちゃんの手首にチラ見えするレザーベルトの時計もセクシーでツボ♥)それにしても…いまだかつて、こんなに...
これまでの宝塚版ベルばらのイメージを覆す、ピンク一色の華麗なポスターでファンの度肝を抜いた雪組『ベルサイユのばら』。待ちに待った配役が出ました!>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>雪組 宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』[2024.5.21]いにしえの『ベルばら』が帰ってきた!?アンドレはどなた?ロザリーは?わくわくしながら配役表をスクロールしていったら…\モンゼット夫人 万里柚美/!?!?!?本...
星組『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』人物相関図ができました!
ご無沙汰しております。3月半ばから怒涛の観劇ラッシュでブログの更新がすっかり疎かになっていました。新着がない間もお越しくださった皆さま、誠にありがとうございます。星組さんの『RRR/VIOLETOPIA』、雪組さんの『仮面のロマネスク/Gato Bonito!!』、そしてOG公演、歌舞伎、能…どの舞台も素晴らしく、大満足の日々でした。余力があれば感想をまとめたいと思いますが、その前に…星組・東急シアターオーブ公演『BIG FISH』...
ほがらかに、陽(きよ)く優しく美しく│宝塚歌劇団第110期生の芸名
宝塚歌劇団第110期生の皆さま、ご入団おめでとうございます。記念すべき節目の年に晴れてタカラジェンヌとして産声を上げられましたこと、心よりお慶び申し上げます。無垢な赤子が初めて見るもの触れるものを瞬く間に吸収するように、真っ直ぐに貪欲に芸の道を邁進していかれますよう願っております。>宝塚歌劇団│宝塚音楽学校 第110期生卒業式[2024.3.1]110期生39名の芸名表記を分類入団と同時に、これからの舞台人生を共にす...
ステファニー(澪乃桜季)×ロバート(鳳真斗愛)-“賢い妻”の夫操縦術│RRR
180分超えの原作映画『RRR』を、わずか半分の90分に生まれ変わらせた宝塚版『RRR×TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~』。しかし、単なるダイジェストには終わりませんでした。時間の制約をものともせず、大胆な割愛と原作の流れを損なわぬ巧みな潤色により「バイ タカラヅカ」の名に恥じぬ新しい『RRR』を生み出したのです。なかでも「上手い!」と膝を打ったのはインド総督府に所属する警察官ロバート(鳳真斗愛)と、その妻ステファニー(...
星組ダンディ御三家(美稀千種/輝咲玲央/朝水りょう)、進化するスコット総督の高笑い芸│RRR
星組が誇るダンディ御三家といえば、美稀千種さん、輝咲玲央さん、朝水りょうさん。星組のお父さんであり、お母さんでもある組長さん(美稀)。抜群の包容力と巧まざるユーモアの持ち主。星男の総元締めとしてバリバリにキザってらっしゃるときと、慈愛あふれる微笑みで組子を眺めてらっしゃるときのギャップもたまりません。威風堂々たる大物を演らせたら右に出る者のない玲央さん。『ディミトリ』で領土面積史上第二位のモンゴル...
「甘な~とぅ」をご存知になったでR(アール)│RRR 公演デザートレビュー
東京公演名物といえばダジャレデザート。初日間近になるとTwitterのTLが「公演デザート大喜利」で大盛り上がり。かくいう私も『RRR』の目玉シーン「ナートゥ・ナートゥ」にちなんで甘納豆を使った何かかな?と予想していました。ところが…甘な~とぅをご存じか 500円(税込)チャイプリンの上にマンゴーフレーバーティゼリーをのせ、マンゴーホイップと甘なとぅ(甘夏)ミカンとココナトゥ(ココナッツ)ロングをトッピングしまし...
星組『RRR』個別感想(舞空瞳/暁千星/美稀千種/大輝真琴/極美慎/碧音斗和)
遅ればせながら、星組『RRR/VIOLETOPIA』東京公演初日おめでとうございます!週末に早速観てまいりました。数週間ぶりの『Rトピア』は、やっぱり最高!何度観ても新鮮に面白い!むしろ、どんどん好きが増していく!今の星組がギュッと詰まった『Rトピア』に出会えて幸せです♥東宝初日前に『RRR』原作映画を観たおかげで、星組版では割愛された部分が脳内補填され、いっそう感動が深まりました。そして、改めて谷貴矢先生のアレン...
ジェニー(舞空瞳)の目覚めの言葉「空がこんなに青いことを知った」│RRR
先日ようやく『RRR』原作映画をご存知になった私。「よくこれを宝塚で演ろうと思ったな…」と「演ってくれてありがとう!」の気持ちが同時に押し寄せています。内容盛り沢山の原作のおよそ半分の時間でストーリーをなぞりつつ、舞台作品ならではのエッセンスを加え、見事に宝塚化する手腕。谷貴矢先生、お見事です!すべては原作に対する愛と敬意、そして、宝塚歌劇への愛と信頼によるものと思います。なかでも心に残ったのは、原作...
神の視点で観る『RRR』見どころベスト8│2階席観劇記(1)
年明けからインド(RRR)・イギリス(ボイルド・ドイル)・フランス(イザボー)・日本(猿若祭二月大歌舞伎)を巡った私。今週末から再びインドに旅立ちます。その前に…星組大劇場公演『RRR/VIPLETOPIA』の2階席観劇記録をまとめておきます。宝塚の自前劇場は、1階席の景色が素晴らしいのは言うまでもありませんが、2階席からの眺めも最高!両方味わいたいので、毎公演必ず1回は2階からも観るようにしています。>楽しさ倍増!発...
異世界コラボは大成功!原作映画『RRR』をご存知になりました!
すっかり星組『RRR』中毒な私。もっと深く楽しむために原作も知りたい!というわけで、ようやく原作映画をご存知になりました!面白かった!こんなに魅力的な作品を生み出し、宝塚化を快諾してくださったラージャマウリ監督に感謝します!そして原作の面白さを損なうことなく、最高の宝塚作品に生まれ変わらせてくださった谷貴矢先生ありがとうございます!どちらも素晴らしい!星組版が大好きなのは勿論のこと、原作映画も大好き...
望海風斗さん主演ミュージカル『イザボー』。大阪公演初日おめでとうございます!先日、東京建物Brillia HALLで観ましたが、素晴らしくエネルギッシュな舞台で大満足!ずっと余韻が冷めません。観てよかった!>あっぱれ、望海風斗!痛快ミュージカル『イザボー』観劇記目の前を遮るものが一切なく、イザボーの世界の全景が視野に収まるパーフェクトな座席。音も光もダイレクトに届き、舞台に没頭できました。なにより、だいもんさ...
予言的中!?星組に念願のスーツ物が来た!│記憶にございません!
うえぇぇぇっっっ!?!?たしかに「そろそろ星組でスーツ物が観たい」って言ったけどさ!えっ!?そこまで??って思ったけど、そこまででしたね!今年後半は久しぶりにスーツ物こないかなぁ…— 野口 留香 (@noctiluca94) January 11, 2024 誰がここまで斜め上の展開を予想した!?2024年後半の星組大劇場演目は、三谷幸喜×石田昌也のタッグによる政界コメディ『記憶にございません!』と、竹田悠一郎先生のの大劇場デビュー...
