2009年6月より始めたブログですが、開設から10年の区切りで、この度「はてなブログ」に引っ越す事にしました。
今まで長い間お世話になりました。
新しい引越し先の方もまたよろしくお願いいたします。→はてなブログ「杜の里から」
尚、こちらの記事をリンクしてくれた方のために、こちらのgooブログはこのまま残します。
引越し先の方の修正が済みましたら、随時案内を追加していきます。
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(「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。)
東北駆け巡りの旅もいよいよ最終日、5月2日の天気は晴天、ホテルのマスコットのお見送りを受けて出発です。
朝一で向かうのは、気仙沼に新たに出来た新名所「気仙沼大橋」!
新聞で紹介され、テレビの特番もしっかりチェックしつつ、その完成を首を長くしてずっと待っていました。
実はこの日のためだけに、気仙沼に宿を取ったのです。
(河北新報より)
でもスマホのナビアプリは、4月7日に開通してまだ一ヶ月も経っていないので、未だにフェリーの航路を指してしまいます。
そのためルートの方は予め観光情報サイトでチェックはしていましたが、それでも「Googleナビ」だけはすでに新たなルートに対応済みで、しっかりと道案内してくれたのはさすがでした。
朝8時20分に着いた時には早くも観光客の姿が多数、徒歩で橋を渡る人の姿もありました。
道路脇から橋桁部まで降りていけるので、こんな迫力ある写真も撮れました。
気仙沼大橋は真っ白で綺麗な橋です。橋を渡っていよいよ大島へ。向かうは亀山展望台。
亀山展望台へは山腹途中の駐車場(観光協力金500円)に車を置き、後は頂上まで無料シャトルバスで行きます。
ちょうど9時発の始発に間に合いましたが、もうすでに展望台まで登っている人の姿もありました。
展望台へ登る階段では、地元TBC東北放送のカメラマンの人とすれ違いました。この日の絶景は後ほどテレビで紹介された事でしょう(未確認)。
展望台到着。この日は風が強い。
街がミニチュアみたいに見えますが、震災後8年の復興の歩みも見て取れます。
360度の絶景パノラマが広がります。
朝早いけど、展望台は大賑わい。
シャトルバス乗り場の待合室にはこんなグッズが。この時期だけのサービスでした。
そして次はこれも3月に出来たばかりの施設、津波被害に遭った旧気仙沼向洋高校を改修した「東日本大震災遺構・伝承館」に向かいます。
そこまでの道はホテルフロントで配布していたパンフレットに書かれていたので、そこをナビに登録して現地に向かいます。
周辺には何もない、再開発地区にその校舎はありました。
中に入るとまず「映像シアター」で震災直後の津波映像を視聴し、震災後の街の様子のパネル展示を見学。それからいよいよ震災遺構の見学という流れとなっていました。
実際にこの目で見る震災遺構は、津波の威力をまざまざと体感するものでした。
3階に登ると、テレビでも紹介されたあの部屋がありました。
当時の教科書や本まで残されているのには驚きます。
津波は校舎4階にまで達しました。
見学コースは屋上から外へ下り、外側から校舎の姿を眺められる様になっています。
再び館内に戻ると、映像シアターでは震災特集のテレビ番組が上映されていました。
震災の年、避難所で卒業式を迎えた階上中学校の梶原裕太君の答辞は、何度見ても涙を誘います。
今まで多くの震災遺構を見てきましたが、その中でもここは規模・充実度共に一番だと感じます。震災は決して忘れてはならぬもの、そう深く心に刻む施設でした。
エントランスロビーでは多くの見学客の人が記念写真を撮っていました。
気仙沼の帰りは「ホヤぼーや」のお見送り。
後はひたすら帰るだけ、のはずでしたが、せっかくここまで来たのでちょっと寄り道。
海辺を目指して歌津の岬を走ります。
館崎まで来たら道が工事中通行止めで引き返す事になりましたが、それでも迫力ある景色に巡り合えました。
そしてここまで来たならば、やはりここも外せません。
「さんさん商店街」は2年ぶり、GW中の今日はまた混んでました。
以前オープンスペースだった飲食場は壁で囲まれ、中にはでかいオクトパスくんが鎮座していました。
そして外には本物の「モアイ像」が。2年前はなかったけれど、いつの間に。
ここで最後の休息をとり、後は一路仙台の我が家へ。
平成から令和にまたいで敢行した5泊6日の東北縦断ツァーは、こうして幕を閉じたのでした。
全走行距離およそ1250km。秋になったらまた改めて、今度は今回行き損ねた奥入瀬なんか攻めてみましょうかね。
(利用宿泊施設)
・青森ワイナリーホテル(山の上、眺め最高! ツァー客多数)
・砂丘温泉ゆめろん(海に沈む夕陽が売り、料理豪華)
・ルートイン気仙沼(とにかくリーズナブル!)
