ある商品ページからGoogleフォームを使った問い合わせを行う際、顧客が問い合わせ商品についてその都度書かなくても良いように、どの商品ページから問い合わせを行ったのかをわかるようにしました。
やったことは、WordPressでショートコードのプラグインをつくり、元ページのタイトルをGoogleフォームにURLパラメータとして渡すことです。
GoogleフォームにはURLパラメータを利用して初期値を指定することができるので、その方法をご説明します。
目次
おおまかな流れ
Googleフォームに初期値を渡す方法は検索するといくつか出てくるのですが、過去何度か仕様が変わっているようですね。現在のおおまかなやり方は、
1.GoogleフォームのURLを確認
2.該当フォームのname要素を確認(これがURLパラメータとなる)
3.初期値として渡す値をURLエンコードしてパラメータと結び付けたものがURLとなる
という感じです。ちなみに、1と2は同時に確認できます。
やり方
まずはGoogleフォームを開き、右上にあるボタンを押すとドロップダウンメニューが開くので、その中にある「事前入力したURLを取得」をクリックします。
”回答を事前に入力したら[送信]をクリックしてください”というメッセージが表示されるので、初期値として入力しておきたいフォーム部分に値を入力します。今回は「問い合わせ元ページ」というフォームに「sample」といれました。
そして、[送信]ボタンを押します。
画面上に、URLが表示されます。これが、事前に指定したフォームに初期値を入力した場合のURLです。
表示されたURLはこちら。事前に”sample”と入力したフォームには「entry.16581440=sample」と表示されています。
つまり、この部分を利用すれば初期値が設定されます。ちなみに、入力していないフォームは書かなくても大丈夫でした。
表示ページのタイトルを取得してGoogleフォームのパラメータにつけてリンクを作成
作成したWordPressのプラグインはこんな感じです。
function google_form_button() { $title = get_the_title(); $googleFormURL = 'https://docs.google.com/forms/d/e/***********************************/viewform'; $formID = 'entry.******'; $title = urlencode($title); $url = $googleFormURL.'?'.$formID.'='.$title; $html = '<a target="_blank" href="'.$url.'">代理店に見積もりを依頼する</a>'; return $html; } add_shortcode('google_form_button', 'google_form_button');
記事の中に
このようにショートコードを記載すると
このように「代理店に見積もりを依頼する」というリンクボタンが表示され、ここでボタンを押すと
このように「問い合わせ元ページ」に、記事のタイトルが挿入された状態でGoogleフォームを開くことができました。
まとめ
WordPressサイトでの問い合わせフォームについて、今まではプラグインを使っていましたが、Googleフォームだと履歴が残り、かつ、Googleスプレッドシートにもなるので、最近はこちらを使うようにしています。
できれば、hiddenみたいにフォーム入力者が見えないようなるとよいのですが、これはまだ出来ないのかな?
ということで!