業務で使えるJavaScriptライブラリ「UI/コンポーネント編」
Bootstrap
オープンソース・ソフトウェア(MIT)。BootstrapはWebサイト、Webアプリケーションを開発する際のベースデザインとして使えるデザインフレームワークです。プログラマでも手軽に使える反面、カスタマイズの自由度があまり高くないのでデザイナーには嫌がられます。管理画面などに使うのが最適です。以下はボタンなどの画面パーツです。
サポートされているUIパーツが非常に多く、
- グリッド
- 引用(コード)
- テーブル
- メニューバー
- フォーム
- ボタン
- 角丸、丸形などの画像表示
- ボタングループ
- パンくず
- ページネーション
- バッジ
- プログレスバー
- アラート
などが提供されています。また、JavaScriptと組み合わせることで、
- カルーセル
- ドロップダウン
- モーダル
- タブ
- ツールチップ
なども標準で提供されています。カラーテーマやカスタマイズを行うサイトもあり、情報も充実しています。以下の画像はBootstrapで作られたダッシュボード風画面です。
Wijmo 5
商用。業務システムでよく使われる多彩なコントロールを提供しています。グリッド、リストボックスやカラーピッカーなどの各種インプット、チャートやグラフなどがあります。TypeScriptベースで作られており、AngularJSもサポートしています。特に業務システム用に開発されているので、柔軟なカスタマイズと保守性の高さを売りとしています。jQueryなどへの依存性もありません。
以下はグリッドのサンプルです。
他にも細かいUIコンポーネントとして、
- リストボックス
- 入力補完
- メニュー
- カレンダー
- 入力マスク
- カラーピッカー
などが提供されています。データのビジュアライズとして、
- パイチャート
- ゲージ
- 棒グラフ
などに対応しています。
Wijmo 5はモバイルブラウザーをサポートしており、タッチ操作やレスポンシブデザインにも対応しています。
Infagistics
商用。jQuery/HTML5、ASP.NET MVC/WebForms、Windows Forms、WPF、Silverlight、iOS、Android、Xamarin.Formsなど多くのプラットフォームに対応した開発が行えます。UIプロトタイピングツールを使って画面設計を素早く行えるのも特徴です。
SharePoint ServerやOffice 365へのアクセスがサポートされているということもあり、Windows系プラットフォームを厚めにサポートしているようです。
HTML5/JavaScript向けにはAngularJS、KnockoutJS、 Microsoft MVC、Boostrap、Ionic、Onsenといった有名なフレームワークを完全にサポートしており、高度なUIが実現できます。タッチ操作やレスポンシブデザインもサポートされています。UIコントロールについては75種類以上のコンポーネントが提供されています。
データの可視化では、
- データ チャート
- 円チャート
- ドーナツ型チャート
- ファンネル チャート
- ラジアル ゲージ
- スパークライン
- ブレット グラフ
- リニア ゲージ
- マップ
など、数多くのチャートをサポートしています。他にもExcel風のUIも提供されています。デザイナーツールも提供されているので、UIをWebブラウザベースで手軽にデザインできるようになっています(画像は公式サイトより)。
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