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2016/04/22

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  • 権利保障と共に進化する地域移行

    ベルギー 共に進化する人権保障と地域精神保健 はじめに ベルギーの人口は日本の約1/11、面積は約1/12、欧州人権条約の下、基本的人権を共有する文化圏にある。オランダ語圏フランドル、フランス語圏ワロニー、少数のドイツ語圏、EU本部が置かれる首都ブリュッセルの4つの独立した...

  • 伊藤時男さん裁判の要点

    【長期入院に関する厚労省検討会2014】 伊藤時男さん退院2年後の検討会。 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/000...

  • 精神医療国賠訴訟第一審判決 高木勝己裁判長 2024.10.01

    令和6年10月1日判決言渡し 同日原本領収裁判所書記官 東京地方裁判所・令和2年(ワ)第24587号国家賠償法1条1項に基づく国家賠償請求事件 口頭弁論終結日令和6年6月18日 判決 当事者の表示別紙当事者目録のとおり 主文 1原告の請求を棄却する。 2訴訟費用は原告の負担...

  • 医療監査には匿名カルテレビューで良質な医療を

    2023年より、日本でもカルテレビューが始まりました。適切な医療行為がなされているかをみる審査です。 データの蓄積により、より効果的で適切な医療を探るのにも役立ちます。欧州では既に公的監査に取り入れている国もあり、医療行為の透明性を高めるのにも役立ちます。 以下、 匿名加工...

  • キーサン革命のえばっちより寄稿

    精神医療国賠研究会からベルギーの項目について書くように依頼があり、市民4人からご提案を頂きました。下記はえばっちの提案、冒頭と結びを引用させて頂きました。元はセンタリングで書かれたものです。 キーサン革命の鬼えばっち江端一起、63歳。 34年間、心血を注いで、、ひたすら、精...

  • 滝山病院事件への緊急対応

    滝山病院事件その後 相原弁護士は転院可能な病院やGHの情報を都やpsw協会に提供していたそうですが、その動きの鈍さ、第三者委員会の独立性のなさ等もツイートで逐次報告されていました。告発者としてある意味排除されていたのかもしれません。 世間は番組のオドロしさの方に気を取られて...

  • 医療における無過失補償立証義務制度

    Elsevier Masson SAS 出版 2021 Medico-legal 《 予防医療、診断、治療過程での医療行為による結果に対する、補償調停委員会の役割 》 W. Djadooun 身体的被害研究法律事務所 S. Bart ルネ・デュボ中央病院泌尿器科 2002...

  • 精神医療の透明性を高める施策

    人権保障のために何よりも必要なのは透明性ではないでしょうか。それがない場合には、現場の倫理感と感情労働に頼らなければなりません。 以下の施策が非現実的だと感じるとすれば、それこそが、これまでの不作為を証明しているかもしれません。 【精神医療の透明性を高める施策】 ①経験者や...

  • 個性的な映画館

    東京外国語大学 tufsシネマ https://www.tufs.ac.jp/tufscinema/ 大塚シネマハウス https://cinemahouseotsuka.com/archives/

  • ハラスメント集

    お前らの脳みそ小さい https://mainichi.jp/articles/20240425/k00/00m/040/043000c 育休1年とったら殺すぞ https://www.yomiuri.co.jp/national/20240425-OYT1T50058/

  • 証言フォーマット

    精神医療国家賠償請求訴訟研究会 精神医療国家賠償請求訴訟に関わる証言陳述書【当事者用】(記入シート) 記載(聴き取り)日時 202 年 月 日 : ~ : ご本人/聴き取り者の氏名 ...

  • 『人権が尊重される地域・社会を目指して』アウトリーチへの期待、から考える

    【アウトリーチネット全国大会、みんなの対話】 「人権が尊重される地域・社会を目指して」 ~アウトリーチへの期待~ を拝聴して考えたことなど 🤔課題 ①強制入院を経験しないと指定医が取れない ②緊急のときはどうするか? ③地域の理解 。。。 🎈提案したいこと ①他の...

  • 医療過誤へのシンプルな対応

    医療過誤へのシンプルな対応 「従来の医療事故裁判は、立証義務が被害者側にあり、判決までに長期化、裁判費用の高騰から患者側には非常に困難なものでした。本制度は、被害者救済を目的とし、無過失の証明責任を医療機関側に課し、迅速な裁判外解決を可能としました。」 https://sp...