SINGERRR(美稀千種)の真骨頂!世界よ、「Dosti」を感じろ!│RRR
「これを宝塚で…??」演目発表のときこそ驚きましたが、今となっては大・大・大好きになった『RRR×TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~』。原作映画は未見ですが、宣材写真やタイトルロゴに採用されている、ビーム(礼真琴)とラーマ(暁千星)の「繋いだ手」は二人の間に結ばれた固い友情を象徴するモチーフだろうと思っていましたので、舞台で忠実に再現されているのを観たときは感動しました。初日は心の動きのままに、手が勝手に拍手を送...
アールコールノーム バイ タカラヅカ│『RRR』公演カクテル飲レポ&心の宝石箱
アミューズメントパークさながらの宝塚大劇場。公演にちなんだランチやドリンクも楽しみのひとつです。コロナ禍真っ只中は飲食の制限があり、寂しい思いをしましたが、現在は緩和され、また楽しめるようになりました。というわけで、星組『RRR/VIOLETOPIA』の公演ドリンクのレビューです。公演カクテルマンゴー×オレンジで爽やか!美味しかった!公演カクテル 800円インドが原産地であるマンゴーのリキュールをオレンジジュース...
最高のサプライズ!輝咲玲央から天華えまへ、餞の言葉│VIOLETOPIA
星組公演セディナ貸切のアドリブと言えば『モアー・ダンディズム!』のせおっち(瀬央ゆりあ)。「ラ・パッション」間奏の銀橋渡りで毎回見事なアドリブを披露してくださいました。なかでも「Credit Excellence & Dynamics 略してセディナ」は伝説。巧まざるユーモア、溢れ出るサービス精神、わずか数小節に情報を確実に収める技術。思いがけない切り口から攻めたアドリブに客席は大ウケ&大喝采!貸切元のチケットセディナさんも...
心に残る台詞が多い星組版『RRR』。なかでも印象深いのは、ビーム(礼真琴)からジェニー(舞空瞳)への言葉。「あなたは、いい人だ」ビームの愛の言葉森で育ち、“無学”であった彼が、乏しい語彙から必死に絞り出した想い。こと、恋愛に関して奥手な彼が選んだ言葉は、混じり気なしの彼の心そのもの。技巧を凝らし、飾り立てた言葉よりも万感を伝える「いい人」。ビームの精一杯がこもった4文字は一度聞いただけで深く心に刻まれ、...
観てよかった!望海風斗さんがタイトルロールを務める日本発のオリジナルミュージカル「MOJO(Musicals of Japan Origin)プロジェクト」第一弾、ミュージカル『イザボー』。だいもんさん(望海)率いるカンパニーのエネルギッシュな舞台、凄まじくよかったです!呼吸をするのも忘れ、暗転で思い出したように息継ぎする。それの繰り返し。圧倒的な歌唱。圧倒的な質量。暴力的なまでの音と言葉と光の洪水が客席に押し寄せ、呑み込ん...
昨年9月26日に雪組の和希そらさんの退団発表がありました。>宝塚歌劇団│雪組 退団者のお知らせ[2023.9.26]青天の霹靂。驚天動地。まさか、まさか、まさか…!なぜ?どうして?つい先日『双曲線上のカルテ』に主演され、圧倒的パフォーマンスで観客を魅了したばかりだというのに…むちゃくちゃショックです。大好きなんですよ、和希そら。三拍子揃った芸もさることながら、観る者の心をじわじわ蝕む暗い艶は天下一品。まだ観たかっ...
“夢”を味わう『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』公演ランチ食レポ
凄いことに気づいたので自慢していいですか?星組『RRR』初日の11時(開店時間)にフェリエを予約した私。劇場に早く着いたので待機列の先頭に並んで、真っ先に入店して、一番乗りでテーブルに案内されて…ということは、記念すべき宝塚110周年の公演メニューを一番初めに味わったのは私たち!?偶然とはいえ、思いがけないラッキーで嬉しいです♥(一番乗りを狙ったわけではなく、予約ページを開いたら空き枠がここだけだった)(余...
星組『RRR』初日感想☆最高の形でナートゥをご存知になりました!
行ってきました!本邦初公開!宝塚歌劇団✕インド発のミュージカルアクション映画『RRR × TAKA
2023年も残りわずかとなりました。今年も大勢の方にご訪問いただき、誠にありがとうございました。観劇初めは東京宝塚劇場の星組公演で迎えた私。1月3日に行われた小林一三先生の生誕150年記念行事の華やぎが昨日のことのように思い出されます。大好きな星組の皆さまが歌う「団歌」と「すみれの花咲く頃」のメロディに心地よく酔いながら、今年は一体どんな年になるだろう?と期待に胸を弾ませていたあの頃。まもなく110周年となる...
本日開始!フェリエの『RRR』公演ランチを予約してみました!
宝塚ファンに朗報!今日から大劇場内のレストランがネットで予約できるようになりました!嬉しい!待ってました!>宝塚歌劇団│宝塚大劇場内レストランのインターネット予約開始について[2023.12.26]今までずっと電話で予約していましたが、コロナ禍以降は公演中止のたびにスタッフさんがご連絡くださるのを申し訳なく思っていたのです。予約客全員に電話するのはさぞ大変でしょうに、常に変わらず丁寧で、中止の悲しみに寄り添...
★【宝塚とファッション】「劇場に何を着て行く?問題」を考える
私の趣味を熟知してる友だちが、イニシャル入りの総レースハンカチをプレゼントしてくれました。繊細で美しいレースに惚れ惚れ。観劇や食事のお供に愛用しています。リボン、レース、フリル、キラキラ、ピンク、花柄…大好きなテイストと宝塚趣味は相性抜群。すみれ返りして以来、観劇用の服や小物を買うのが楽しくて仕方ありません。「劇場に何を着て行く?問題」を考える私なりの「観劇服選びの基準」は・どなたにお目にかかって...
大輝真琴ビル×紫りらサリー!星組研14以上限定☆大人のミーマイ妄想配役
星組・秋の二分割のお稽古中、ファンはしばしのお休み…というわけで、息抜きにお遊び企画を書きかけて放置していたら公演は千穐楽を迎え、さらには『RRR』の初日もまもなく…宝塚時間が過ぎるのは早い!星組研14以上限定☆大人のミーマイ妄想配役出来心で呟いた『ミーマイ・アダルト編』妄想配役が予想外に喜んでいただけて(?)ご満悦な私。<ミーマイ・アダルト編>ビル …大輝真琴サリー …紫りらジョン卿 …美稀千種マリア公爵夫人...
「私たちが愛する○○」礼真琴&舞空瞳│RRR キャストボイス
『RRR』キャストボイスの大トリを飾るのは!我らが星組トップコンビ!礼真琴さん&舞空瞳さん!久しぶりの琴なこ♥嬉しいですね♥コムラム・ビーム(礼真琴)『RRR』は生の舞台ならではの「水も炎も演者が表現する世界」が見どころのひとつのようですね。FIRRREチーム(夕渚りょう・鳳花るりな)✕WATERRRチーム(希沙薫・水乃ゆり)の対決に期待が高まります!「新たな衝撃とストーリー」どんな…!?!?原作とは一味違う宝塚版の魅...
