Marehitoの溺れる魚は鳥かもしれない
2007-02-11T00:15:01+09:00
SpeedPoetEX
欲望と理解力の及ばないところに暗黒がある。そこに輝くのが神である マイスターエックハルト
Excite Blog
スパム
http://birdsing.exblog.jp/6462179/
2007-02-11T00:15:01+09:00
2007-02-11T00:15:01+09:00
2007-02-11T00:15:01+09:00
SpeedPoetEX
お知らせ
<![CDATA[スパムがひどいので、TBとコメント欄を閉鎖しています。最初はTBスパムだけだったんですが、コメント欄も酷いことになってきて、手動で消すのも面倒なので、閉鎖しました。うちみたいな辺境のBlogは実害はほとんどないのですが、閉鎖の経緯を一応説明した次第です。そのうち様子を見て、開放するつもりですが、前のときはエキサイトが対応したんですが、今度はどうなるんでしょう。
最近、松永氏とBB氏が会うとか会わないとかで、少し動きが出てきたみたいですね。ぽつぽつ関連のBlogをのぞいたりしています。「ことのは問題」というのは、一筋縄ではいかないなとつくづく思いました。
]]>
ベットからの風景 テレビ&コミック
http://birdsing.exblog.jp/6389718/
2007-01-26T02:49:00+09:00
2007-01-26T02:51:50+09:00
2007-01-26T02:49:52+09:00
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テレビジョン
<![CDATA[■きついニュース
下痢と嘔吐で仕事を午前中で切り上げる。とりあえずポカリスエットの1.5Lを買い込んで、水分補給だけは確保。どうせ飲んでもすぐ下痢で排出されるのだが、脱水症状だけは避けたい。末期癌の患者が車を前進させたり、バックさせたりしながら建物にぶつけて自殺したというニュースを聞く(妄想?)、本当に嫌な気分になる。体調が悪いと思考能力も意志力も奪われる。自暴自棄になって破滅的な自殺を試みた人の気持ちが、痛切に分かる気がした。フロイトが喉頭がんの末期だった時、思考能力を奪われるからと痛みを抑制する麻薬の使用を最後まで拒絶していたが、最後は屈して使用に踏み切ったというエピソードを思い出す。少し体調を崩したぐらいで、すぐ自暴自棄になってしまう自分は修行が足りないということだろうと思いつつ、体の衰弱に抗するのは平均以上に知性や意志の持ち主でもなかなかに困難なことだろうと改めて思う。
■「笑っていいとも」
一晩くたばっていたので、翌日は多少回復する。嘔吐はどうにかおさまったが、下痢はまだまだ続いている。腹部に違和感。久々に「笑っていいとも」を見る。普通に面白い。タモリ氏の芸はやはり独特で、あの空間における微妙な空気の構成の手法は、他に類例がない。やはり芸としての伝統的な笑いのスクールに属していない人だからだろう。JJおじさんこと植草甚一氏が逝去した時、その膨大なジャズコレクションを一手に買い取ったほどのジャズマニア、まえにライブアンダーザスカイでマイルスにインタビューしていたのを思い出す。やはりタモリ氏の笑いのリズムというか間というのは、ジャズのインプロヴィゼーションに近いのかもしれない。この人の芸こそ、一人一派で、この人が消えればこの世から綺麗さっぱりなくなってしまうものなのかもしれない。この独特の空気感。やっぱりいい。シモをやっても下品にならないのは、やはり「品格」というところか。
■「ハケンの品格」
話題になっていた作品の再放送を見る。いや、おもしろい、というか感心する。実によく出来ている作品。ただこの作品から格差社会だとか、派遣社員の現状だとかの社会的メッセージを読み取りたくはない。「派遣社員」というのは疑似餌みたいなもので今風の感じを出したいだけで、実際にドラマの本質とは関係ない。私的基準では、ドラマにスーパーマンが出てくれば、その時点で「マンガ」という認識。つまり「マンガ的ドラマ」と「ドラマ的ドラマ」で言えば、これは前者。このドラマの主人公は、万能に近い力を持ち全ての難題を最後には解決してくれる。あとはこの主人公を医者にするか、シェフにするか、派遣社員にするか、それだけの話。結局、ディテールの勝負になる。ここで、脚本家の力量が問われるのだろう。脚本家は中園ミホ氏。全く知らない人だったのですが、ウィキペディアでは「少しクセのある女性を主役とした脚本に定評がある」そうで、そのままの感じ。成功していると感じるドラマの条件は、「無駄なキャラがいない」こと。「無駄なキャラクター」が「無駄な演技」と「無駄な台詞」を喋って、「無駄な時間」浪費している時点で、そのドラマはもうだめ。「ハケンの品格」では、主役から脇まで全てのキャラクターがきっちりと立っていて、「いい味」を出している。これだけでも成立していれば、ストーリーに多少無理があっても、十分OK。逆に、これをクリアするドラマはほとんどない、という意味では、このドラマは稀有な作品とも言える。小泉氏は適役、大泉氏は相変らずのモノローグ演技だけれど、巧く嵌っている。加藤氏も、小松氏もみんなそのキャラにあった自然な存在感をかもし出している。これは拾い物かも。
■「百鬼夜行抄15」