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平成の時代が終わり、新たな元号「令和」となった5月1日、天気はあいにくの小雨混じりの曇り空でした。
奥さんの実家に二晩お世話になった後、この日は岩手県を目指します。
でも高速に乗る前に、お隣の横手市増田にある「まんが美術館」にちょっと寄ってみました。
ここはこの日5月1日にリニューアルオープンという情報があり、まんが家のサイン会もあるという事であわよくばと思ったのですが、8時半に着いた時はすでに駐車場は満車の状態となっていました。
その人出もそうですが、4年ぶりに見た外観までずいぶんイメージが変わっていたのには驚きました。
(平成27年(2015年)撮影)
(令和元年(2019年)5月1日)
この列を見て中を覗くのは諦め、また夏に来た時にでもゆっくり見る事にして、一路岩手目指して秋田自動車道に向かいます。
今回は岩手県中央を横断するルートを選んだので、訪れた所は遠野観光ツァーの鉄板とも言える有名どころばかりです。
・宮沢賢治記念館
まんが美術館から92km、10時頃に着いた時はすでに駐車場は満車状態で、たまたま出る車の後に停める事が出来ましたが、いくらGWとは言えちょっと混み過ぎではないかと思いました。
そして入口に来てその理由が分かりました。
でも車の台数の割りに外の人は少なく感じましたが、実は館内が満杯だったのでした。
この時の特別展示は「猫の事務所」。特別室の壁に拡大展示していた原作を、ここで初めて読了する事が出来ました。
現代でも通じる、職場内での「いじめ」がテーマの重い作品でした。
この日はこの周辺の施設はどこも入場無料だった様で、近辺施設の駐車場はどこも満杯でした。
・カッパ淵
ここも遠野観光の定番スポット、賢治記念館からは50km弱の道のりです。
専用の無料駐車場に車を停めたら、そこから300mほどを徒歩で向かいます。
行く途中に、これから作業が始まるところのホップ畑がありましたが、こちらの缶ビールなどには「遠野産ホップ使用」などと書かれている事がありますが、そのホップはここで栽培されていたのですね。
まだ桜が残る「常堅寺」、カッパ淵はこのお寺の境内の裏手にあります。
かつてこの常堅寺を火事から救ったとされるカッパの化身、「カッパこま犬」。
カッパ淵入り口のモニュメントは愛嬌がありますね。
境内の裏を流れる小さな小川にもカッパの姿。
淵では子供達がきゅうりをエサに「かっぱ釣り」をしていて、大勢のインバウンド客がその姿をカメラに収めていました。
それにしても、今まで「カッパ淵」はてっきり池か沼だとばかり思っていましたが、小川がちょっと広くなったこんな場所だったのですね。
・遠野ふるさと村
カッパ淵から県道160号線を北上する事およそ6km、山間の中にその施設はありました。
江戸時代から明治中頃までの家屋が集められ、岩手独特の「曲がり家」の集落となっています。
映画「蜩ノ記」のロケ地になった事でも有名ですが、村内ではそれを積極的に宣伝してるという訳でもなく、あくまでここは自然博物館なのだという雰囲気を守っている様です。
おかげで、主人公の役所広司の家がどこだったのか最後まで分からずじまいとなったのですが、村内にもっと撮影資料なども展示されていれば良かったのに、ちょっと勿体ない気もします。
ピクリとも動かないので初め模型かと思いましたが、よく見ると口元モゴモゴ。まさか本物がいるとは思いませんでした。
・福泉寺
「カッパ淵」から「遠野ふるさと村」に行く途中、桜に囲まれた土塀や大きなお寺の看板があり、気になったので帰りに寄ってみました。
案内図を見てみたら境内はかなりの広さ、五重塔が目を引きます。
境内にはまだ桜が咲いてました。
大観音堂と多宝塔、多宝塔は昭和57年(1982年)に完成した比較的新しいものです。
大観音堂の中には高さ17m日本最大の木彫り観音像が鎮座されていました(撮影禁止でした)。
大観音堂から長い通路を20mほど下った所に五重塔はありました。
これも建立は平成2年(1990年)とまだ新しいものですが、その作りは本格的なものでした。
福泉寺に関しては、こちらの方のブログが詳しいです。→参照
ふるさと村でもらったガイドマップを見てみると、遠野周辺ではまだ知らない見所がたくさんあるみたいです。