ギオルギ(綺城ひか理)-「点」ではなく「面」で観ること│ディミトリ
今年の宝塚公演を振り返っていた私。心に残るのは東京宝塚劇場の年始を飾った、星組の『ディミトリ/JAGUAR BEAT』。1月3日には小林一三先生の生誕150年を祝う記念行事にも参加でき、格別に思い出深い公演でした。『ディミトリ』は当て書きでないのが信じられないくらい当時の星組子への当て書きでしたね。当て書き以上の当て書き。そう思わせる原作と脚本と演者の幸せな出会い。観客もまた幸せでした。その中の一人、綺城ひか理さ...
84円から110円に、郵便料金値上げのメリット・デメリット│宝塚のお手紙文化よ、永遠なれ Part14
宝塚ファンには気になるニュースが出ました。2024年秋以降を目処に郵便料金が改定される見込みだそうです。定形封書は現在の84円(25g以下)または94円(50g以下)から110円に。ハガキは63円から85円に。>日本経済新聞│郵便料金値上げへ 定形封書110円・はがき85円郵便料金値上げのメリット・デメリット実現すれば、最大引き上げ幅が35%になります。お手紙文化が根強い宝塚ファン界隈にはインパクトが大きいですね。しかし、思え...
ME<<RRR>>Y ありぴー★暁千星&天華えま│RRR キャストボイス
昨日、花組さんと雪組さんが千穐楽を迎え、2023年の宝塚公演はすべて幕を下ろしました。残すところは和希そらさんのディナーショーのみ。少々寂しく思っていたところに星組『RRR』のキャストボイスがやってきました!やったー!キャスボ第四弾は同期の二人!暁千星さん&天華えまさん!ありちゃん(暁)はお芝居、ぴーちゃん(天華)はショー。仲よく役割分担されています。A・ラーマ・ラージュ(暁千星)振り付けや立ち回りなど着...
10月末の博多座遠征がてら、ちょっと足を伸ばして「歌劇ザ・レビュー」を観に行った私。長崎に拠点を置くハウステンボス歌劇団の福岡支部という位置づけでしょうか?作品は「チーム輝(シャイン)」による『~情熱のカルメンより~愛に恋う 永遠に』。花組全国ツアー公演『激情』と同じく『カルメン』を下敷きにした物語です。期せずして、ほぼ同時期に同じ素材を別な味付けで楽しむことができ、興味深かったです。舞台は19世紀初...
花組のツボ(永久輝せあ/星空美咲/凪七瑠海/美風舞良/綺城ひか理/一之瀬航季/咲乃深音)│激情/GRAND MIRAGE!
ひとこちゃん(永久輝せあ)率いる花組全国ツアー公演『激情/GRAND MIRAGE!』最っっ高!観られてよかった!!!ひとこちゃんの盤石のスターぶり!カチャさん(凪七瑠海)歩くロマンチックレビュー!あかちゃん(綺城ひか理)花も実もある男役!そして…野口的大収穫は星空美咲さん!凄ごごごごいっっ!!!登場してすぐの蓮っ葉な笑い声に肌が粟立ちました!え?あなた本当に美咲ちゃん!?化けるねぇぇぇ!!!無垢で可憐な少女...
いつも友だちと話しているんですけど、「ぴーちゃん(天華えま)の存在って大きいよね」って。私はブログの自己紹介に書いている通り、芝居がいい生徒さんが好きなので、彼女の卒業は喪失感が大きいです。(もちろん彼女は踊りも歌も素晴らしい)直近に観た『ME AND MY GIRL』のぴーちゃん。内側から発光するような輝きが印象的でした。このところ一段と増してきた“男役の艶”は目覚ましいばかりですが、加えて、ふわっと力の抜けた...
粋な計らいとミステリー!大輝真琴&小桜ほのか│RRR キャストボイス
『RRR』キャストボイス第一弾は11月28日(火)天飛華音さん&詩ちづるさん、第二弾は12月1日(金)極美慎さん&碧海さりおさんと来て、第三弾の12月7日(木)は…大輝真琴さん&小桜ほのかさん!今公演にてご卒業のまいけるさん(大輝)はキャストボイス初登場でしょうか?粋な計らいが嬉しいですね。オム(大輝真琴)「『ナートゥ』をご存じでしょうか?🤙」の問いかけから始まるキャストボイス。私はまだご存じありませんが「熱い...
『激情』の面白さは、プロスペル・メリメ(凪七瑠海)というメタ的存在が一役買っていますね。彼は語ります。「これは、ある一人の男の物語」である、と。作品を俯瞰的に眺める役回りとしては、『エリザベート』のルイジ・ルキーニと同様です。時を越え、空間を越え、ときに登場人物に語りかけ、ときには舞台と客席の橋渡しを行う。男の憧れ「ある男」とはドン・ホセ(永久輝せあ)です。ホセは、男性が「こんなふうに生きてみたい...
星組『1789』個別感想(礼真琴/舞空瞳/白妙なつ/天華えま/有沙瞳/碧海さりお)
『1789』第一幕感想の続き。>星組『1789』個別感想(礼真琴/小桜ほのか/紫りら/ひろ香祐/朝水りょう&輝咲玲央)二幕。開演前に客席係さんが回ってくる。「こちらの通路を使いますので、お荷物は座席の下へ」わくわく…♥琴ちゃん(礼真琴)の開演アナウンスを聞くのもそぞろに、意識は後方扉へ 笑暗闇に浮かび上がるシルエット。来た!来た!来たー!上手先頭はデムーラン(暁千星)!3年ぶりの客席降りに夢見心地。これは現実?ぽ...
ようやく花組のあかちゃん(綺城ひか理)を観ることが叶いました!今年初めの星組『ディミトリ』を最後に、『二人だけの戦場』も『鴛鴦歌合戦』も観ていないので、実に10ヶ月ぶり!長かったー!今年はこのまま観られないかも?と寂しく思っていたところに、『激情』再演のニュース。あかちゃんのお役は主人公ホセ(永久輝せあ)の恋のライバル、エスカミリオ!これは観ないわけにはいきません!第一次花組時代から気になる存在だっ...
まさかのハイペース更新!極美慎&碧海さりお│RRR キャストボイス
あれ?もうキャストボイス第二弾が出たの!?火曜日に出たばかりだよね?どうしてこんなにハイペースなの?年末進行の影響かなぁ?というわけで、第二弾は極美慎さんと碧海さりおさんの登場です。ジェイク(極美慎)「(ショーの中詰めは)星組らしいエネルギッシュでストーリー性のある場面」「ロックな音楽」前回のキャストボイスで詩ちゃん(詩ちづる)が「プロローグは華やかさだけではなく、どこかノスタルジックな雰囲気」と...
星組『1789』個別感想(礼真琴/小桜ほのか/紫りら/ひろ香祐/朝水りょう&輝咲玲央)
ずいぶんと間が空きましたが、宙ぶらりんになっていた『1789』の感想をUPします。待ちに待った『1789』東京公演MY初日。午後休を取って、のんびり日比谷へ。平日なので珍しく一人観劇。軽くランチをしようと行きつけのカフェに入ったら、顔なじみの店員さん(希沙薫さん似)が声をかけてくれた。「いつも素敵ですね」「ご観劇ですか?」と。お気に入りのワンピースで来てよかった 笑きさちん(仮名)のおかげで素敵な一日の始まり...