楽天に注文していて(すっかり忘れていた)、今市子氏の「百鬼夜行抄」の最新刊が届く。ダウンしているところに届くタイミングを、神様からのお見舞いと解釈して、ありがたく拝読する。一年に一度のお楽しみとはいえ、この漫画を基準に考えると、一年という時間は、私にとって早いのか遅いのか判断に苦しむところ。相変らずストーリーの組み立てが複雑で、ついていけなくなる時が多々ある。まあ、読み返すからいいけど。しかし「鬼の面」とか、ラストが陰惨すぎないですかね。前から感じていたことですが(笑)。ついにTV化決定らしいですね。いまさらというか、この作品がTV化された時のキャスティングは、頭の中で何度も練り直していました(笑)、意外なのは日テレだったこと。この手の作品に目先が効くのはフジと相場が決まっていたのにね。なんか深夜ドラマみたいですね。うーん、だったらアニメでやったほうがよかったような・・・、ちなみに私のキャステイングでは、主役の律にV6の岡田氏、司に香椎由宇氏、開おじさんに阿部寛氏などなど、ありありですか?当然ですよ、特撮にもお金をかけてフジの月9で25%越えを狙うキャステイングだったんですから(笑)
■リプトン
マジックをHPで見ました。あのソーサーの上にカップを立てる、かわいらしいCMのやつです。本当にマジックの種って、知らなくていいことの一つであることを痛感。ああ、明日も休もうか・・・]]>
2ch閉鎖祭開催中とか
http://birdsing.exblog.jp/6329369/
2007-01-13T02:25:10+09:00
2007-01-13T02:25:10+09:00
2007-01-13T02:25:10+09:00
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ニュースやぶにらみ
<![CDATA[
毎度の事ながら、みんな結構動揺しつつ楽しんでいる感じでしょうか。最初の閉鎖騒ぎの時は、自殺者が出たという話もありましたし。
ひろゆき氏的には「時効まで逃げ切る」という腹積もりのようですね。状況に柔軟に対応できる人のようなので、健闘を祈りつつ注視したいと思います。]]>
明けましておめでとうございます
http://birdsing.exblog.jp/6273722/
2007-01-01T02:45:20+09:00
2007-01-01T02:45:20+09:00
2007-01-01T02:45:20+09:00
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未分類
<![CDATA[ 今年もゆるゆる、がっつり行きましょう。]]>
I call on you not to hate because・・・
http://birdsing.exblog.jp/6267473/
2006-12-31T01:06:38+09:00
2006-12-31T01:06:38+09:00
2006-12-31T01:06:38+09:00
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ニュースやぶにらみ
<![CDATA[国家と国家の関係を、難しく考える必要はないのかもしれない。この世界を単純にマフィアのファミリー同士の抗争と考えれば、全てが自然な事のように思える。時には思いきり単純化したほうが、状況の本質に迫れる場合もあるだろう。
そして、ここに一人の「ドン」が死んだ。そういう風に解釈すれば、この死の孕む衝撃を、可能な限りその瞬間の強度のままに、歴史という織物の中に織り込んでいけるような気がする。何も不自然なものをコーティングすることなく、出来事の到来する生々しさ、そのままの形で。
]]>
予想GUYすぎ(笑)
http://birdsing.exblog.jp/6240402/
2006-12-25T02:13:00+09:00
2006-12-25T02:14:15+09:00
2006-12-25T02:13:28+09:00
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テレビジョン
<![CDATA[ スタッフ、出演者のみなさん、乙カレー^^]]>
週刊金曜日とシャーロック・ホームズ
http://birdsing.exblog.jp/6202390/
2006-12-17T01:34:00+09:00
2006-12-17T01:40:56+09:00
2006-12-17T01:34:44+09:00
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ニュースやぶにらみ
<![CDATA[■週刊金曜日の皇室をコケにした寸劇
Q:うーん、これどうなんでしょう。
M:「下劣」と言われてるいけど、それも違うような・・・
Q:どう違うんですか。
M:いや、「ホームレスは貧乏」って言葉に感じる違和感と同じかな(笑)、社会人というのはそれなりに生きて、「金持ち」になったり、「貧乏」になったりするわけで、社会自体からドロップアウトした人たちに、そういう概念はあてはまらないでしょう。「下劣」というよりも「痛い」感じに近い。ただ「週刊金曜日は痛いよね」とも言いたくない。そうした発言そのものも「痛い」感じになってしまっている。そのくらい「痛い」(笑)
Q:その「痛さ」を展開すると?
M:つまり、トレードオフ関係が成立していない、というのとも違うか・・・、つまり、皇室というのはどう評価しようとも、今の日本において、有形無形の様々な作用を及ぼしている。で、本田勝一氏や佐高信氏、矢崎泰久氏が主張するように皇室が廃止されたとしたら、その喪失によって生まれる巨大な空虚みたいなものを埋められるだけのものを彼らは提供できるのか、という問題が生じるはずなんだけど、それは多分、無理なんだね。何故なら、釣り合ってないんだよね、皇室と週刊金曜日グループでは。
Q:釣り合っているかどうかの問題なんでしょうか?