  • これからの地域精神保健に必要な事

    【これからの地域精神保健に必要な事】 ①当事者の自治 ・自助グループとそのの自治 ・グループホームの自治 ②市民の理解とサポート ・一般住宅への受入れ ・地域活動に参加 ③精神科病院の役割の変容 【地域を補完する精神科病院に必要な変容と役割】 ①自分の意思で入院できる良質な...

  • 訪問支援員制度、人権侵害の可能性ー医療保護入院の場合

    【訪問支援員制度】 〜医療保護入院に適用される場合〜 訪問支援という方法は、精神医療審査会が機能しない現状の法制度の下では素晴らしい次善の策ですが、現行の仕組みの中で「制度化」されるとなると一転、二重の人権侵害になると考えられます。 自傷他害さえない人が、医療保護入院により...

  • 遺族として〜滝山病院事件から考える医療制度

    医療制度がある意志、遺族として放っておくことのできない問題です。 滝山病院事件 〜相原弁護士のお話から考えたこと〜 都の指導があり、院長が依頼した第三者委員会(院内調査委員会)が、調査報告書をまとめました。改善すべき点も書かれていますが、元凶となった疑いのある院長に関する言...

  • 当事者運動から生まれた地域精神保健~ニュージーランド

    【軸となる概念、リカバリー】 WHO協力センターのあるリール市の地域精神保健は、当事者運動から生まれたリカバリーを軸に展開してきました。モバイルチームの拠点にはリカバリー憲章が貼られています。 リカバリー憲章:地域精神保健のチームを結ぶ - ~~ 市民による地域精神保健 ~...

  • セルフアドボケイトの試み

    寄稿 セルフアドボケイトの試み 市民の基本的人権と地域共生 ~セルフアドボケイトと市民の意見~ 民間病院が85%というベルギーでは、保健省の真摯な努力により『生活と活動の場でのケアと共生』への制度改革が進み、多くの利用者が自分の場所で療養しながら自身の活動を続けられるよう...

  • 寄稿

    市民の基本的人権と地域共生 ~セルフアドボケイトと市民の意見~ 中村佳世 ディプロマWHO協力センター『地域精神保健』 視点 清水アドリアン 『平等』は西洋民主主義の理想の一つであり、ヨーロッパでは、『平等』の範囲拡大に向けて、政治が法の整備...

  • フランス市民の視点、ドキュメンタリー映画『12日』

    No.1 A. C. さん フランスでは、自由と拘留を専門とする裁判官JLD(以下判事と記す)が精神医療において、特に、精神科病院へ本人の同意無しに強制収容する際には、重要な役割を負っている。以下にポイントを挙げる。 ⒈ 強制収容を吟味する : ある人が精神科に本人の同意...

  • 保健局によるピアサポーターの導入(フランス)

    下記は近年公式に保健局を通じて導入されたピアサポートの話題です。 フランスでは草の根に始まったことでも政策として吸い上げられるのが特徴で、ハウジングファーストも今では国のプロジェクトになっています。 ちなみにリール市東地区ではピアサポートを導入して10年ほど経ちました。医療...

  • 意に反して精神科に入院させられたら

    【意に反して入院させられたら】 フランスのツイートより (翻訳を載せたらとても喜んで下さいました。) 意に反して精神科に入院させられた時に、私たちにはどんな権利があるでしょうか? ①次のような治療を断る権利 : 薬 電気ショック 心理療法など 但し、自分や他者を傷つける恐れ...

  • ケアラーが履歴書にアピールすべき3つのスキルver.3

    https://twitter.com/i/status/1634966828551385089 Voici la transcription de la vidéo 3 : - Arrête d’avoir honte de ce trou dans ton CV. 履歴...

  • 権利保障は安全な医療環境の土台

    制度を使った精神保健 〜心に安全なしくみを土台に〜 nothing about us without us 『私たち抜きで決めたことは無効です』 精神科の事故原因と病院看護師の感情労働 病院看護師の善意と倫理感、感情労働で、日本の制度に不足する以下のことを補っているといえる...

  • 当事者による『精神保健における利用者憲章』

    当事者により作成された 『精神保健における利用者憲章』 ★ 注意 役立てて頂けるように無料で翻訳したものです。ご自由にご利用ください。 盗用される場合は、憲章の真意が伝わらない可能性がありますので、その点ご留意ください。 翻訳した旨とそのお礼を、草稿者代表であるクロードさん...