素晴らしき連携プレー!天飛華音&詩ちづる│RRR キャストボイス
えっ!もう『RRR』のキャストボイスが出たの!?驚きましたが、元日の初日まで1ヶ月に迫っているんですね。あと2日で12月だというのにポカポカ陽気が続いて年末の実感がまったく湧きません 笑というわけで、第一弾は天飛華音さんと詩ちづるさんの登場です。天飛くんはお芝居、詩ちゃんはショーについて紹介されています。ファンが知りたい情報を手分けして教えてくださる素晴らしい連携プレー!お二人で相談なさったのかな?それと...
【完成版】『My Last Joke-虚構に生きる-』人物相関図ができました!
9月末に公開しようと用意していた記事ですが、しばらくブログをお休みしていたので今になりました。非公開のままでおこうかとも思いましたが、せっかくの天飛華音さん初主演作ですので、記念に残しておきますね。なにぶん初日前に書いた&配信の日は博多にいたので一度も観ておらず…実際の舞台とは異なる点も多々あるかと思いますが、「野口はこんな妄想を繰り広げていたのね~」と笑ってくだされば幸いです。秋色の絵筆でサッとひ...
RRREO♥KOZAKURRRA!?輝咲玲央×小桜ほのかが極悪夫婦に挑む!│RRR 全配役発表
宝塚ファンお待ちかねの『RRR×TAKA
花咲き実る大樹-輝咲玲央さん、お誕生日おめでとうございます!
輝咲玲央様、お誕生日おめでとうございます!大好きな方の“研18”のお誕生日を祝える幸せ。単に「嬉しい」の一言で表せない様々な思いがあります。学年を重ねるごとに、ますます豊かに輝く芸の華を咲かせて、見せて、聞かせてくださる喜び。ファンにとって、これにまさるギフトはありません。(玲央さんの誕生日なのに、逆にいただいてしまっている? 笑)花咲き実る大樹初舞台のタカラジェンヌは固く小さな蕾たち。やがて劇場とい...
ファンレターを楽しむ-手書き文字の価値について│宝塚のお手紙文化よ、永遠なれ Part13
読売新聞の「くらし家庭面」で2日間にわたり、「書くを楽しむ」という特集が掲載されました。スマホなどで、メールやメッセージを手軽にやり取りできる時代に、あえて手間をかけ、「書く」ことを楽しむ人たちがいる。人はなぜペンを執り、文字を書くのだろうか?[書くを楽しむ(上)/読売新聞/2023年9月8日/朝刊/12版/p.16 より引用]人はなぜペンを執り、文字を書くのか?お手紙文化が根強い宝塚ファン界隈に限れば、答えは...
2020年4月7日に発令された1回目の緊急事態宣言発令。それに伴い、宝塚は6月いっぱいまで全ての公演が中止されました。あんなに長い間、劇場へ足を運ばない日が続くのは初めてで、心の一部が欠けてしまったような、おぼつかない気持ちがしたものです。自他共に認める記録魔で、書くことも、書いたものを読み返すことも大好きな私。その時々の自分を閉じ込めた文字は、未来の自分を助け、導いてくれる宝物です。記録の意義観劇やお茶...
礼真琴史上、最高&最強ヴィジュアル!“換骨奪胎!RRR×宝塚”に寄せる期待
来年、創設110周年を迎える宝塚歌劇団。常に止まることなく走り続け、観客に夢と希望と“驚き”を与えてきた劇団が、節目の年に新たなる衝撃を繰り出してきました。それは…星組×RRR!え?え?えっ!?『RRR』って、あのインド映画の?しかも星組で??宝塚ファンのみならず、映画ファンの度肝を抜く異色コラボ。にわかに信じがたく、公式発表が出たときは五度見くらいしましたよね 笑数々の興行新記録を打ち立て、全世界に“バーフバ...
【完成版】『ME AND MY GIRL』人物相関図ができました!
お待ちかねの『ME AND MY GIRL』の配役が出ました!…ので早速、人物相関図を更新!>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 博多座公演『ME AND MY GIRL』[2023.9.3]ME AND MY GIRL 人物相関図主人公のビルが、ありちゃん(暁千星)とマイティー(水美舞斗)の役替わりなので、もしかしたら他の役もダブルキャストで観られるかも?と期待しましたが…蓋を開けてみれば、すべてシングルでしたね。ぴーちゃん(天華えま)のジャッキ...
星組『1789』公演中止、そして再開│悲しみは半分に、喜びは無限大に
オトトイマデオボーン!♪夏が来れば思い出す~~紅ゆずるさんの卒業公演『GOD OF STARS -食聖-』。ムッシュ・カブシャン(朝水りょう)の名アドリブです。お盆期間は毎日使える汎用性の高さ。さすがKABUちゃん(朝水)!端正な美貌から繰り出されるエセフランス語の数々。アシタカラオボーン!キョウカラオボーン!アザブジュバーン!ナガジュバーン!イカアシジュッポーン!タコアシハッポーン!魅惑の低音で囁かれれば、オシャレ...
花組トップスター、柚香光さんのご卒業が発表されました。長い間、素晴らしい舞台をありがとうございました。>宝塚歌劇団│花組トップスター・柚香光 退団会見のお知らせ[2023.8.15]エンタメ業界を取り巻く厳しい状況の中、れいちゃん(柚香)の存在は、まさに宝塚歌劇団を照らす「光」でした。まず思い出されるのは、2020年。新生花組の幕開きとなった東京国際フォーラムの『DANCE OLYMPIA』。広い舞台を縦横無尽に舞い踊る彼...
来年創立110周年を迎える宝塚歌劇団。先んじて発表された星組の『RRR』に続き、一気に2024年前半のラインナップが判明しました。いずれも『RRR』の衝撃に勝るとも劣らぬ新作!大作!話題作の嵐!小池修一郎先生の新作一本物!第110期生の初舞台!ファイナルファンタジー!そして、これがなくては始まらないベルサイユのばら!愛すればこそ…宝塚版『ベルサイユのばら』に望むことちょうど先週、東京宝塚劇場で雪組さんの『ジュエル...
届け!110年分のファンの愛│宙組『宝塚110年の恋のうた』歌唱曲、一般公募開始
宝塚110周年のラインナップで断トツ楽しみなのは、大野拓史×宙組の宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』。大野先生の和物大好き人間としては「宝塚歌劇110年の歴史を創り上げてきた数々の「日本物」作品から、恋に纏わる名曲をセレクトし、新たに紡ぎ上げる日本物レヴュー(公式サイトより引用)」なんて、たまりません♥届け!110年分のファンの愛ひとくちに「数々の『日本物』作品から、恋に纏わる名曲」と言っても、...
瀬央ゆりあ×有沙瞳×綺城ひか理×天華えまで夏目漱石の『こころ』が観たい【妄想劇場】
宝塚ファンの「あれが観たい」「これが観たい」の希望を遥かに(斜めに)上回る新作を繰り出してくる劇団さん。『CITY HUNTER』とか 『HiGH&LOW』とか『007』とか『RRR』とか『RRR』とか『RRR』とか…初めのうちこそ「えっ?宝塚で??」と驚きますが、蓋を開けてみれば大成功!原作ファンも取り込んで、ますます高まる宝塚人気。どんなコンテンツをも消化してタカラヅカナイズしてしまう柔軟性と貪欲さが魅力のひとつですね。一方...