ここも本来ならば、ゆっくり時間をかけて見るべき場所でしたね。
・陸前高田
福泉寺から車通りもまばらな国道340号線を南下する事50km、およそ5年ぶりに陸前高田に帰ってきました。
以前は周囲を巨大なベルトコンベアがうなりを立てていましたが、今はその姿もなく、周辺には新たな陸地と道路が出来上がり、奇跡の一本松の向こう側にも堤防が立っています。
(2014年9月撮影)
(2019年5月1日)
奇跡の一本松の対岸には巨大な橋脚、この時はこれが何か分かりませんでした。
後ほど調べてみたら、これはあのベルトコンベアの橋脚だったのですね。
(2014年)
そして、当時はベルトコンベアに目を奪われて気がつかなかった震災遺構も、今回は初めてじっくり見てみました。それは気仙中学校の校舎でした。
壁面に掲げられた幟の文面には心打つものがあります。
4年半ぶりに訪れた陸前高田は大きく変貌していました。
時刻は午後4時過ぎ、また来ようと思いつつ今回の旅最後の宿がある気仙沼に向かいます。この日の走行距離は250kmでした。
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GW三日目、4月29日昭和の日はまたしても晴天となりました。
この日は、秋田出身の奥さんもまだ訪れた事がなく、自分は若かった頃に一度来た「八郎潟」を再び走り、その後寒風山へ向かうという計画でした。
八郎潟へ入るとどこまでも続くまっすぐな道、沿道には菜の花と大きな木々が生えていました。
でも昔若かりし頃に来た時は、ここは広大な田んぼの中どこまでも続く一本道という雄大な風景でしたが、その後植栽が行われたのか、周囲を一望出来なくなったのはちょっと残念です。
改めて40年の月日の長さを感じました。
その後しばらく大潟村の中を走り回ってみましたが、どこの区域もきれいに整備されていて、かなり大きな町となっていたのに驚きます。
ただ、どの道も直角で交差し周りが木々で囲まれているという光景を見ていると、まるで自衛隊の駐屯地内を走っているかの様な錯覚に陥り、木の向こうには滑走路があるんじゃないかと思ってしまいました(笑)。
「道の駅おおがた」に立ち寄るとその隣に「大潟村干拓博物館」があったので見学してみました。
中には広大な干拓地を開発した資料が多数。
古の人達は、よくもこんな広大な農地を作り上げたものだと感心します。
そしてここに置いてあった観光パンフレットが、この後の旅に大いに役立つ事となります。
男鹿半島の観光名所と言えば「入道崎」と「ゴジラ岩」ぐらいしか知らなかったのですが、これにはそれ以外のたくさんの見所が紹介されていて、ここからはこのガイドマップに従って旅を続ける事にしました。
以下、訪れた場所を箇条書きスタイルで。
・寒風山
芝の山として有名な寒風山ですが、この時期は山はまだ枯れ草色、連休中とはいえ、朝10時頃駐車場はまだ空いていました。
時折強く吹く浜風の中、頂上の展望台へ。
そこからの眺めは八郎潟や日本海を望む絶景でした。
でも印象的だったのは八郎潟沿岸の景色、風力発電の風車の数は半端なかったです。
遠くには頂きに雪冠の山々、これは白神山地の白神岳でしょうか。
・西黒沢海岸
ガイドマップで紹介されていた海岸で、海底から隆起した断層崖が見ものです。
むき出しの断層、通の人にはたまらない光景です(多分)。
浜辺の岩場も特徴的でこの海岸独特の風景となっています。
車は隣の黒崎漁港から浜の堤防に乗り入れられますが、Uターン出来ないので漁港内に置いて歩いてきた方が帰りは楽です。
・入道崎
男鹿半島と言えばという定番の岬。
丁度お昼時で車はお隣の臨時駐車場まで超満員、まさにこれぞゴールデンウィークという人の賑わいでした。
岬には以前(40年前)に来た時にはなかった見慣れぬモニュメントが。ここで北緯40度ラインが確認出来るとの事です。
調べてみたら、このモニュメントは平成2年(1990年)に出来たものだそうです。
ここから先の岩の隙間が通って見えるまっすぐなラインが北緯40度線という訳です。
40度ラインのモニュメントはこうして続いていました(この日はピクニックする家族連れ多数)。
これぞ入道崎の景色。
反対側を見やれば遠くに寒風山の姿が。そう言えばあの頂きからもこちらが見えました。