M:シャーロック・ホームズ氏が拳銃の弾痕で壁にビクトリア女王のイニシャルを書いたというエピソードがある。一種のテロだよね、想像上の、悪趣味だし(笑)もし明智小五郎が自宅の壁に銃を撃ちまくって、弾痕で「裕仁」と描くところを想像すると、どう感じる?驚くべきことでしょう?でもホームズなら釣り合っているから許される。
Q:シャーロック・ホームズは架空の人物ですよ。
M:そうだけど、もしホームズが探偵業を廃業した後、政界に転身し、首相になって王室を廃止を目指したら、十分「あり」だったと思う。最盛期の小泉純一郎氏が皇室廃止を目指して、日本を根本的に作り直す、みたいな方向を目指しても、自分的には違和感がない、何故なら「力」が拮抗しているからね。でも、週刊金曜日グループには許されないと思う、その資格がない、というか、まさに「格」が釣り合っていないから。
Q:だったら、皇室批判は限られた人以外タブーということになりますよ。
M:批判はいいんじゃない。問題はその批判そのものの「目線のベクトル」だよ。週刊金曜日の小芝居は明らかに目線が上から下、つまり皇室を見下している。この芝居が何故、ネットで炎上したのかといえば、「目線のベクトル」の違和感がトリガーになっていると思うよ。だって、これがもし、格差社会でサラリーマンがリストラされて自殺して、その一方、おいしいものをたらふく食べている「さる高貴なご一家」、みたいなベタな皇室批判の芝居だったら、ニュースにならなかったでしょう。ああ、またバカサヨがなんかやってるよみたいな感じで。
Q:うーん。
M:つまり、皇室批判を目線でグルーピングすると、下から上が「ルサンチマンタイプ」の批判。同等なのが「同情偽装タイプ」の批判、今回のタイプは上から下の「見下し嘲笑タイプ」の批判になる。
批判というのは「非対称性」の問題から出発する場合がほとんどだから、「ルサンチマンタイプ」がスタンダードなんだよね。「奴らたらふく、俺たちハラペコ」みたいな(笑)「同情偽装タイプ」と「見下し嘲笑タイプ」は批判する主体の批判対象との間の関係性が適正であるかどうかが、微妙にクローズアップされてくる。例えば、「天皇はかわいそう、職業選択の自由もないなんて、同じ人間なのに、だから天皇制を廃止して、皇室の人たちを自由にしてあげましょう」というような、一見「同情」しているように偽装しつつ皇室廃止へ誘導しようとするような人たちがいるけど、そういう人たちに対して、感じる違和感というのは、まさにそこにある訳で。
Q:「お前何様のつもり?」みたいな。
M:そうなんだけど、彼らの前提には、「人権思想」みたいなのが共有されているはずだ、というのがあるんだろうね。日本は民主主義だから私が天皇に対して対等に口を利いたり、同情したりしてもいいはずだ、同じ人間なんだし!みたいな無言の「脅迫」があって「お前何様のつもり?」という違和感を「抑圧」している訳だよね。私は、人間は平等だとは思わないし、人権なんて「商法」みたいなものだと思ってるから、その恩着せがましい「同情」って嘘っぱちだろ、天皇も君みたいなレベルの人間に同情されて不快に思っているよ、って言うと思う(笑)基本的に、他人に同情するということは、傲慢で失礼なことかも知れないという感性が、欠落しているところが個人的にとても不快。
Q:うーん。
M:で、それよりもさらに酷いのが「見下し嘲笑タイプ」になるわけだけど、これは本当に「お前は何様なの?」というのが心置きなく言えて楽しいよね(笑)
Q:その人の立ち位置が、わからないと。
M:多分、自分達は「特権的な知識人」で天皇制などという「非合理的」で「原始的」なものにしがみついている愚民と天皇を嘲笑することが許されているはずだ、いや、その嘲笑によって彼らの自覚を促すのだみたいな、自分の仲間内でしか通用しない妄想が立ち位置になっているんじゃないの(笑)
Q:でも、さっき週刊金曜日グループを「釣り合っていない」という評価も「見下し嘲笑タイプ」ですよね。その立ち位置も妄想じゃないですか。
M:それはそう(笑)。でも、妄想か妄想でないかを決めるのは「数」の問題だから。週刊金曜日のグループを「痛い」と感じる感性と、皇室を愚弄したり、子供の人形を放り投げたりすることが「進歩的」だと感じる感性では、後者の方が少数でしょう。
つまり私のコメントは時代の空気に生じている、価値観の光学的な偏移をできるだけ正確にトレースしようとしているだけ、という部分もあるし、同時に週刊金曜日のような人たちの「愚劣さ」が、ある種の「普遍性」に到達してしまっているという部分もあるということだよね(笑)、そしてああした確信犯的な演劇にコミットしておきながら、取材されると逃げまくるという時点では、右左関係なく「人間」として「痛い」ということだよね。そしてこのブログはその痛さの構造を少しだけ分析しようと試みました、ということなんだよ(笑)]]>
今さらながらの、いじめ問題
http://birdsing.exblog.jp/6183695/
2006-12-13T00:52:00+09:00
2006-12-13T00:55:04+09:00
2006-12-13T00:52:42+09:00
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ニュースやぶにらみ
<![CDATA[■「いじめ事件」は新しい?
Q:最近は更新も滞っていますし、そろそろ再開しないとまずいですね。
M:「ブログの死」ってのが話題になっているらしい、なんか、ある期間すぎて更新がないとそのブログはもう永眠らしい(笑)
Q:客観的に見たら、まんまそうじゃないですか。
M:これについては何か言いたい、ってのがあまりない。というか、なんだかよく分からなくてコメントしようがないよね。いじめ事件とか・・・
Q:昔からある事件だろ、ということですか?