指田珠子先生の大劇場デビュー作『VIOLETOPIA』に期待するもの
一昨日、指田珠子先生の大劇場デビューが発表されました!おめでとうございます!まもなく月組公演『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』でデビューされる栗田優香先生に続く嬉しいニュースです。奇しくも、お二人ともショー作品での始動。芝居もショーも書ける作家が増えるのはファンにとっても喜ばしいことですね。指田先生の記念すべき一作目は星組公演『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』。演出家として一歩を踏み出され...
グラツィア(海乃美月)-「シベリアね!」が示す愛の形│DEATH TAKES A HOLIDAY
『DEATH TAKES A HOLIDAY』で最も心に残った台詞は、グラツィア(海乃美月)の「シベリアね!」。それはなぜか?グラツィアの愛の形を端的に示す言葉だからです。「シベリアね!」が示す愛の形ニコライ(月城かなと)との希望に満ちた未来を信じて疑わない無垢。無鉄砲なまでの純情。揺るぎない愛。その心は“あなたと御一緒なら何処へでも”。たとえ火の中水の中、暗く冷たいシベリアの凍土でも。愛するあなたと暮らすなら、そこが...
あなたに注目!夢奈瑠音/佳城葵/桃歌雪/白河りり/瑠皇りあ│DEATH TAKES A HOLIDAY
限りなく上質な舞台作品を観られた満足感でいっぱいの『DEATH TAKES A HOLIDAY』。観劇から数日経った今も、ふわふわ幸せな余韻に浸っています。あなたに注目!月組個別感想『ON THE TOWN』以来4年ぶりの月組別箱だった『デスホリ』。本公演はどうしても物語の本筋を追うのに必死で、なかなか下級生まで目が届きにくいですが、小劇場はひとりひとりに注目できていいですね。今回もなんとなくお名前を知っていた方を把握できて嬉し...
心の宝石箱を満たす煌めき│DEATH TAKES A HOLIDAY
『DEATH TAKES A HOLIDAY』観て来ました。感想をひとことで言うなら…素晴らしい舞台!演目発表の瞬間、「これは面白いに違いない」と確信した私。その直感を遥かに上回る満足がありました。観劇の醍醐味生きることは愛すること。普遍のテーマを、美しいメロディと、笑いあり涙ありの繊細な芝居で存分に味わい尽くしました。幕が下り、興奮冷めやらぬ頭に浮かんだのは「やっぱり演劇っていいよね!」。生身の人間が歌って踊ってお芝...
野口、ミーマイデビューするってよ│秋の星組二分割の振り分けが出た!ME AND MY GIRL&My Last Joke
『1789』公演再開に続き、心浮き立つニュースが出ました!秋の星組二分割の振り分けが決まりましたよ!>宝塚歌劇団│<出演者・一部の配役決定>星組 博多座公演『ME AND MY GIRL』>宝塚歌劇団│<出演者・一部の配役決定>星組 宝塚バウホール公演『My Last Joke-虚構に生きる-』野口、ミーマイデビューするってよ専科の水美舞斗さん、星組の暁千星さん率いる『ME AND MY GIRL』の出演者は40名。水美舞斗、白妙なつ、大輝真琴、...
初日翌日より公演中止となった『1789』。事の次第が思いがけない形で明らかになりました。>デイリースポーツ│宝塚歌劇に角CEO「罹患者が3分の1」「代役公演は積極的に」株主との一問一答[2023.6.16]阪急阪神ホールディングス株主総会での質疑応答で、株主からの「代役公演はできなかったのか」の問いに対し、角CEOから「代役を立てず、公演中止に至った理由」が述べられました。初日までの間、かなり無理をして稽古をした。初日...
初日の幕が上がったのも束の間。翌日3日から8日までの中止が発表されていた星組『1789』。昨日、更に15日までの延長が決定しました。実は今日から遠征予定だった私。9日からの再開に一縷の望みをかけていました。公演実施の可否は昨日7日の18時までに案内があるとのことで、朝からそわそわしていたんです。昼休みに公式サイトを覗きましたが、何もなし。「便りのないのは良い便り」とばかりに友だちへのお土産を買ってみたりして。...
自分のことではありませんが、とっても嬉しいミラクルがあったので聞いてください!事の発端は、友だちが「どうしても母に『1789』を観せたい!」と言い出したこと。コロナ禍で思うように観劇できなかったお母様にチケットをプレゼントしたい、と。ミュージカル好きのお母様に『1789』を観てほしい。映像ではなく、琴ちゃん(礼真琴)率いる星組の生の歌声を浴びてほしい。客席降りでジェンヌさんを間近に感じてほしい。分かるよー...
宝塚ファン目線で観た『クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ』展
東京都現代美術館で開催中の『クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ』展に行ってきました。>東京都現代美術館│クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ宝塚ファン目線で観たディオール展服飾デザイナー、クリスチャン・ディオールを世に送り出した「ニュールック」がお出迎え。門外漢の私すら一目でディオールと分かるフォルムのバージャケット。私のお気に入り。ジョン・ガリアーノが葛飾北斎の「神奈川沖浪裏(富嶽三十...
セレスティーナ(紫りら)・マルガリータ(乙華菜乃)-強く、気高く、美しく│バレンシアの熱い花
在宅仕事の息抜きに近所をぶらぶらしていたら、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。すいかずらの花です。もともと好きな花でしたが『バレンシアの熱い花』の重要なモチーフとなり、ますます好きになりました。マルガリータ(乙華菜乃)すいかずら、ハニーサックル、またの名を忍冬(にんどう)。長い冬を耐え忍び、可憐な花を咲かせるすいかずらは、ひたむきに婚約者を信じ、待ち続けるマルガリータの姿に重なります。花言...
バルカ(輝咲玲央)-なぜ「悪」に惹かれるのか?│バレンシアの熱い花
バルカ(輝咲玲央)の一番好きなシーン。それは、彼の死後。ラモン(瀬央ゆりあ)に殴られるところです。死んでせいせいする人間いかにも人の良さそうなラモンが、あろうことか遺体を辱める。MY初日は言いようのないショックを受けました。いわゆる「死体蹴り」という言葉は知識として知っていましたが、実際に目の当たりにすると衝撃が大きいですね。いくら悪人とはいえ、命を奪われ、抵抗するすべも持たないまま蹂躙されるのは抵...
天飛華音がエドガー・アラン・ポーに挑む!│My Last Joke-虚構に生きる- 人物相関図
天飛華音さん、バウホール初主演おめでとうございます!男役らしいルックス、三拍子揃った実力、加えて抜群の舞台度胸。星組の若手筆頭として成長著しい天飛くんが満を持して、主演を射止めました!>宝塚歌劇団│2023年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演】<2023年10月・星組『My Last Joke-虚構に生きる-』>[2023.04.25]題材は、なんと!エドガー・アラン・ポー!先日発表された雪組さんのサー・アーサー・コナン・ドイ...
バルカ(輝咲玲央)のツボ-“男役”の奥深さ│バレンシアの熱い花
こんばんは、野口留香です。突然ですが、クイズです。『バレンシアの熱い花』の登場人物のうち、仲間はずれは誰でしょう?1.バルカ2.ルカノール3.ルーカス4.ノグチルカ正解は言うまでもなく、4のノグチルカですね。ルカノール公爵チームに「ルカ」がつく人が多くて嬉しかったので、つい遊んじゃいました。バルカ(輝咲玲央)のツボというわけで、ルカノール公爵(朝水りょう)の腹心、バルカ(輝咲玲央)の感想です。『バレンシア...