・八望台
入道崎から下って約8.5km、山の中にそれはありました。
その昔、上昇してきたマグマと地表の地下水が接触して大爆発を起こして出来た三つの窪み「一ノ目潟」「二ノ目潟」「三ノ目潟」を見渡す展望台です。
ここからは「二ノ目潟」の絶景が楽しめます。
展望台では地形形成のメカニズムが詳しく紹介されていました。
八望台のすぐ隣には、平成19年(2007年)9月3日に桂宮宜仁親王が植えられた桂の木がありました。皇室の方も訪れていたのですね。
植樹から12年、若葉が半枯れ状態なのが気がかりですが、何とか枯れずに育ってほしいものです。
・赤神神社五社堂
ガイドマップにはただ場所だけ載っていた所ですが、「五連の社」のイラストが気になって立ち寄ってみました。
この鳥居から石段が続いていたので、早速登頂開始。
しかし、石段と言ってもそれは初めの部分だけで、後はただ大きな岩がランダムにまかれている様な「石の坂道」が延々と続く修行僧の道で、登った事をちょっと後悔しました。
バランスを崩さぬ様集中して登る事およそ15分、ようやく社入口に到着。もう足がパンパンです。
そこには趣きある五連のお堂が。
歴史を感じる所ですが、疲れきって趣を楽しむ余裕はありません。
帰りは尚更慎重に。後で知りましたが、この石段は鬼が石を投げ入れて作ったとの伝説があり、その数何と999段!の石階段という事でした。
ここと比べたら山寺(山形県)の階段などいかに楽なものかと感じます。勇気ある方はぜひチャレンジを。
僕はもう結構ですが(^^;)。
公式HPはこちら。
・潮瀬崎
赤神神社から1.7km、車で5分のすぐお隣に「ゴジラ岩」で有名な潮瀬崎はありました。
ここは国道から海岸べりまで車で降りていけますが、舗装との境目に段差があるので車高が低い車は要注意です。
辺りは奇岩だらけ、色々な形に見える岩がごろごろしてました。
これは…、蒲田くん?
これは…、「GODZILLA」の「ムートー」?
これは…、「ビオゴジ」?
そしてようやく発見! これが「ゴジラ岩」の正体!
この角度で見て初めて「ゴジラ岩」となるのですね。
でも僕的には反対側から見たこちらの方が、大戸島に現れた時みたいで迫力あって好きです。
こんな奇岩だらけの潮瀬崎は、大勢の観光客で賑わっていました。
・鵜ノ崎海岸
男鹿半島から帰る道すがらにあった風光明媚な海岸です。
さすが日本百選。この辺りはこんな風景がずっと続きます。
こうして男鹿半島一周ドライブは終わりましたが、つくづく旅の準備不足を感じました。
実は八郎潟ではこの時期、「桜並木と菜の花ロード」で桜が見頃となっていて、11キロにも及ぶ壮大な桜並木が見られたはずなのですが、そうとも知らずスルーしてしまいました(→こちら)。
また、行く先々の観光地でこんな解説ボードを見かけますが、この「菅江真澄」という人の事も勉強不足で分からないままでした。
そして男鹿半島を走っていて感じましたが、ここを走る時は北側から下るのではなく、海側の車線の南側から北に上るルートの方が絶景ポイントを探しやすくて絶対良いです。
また、ビューポイントとなる場所には決まって駐車スペースが設けられているのですが、それが北から下るルートだと道の反対側になってしまい、ついそこを通り過ぎてしまって多くの絶景ポイントを見過ごしてしまうのです。
もしまた訪れる機会があれば、今度は逆ルートから攻めてみようと思った次第です。
ガイドマップは旅のお供、事前の下調べも大切と感じた秋田路でした。
この後奥さんの実家の湯沢市へ一路秋田自動車道をひた走り、この日の走行距離は245kmでした。
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弘前から五所川原へと津軽平野を走っていると、行く先々で車窓から雄大な岩木山(標高1625m)の姿を見る事が出来ます。
ゴールデンウィークのこの時期は、頂上に雪を残してさながら富士山の様な風貌となり、岩木山が「津軽富士」と呼ばれるのも納得です。
4月28日朝、大鰐温泉スキー場にあるホテルからその雄大な姿が望め、多くのツァー客や宿泊客が写真を撮っていました。
前日の弘前公園ではあいにくの天気で山の姿を望む事は叶いませんでしたが、この日は空気も澄んでいて、山の稜線もくっきりと見分けられるほどでした。