  • 【病院の変容と精神保健改革】

    病院の変容と精神保健改革 ~ 病院を無くせ、病床を減らせといわずに病床を減らすことに成功したベルギー ~ 日本の病床数を減らすことが難しい理由として、精神科病院の約9割が民間で経営の問題があることがよく挙げられます。 家族会のみんなネットや事業所連合...

  • 【病院の変容と精神保健改革 要点】

    病院の変容と精神保健改革 病床数を減らすことが難しい理由として、日本では精神科病院の約90%が民間のため、経営の問題があることがよく挙げられます。みんなネットやきょうされんなどで改革が紹介されたベルギーも民間病院が85%、実は10数年前まで似たような状況で欧州一の病床大国で...

  • 家族のケアラーが履歴書にアピールすべき4つのスキル

    Avec les sous titres français *Les espaces aux deuxiemes lignes montrent que cela on peut les diviser ou les attacher, les duex sont poss...

  • 家族のケアラーならば履歴書にアピールすべき3つのスキル

    twitter より転載引用 page pour la traduction de 3 compétences à mettre en valeur sur ton cv si t’as été proche aidant Dr Hélène Rossinot (Médec...

  • Aさんの生き方 地域で暮らす方の生活支援

    地域で暮らす方の生活支援 約30年間未治療の後に支援につながったAさんの生き方 大野美子 愛知県精神保健福祉センター 精神保健福祉士 統合失調症...

  • 脱施設化ガイドライン 世界の障害者団体の協力による

    Guidelines on deinstitutionalization, including in emergencies                               Committee on the Rights of Persons wi...

  • 2021年ベルギーパラレルレポート (国連提出)

    2021年 │ 障害者権利委員会 / パラレルレポート UniA 連絡先: ユニオン: キャロル・ヴァン・バッセラエール (フランス語) : [email protected] ゲルト・ バックス (オランダ語) : [email protected]...

  • 2020年ベルギー政府定期報告レポート続き (国連提出)

    C. 特別な義務 統計とデータ収集 質問29. 連邦レベルでは、FPSエコノミーは、可能な限りこの次元に従ってそれらを分解できるようにするために、さまざまな研究分野に従って統計の作成における障害の次元の統合を継続的に分析します。この内訳は、ユーロスタット指令と矛盾しない限り...

  • 2020年、ベルギー政府定期報告レポート(国連に提出)

    国連障害者権利条約 ベルギー2020年4月 第2回・第3回定期報告 序 この報告書は、ベルギーが2009年7月2日に批准した障害者権利条約第35条に基づいて提出されています。これは、2013年に障害者の権利委員会によって決定された新しい選択的手続きに従って設立され、2017...

  • 入院審査の法的な根拠となる憲法

    【入院審査の法的根拠となる憲法】 『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』で知られる日本国憲法の第三章には、国民の権利及び義務が書かれています。入院審査が必要な直接の根拠はつぎの条文により保証されています。 【入院審査が必要な根拠、22条および31...

  • 付帯決議、精神保健福祉法関連抜粋

    付帯決議の精神保健福祉法に関する部分の抜粋 十三 医療保護入院の入院期間の上限については、厚生労働省令において六月を下回る可能な限り短い期間を設定するとともに、医療保護入院者退院支援委員会には、入院者本人及び本人の地域移行を支援する者を参加させることとし、入院期間の更新やみ...

  • 障害者権利条約、誤訳部分について

    【障害者権利条約翻訳の不備について】 障害者権利条約 (外務省訳) https://gigi.muragon.com/entry/183.html 国連勧告では、翻訳の間違いも指摘されました。では、正しくはどのように訳したらよいのでしょうか。 1 “accessibilit...

  • 11/28,19h- ドキュメンタリー映画『12日』対訳

    No 2 アニック・ムーリ 女性55歳 判事 男性 60歳位 弁護士 男性 40歳位 判事 こんにちは。お座りください。あなたはアニックムーリさんですね。 アニック はい、そうです。 判事 誕生日は1961年、10月28日、生まれはリヨンのどこですか ? アニッ...

  • 退院審査、ドキュメンタリー映画『12日』学習上映会

    【退院審査1】19:00-19:40 ザイード男性 20歳 判事 : 男性 60歳くらい 判事 あなたはベルノック・ザイードさんですね。 ザイード はい、そうです。 判事 1995年8月29日生まれ、四日後に入院6か月になりますので、現在状況について再審査が必要です...

  • 障害者の権利に関する条約 日本語版(外務省訳)

    出典は外務省ホームページから、参考に掲載しておきます。 国連審査で日本語訳への誤訳が指摘されています。 誤訳の例として、communication意思疎通→通信手段, inclusive包容→社会的包摂, 他にaccessibility, などパターナリズムに傾いた翻訳が...