♥ヴェルサイユの恋人たち♥有沙瞳&天飛華音│1789 キャストボイス
初日まで一ヶ月に迫った『1789』のキャストボイス。前回のダントン×ソレーヌ(天華えま×小桜ほのか)に続き、マリー・アントワネット×フェルゼン(有沙瞳×天飛華音)ver.がやってきました!サブタイトルの「バスティーユの恋人たち」にふさわしく、毎回恋人同士の二人がコメントを寄せてくださるのでしょうか?すると今後は?最終回のトップコンビのロナン×オランプ(礼真琴×舞空瞳)は確定として、デムーラン×リュシル(暁千星×詩...
お酢マニアの再来?東宝名物ダジャレデザートついに復活!│カジノ・ロワイヤル
吉報で酢!全宝塚ファンが待ち望んでいた東京宝塚劇場名物“ダジャレデザート”が復活しました!>宝塚歌劇団│東京宝塚劇場 宙組公演デザートのお知らせ[2023.05.09]お酢マニアの再来?東宝名物ダジャレデザートついに復活!おめでとうございま酢!ありがとうございま酢!この日が必ずやってくると信じて待っていました!気になるネーミングは…\酢っパイん!/ヨーグルトババロアとパイナップル酢ゼリーの上にクリームチーズケー...
「ブログリーダー」を活用して、野口 留香 noctilucaさんをフォローしませんか?
今年の感想は今年のうちに…というわけで、星組『BIG FISH』の思い出を。残念ながら映像に残らなかった作品ですが、観劇後に走り書きしたメモを読み返すと、シアターオーブの空気が鮮やかに甦ります。私、『BIG FISH』が大好きになりました。琴ちゃん(礼真琴)主演作はどれも満足度が高くて好きですが、今回はひときわ心に残るというか…観劇後の多幸感がたまりません♥今回、珍しく予習をしていった私。ティム・バートン監督の映画...
一昨日、全組にわたる大規模な組替え発表がありました。星組からは極美慎さんが花組へ。異動日は来年の8月11日。『阿修羅城の瞳』の千穐楽翌日、礼真琴さんを見送ってからの旅立ちになりますね。>宝塚歌劇団│組替え(異動)について[2024.12.16]新天地への希望に満ちた出立。ふと、極美くんと琴ちゃんが親子を演じた『BIG FISH』の舞台を思い出しました。父と子の物語である『BIG FISH』。エドワードからウィルへ、命や想いを繋...
待ちに待った『記憶にございません!』配役発表の日。真っ先に玲央さん(輝咲玲央)のお名前を確認して「南条実(大工)」の字を見た瞬間、思わず叫びました(心の中で)。黒田総理(礼真琴)が記憶を失くす原因となる石を投げた人物。今年は『RRR』のスコット総督、『夜明けの光芒』のエイベル・マグウィッチに続き、またしても玲央さんが事の発端となる役を得られたことが嬉しく、喜びでいっぱいです。動力源、輝咲玲央車輪は回...
さ、さむぅ…今日はまた一段と寒いなぁ…(©南条実)師走も半ばを迎え、日々寒さが増してきました。新年の星組公演『ANTHEM』『にぎたつの海に月出づ』が初日を迎える頃は寒さの底ですね。暖かくして劇場へ向かいましょう!一昨日『にぎたつ』の配役発表がありましたので、恒例の人物相関図を作りました。にぎたつの海に月出づ 人物相関図血縁関係や時系列が複雑なため、配役にない人物名や注釈を付け加えました。注釈は、公演解説や...
ちょうど今日の昼休みに、組長さん(美稀千種)ファンの方と「そろそろ集合日?」ってLINEしてたら、数時間後に配役が出ました!以心伝心!?>宝塚歌劇団│<その他の配役決定>星組 宝塚バウホール公演『にぎたつの海に月出づ』[2024.12.11]ワクワクしつつ開いたら…\ぎゃあぁぁぁぁぁ…!!!/蘇我蝦夷=輝咲玲央マジか!大好きな時代の物語!すっごく楽しみ!観たい!もしも玲央さんが『にぎたつ』チームだったら蘇我蝦夷再び...
星組公演千穐楽から、まもなく10日。のんびりと感想を書き綴っていましたが、ゆっくりし過ぎて次回作の集合日に追い付かれそう。ギアを上げていきましょう!『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第三弾は黒田総理(礼真琴)の恩師、柳友一郎について。○関連記事はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にご...
星組公演『記憶にございません!』千穐楽後、朝日新聞デジタルに原作者の三谷監督の公演評が掲載されました。原作者の目に、星組版『記憶』がどのように映ったのか?期待と一抹の不安と共に拝読しました。>朝日新聞DIGITAL│(三谷幸喜のありふれた生活:1210)映画が宝塚の舞台になって三谷幸喜監督の星組公演評を読んで公演プログラムの寄稿文によると、監督は一度も宝塚の舞台をご覧になったことがないそうです。さらに、監督の...
『記憶にございません!/Tiara Azul』大千穐楽おめでとうございます!舞空瞳さん、煌えりせさん、紅咲梨乃さん、水乃ゆりさん、ご卒業おめでとうございます!夏の盛りに宝塚で初日を迎えた公演は、クリスマスイルミネーションが瞬く日比谷で無事にゴールしました。熱く、激しく、面白く、笑いと涙のうちに駆け抜けた4ヶ月。総理、聡子さん、井坂さん…愛すべき人たちとのお別れは寂しいですが、それを上回る充足感が私の胸を満たし...
夏真っ盛りに始まった『記憶にございません!/Tiara Azul』も残すところ8公演。星組が誇る最高のトップコンビ、礼真琴×舞空瞳の集大成にふさわしい温かな幸せに満ちた二本立ての大千穐楽が間近に迫っています。星組カラーのイルミネーションに彩られた日比谷の街。ひんやりした夜気に煌めく青色の光。季節の移り変わりと、まもなく訪れる別れの予感に胸が締めつけられます。しかし、別れが辛いと思えるほどの対象に出会えたのは幸...
歴史漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の宝塚初演50周年を迎える今年。1989年の平成ベルばら第一弾の雪組版で宝塚デビューを果たした私にとって、感慨深い年でもあります。しばらく宝塚から離れ、すみれ返りしたのが2011年。以降、宝塚歌劇100周年を記念して再演された2013年の月組(龍真咲さん・明日海りおさん)、雪組(壮一帆さん)、2014年の宙組(凰稀かなめさん)、110周年記念の2024年雪組(彩風咲奈さん)と、コンスタント...
進化するコメディ『記憶にございません!』。組内に精鋭お笑い集団「エマ・エージェンシー」を擁する星組にコメディを演らせたら鬼に金棒。トップコンビ礼真琴&舞空瞳を筆頭に、笑いに貪欲な上級生から挑戦を恐れない下級生に至るまで、日々新鮮な笑いを生み出しています。単に面白可笑しいだけでなく、大団円では涙と笑いに彩られた幸せいっぱいの世界が広がるハートウォーミングな作品であることが一番の魅力。というわけで、野...