M:いやー、どうなんだろう。ここで「いじめ事件」が凄くクローズアップされている文脈が今一掴めない、ということなんだよね。だから実は「いじめ事件」それ自体が、別の何かの「隠喩的変換」を受けたものなのかな、と思ったりもする。
Q:つまり、過去にあった「いじめ」事件とどういう違いがあるのかわからない、ということですかね。
M:それもそうだし、なんか、「格差社会」の文脈と見えないところでつながっているのか、あるいは「つなげよう」としているのか、そうした政治的な意図があるのかなという気もするし・・・
Q:ニュース23の筑紫哲也氏が、自殺の連鎖とマスコミの過剰報道の関連性の指摘しました。
M:遺書の公開とかね。筑紫氏が「みのもんたつぶし」に「いじめ事件」を利用したと言う指摘もあるけど(笑)
Q:総数として子供の自殺が増えているのか、という問題もありますね。
M:「ニート」の問題もそうだけど、新しい枠組みで問題化しきているのかね。いじめが「陰湿化」しているという指摘もあるけど、じゃあ「陰湿」じゃない「いじめ」はあるのか、「陰湿」じゃなきゃ「いじめ」ていいのかという問題もある。
■子供の自殺と大人の自殺
Q:しかし子供の自殺というのは、抑止したいですし、いつの時代でも注目されていい問題だと思います。
M:そうだね。でも、オヤジの自殺も抑止したいよね。いじめ自殺のあった学校の校長が、首吊り自殺したよね。前の日の記者会見をテレビで見たんだけど、頬がピクピクしてて、あら、やばいなーと思ってたら、案の定自殺してしまった。記者会見場が吊るし上げの現場になってる。確かに定期的に締めなきゃいけないとは思うし、教育現場の怠慢は万死に値するとは思うけど、人間は神のように万能でないのも事実。
Q:教育現場の無責任さも、火に油を注いでいるようですね。
M:分かるんだけどね、気持ちは。でも「いじめ」という枠組みで思考しても、この問題に解決はないような気がする。
昔、クラウゼヴィッツが「戦争」を「政治の延長」と位置付けた時、それが正しいかどうかは別として、「戦争」に対する思考が新しい次元に向けて開かれたのも事実でしょう。「いじめ」という問題もそうした枠組みを超えて、より広い思考空間の中に位置付けるための思い切った関連付けの作業が必要とされているような気がするね。そうじゃないと、結局、教育現場における強権的措置の発動は是か非か的な議論だけで終始してしまう。確かにそれも対処療法的には、当然考えなければならないことだけれど、それだけだと貧しすぎるしね。
Q:どう関連付けますか?
M:まあ、いろんな切り口があるからね。正直、強く主張したいと思うことがない(笑)。強いて言えば、亀田興毅氏が、自分もいじめられている、みたいなコメントを出していたけど、確かに「バッシング」と「いじめ」との関係も掘り下げてみると面白いかもね。20日に試合だ。「きっこの日記」と同じで、叩かれてもとりあえず一定の反響を引き出せれば、ゲームに勝ったようなものだ。話題になることが重要というのは、何時の時代にも変わらない。]]>
顔を探して 甘粕正彦氏
http://birdsing.exblog.jp/5941540/
2006-10-28T00:44:00+09:00
2006-10-28T02:41:33+09:00
2006-10-28T00:44:29+09:00
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顔
<![CDATA[ 甘粕正彦(1891年1月26日 - 1945年8月20日)
イメージ検索などが簡単にできるようになったので、興味のあった人物の写真を探してアップすることにしました。第一回は甘粕正彦氏です。「昼の満州は関東軍が支配し、夜の満州は甘粕正彦が支配する」と言わしめた人物ですが、そのイメージからは考えられないほど、柔和で繊細な表情をしています。実にいい写真ですね。]]>
前原グループは離党すればいい
http://birdsing.exblog.jp/5937085/
2006-10-27T03:17:23+09:00
2006-10-27T03:10:39+09:00
2006-10-27T03:10:39+09:00
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政治
<![CDATA[■終わりの始まり
繰り返し「不可逆的な解党過程」にあると言ってきた民主党が、補選で二敗した。別段驚くべき結果ではないし、元キャバ嬢が当選したようなサプライズも起きようのない地味な選挙であった。「羊と狼」で触れたことの逆のことが民主党では起きている。それは、小沢氏における「乖離」として顕在化している。つまり、小沢氏は「羊」であるにもかかわらず、「狼」として扱われ喧伝されている。映像で見る小沢氏は明らかに「病人」であるし、なぜ病人を党首としてかつがなければならないのか、理解に苦しむ。そういうふうに自分自身を騙すしかない民主党の状況は、それだけ悲惨であるということになる。
