ニートの言葉

元ニートがやってみたこと・その過程で学んだこと・考えたこと・技術メモあたりを主に書いています。情報革命が起きた後に訪れるであろう「一億総ニート時代」の生き方を考え中です。

脱ニートしたいあなたへ 僕はこうして働き始めた

「来年から本気出す」と考えているニートの皆様こんにちは。元ニートのあんどうです。

僕はニートだった時からニコ生で放送をしているのですが、ニートじゃなくなってから放送をしていると

  • お前ニートじゃなくなったのか
  • 裏切り者め

という祝福の言葉を頂く他に

  • ニートをやめたいです
  • ニートのいま、何をすれば良いですか?
  • 就職する方法を教えてください

という深刻な相談のコメントを頂くことがあります。 

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さて、時々そんなコメントをいただくことがありましたので、今回は僕がニートを脱出した方法…というか流れですね。ニートだった僕が働くまでに至った流れをできるだけ具体的に書きたいと思います。

体験談ですので一般的ではないかもしれませんが、「こういう人も居るんだ」と参考程度に思っていただければ幸いです。 

僕がニートの間にやっていたこと

ニートの期間は暇で暇で仕方がなかった

一日中ゲームかネットサーフィンをしていました。それでも時間は余りまくるのです。働いてる人からは考えられないことだと思いますが、ニートはびっくりするくらい暇です。

そこで、この暇な時間を潰すための方法をぼーっと考えていました。

瞑想でも出来れば良かったのかもしれませんが、ニートであることの自己嫌悪と焦燥感からじっとしていられませんでした。
さらに、一人で部屋にこもっているので、無性に友達に会いたくもなりました。

そんな時に見かけたのが友達の「今日の夕方に天神(福岡県で若者が集まる地区)に行くけど、誰か暇な人いない?」というツイート

そのツイートを見た時に、空いてる時間を具体的に書いてくれたら反応しやすいのになぁ、と感じました。

考えたWebサービス 

そこで、そういう「空き時間の情報を共有するサービス」が無いかを検索してみましたが当時は見当たりませんでした。(今はあるかもしれません)

強いて言えば、Googleカレンダーなどで「予定を共有すること」は出来るのですが、Googleカレンダーで共有できる情報は「予定がある=会えない時間」なのであって「会える時間がいつなのか」はわからないんです。

これは作ったら面白いかもと思い、作り始めました。 

スキルは無かった

こうやって書くと、もともと作るスキルがあったんじゃないかと思われるかもしれませんが、当初は全くと言って良いほどスキルはありませんでした。
どのくらいのスキルだったかと言うと、ホームページビルダーでホームページを作ったことがある程度でした。

それでも、暇だったし、これを作れば人が使ってくれると思い込んでいたので、モチベーションが続きました。(現実はそんなに甘くなかったけど、その話はまた後日)

あと、上にも書いたように焦燥感から、何かしなきゃと思っていたことが一番大きかったかもしれないですね。 

学習した流れ

具体的な学習の方法については本筋からそれますので、ざっくりとした流れだけ

1.最初はWebサービスって何でできてるのかを勉強しました

Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)

Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)

 

2.HTML/CSSでWebページが出来ていることを知り

スラスラわかるHTML&CSSのきほん

スラスラわかるHTML&CSSのきほん

 

3.PHP/MySQLで裏側(データの処理など)が作られていることを学びました

PHP+MySQLマスターブック

PHP+MySQLマスターブック

 

と言っても、本当にザックリとそれぞれの技術でどんなことが出来るのかという程度の知識だけを入れて、具体的な作り方はその都度検索しました。

設計の方法などは勉強しませんでした。てきとうに作りました。バグだらけでした。
でも頑張って作りました。

ちなみに

今は学習用のWebサービスが多いのでそういうものを使うとより効率的に学習できると思います。

dotinstall.com

prog-8.com

schoo.jp

作ったサービスはこれ

もう使ってはいないのですが、記念に残していましたので、恥ずかしながら公開します。

遊べる時間を共有【meetea】

見てもらえばわかりますが、デザインはひどいしバグだらけだし、機能面も穴だらけです。これでも機能を考え、設計を考えたり、作り方を調べつつ作ったりで一ヶ月以上かかりました。頑張って作りました。

人に会って作ったものを見せた

そんなこんなで、バグだらけではあったものの、少しだけ人に見せられるものができたので、イベントに参加していろんな人に会いました。

そして、作ったものを見せつつ、「こんなことをやりたくて作ったんです」と上に書いた背景を話しつつアピールしました。

しかし、ほとんどの人は無関心でしたし、ダメ出しだけしてくる人が大半です。

当然傷つくのですが、ニートにとって失うものは無いので、泣きながらいろんな人に会いました。

人を紹介してもらえた

そうやって、いろんなイベントに顔を出して、作ったものを見せているうちに人を紹介してもらえたり、イベントを紹介されたり ということが出てきました。

人の紹介って凄いですね。紹介に次ぐ紹介のたらい回し連続で、あれよあれよと今の会社の社長に出会いました。 

そして、初めはバイトとして色んなことを教えてもらいながら、いまは正社員として雇っていただきました。

まとめ 

長くなりましたが、僕が体験した中で確信を持って言えることは下記の3点が重要だということです。

1.人にアピール出来るものが何かを考える

僕の場合は自分が欲しいと思ったものを作ってアピールしましたが、趣味を極めて話せる状態にしたり、ブログに書いたり でも良いと思います。

自分でレベルが低いと感じるものでも全然問題無いです。(理由は後述)

2.とにかく人に会う

自分でレベルが低いと感じるもので良いと書きましたが、それは何故かと言うと、あなたから見てレベルが低いものに対して、価値を見出してくれる人が必ず居るからです。

きっと、あなたは「こんなものなんて…」「自分なんて…」と考えていると思いますが、その考えは捨ててください。

だって、僕らは人と会ってこなかったんですから、他の人が何を考えているか・何に価値を見出すかなんて、想像出来ないはずです。

なので、そういう稀有な人に出会うまで、たとえ暴言を吐きかけられても、叩かれても、泣きながら進みましょう。

3.ニートであることを恥ずかしがらない

最後に、人に会っても基本的には関心を持たれません。場合によっては馬鹿にされます。それでも気にせずに、「この人って嫌な人だなぁ」で終わらせて次の人に会いに行きましょう。いずれあなたのことを気に入ってくれる人が現れます。これは2番に書いた理由と同じです。

最後に

すごく長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

いまニートで苦しんでいるあなたが一歩を踏み出すための手助けになれば幸いです。
また、もしもいまあなたの知り合いで同じように悩んだり、苦しんでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひシェアをお願い致します。