山から降りてきて国道7号線を北上中していく時も、弘前市内手前ではこんな景色が見られます。
ここからでは頂上の三つの頂が特徴ですが、北上していく内に岩木山の表情は徐々に変化していきます。
国道7号線から国道339号線に入り、五所川原方面へバイパスを走ると板柳町の手前にある「やすらぎの駐車帯」からは、りんご畑と岩木山の姿が見られます。
頂上のとんがり部分の位置が徐々に移動していくのが分かりますが、さらに北側の「道の駅つるた」からの眺めでは、頂上部分は一つになります。
駐車場からは桜とのコラボも。でも電線が邪魔をするのがイマイチでした。
この後五所川原市を過ぎて更に北上を続けると、岩木山はいつの間にか後ろに位動してその姿はバックミラーに映るだけとなりますが、芦野公園から南下すると今度は車のまん前に現れます。
山の頂点も真ん中の方に来て、逆光ぎみの陽光が稜線をくっきりと浮かび上がらせ、個人的にはこの姿が一番雄大でかっこいいと感じます。
撮影ポイントはこの通り、見る角度によって雰囲気は随分変わります。
地元の人達は皆毎日こんな岩木山の姿を見ており、これが「心のふるさと」の風景となるのも分かりますし、日本百名山に選定されているのも頷けます。
宮城県でも山はあるにはありますが、どれも山単体ではなく「連峰」となっているので、ここの様に象徴的に心に残るというものではありません。
その点岩木山は山単独で存在し、その姿はある場所では優雅に、またある場所では逞しくて荒々しくと見る場所で印象が変わり、津軽平野では地域毎に人の気質が変わるとも聞きますが、これもこの岩木山の心象風景が影響しているのかもしれないなどとつい思ってしまいます。
今回の津軽路では、この雪化粧の津軽富士を見られた事が一番の収穫と言えるかもしれません。
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4月28日、ゴールデンウィーク二日目は前日とは打って変わった晴天となりました。
この日は津軽半島を縦断する国道339号線を北上し、青森県第2の桜の名所「芦野公園」を目指します。
途中、五所川原市を走っている時、ふと「立佞武多(たちねぷた)の館」の幟が目に入り、急遽寄ってみる事にしたのですがこれが正解でした。
立佞武多の館はとてつもなく大きな建物でした。
入館料600円を払って中に入ると、そこには20メートルを超える立佞武多の姿が三体。
エレベーターで一気に4階まで上り、そこから周囲をらせん状に周って降りながら立佞武多像を間近で見ていきます。
三体の内、この像は今年取り壊されて新しいのに交代するそうで、この姿を見られるのも今年限りとの事でした。
しっかり歌舞伎のにらみを効かしています。
背中側にも別の顔、取り壊すのが本当に勿体ない。
見学の途中で館内のライトが消え、祭り紹介の映像が始まりました。
館から立佞武多の像が現れる時は、思わずサンダーバードの曲が頭を過ります(笑)。
そして様々な祭りの模様が紹介されますが、祭りの熱気とその迫力は映像からも十分伝わり、見ている内にどんどん本物を見たくなってきます。
五所川原の立佞武多祭りは、ぜひ一度は行ってみたい祭りとなりました。この施設はお薦めです。
※「立佞武多の館」HPはこちら。
国道339号線をさらに北上する事12km、車の流れが急に詰まり始めると道の周りが桜に囲まれ、芦野公園に到着です(駐車場探しが大変)。
公園入口には屋台が立ち並び、その奥に踏み切りの姿が。そこに大勢の花見客が向かっています。
ここは公園内を津軽鉄道が走り、桜の中を走る列車の姿がこの時期の名物となっています。
踏切のお隣には芦野公園駅の姿、大勢のカメラマン達がスタンバってます。
この写真も実は、左右には三脚を構えたカメラマン達がびっしり渋滞の状態で、その隙間から撮らせてもらったものです。
案内看板を見てみると、ここもかなり大きい公園であるのが分かります。
反対側も良い景色、線路沿いに花見する人の姿も多数あります。
あいにく、列車の時間には合わなかったので桜の中を走る列車の映像は撮れませんでしたが、たくさんの桜の姿が見られたのでそれで良しとします。
公園内ではテントを張って楽しむ姿も。ここは絶好の花見場でした。
そしてお隣の子ども遊園にはこんなモニュメントが。おお!
