今回は、熊本県宇城市にある不知火美術館で開催されている元寇750年特別企画展「蒙古襲来絵詞のリアル-海底に残された元寇-」に行ってみた。元寇(蒙古襲来)は、鎌倉時代中期の1274年(文永11年)「文永の役」と1281年(弘安4年)「弘安の役」に、元(モンゴル帝国)が日本に行った侵攻である。鷹島沖から出土した船が、蒙古襲来絵詞に描かれたものと同じだったことから、蒙古襲来絵詞はリアルな景色であることが証明された。この企画展は、元寇での活躍の恩賞として肥後国海東郷(現在の宇城市小川町海東地区)の地頭に任命され、元寇の様子を唯一現在に伝える国宝「蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)」を残した竹崎季長のゆかりの地である宇城市が、2024年が1度目の文永の役から750年にあたることから開催した展覧会である。「蒙古...不知火美術館元寇750年特別企画展「蒙古襲来絵詞のリアル-海底に残された元寇-」