■時代錯誤にぶれすぎて
ポスト小泉的な政治状況において、小沢氏はあきらかに時代錯誤な政治家である。ほとんどの人間がそれを理解しているはずであるし、当然民主党の内部にもそれを理解している人間はいる。小沢氏の自民党との対決路線は、失笑を買っている。この状況において、右斜め上に行くならともかく、左斜め下を行っているのはなぜなのか。田中真紀子氏や田中康夫氏と組もうとすること自体、政局のため、つまりその他の弱小野党と共闘するための、広くて浅い左よりのコンセンサス作りなのだろうか?しかしレゾンデートルをなくし、消滅しつつある野党に擦り寄ってく舵取りは、参院選における民主党の末路をすでに予感させている。
政権交代がなくても、日本は変えられるし、それ以前に民主党に政権交代は無理 ■沈み始めた泥舟
小沢氏が党首に就任して以来の様々な発言や行動に対して、そこに全てを集約させて、一枚岩であることをアピールしていこうとする執行部に対して、自分までバカだと思われるのはたまらないとばかりに、前原氏が周辺事態法がらみで異議を唱え始めた。気持ちがわからないこともないが、下らないパフォーマンスにしか見えない。もともと自分が党首だった時ですら、党内をコントロールできなかったにもかかわらず、いまだに党内にとどまってゴニョゴニョ言うくらいなら、とっとと離党して、新党を結成すればいい。すでに誰が見ても民主党が沈みつつある、泥舟であることは明らかだ。来年の参院選で大敗を喫した後、再び前原グループで党内をまとめ上げる深謀遠慮でもあるのだろうか?前の失態でとりあえずなりを潜めることにはしたが、小沢氏や執行部がバカすぎるのでとりあえず声だけあげておいたと言うなら、行き当たりばったりすぎる。
■新たな保守党を目指せ
前から何度も、「二大政党制」が幻想に過ぎないことは指摘してきた。前原グループはとっとと民主党を離党して、自分たちの旗をより鮮明に掲げるべきだろう。自民党の執行部が郵政反対派を復党させるようであれば、小泉チルドレンも離党して前原グループと合流し、新時代の保守党を目指して見るというもの面白いだろう。何かそういう流れを、この停滞した政治状況において仕掛けてくれないと、退屈すぎてやりきれない。どちらにしても、やるなら年内だ。来年ではもう遅い気がする。]]>
きっこのモンタージュR きっこ氏の1勝1敗
http://birdsing.exblog.jp/5920596/
2006-10-24T03:33:00+09:00
2006-10-27T03:12:47+09:00
2006-10-24T03:33:18+09:00
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政治
<![CDATA[■株価操作には成功するも、補選では影響力ゼロ
Q:本の出版から藤田氏の記者会見と、また盛り上がりつつある「きっこの日記」ですね。
M:株価操作疑惑が再燃する形になったね。また藤田氏の「告発」を安倍政権への批判に結び付けて補選まで引っ張りつづけたけれど、政局に対する影響力はほとんどないことが実証されたね。
Q:影響力が限定的であったと。
M:株式市場に対する影響力は維持されているけど、政局までは届かないね。まあ、最近では一番がんばったほうじゃないのかな。
Q:藤田氏の告発をどう見ますか。
M:特にないかな。多分、「きっこの日記」が大騒ぎしなければ誰も注目したかったんじゃない。
Q:その後の首相官邸突撃パフォーマンスもありました。
M:ノイローゼだよね、彼(笑) ■張るものがないので既出のネタをはっときます。
Q:まあ、「既出ネタ」ということもありますからね。
M:かってのきっこ氏の共犯者で、最初の耐震強度偽装疑惑でコラボレートした、民主党のまぶち議員が、すでに国会質疑で取り上げたって自分のブログで書いている。それを「爆弾」だとか言って力技で「新事実」みたいにしちゃう、なりふりかまわない感じはおもしろい(笑)それに今度は、かなり「動員」かけた感じはするね。各方面に(笑)後、関係ないけど松永氏の写真がアップされていて、なかなかかっこよく撮れていたね。眼鏡外すと、美学者の谷川渥氏そっくりだったんで、ちょっと笑ったよ(笑) ■「予言の自己成就」による「株価操作」
Q:今回は「アパ」違いじゃないですか。
M:同じことでしょう。記者会見で「爆弾」が炸裂する!みたいに煽りまくっていたからね。「爆弾」でもなんでもないものを、「爆弾」だ「爆弾」だと騒いで、「爆弾」にしちゃうアジテートの仕方は、まさに「予言の自己成就」だよね。その記者会見で、「アパ」を「アパマン」と錯誤して株価が動くのも、それこそ「想定の範囲内」でしょう。多分、藤田氏からメールをどう利用しようか頭をひねったんだろうね。記者会見に注目を集めさせれば、「アパマン」が動くと予見した。それは的中した。
Q:「風説の流布」になりますか?