航空自衛隊T-2練習機、まさかこんな所でお目にかかるとは思いませんでした。
調べてみると、この機体は松島基地第21飛行隊に所属していたもので、1994年(平成6年)4月27日にここに展示されたとの事です(→参考)。
ただ正直言って機体の状態はあまり良くなく、コクピットの計器類も皆抜かれていて骸骨状態、風防も汚れが溜まって透明度も落ちていて、展示機としてはちょっと残念な状態でした。
次は芦野公園から一旦国道339号線を戻り、五所川原市手前から交差する国道101号線に入り、日本海に向かって40kmほど走ると「千畳敷海岸」に到着です。
案内板には多くの奇岩が紹介されていました。
浜辺に降りてみると、そこはまさに奇岩の浜辺でした。
「鎧岩」。
「潮吹き岩」、この日は凪で潮は吹いていませんでした。
まるでグランドキャニオンの様な光景。
そしてまさに「千畳敷」の姿。
でも駐車場はさほどの混雑ではなく、GW中でもここは穴場という雰囲気でした。
儲けた気分でもありますが、雄大な自然の風景の割にはちょっぴり寂しい気もします。
千畳敷海岸から日本海沿いに下る事約40km、国道と並行して走る五能線の十二湖駅の曲がり角から山に入って2~3km、そこに「十二湖」があります。
山間の中にひっそりと佇む湖の姿、パーキングに止めつつ見学しながら徐々に山奥へ。
この鶏頭場の池から先は自然保護区となっていて、ここから車は立ち入り禁止となり、徒歩で先を進みます。
ここは秋の紅葉の頃にまた来てみたいですね。
この湖を過ぎると、十二湖で一番有名な「青池」に辿り着きます。
ここにはちゃんと見学台が設けられていて、青池の姿を間近で見られる様になっています。
全部青い。と言うより「藍より青く」。
ここに映る空の青さがここを「青池」と呼ぶのでしょうか。
そして十二湖を後にして能代市の先にある今宵の宿を目指し、ここから60kmの道のりをひたすら走ります。
それにしてもこの国道101号線、走る車があまりに少なくて思わず今日が連休中である事を忘れてしまいそうになります。
車がいない! 走ってるのはうちの車だけ!w
時刻は午後5時10分、海に沈む夕日を撮ろうと途中車を止めますが、今の季節、沈む夕日にはまだ早かった。
そして能代市を過ぎた6時半頃、ようやく綺麗な夕日となりましたがそこは内陸を走っている時。
海辺を諦め仕方なくここで撮影となりましたが、まあ世の中こんなものです。
こうして津軽を巡った連休二日目のドライブは無事終わりました。
本日の走行距離は225kmでした。
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2019年4月27日、史上初の10連休ゴールデンウィークが始まりました。
こんな事はそうそうある事ではなく、また今回はめでたく休みも取れたので、今回からはしばらくGWの備忘録もかねた旅ブログを綴っていこうと思います。
まずは初日の27日は、初体験の「弘前さくらまつり」に行ってきました。
仙台出発は朝の4時半、ひたすら東北自動車道を北に向かいます。
ただこの時は前日まで「寒の戻り」で全国的に冬に逆戻りしていて、東北自動車道では松尾八幡平ICから八戸道に分岐する安代IC界隈は一面の雪化粧となっていて、車は夏タイヤだったので走るのはヒヤヒヤものでした。
この時期、弘前市内の宿はツァー会社に押さえられていると初めから諦め、宿は大鰐温泉に確保し、そこから弘南鉄道で弘前に向かいます。
しかしこの日はあいにくの雨、傘をさしながらの桜見物となりました。
11時過ぎに公園到着、外濠周辺には多くの人の姿、皆お堀の方を向いて盛んにカメラのシャッターを切っています。
お濠には早くも「花筏」の兆候、皆これを狙っていたのですね。
雨のせいか桜の木にはどれも見事な苔の衣装、趣があります。
いよいよ公園内へ。
人出はそれなりにありましたが、雨のせいか連休中とは思えぬほど空いてました。
お濠周辺の桜は見事、これで青空だったらさぞかし映えた絵となった事でしょう。