みんな大好き、小野田っち(ひろ香祐)。個性派揃いの登場人物の中でも、ひときわ輝いている彼。(色んな意味で)『記憶にございません!』の作品世界を彩る名バイプレイヤーをひもとく「星組・名バイプレイヤーズの系譜」シリーズ。第二弾は黒田総理(礼真琴)の幼馴染みの建設会社社長、小野田治について。○第一弾はこちら↓>松ジイ(天希ほまれ)の主張-星組・名バイプレイヤーズの系譜[1]│記憶にございません!小野田の純真...
舞台に立つ人全員にMVPを差し上げたい『記憶にございません!』。なかでも心惹かれるのが、名バイプレイヤー揃いの上級生の皆さま。柳先生(美稀千種)、南条さん(輝咲玲央)、小野田っち(ひろ香祐)…今回は天希ほまれさん演じる鳶の松ジイにスポットを当てます。松ジイの主張配役発表があった日の宝塚ファンのざわめきは記憶に新しいところ。りさこちゃん(天希)が松ジイ??松ジイって…あの松ジイ?原作映画のラストシーン。...
『記憶にございません!-トップ・シークレット-/Tiara Azul -Destino-』大劇場公演中、宝塚ファンの間で交わされた謎の会話。「石、食べた?」「石、美味しかった!」不穏な言葉の正体はこちら。宝塚大劇場内のジェラートショップ『ボヌール』で提供された公演デザート「首相“甘”邸 -最高き蜜-」です。公演デザート「首相“甘”邸 -最高き蜜-」 600円まろやかな黒みつきな粉のアイスの下に相性の良いフルーツみつ豆を、ト...
『記憶にございません!』キャストボイス第四弾は暁千星さんと小桜ほのかさん。いつも通り木曜日に出ましたね。先週だけイレギュラーに金曜日だったのは、やはり極美くんの誕生日合わせだったのでしょうか?(劇団のそういうところが好き)>極美慎&水乃ゆり♥そう来たか!芝居心満点のキャストボイス│記憶にございません!井坂(暁千星)「アルゼンチンといえば!!」『I AM FROM AUSTRIA』のパブロ・ガルシアの大ファンという、...
ミステリファンにも歌舞伎ファンにも嬉しい、この夏一番の話題作『狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)』。京極夏彦の小説家デビュー30周年を記念して書き下ろされた新作歌舞伎が、まもなく初日を迎える『八月納涼歌舞伎』の第三部で上演されます。京極夏彦×歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』読書記録数ヶ月前に歌舞伎座を訪れて予告ポスターを見たときは、にわかに信じがたく、思わず三度見した私。「京極...
宙組特別公演『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』のMy初日を迎えました。まずは、齋藤吉正先生。素晴らしい作品をありがとうございます。宝塚歌劇の110年を凝縮した端正なショー。懐かしい曲の数々。多くの生徒さんの見せ場。観ながら、聴きながら、様々な想いが湧き上がりました。宝塚歌劇110年の歴史への敬意と、未来への希望、宙組へのエールが詰まった「大階段」。歴代のタカラジェンヌの汗と涙と血が滲むような...
宙組公演デザートでSU。フルーツたっぷり!香り高く、さっぱりしたぶどう&ベリーミック酢ゼリーとマッチして美味しかったでSU。思ったより酸味が控えめだったでSU。最近の東宝デザートはネーミングだけでなく味もナイ酢でSU。宙組公演デザート、美味しかったで酢(SU)7月20日に東京公演の初日を迎えた『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』。幕間休憩のない特別公演のため、公演デザートの提供は難しいかな?と半ば...
毎週木曜日に出ていたキャストボイス。今週に限って金曜日でした。なぜ?と思ったら…今日、7月26日は極美慎さんのお誕生日!だから一日ずらしたの??なんて粋な計らいなんでしょう!劇団のこういうところは温かいなーと思います。極美くん、おめでとうございます!最近ぐんぐんと役幅を広げ、頼もしい限りですが、新しい一年もいっそう挑戦と飛躍の年になりますように願っています。というわけで、今週のキャストボイスは、古郡祐...
関東甲信・東海地方が梅雨明けし、いよいよ夏本番!熱い夏の到来を待っていたかのようなタイミングで『記憶にございません!』のキャストボイスと人物相関図が出ました!まずは人物相関図から。>宝塚歌劇団│<人物相関図 公開>星組公演『記憶にございません!』真っ先に目に飛び込んできたのは「黒田内閣(景星党)」!景星党??読みは「けいせいとう」でしょうか?黒田啓介(礼真琴)が総裁を務める「景星党」。一体どんな意味...
2023年も残りわずかとなりました。今年も大勢の方にご訪問いただき、誠にありがとうございました。観劇初めは東京宝塚劇場の星組公演で迎えた私。1月3日に行われた小林一三先生の生誕150年記念行事の華やぎが昨日のことのように思い出されます。大好きな星組の皆さまが歌う「団歌」と「すみれの花咲く頃」のメロディに心地よく酔いながら、今年は一体どんな年になるだろう?と期待に胸を弾ませていたあの頃。まもなく110周年となる...
宝塚ファンに朗報!今日から大劇場内のレストランがネットで予約できるようになりました!嬉しい!待ってました!>宝塚歌劇団│宝塚大劇場内レストランのインターネット予約開始について[2023.12.26]今までずっと電話で予約していましたが、コロナ禍以降は公演中止のたびにスタッフさんがご連絡くださるのを申し訳なく思っていたのです。予約客全員に電話するのはさぞ大変でしょうに、常に変わらず丁寧で、中止の悲しみに寄り添...
私の趣味を熟知してる友だちが、イニシャル入りの総レースハンカチをプレゼントしてくれました。繊細で美しいレースに惚れ惚れ。観劇や食事のお供に愛用しています。リボン、レース、フリル、キラキラ、ピンク、花柄…大好きなテイストと宝塚趣味は相性抜群。すみれ返りして以来、観劇用の服や小物を買うのが楽しくて仕方ありません。「劇場に何を着て行く?問題」を考える私なりの「観劇服選びの基準」は・どなたにお目にかかって...
星組・秋の二分割のお稽古中、ファンはしばしのお休み…というわけで、息抜きにお遊び企画を書きかけて放置していたら公演は千穐楽を迎え、さらには『RRR』の初日もまもなく…宝塚時間が過ぎるのは早い!星組研14以上限定☆大人のミーマイ妄想配役出来心で呟いた『ミーマイ・アダルト編』妄想配役が予想外に喜んでいただけて(?)ご満悦な私。<ミーマイ・アダルト編>ビル …大輝真琴サリー …紫りらジョン卿 …美稀千種マリア公爵夫人...
『RRR』キャストボイスの大トリを飾るのは!我らが星組トップコンビ!礼真琴さん&舞空瞳さん!久しぶりの琴なこ♥嬉しいですね♥コムラム・ビーム(礼真琴)『RRR』は生の舞台ならではの「水も炎も演者が表現する世界」が見どころのひとつのようですね。FIRRREチーム(夕渚りょう・鳳花るりな)✕WATERRRチーム(希沙薫・水乃ゆり)の対決に期待が高まります!「新たな衝撃とストーリー」どんな…!?!?原作とは一味違う宝塚版の魅...