M:微妙だよね。事前に内部情報を入手と言う意味では、「インサイダー取引」に近い感じもある。ただ内部関係者ともいえないし、「風説の流布」と「インサイダー取引」を足して二で割って、リスキーな要素をギリギリ殺いだような感じかな。なぜなら、アパが耐震偽装をしているという事実は実証されている訳ではないし、それを告発しているのはきっこ氏ではなく藤田氏だ。今回は「アシスト」に徹して、サイバーファームの時の二の舞にならないように注意しつつ、おいしいところだけ持っていったというところじゃないだろうか?すごくスマートなやり方だよね。
「きっこの日記」が何故「アクセス乞食」とか叩かれながら、話題作りに必死なのかというのは、株価操作という観点から考えれば意外にすっきりするんだよね。つまり、株価操作のために株式市場に対する影響力を維持し続けなければならないからだ、と考えた方がいい。「きっこの日記」が、組織的な株価操作を行うため、定期的に「風説の流布」を産出・流通させるための「メディア」であるというフレームで観察すれば、提供される陰謀論の真偽よりも、どの会社の株価を操作しようとしているのか、その一点の方がはるかに重要になる。
Q:仕手とは違いますか。
M:全然違う。あれは、すでにマネーゲームに組み込まれている。「きっこの日記」は100年後ぐらいに、ネットのペテン師列伝みたいな本が出たら、陰謀論による株価操作という手法を開拓した記念すべきサイトとして、大きなページを割かれるかもしれない(笑)
■ニューカマー
Q:江川紹子氏が今度の1件に絡んできたという情報を、「あqwせdrftgyふじこ」さんからいただいていますね。
M:個人的には意外だけど、いろいろあるようだね、裏では(笑)ちょっとそのエントリーを読んでみたんだけど、藤田氏を簡単にヒーロー扱いしているのに、唖然としたよ(笑)「最初に偽装発覚を見破ったのは自分達の会社だ」と主張してきたが、実際は別の設計会社からの指摘で偽装を認識していた。設計会社の社長がことの経緯を正すように求めると、藤田社長は「電車に乗るときはホームの端を歩かないほうがいいぞ」と脅しともとれる発言をしていたことが4月30日の報道で明らかになった。これはウィキペディアからの引用だけど、この事実一つとっても、実は最初は偽装隠蔽の側だったが、第三者に指摘されて、隠しきれないとみるや、最初に偽装を告発した勇気ある人間の振りをして「お目こぼし」にあずかろうとした、変わり身の早い人間に過ぎないんじゃないのか、という「疑惑」がある人物でしょう。どうしたら、簡単にヒーロー扱いできるのか理解に苦しむ。このあたりの江川氏の単純さに、彼女のジャーナリストとしての限界を見ることも可能だろうね。
Q:勝谷氏も「きっこの日記」に絡んできていますね。
M:この人も「きっこ疑惑」に名前のあがった人だし、なんかリストから外しがたいよね(笑)、今回は民主党の補選に利用しようと、ただ乗りっぽい感じだったけど、やはり空振りだった。ネットの政治に対する影響力は、過大評価されすぎているような気がするし、再検討したほうがいいと思うよ。
「STOP STOP 破防法」、「STOP コイズミ」と来たから、次は「STOP 共謀罪」あたりのバーナーを作って配布すればいいのにね(笑)
Q:てんこもり野郎氏の「アンチキムチ団」でも、取り上げられていますね。
M:てんこもり野郎氏は最近のエントリーで坂本龍一氏を批判していて、とても共感できたよ(笑)何故なら、前から、きっこ氏と坂本龍一氏は「電波」の波長がピッタリ合っているような気がしていたからね。きっこ氏が共闘を持ちかけたら、意気投合しそうだよ、そうしたら「きっこの日記も」ワンランクアップで株価操作もよりスムーズにできるようになるはずだよ、まじ、お勧め(笑)]]>
羊と狼
http://birdsing.exblog.jp/5880453/
2006-10-17T00:19:49+09:00
2006-10-17T00:19:49+09:00
2006-10-17T00:19:49+09:00
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一人で思うこと
<![CDATA[ 人間にとって、羊は食うものであり、狼は食われるものである。この区別は絶対的であり、誤認は許されない。「ボタンの掛け違い」ではすまない。しかし現実の歴史では、この掛け違いえは頻繁に起こる。頻繁に起こるというよりも、「掛け違い」こそが歴史を動かしているという解釈も可能かもしれない。そしてそれは半ば「意図的」な掛け違いなのだ。
つまり、狼を羊だと「思い込みたい」人たちがいて、狼がその提案を飲めば狼は羊として扱われる訳である。「君がこうしたふるまいをしてくれれば、我々は君を羊として扱おうと思うが、どうだろう?」ということである。提案する側にその必要があり、狼はその提案を飲むことにメリットを見出す場合、両者は協調して「茶番モード」に突入する。
そしてその瞬間から、狼は羊として扱われることになる。しかし、注意すべきは、狼が羊になったわけではない、ということである。さらに注意すべきは、狼と羊の二重性と、その隠蔽による「乖離」は、遅かれ早かれ必ず破滅的な調整局面を向かえ、そして羊は再び狼として状況に回帰してくる、ということなのだ。
もしそうであるなら、狼を羊として扱うのは、モラトリアムにすぎない、という認識を持たなければならない。もしそういう現実的な認識を持ち得ないのであれば、あるいはその必要性がないのであれば、それは狼を一方的に利するだけの徒労に終わるだけであり、無意味以外のなにものでもない。
だとするならば、さっさと雌雄を決するべきである、と私は思う。しかし、歴史は決してそうした直線性とは無縁に、迂回に迂回を重ねて最終的に逃れようのない局面へ到達するようにできているらしい。歴史は余すところなく、全てを飲み込み咀嚼する、一個人の視点からは無駄以外のなにものでもないファクターも、歴史にとっては十分に迂回して回収する意味があるのだろう。人間は逆立ちしても、そうした視点を共有することが出来ないのかもしれない。]]>
きっこのモンタージュ リターンズ プロレタリア文学としての「きっこの日記」
http://birdsing.exblog.jp/5833499/
2006-10-09T03:58:00+09:00
2006-10-12T00:30:46+09:00
2006-10-09T03:58:33+09:00
SpeedPoetEX
ニュースやぶにらみ
<![CDATA[■『きっこの日記』が出版される意味は?