  • 障害者権利条約イタリアに対する国連審査2016年

    障害者の権利委員会、イタリアの報告書を検討 イタリアの報告書 2016 年 8 月 25 日 第三委員会は、国連総会に対し、難民高等弁務官の任期を2004年1月1日から5年間延長するよう要請する。 障害者権利委員会 2016 年 8 月 25 日 障害者の権利委員会は、昨日...

  • 障害者権利条約に関するベルギーへの国連勧告2014

    ベルギーは日本とも似て、精神病院の85%が民間という国です。そのためか欧米でも入院患者がダントツに多いという不名誉な状態でした。 しかも、異なる言語を持つ三つの地域があって、国単位の政策の難しい、またそれだけに、調整に慣れた国と言えるかもしれません。 そこでベルギー保健省は...

  • フランスの総括所見より

    【精神科強制入院、強制治療、入院審査に関して】 評価される点 国内に第三者評価機関を置いたこと、幾つかの具体的な法を定めたこと。 懸念 ①同意のない入院という表現はWHOの言う障害者権利条約の考え方にそぐわない。考え方を合わせること。 ②入院審査までの12日間の待機の間に過...

  • 入院審査、上映ドキュメンタリー映画『12日』

    【入院審査1】 アニック ムーリ 女性55歳 判事 男性 60歳位 弁護士 男性 40歳位 判事 こんにちは。お座りください。あなたはアニックムーリさんですね。 アニック はい、そうです。 判事 誕生日は1961年、10月28日、生まれはリヨンのどこですか ? ア...

  • 2021 障害者権利条約の国連審査 フランス

    国際連合 CRPD/C/FRA/CO/1 障害者の権利条約 ディストル。 全般 2021年10月4日 日本語 フランス語 オリジナル:英語 障害者権利委員会 フランスの初期報告に関する結論 I. イントロダクション 1.委員会は、2021年8月18日、20日 及び23日...

  • 2022 障害者権利委員会 日本の報告に関する総括所見

    障害者の権利委員会 第27会期 日本の最初の報告に関する総括所見* I.はじめに 1. 委員会は、2022 年 8 月 22 日と 23 日にそれぞれ開催された第 594 回および第 595 回会合 (CRPD/C/SR.594 および 595 を参照) で、日本の最初の報...

  • フランス公式【医療機関利用者の権利】

    【入院中の人の憲章】 病室に掲示することが義務付けられた患者の権利です。仏保健省のホームページからダウンロード可能なので、翻訳しました。他に、西葡中英アラビア語版があり、全科共通です。 措置入院や犯罪に関し責任能力なしとされた場合にも司法審査を受ける権利があり、それ以外の項...

  • 責任能力とは? 判決保留のその後 Affaire Sarah Halimi

    山上容疑者が精神鑑定拘置に送られました。 植松は今年4月、弁護士をつけず単独で再審請求。 責任能力無しとされることが不服で、弁護団による控訴を断り死刑が確定していました。 今日は、責任能力について、フランスで起きた事件のその後を追ってみたいと思います。 https://gi...

  • 地域精神保健 2 インフォーマルケア【当事者運動から生まれた相互支援】

    地域精神保健 2 インフォーマルケア 【1 自助グループの相互支援】 WHOの示す地域精神保健で最重要なのは常にセルフケアです。 そのセルフケアの土台の上に重要かつ効果的と言われるのが、インフォーマルケアです。 インフォーマルケアには相互支援やいわゆる社会的処方、就労などが...

  • 地域精神保健 1 セルフケア

    地域精神保健⒈ 【セルフケア】 地域精神保健ではセルフケアは全ての土台です。 セルフケアは全ての場において大切と考えられています。 もちろん、医療機関を受診する際にも。。 散歩、ヨガ、マインドフルネス、瞑想、自分のやり方、自分を大切にする色々な方法があります。自ら活性化する...

  • 地域精神保健 当事者運動から生まれたリカバリー

    地域精神保健 はじめに 【当事者運動から生まれたリカバリー】 バザーリアの改革の後、当事者運動が活発になります。当事者運動から生まれた『リカバリー』『回復』という考えは、コミュニティメンタルヘルスのすべての基礎となっています。 様々に定義されていますが、みなさんはどのように...