今年の宝塚公演を振り返っていた私。心に残るのは東京宝塚劇場の年始を飾った、星組の『ディミトリ/JAGUAR BEAT』。1月3日には小林一三先生の生誕150年を祝う記念行事にも参加でき、格別に思い出深い公演でした。『ディミトリ』は当て書きでないのが信じられないくらい当時の星組子への当て書きでしたね。当て書き以上の当て書き。そう思わせる原作と脚本と演者の幸せな出会い。観客もまた幸せでした。その中の一人、綺城ひか理さ...
宝塚ファンには気になるニュースが出ました。2024年秋以降を目処に郵便料金が改定される見込みだそうです。定形封書は現在の84円(25g以下)または94円(50g以下)から110円に。ハガキは63円から85円に。>日本経済新聞│郵便料金値上げへ 定形封書110円・はがき85円郵便料金値上げのメリット・デメリット実現すれば、最大引き上げ幅が35%になります。お手紙文化が根強い宝塚ファン界隈にはインパクトが大きいですね。しかし、思え...
昨日、花組さんと雪組さんが千穐楽を迎え、2023年の宝塚公演はすべて幕を下ろしました。残すところは和希そらさんのディナーショーのみ。少々寂しく思っていたところに星組『RRR』のキャストボイスがやってきました!やったー!キャスボ第四弾は同期の二人!暁千星さん&天華えまさん!ありちゃん(暁)はお芝居、ぴーちゃん(天華)はショー。仲よく役割分担されています。A・ラーマ・ラージュ(暁千星)振り付けや立ち回りなど着...
10月末の博多座遠征がてら、ちょっと足を伸ばして「歌劇ザ・レビュー」を観に行った私。長崎に拠点を置くハウステンボス歌劇団の福岡支部という位置づけでしょうか?作品は「チーム輝(シャイン)」による『~情熱のカルメンより~愛に恋う 永遠に』。花組全国ツアー公演『激情』と同じく『カルメン』を下敷きにした物語です。期せずして、ほぼ同時期に同じ素材を別な味付けで楽しむことができ、興味深かったです。舞台は19世紀初...
ひとこちゃん(永久輝せあ)率いる花組全国ツアー公演『激情/GRAND MIRAGE!』最っっ高!観られてよかった!!!ひとこちゃんの盤石のスターぶり!カチャさん(凪七瑠海)歩くロマンチックレビュー!あかちゃん(綺城ひか理)花も実もある男役!そして…野口的大収穫は星空美咲さん!凄ごごごごいっっ!!!登場してすぐの蓮っ葉な笑い声に肌が粟立ちました!え?あなた本当に美咲ちゃん!?化けるねぇぇぇ!!!無垢で可憐な少女...
いつも友だちと話しているんですけど、「ぴーちゃん(天華えま)の存在って大きいよね」って。私はブログの自己紹介に書いている通り、芝居がいい生徒さんが好きなので、彼女の卒業は喪失感が大きいです。(もちろん彼女は踊りも歌も素晴らしい)直近に観た『ME AND MY GIRL』のぴーちゃん。内側から発光するような輝きが印象的でした。このところ一段と増してきた“男役の艶”は目覚ましいばかりですが、加えて、ふわっと力の抜けた...
『RRR』キャストボイス第一弾は11月28日(火)天飛華音さん&詩ちづるさん、第二弾は12月1日(金)極美慎さん&碧海さりおさんと来て、第三弾の12月7日(木)は…大輝真琴さん&小桜ほのかさん!今公演にてご卒業のまいけるさん(大輝)はキャストボイス初登場でしょうか?粋な計らいが嬉しいですね。オム(大輝真琴)「『ナートゥ』をご存じでしょうか?🤙」の問いかけから始まるキャストボイス。私はまだご存じありませんが「熱い...
『激情』の面白さは、プロスペル・メリメ(凪七瑠海)というメタ的存在が一役買っていますね。彼は語ります。「これは、ある一人の男の物語」である、と。作品を俯瞰的に眺める役回りとしては、『エリザベート』のルイジ・ルキーニと同様です。時を越え、空間を越え、ときに登場人物に語りかけ、ときには舞台と客席の橋渡しを行う。男の憧れ「ある男」とはドン・ホセ(永久輝せあ)です。ホセは、男性が「こんなふうに生きてみたい...
『1789』第一幕感想の続き。>星組『1789』個別感想(礼真琴/小桜ほのか/紫りら/ひろ香祐/朝水りょう&輝咲玲央)二幕。開演前に客席係さんが回ってくる。「こちらの通路を使いますので、お荷物は座席の下へ」わくわく…♥琴ちゃん(礼真琴)の開演アナウンスを聞くのもそぞろに、意識は後方扉へ 笑暗闇に浮かび上がるシルエット。来た!来た!来たー!上手先頭はデムーラン(暁千星)!3年ぶりの客席降りに夢見心地。これは現実?ぽ...
ようやく花組のあかちゃん(綺城ひか理)を観ることが叶いました!今年初めの星組『ディミトリ』を最後に、『二人だけの戦場』も『鴛鴦歌合戦』も観ていないので、実に10ヶ月ぶり!長かったー!今年はこのまま観られないかも?と寂しく思っていたところに、『激情』再演のニュース。あかちゃんのお役は主人公ホセ(永久輝せあ)の恋のライバル、エスカミリオ!これは観ないわけにはいきません!第一次花組時代から気になる存在だっ...
あれ?もうキャストボイス第二弾が出たの!?火曜日に出たばかりだよね?どうしてこんなにハイペースなの?年末進行の影響かなぁ?というわけで、第二弾は極美慎さんと碧海さりおさんの登場です。ジェイク(極美慎)「(ショーの中詰めは)星組らしいエネルギッシュでストーリー性のある場面」「ロックな音楽」前回のキャストボイスで詩ちゃん(詩ちづる)が「プロローグは華やかさだけではなく、どこかノスタルジックな雰囲気」と...
ずいぶんと間が空きましたが、宙ぶらりんになっていた『1789』の感想をUPします。待ちに待った『1789』東京公演MY初日。午後休を取って、のんびり日比谷へ。平日なので珍しく一人観劇。軽くランチをしようと行きつけのカフェに入ったら、顔なじみの店員さん(希沙薫さん似)が声をかけてくれた。「いつも素敵ですね」「ご観劇ですか?」と。お気に入りのワンピースで来てよかった 笑きさちん(仮名)のおかげで素敵な一日の始まり...
えっ!もう『RRR』のキャストボイスが出たの!?驚きましたが、元日の初日まで1ヶ月に迫っているんですね。あと2日で12月だというのにポカポカ陽気が続いて年末の実感がまったく湧きません 笑というわけで、第一弾は天飛華音さんと詩ちづるさんの登場です。天飛くんはお芝居、詩ちゃんはショーについて紹介されています。ファンが知りたい情報を手分けして教えてくださる素晴らしい連携プレー!お二人で相談なさったのかな?それと...
9月末に公開しようと用意していた記事ですが、しばらくブログをお休みしていたので今になりました。非公開のままでおこうかとも思いましたが、せっかくの天飛華音さん初主演作ですので、記念に残しておきますね。なにぶん初日前に書いた&配信の日は博多にいたので一度も観ておらず…実際の舞台とは異なる点も多々あるかと思いますが、「野口はこんな妄想を繰り広げていたのね~」と笑ってくだされば幸いです。秋色の絵筆でサッとひ...
宝塚ファンお待ちかねの『RRR×TAKA