縦深(読み)じゅうしん

精選版 日本国語大辞典 「縦深」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐しん【縦深】

  1. 〘 名詞 〙 軍隊で、戦線に配置された部隊最前線から後方の部隊までの縦(たて)の深さの距離縦隊の場合は最先頭の兵士から最後尾の兵士までの距離をいう。敵に向かって垂直の線をさし、水平の線は正面と称する。
    1. [初出の実例]「突入に引続き通常敵の縦深ある配備を突破するを要するに至るを以て」(出典:歩兵操典(1928)第二七五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android