Q:松永氏が復帰しました、『きっこの日記』も本になりますね。
M:松永氏は復帰したようだけど、ちょっと方向性が見えにくい展開だね。『きっこの日記』が本になるということだけど、どういう意味があるのか分からない。
Q:本を出版することで「一気にメジャーにブレイク」というのもある訳ですが。
M:それもそうだけど、きっこ氏のような中途半端な有名人は本とか出版すると、「一丁あがり」になるパターンも多いと思うけどね。神秘性が消えて、一気に飽きられるリスクのほうが高いと思うけど。
Q:何をどこまで書くか、にもよりますね。
M:つまりさ、ネットで読めるものを本で出す意味があるか、という問題もあるし・・・
Q:電車男はどうですか?
M:あれは一貫したストーリーがあるから、小説として出版する意味はあると思う。でも、「きっこの日記」はネタの鮮度が勝負でしょう?過去のスクープでもまとめるのかね?でも全部嘘っぱちなんだから、そもそも「スクープ」なんてないわけだし・・・。新ネタでも仕込む?
Q:それをやると、ネットのほうの「きっこの日記」の意義がなくなるような・・・
M:芸人が本を出すというパターンがあるでしょ?ネタを本として出すグループと、小説みたいに別の方向に振るグループがある。前者がヒロシ氏、鉄拳氏、長井秀和氏、後者が劇団ひとり氏、品川庄司の品川氏と分かれる。本は両方ともそこそこ売れるんだけど、前者は何故か消えつつある、逆に後者は芸人なのに小説書いて、別の才能を示したということで、タレントとしてランクが上がっている。だから、きっこ氏は単なるネットの延長線上でネタを本にすると、消えるほうのレールに連結してしまうような気がするんだよね。もうひとひねり加えるたほうがいいんじゃないかな。思い切って、「きっこのスーパーヘアメイク」とか、そういうほうに振った方が、長いスパンで考えると良かったのかもしれない、ヘアメイクでもなんでもない人間がヘアメイクの本を出すというのは画期的だからね(笑)
Q:「きっこの日記は無料です」というのも、今は空しく響きますね。
M:サプライズとしては、「病気」の「お母さん」が死んじゃって、お墓を建てたいので、印税で建てることにしました、みなさんごめんなさい、みたいな「衝撃(笑劇)」の告白があるとおもしろいけどね(笑) ■「きっこの日記」と暴力団
Q:「きっこの日記」はマスメディアに対するあるレベルでの影響力を確立したように思えますね。今後もそうした影響力は維持されるとかん考えますか。
M:多分苦しいんじゃないかな。例の沖縄の野口氏「怪死事件」にしても、耐震強度偽装疑惑にしても「きっこの日記」がミスリードした先には何もなかったからね。マスコミもバカじゃないから、もう「きっこの日記」に対するそれなりの見切りはしてるんじゃないかな。
Q:ジャーナリズムや民主党(馬 淵 澄 夫氏)と、UGの怪情報を接続する、ハブのような役割を果たしてきたということになりますか。
M:暴力団と組んでの株価操作疑惑については前にも触れたけど、野口氏「怪死事件」の時でも、「サイバーファーム」やら「ゲインウェル証券」やら、事件とは何の関係もない企業名を出して、メディアやネットを大混乱させたのは記憶に新しいね。最初は何か深い部分でつながりでもあるのかとマスコミを右往左往するけど、結局何も出てこない(笑)
Q:それも暴力団がらみですか?
M:もし、暴力団と連携しているのだとしたら、暴力団が実際に何か事件をおこした時、そこから目をそらさせるためのもっともらしいデマゴギーを流通させる、情報操作の機能も「きっこの日記」は果たしているということになるね。株価操作を目的とした情報操作・情報撹乱のためのサイトであると考えることもできるね。
「きっこの日記」の「歴史」を振り返ってみれば、一言で言えば「嘘まみれの垂れ流しエントリー」であることがはっきりしている。読者をミスリードすること自体を目的としていることは何度も指摘してきたけれど、もし仮に、きっこ氏が「真実」なんてものにアクセスすることができる立場にあるとするならば、「真実」を「明らかにする」いうよりも、「隠蔽する」方に「熱心」だったと解釈するしかない。問題はなぜきっこ氏は事件の真相を「もみ消す」方に「加担」することに「熱心」なのかということだけど、そこにこそ「巨大な闇」があるとしかいいようがないね(笑)
■「きっこの日記」はプロレタリア文学か?
Q:「きっこの日記」は「文学」なんですかね?
M:「広義」の意味で「文学」にカテゴライズしていもいいと思うよ。
Q:「広義」の意味でですか・・・
M:例えば、100年後に現代を振り返ったとしたら、2chも「きっこの日記」もある種の大衆文学の一つとしてカウントされていると思うし、2chはまさにその時代がどういう時代であったかを知るための途方もなく価値のある資料になると思うね。まあ、100年後にも2chが存続している可能性は十分あるけどね(笑)
Q:「文学」といっても色々ある訳ですが・・・
M:前からぼんやりと考えていたことなんだけど、なぜ松永氏はきっこ氏や泉氏にあれほど執拗に「貧乏」をアピールさせようとしたのかと、という謎についてなんだけど。
Q:ふむ。
M:ずいぶん前のことで、うろ覚えだから正確ではないんだけど、評論家の平岡正明氏が小説家の五木寛之氏を「階級なき社会における、プロレタリア作家」と評したことがあって、非常に的確だと感心したことがあった。
Q:何の関係が?
