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保険を数字で考えてみよう。その1 先進医療

 先週保険の無料窓口で貰った資料に、オリックス生命のデータファイルという資料がありました。副題に「数字でわかる人生のリスクとコスト」とありますが、人生の色々な場面での必要なお金等の資料です。これがすこぶる面白いです。ピックアップして、紹介と考察していこうと思います。まずは、軽いところから。


主な先進医療の「平均費用」「年間実施人数」「平均入院日数」

技術名 平均費用 年間実施人数 平均入院期間
悪性腫瘍に対する陽子線医療 約275万円 821人 22.9日
重粒子線治療 約302万円 779人 24.1日
脊椎腫瘍に対する主要脊椎骨全摘術 約201万円 13人 64.5日
インプラント義歯 約58万円 339人 3.7日
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 約50万円 696人 0.7日
胸部悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法 約19万円 202人 16.4日
下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療法 約12万円 370人 1.2日
超音波骨折治療法 約19万円 109人 42.1日


 私はこのリストを見ていて、1点だけ凄い違和感を感じました。それは、インプラント義歯。あれ、これって先進医療なのという所ではなく、実施数が年間たったの339人という点です。コンビニより数が多いと言われている日本の歯医者、その数6万5千強。そして大抵の歯医者に行ったら、インプラントの案内が置いてあると思います。それなのにたったの339件。
 私は詳しく見たことはないですが、実際に受けるとなったらその歯医者が紹介状を書いて専門医がいる所で手術をする形式なのでしょう。で、全国津々浦々(かどうか解りませんが)の歯医者に配ったにも関わらず、1年間で339件。えーっと、歯医者で配るパンフレッドの費用対効果って、考えてみたほうが良いのではと思います。まぁそういう世界ではないのでしょうが。。。


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