  • ベルギーの精神保健改革とインクルーシブ住宅

    【ベルギーの精神保健改革】 〜収容から生活の場へ〜 ① 強制入院の定義と審査 https://gigi.muragon.com/entry/149.html ② 精神保健改革ブルーガイド : 理念、具体的な方法と日程 https://gigi.muragon.com/en...

  • ヤングケアラーときょうだい児の権利

    障害者、障害児については権利が語られるようになりました。 この機会に、きょうだい児やヤングケアラーの権利についても考えてみたいと思います。 障害児の陰で健常である事を期待されるヤングケアラーはどんな問題を感じ、また無意識に権利を狭めているのでしょうか。 【きょうだい児権利憲...

  • 『収容施設の壁が崩れ落ちる時』トリエステ〜リール〜コルチェスター

    『収容施設の壁が崩れ落ちる時』Youki Vattier作品 EPSMLille、ヨーロッパラジオテレビとの協働 (トリエステ、リール、コルチェスター) https://youtu.be/LJlv8PdrZuI 「ある夢の物語。偏見を一掃しようという夢。 それは私の偏見を払...

  • 患者の権利を明文化する事とその効果

    患者の権利の明文化 『精神保健における利用者憲章』について『患者の権利法をつくる会』から問い合わせがありMLに載せて頂きました。7/9には精神保健分野に関しての勉強会があるそうです。 患者の権利の明文化 『精神保健における利用者憲章』について『患者の権利法をつくる会』から問...

  • バザーリアの略歴と思想

    【バザーリアの言葉】 「私たちのなかには狂気が存在しています。」と万人における理性と狂気の内在を示唆し、狂気そのものの普遍性を唱えた。また、長期入院の慢性患者については「病気が原因で病んでいるのではなく、施設が原因で病んでいることがわかってる」と長期入院について非を唱えた。...

  • 6/12 上映ドキュメンタリー映画『12日』対訳

    【1人目、アニック、入院審査】 No 2 アニックムーリ 女性55歳 判事 男性 60歳位 弁護士 男性 40歳位 判事 こんにちは。お座りください。あなたはアニックムーリさんですね。 アニック はい、そうです。 判事 誕生日は1961年、10月28日、生まれは...

  • 市民権、幸福追求権を実現するための約束

    【市民権、幸福追求権を実現するための約束】 障害者の権利は全ての市民の権利と同等です。また、きょうだい、家族、支援者など全ての市民が障害者同様に幸福追求権をもちます。 侵害されやすい障害者の権利実現を補強する法律などを集めてみました。厚労省のご意見募集窓口も載せておきます。...

  • 基本的人権 日本国憲法

    医療基本法『患者の権利』を考えるに当たり、日本国憲法に定められた基本的人権をおさらいしておきます。 主権とは、国の進む方向を決める権利と責任を有する主体のことです。 第二次世界大戦以前は日本の主権は天皇にあり、その責任は天皇が負う仕組みでした。敗戦後アメリカの主権介入を経て...

  • 精神科利用者満足度アンケート調査項目の例

    【精神保健における利用者満足度アンケート】 権利憲章にどう対応しているかを見るために満足度アンケートの項目を調べました。 実例で、フランスのベズィエ中央病院とエドワード中央病院を日本の病院の比較をしてみました。 フランスでは、入院案内は受け取りましたか? 権利の確認はありま...

  • 精神保健における利用者の権利憲章とリスボン宣言 Charte de l'usager en sante mentale

    【お願い】 転載の際は一言、許可願いのコメントをお願いします。 こちらのブログは主に市民参加の地域精神保健についての文献を自らの足を使い一次資料を探り、それを基に無料で翻訳し掲載しているページです。転載される場合は一言コメント欄に、目的と使用する場所などを明確にお知らせ頂き...

  • ベルギーの精神保健改革 ブルーガイド

    【ブルーガイド】 ケアネットワークとその回路の実現による よりよい精神保健に向けて ベルギーの精神保健改革 ブリュッセル版 目次 1 歴史的背景(地域毎) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2 現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3 ...

  • ベルギーの精神保健改革 (De l'hopital vers la communaute: la reforme des soins en santenmentale en Belgique)

    『施設から地域へ : ベルギーの精神保健ケア改革』 ベルナルド・ジェイコプ : (ベルギー精神保健改革国家プロジェクトマネージャー) ジャン・リュック・ロラン : (精神科医、DIUリールII、パリ13、マルセイユ医療機関大学間継続研修ディプロマ講座責任者、フランス、リー...

