京都カワセミクラブblog

京都で野鳥や街の写真を撮っています。

鴨川下流、護岸のキジ

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 鴨川の下流域で、キジに出会いました。去年の6月末以来、1年ぶりです。

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 草の茂った岸辺を、ゆっくり歩いているところでした。大きな鳴き声を上げることもなく、羽根を羽ばたかせてホロ打ちをするわけでもなく、いたって静かな出会いでした。

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 鴨川の下流域は、長い間、護岸工事が続いていましたが、ここ最近は、ショベルカーやブルトーザーの姿はありません。一旦、工程が達成できたのか、今は静かな岸辺です。立入禁止の札や柵もなく、自由に入れるようになりました。
 但し新しくなった護岸には剥き出しの土の部分が多く、まだ工事が完成したようには見えません。地面がまだ柔らかく、地盤が乾燥するのを待っているのでしょうか。

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 鴨川の流量を増やす目的で工事が行われていたと思います。この辺りは水辺が池の様に広がっていました。
 増水対策でなされた工事ですが、上手く魚や水生生物、水草などの生き物が根付いてくれれば、沢山の野鳥が見られる場所になるかもしれません。

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 この辺りは元々、キジやヒバリといった鳥だけでなく、キツネなどの野生動物もいます。
 ここにテニスコートやグランド等、人間向けの施設を作って、野生の生き物を追い払う事のないように願います。

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 その後、キジは草場から出てくることはなく、静かに川の方へ去っていきました。もう少しちゃんと姿を見たかったですね。

(哲 7/8 撮影)

OLYMPUS OM-D E-M5 & PANASONIC G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 H-FS100300