修復中の石垣も雨のためビニールシートで見られません。修復完了まではかなりの年数がかかりそうです。
移動した本丸の向かい側には新たなお立ち見台が設けられていました。
ここも晴れていたらぎゅうぎゅう詰めとなる所ですが、雨の日のこの日はすいすい列が進んでいきます。
移動した本丸はこの場所、やはり石垣がないと寂しい姿です。
お立ち見台からこの角度で撮れば、晴れていればお城と桜とバックには岩木山というSNS映えする絶景となるはずでしたが、あいにくの天気で岩木山は見えません。
晴れた次の日には、SNSにはきっと多くの投稿があった事でしょう。
それでも中では宮城県の桜名所「一目千本桜」の様な光景も望め、弘前公園の広さを実感します。
出店も数多く、中にはお化け屋敷やバイクサーカスなどもありました。
そして歩いてる内にようやく公園マップを発見。
これを見ると改めて公園の広さが分かります。
桜のトンネル。
樹齢130年を超える日本最古のソメイヨシノの古木、見事です。
お濠には観光船、乗っている観光客も笠をかぶって桜の風情を演出しています。
一日がかりで公園を探索し、宿に戻る頃に外堀に「花筏」が現れ、大勢の観光客が写真に収めていました。
そして、最近SNSで話題のあの場所もしっかりと。
つくづく小雨の天気が恨めしい。
今年初の試みとしてコラボした「桜ミク」、実は4種類あった事はここで初めて知りました。
こういう試みは楽しいし、またぜひ来年もやってもらいたいですね。
こうして桜ミクも無事ゲットし、その広大さを実感しつつ初体験の「さくらまつり」を堪能して弘前公園を後にしたのでした。
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福島市と仙台市では4月5日(金)にようやく桜開花のニュースが流れました。
例年は仕事の都合上この時期は中々動けなかったのですが、今年はたまたま休みが取れたので試しに花見山サイトを見てみると一足先に多くの花が満開となっていましたので、6日の土曜日、8年ぶりに花見山に行ってきました。
当日は車で出かけて市内の渋滞が懸念されましたが、街中から離れた「親水公園」に花見山臨時駐車場が出来ていて、そこから花見山までシャトルバスが出てたのでそれを利用しました。
運賃は500円(帰りは無料)でしたが、バスは次から次と出ていて待ち時間もほとんどなく、渋滞の心配も無いので車の人はこれがお奨めです。
バス停は花見山から離れた観光案内所でそこから少し歩きますが、すでに多くの人達が花見山に向かっていました。
行く道すがらには木瓜(ボケ)の花やレンギョウ・菜の花の畑が広がり、花見山周辺もビューポイントはいっぱいです。
花見山入口にはこんなモニュメントが。60年の歴史があったのですね。
いよいよ登山開始、この日はよく晴れて黄色やピンクの色が鮮やかです。
麓にハートマークが。
ここは多くの人が写真を撮るビューポイントとなっていて、この日(4月6日)の「花見山便り」でも同じ写真が紹介されてます。
でも残念ながらこの日はソメイヨシノはまだ蕾の状態、咲いているのは東海桜や彼岸桜でした。
それでもこの艶やかさ、ソメイヨシノが満開の時はどういう具合になるのでしょうか。
8年前震災の年に訪れた時は満開が過ぎて散り始めた頃、おまけに霧雨が降るあいにくの天気でした。
(2011年4月23日撮影)
今年は良い天気で、これからが見頃です。
(2019年4月6日)
シャトルバス待合所でもらった「ガイドまっぷ」には、花見山の見所の他に「信夫山公園」や「荒川桜づつみ河川公園」など、多くの福島市周辺の桜の名所案内などが載っていて大変参考になりました。
福島はいよいよこれからが春本番です。
(参考)
・「こらんしょふくしま」より『花見山特集』
・「こらんしょふくしま」より『ふくしまの桜スポット』
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