  • ベルギーの精神保健改革⑤ (DIU De l'hopital vers la communaute: la reforme des soins en santenmentale en Belgique)

    III 政策的文脈 36 政策面のコンテクスト 次に施策面の変化に移りたいと思います。 37 政策的コンテクスト ベルギーのコロナ禍の精神保健 コロナ禍におけるベルギー人の精神保健『全ては自動的に解決されるわけではない』 ここ数か月の困難な状況は目に見えない日常的な心...

  • ベルギーの精神保健改革④ (DIU De l'hopital vers la communaute: la reforme des soins en santenmentale en Belgique)

    【ベルギーの精神保健改革、つづき】 II ネットワーク 18 ネットワークの構築 ▶ 機能的ネットワークの構築 ネットワークコーディネーター 戦略的なプラン ▶ 地域毎の応用設置 ▶ ケアと支援資源、専門職の包括 (全ての5つの活動分野) そんなところから始めてまずベルギー...

  • カリフォルニア州の入院審査と人権擁護

    入院審査について日本に合った仕組みを考える座談会をしています。 下記は座談会で話題にのぼったカリフォルニアの例です。次回の座談会の参考資料にもなりますので、ぜひ参考にされてください。ベルギー、フランスの例も併せてお読みいただければと思います。(資料は大阪の精神医療人権センタ...

  • ベルギーの地域精神保健③Santé mentale en Belgique ③

    【ベルギーの地域精神保健改革 ③】 ジャン・リュック・ロランさん (講座責任者、リール市東地域精神保健EPSM局長、元WHO欧州協力支局CCOMS支局長) 。。。 私もずっと事務レベルで協力してきたベルギーの精神保健改革のお話です。どのようにしてベルギーの改革成功を導いたの...

  • ベルギー精神保健改革②視察報告 santé mentale en Belgique

    ベルギーの精神保健改革① ベルギーは日本同様、精神医療は民間主体で入院中心でした。 日本との違いは、入院審査に関する意識が高いことで、1990年代から法整備が始まっています。更に精神保健の大幅な改革が2010年に始まりました。 下記の資料では、度々の制度改革失敗の後に、「リ...

  • ベルギーの精神保健改革①入院審査 Hospitalisation et le juge de paix en Belgique

    ベルギーの改革② - 入院審査、フランスとの違い - 強制入院の際になぜ入院審査が必要なのでしょうか。 入院には本人の意思による入院や教育入院の他に、強制入院があります。医療保護入院と呼ばれるものも強制入院の一つになります。 強制入院の際の入院審査はなぜ必要なのでしょうか。...

  • ストレングスモデル6つの原則

    ストレングスモデル6つの原則 原則1 対象者のリカバリーを信じること 原則2 欠陥ではなく「ストレングス」に焦点をあてること 原則3 その人の暮らす周囲を「資源のオアシス」としてとらえること 原則4 本人こそが、リカバリーの旅の監督であると意識すること 原則5 看護師とその...

  • オープンダイヤログ 森川すいめいさんと仲間たち

    『オープンダイアログ私たちはこうしている』 「具体的な声のかけ方・応答例から、対話セッションの進め方や臨場感あふれる実事例まで、著者と仲間たちがいま実際に日本の臨床現場で行っていることを包み隠さず紹介しました。 対話を開く「工夫」や「アイデア」に満ちた本書を頼りに、オープン...

  • オープンダイヤログの原則

    オープンダイアローグ 「7つの原則」=「ケアの原則」 ①即時対応 ②社会的ネットワークの視点を持つ ③柔軟性と機動性 ④責任を持つこと ⑤心理的連続性 ⑥不確実性に耐える ⑦対話主義 リカバリー憲章を共通の理念とする地域精神保健の行動で身体に染みついて実践されていたのが正に...

  • 司法による入退院審査、ドキュメンタリー『12日』

    ⑴ フランスの強制入院 フランスの強制入院には ① 自傷他害のおそれにより第三者の要請による措置入院 (hospitalisation complète) ② 刑務所からの移転により国の要請による強制入院、困難者病棟(Unité maladie difficile) (医...

  • リカバリー憲章:地域精神保健のチームを結ぶ

    リカバリー憲章 当事者運動の中から生まれたリカバリー原則を基に、地域精神保健で働く支援職のために考案された、チームで共に働く時に共有する原則です。(6つの町にまたがるリール市東地区) ここには当事者も含めて私たちという基本があります。 租訳ですが、載せておきます。 リカバリ...