M:松永氏の伝記みたいなのを少し読みながら、きっこ氏の必死の貧乏アピールの謎を重ね合わせて考えてみたんだけど、これって一種のプロレタリア文学を志向しているんじゃないのかと思ったのよ。つまり松永氏もまた「階級なき社会における、プロレタリア作家」なんじゃないかと、ふと思ったんだよね。まあ、考えてみると河上イチローの頃から、そうなのかもしれない。
Q:「きっこの日記」は「蟹工船」ですか(笑)
M:松永氏はまず「メディアの階級性」に着目したんじゃないかと思う。そう考えると、戦略なのか、という話になっちゃうんだけどね。本気半分、戦略半分という感じだろうか。
メディアの階級性という観点から考えると、マスメディアに対して、ネットやネットジャーナリズムというのは「対抗メディア」として機能しているわけだよね。例えば2chの歴史的意義はなんだったのかと問われれば、マスメディアを完全に相対化したということに尽きる。多分、松永氏はネットやネットジャーナリズムをマスメディアに対して「負け組み」や「下流」の「異議申し立て」の「声」を反映させる「メディア」と規定しているんじゃないだろうか、と思ったんだよね。そうした規定を前提として、「負け組み」の「代表」であることを、「貧乏」というスティグマによって、きっこ氏に付加して、表象しようとしたのじゃないだろうか?
Q:つまり、擬態である、と。
M:「きっこの日記」におけるきっこ氏の貧乏アピールは、階級を実体化させることを目指している。そこでは「巨大な闇」が広がっていて、人々は抑圧され、支配され、搾取されている。きっこ氏や「負け組み」の人々が貧乏で恵まれない生活を送っているのも、「巨大な闇」が政権の中枢と結んできっこ氏や「負け組み」の人々を抑圧しているからなんだよ。だから、貧乏である「あたし」と同じように貧乏な「読者」は「同志」であり、「あたし」の声は「読者」(負け組み・下流)の声であり、「あたし」きっこは、みんなの兄弟であり姉妹であり、仲間であり、「あたし」こそがみんなの代表であり、みんなの「声」を代替できる存在なの、と言いたいんじゃないかな。
Q:きっこ氏の空気感は、確かになんとなしに学生運動の匂いがするんですよね。
M:そういう視点から見ると「きっこの日記」は「革命」のための「文学」なんだよ。階級を実体化させた上で、敵を実体化し、民衆を先導し、巨大な闇を撃つ。最終的には革命までいく。松永氏は河上イチロー時代からのデマゴギーによるアジテーションを、「きっこ」という、漫画チックで薄っぺらなキャラクターを媒介として、流通させることが今という時代に一番適していると考えたんじゃないだろうか。
だから、メディアの表向きの顔が誰を取り込みたいのか、というターゲティングの問題になるよね。そこでまず、疑問に感じるのはきっこ氏が必死で貧乏アピールのパフォーマンスを展開している時、そこに自分を重ね合わせていく人ってホントにいるのかな、ということだよね。あの貧乏話は、ほとんどが嘘話で出来ている「きっこの日記」の中でも特に「嘘臭い」気がする。
考えてみると、こういう「やり口」って、新興宗教団体が生活保護を受けていたり、重い病気の人とかを集中して信者に取り込んでいくやり口と似ているんだよ。「貧乏」と「病気」って、新興宗教にとって最大のお得意さんでしょ(笑)きっこ氏は「貧乏」で、お母さんは「病気」な訳だけど、なんかあざとすぎだよね(笑)
Q:でも、格差社会では「階級」はリアルに実体化しつつあるんじゃないですか?
M:でも、ホントに格差社会なのかね?ジニ係数とか数字上はそうなるけど、これは議論の分かれるところでしょう。「少子高齢化」である以上、雇用状況は不可避的に改善されざるを得なくなるから、やがて雇用市場はバブル時代並みの売り手市場になる。そうした状況になれば、「格差」というのは「実感」という意味では消失していくんじゃないかな。だから、「格差社会」のリアリティはここしばらくの間はマスメディアの「ネタ」として垂れ流されていくけれど、長くは持たないという気がするけどね。ま、分からんけど。
Q:では、きっこ氏の貧乏アピールは不毛なパフォーマンスであると?
M:やっぱ、ずれているんじゃない?松永氏が取り込みたいと狙っているターゲットと、「きっこの日記」を本気で反応しちゃう読者とは重ならないと思うけど。
Q:「貧乏」や「病気」や「負け組み」とは関係ない。
M:強いていえば、「きっこの日記」で「釣れる」階層というのは、経済的な意味での「階級」というよりも、植草氏は痴漢をしていない、陰謀に巻き込まれているだけだ、と本気で信じちゃうような人たちだよね。でもそれって、メディアの階級性とは本質的に関係がない。
Q:じゃあ、きっこ氏は今後どんな階層に、擦り寄っていくべきなんでしょうか。
M:やっぱり、それは「ムー体質」な人たちじゃないのかな、「シャンバラ」とか「シリウス」とかそういう方向で話を膨らましていった方が、よりコアな層にヒットするし、長持ちするし、最終的にオウムに統合しやすいと思うんだけどね(笑)]]>
お疲れ様^^
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2006-09-27T02:17:30+09:00
2006-09-27T02:11:21+09:00
2006-09-27T02:11:21+09:00
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政治
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伝統の力を感じます
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2006-09-21T02:29:00+09:00
2006-09-21T02:29:31+09:00
2006-09-21T02:29:06+09:00
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テレビジョン
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■2chで拾った、安倍総裁誕生の瞬間の各テレビ局]]>
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