  • 犯罪の責任能力とは? 判決保留、フランスの裁判

    刑事責任はどこまで問えるか - 改正案 2017年にあるユダヤ人女性が殺された。 2019年の裁判では、犯人は大麻常用者で犯行の前に大麻を多用しているため責任能力無しと認められた。 これに反発してフランス中でデモ。 マクロンは、大麻の影響力はわかっていて使用したはずだと言及...

  • 犯罪の責任能力とは? 判決無し、フランスの裁判

    刑事責任はどこまで問えるか - 改正案 2017年にあるユダヤ人女性が殺された。 2019年の裁判では、犯人は大麻常用者で犯行の前に大麻を多用しているため責任能力無しと認められた。 これに反発してフランス中でデモ。 マクロンは、大麻の影響力はわかっていて使用したはずだと言及...

  • ヘイトの宝箱1 精神科入院に関しての回答

    #世界統合失調症デー に初めて企画いたしました『ヘイトの宝箱』、急な企画でしたが昨日は2名の参加があり、フランスの地域精神保健とアートについてお話させていただきました。「私にとってアートとはなごむことかな?」というご意見はこの日の宝となりました。 今日は様々な立場の人が私を...

  • 恣意的拘禁に関する欧州議会の取決め CPT

    3/23恣意的拘禁に関する講演  T・ハーディング、資料翻訳平野裕二 【恣意的拘禁CPT 知識度チェック】 正解は〇で、下にコメント 1.精神医療施設における保障措置に関する CPT 基準は、以下の基準等に基づいている。(複数回答可) a) 世界精神医学会の基準 b) WH...

  • 精神障害に関してよくあるご意見 Q & A

    回答のたたき台を作成してみました。大いに叩いて頂いて、いいものを作っていきましょう。 精神科に入院について、よくあるご意見 【身体拘束について】 厚労省資料 (2011) https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/cyousajig...

  • ピアによるクライシスホステル

    松田さんの投稿をシェアします。 『ピアによるクライシスホステル』 アメリカでは、「ピアラン・レスパイト」(peer-run respite)、「ピア・レスパイト」(peer respite)と呼ばれる、クライシス(心の調子が崩れてどうしようもない状態)にある人が短期間(数日...

  • 精神障害者の自律、社会は相互依存的

    精神障害者というと守るべきものと受け取られますが、これには少し疑問を感じていました。 私の妹も統合失調症でしたが、私の健康を一番気づかってくれていました。体だけは大切にね、と。 後見のついた障害者の自律3型 自律について語るとき、できないことに着目するかできることに着目する...

  • ピアサポーターによるエンパワーメント

    2019年10月、Mad in Americaに掲載された、ダービー・ペニーとピーター・スタストニー(Darby Penney & Peter Stastny)による記事を松田さんが要約されたものを更に要約してみました。 ピアスタッフとして活動する時にどうすればいいのかとい...

  • GAM 相互支援による自律獲得と服薬

    対談『自律をつかみ取る服薬の旅』 相互支援グループによる精神薬の服薬コントロール インターネット会議2020年11月 オルガ・ルンチマン: 国際減精神薬会 セリーヌ・シーア: GAM自立獲得と服薬 セリーヌ 私はセリーヌ・シーアといいます。私はプロシューマー(精神医療サー...

  • IPS意図的なピアサポート まとめ

    IPS 意図的なピアサポート(相互支援)、1 Sipp pair aidant au Quebec 「メンタルヘルスのピアサポートが急増するにつれ、私たちの意図である社会の変革に注意深く注視の必要があります。それは、より効果的な医療サービスを開発することではなく、私たち自身...

  • IPS意図的なピアサポート、シェリーミードにインタビュー L'entretien avec Shery

    IPS意図的なピアサポート、 シェリーミードインタビュー http://fr.psy.co/shery-mead-sur-le-soutien-par-les-pairs-intentionnel.html 出典:エリック・マイゼル 次のインタビューは、メンタルヘルスの将来...

  • 人としての権利, 市民としての権利 droits des usagers

    障害者に確保されるべき市民としての権利とは、具体的に何を指しているのでしょうか、調べてみました。 【市民としての権利】 1 人として、他の人との間では 市民の個人および財産のレベルでの権利、ならびに他者との関係を保証および定義します。 民法で定められる市民としての権利は、...

  • エンパワメント実施のコンセプト Enpowerment

    【エンパワメント実施のコンセプト】 パリ2020/01/24、DIU SMTより 【理論的な考察】 エンパワメントとは「メンタルヘルスや健康」の問題ではなく、グループ間の関係に関する作業の方法です。 (ソロモン1976ベルガー&ノイハウス1977ラッパポート1981) エン...

  • 当事者の参加 participation des usagers

    Psycom講座より『新しい』考え方の誕生 『当事者参加』コンセプトを行動に移す セリーヌ・ルビエールとイザベル・フルニエ (Psycom) 【参加と共同】 • リカバリー(主観的と医療的): - その人なりの個人的な充実感の発展 - リカバリーという目的が大事なのではない...

  • コミュニティ精神保健 Psychiatrie communautaire

    【コミュニティ精神保健の展望】 世界保健機関CCOMSディレクターJean-Luc ROELANDT 21/01/2019@パリ、リール大DIUで行われたセミナーより 【精神医療はどう変わったのでしょうか?】 •ケアの概念が変わりました:精神医学からメンタルヘルスへ •WH...

  • 市民精神医療第5回自助グループその2 L entreaide

    地域市民精神医療の第5回 自助グループ その2 今回はパリで活動する自助グループラトラムをご紹介します。前回の活動の種類を増やしていくGEMとは異なり、あくまでも交流を主体としたグループなのでGEMとは呼ばれません。元々は家族会から始まったもので、主体が徐々に本人へと移って...

  • アトリエ『よく生きる』Atelier bien être

    利用者の自助グループと専門家(精神医療関係者)による ワークショップ《よりよく生きる》 行政と公私12団体の協力を得て開催しています。行政が関わることで精神疾患は標準化されます。標準化され当たり前のものとなることは大変重要です。それにより意味のない偏見のバリアが取り除かれ、...

  • GEM, Groupe de l entreaide 相互支援自助グループ

    大変お待たせいたしました。これから少しずつ市民精神医療を具体的に見ていきたいと思います。今回は日本にもある自助グループをご紹介します。 リール市東地区のGEM相互支援自助グループ « キティボナール » キティボナールとは幸せなキティっ子たちという意味で、キティとはリール市...

  • Sipp pair aidant au Quebec ケベックの意図的なピアサポート

    ISP意図的な相互支援 ピアサポートの原則は 共に学ぶ 個人から関係へと移行する 怖れから希望を発展させることへ そして人間的な可能性の発見 ケベック州オルタナティブ精神保健連合RRASMQ

  • 『市民精神医療』psychiatrie citoyenne

    『市民精神医療』 これから数回に分けて『市民による精神医療』の具体的な取り組みについて書いていきたいと思います。原文は英語ですので直接お読みになりたい方はこちらをクリックするとご覧になれます。フランス語に訳して要点をまとめたものがありますので、後ほど別ページに貼っておきます...

  • 市民精神医療 仕事に復帰 Psychiatrie citoyenne 4

    今回はいよいよ社会復帰。 経済的社会復帰 適応障害者とのパートナーシップ(職場生活適応センター) Fâches-Thumesnilにある適応センター(CAVA)は、フランスの1901年アソシエーション法に基づき設立された障害者協会です。 経済活動を通じて社会的包括をめざしま...

  • 市民精神医療 住まい psychiatrie citoyenne

    第三回めは住まいについてです。 一人一人が自分を大切にするためには、なによりも安心して住まう場所が必要です。 ハウジングファーストもこの考えに基づき実施されています。 リール市ではどのような住まいが用意されているのでしょうか。 住まい 公営アパートとアパート委員会の自治 住...

  • 市民精神医療 仕組み psychiatrie citoyenne 2

    今回からはいよいよ中身を見ていきたいと思います。 リール市の市民精神医療のしくみ 1 町に散りばめられた治療プログラムの場 2 急性期の治療と入院に代わるもの 3 回復期をサポートする様々な市民参加のしくみ では、仕組みのなかでも実現しやすそうな町の仕組みから。 リール市の...

  • 市民精神医療 理念 psychiatrie citoyenne

    みなさん、お元気でお過ごしでしょうか? 社会学も2年目に入り嬉しい出会いがあり、また取り組むくテーマも決まりました。 『市民精神医療』 これから数回に分けて『市民による精神医療』の具体的な取り組みについて書いていきたいと思います。原文は英語ですので直接お読みになりたい方はこ...

  • フランスの医師 médecins français

    フランスのお医者さんのはなし < 11 %が海外で医師免許を取得 > 現在フランスで稼働している医師のうち11 %が海外で医師免許を取得しています。 2018 年に新たに医師となった人では15 %が海外で取得 ! というのは。。 戦後植民地が独立し本国引き揚げ復興に貢献。 ...

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