[吉田朱里インタビュー] 女子力アップの方法!アカリン流「かわいくなる秘訣、教えます」
“女子力おばけ”と呼ばれるほど、かわいくなることに努力を惜しまない、「NMB48」のメンバー「アカリン」こと吉田朱里さん。YouTubeの「アカリンの女子力動画」は登録者数が80万人を超え、自身がプロデュースするコスメブランド「B IDOL」は、新色が出るたび売り切れ続出の人気ぶり。そんなアカリンに女子力アップの秘訣を教えてもらいました♪
初めは清楚系のアイドルメイクではなくギャルメイクに憧れていた
――YouTubeでメイクテクやおすすめコスメなどを紹介した「アカリンの女子力動画」が大好評です。メイクの勉強はいつ、どこで?
初めて1人でフルメイクをしたのは「NMB48」に入ったときです。「宣材写真(宣伝材料写真)を撮るので自分でメイクをしてきてください」といわれて、「そんな無茶な」と思いました(笑)。当時、中学2年生でフルメイクまでしたことはなかったので……。その時は母にメイク道具を借りて、やり方も教えてもらってどうにか。それ以降はメイクさんがやってくれるようになりましたけど、握手会の時は自分でメイクをしなくちゃいけないんですね。アイドルグループって、みんなかわいいし、その中でさらにかわいくなることを求られるので、私も一通りメイクをこなせるように頑張りました。でも、初めは大変でした。メイクの学校に行ったこともなかったし、アイドルは清純派メイクが基本でしたから。私が中学生の頃はギャルメイクが流行っていて、どちらかというと、そっちに憧れていたんです。だからメイクさんにキレイに仕上げてもらった後でも、自分でこっそり描き足したりして盛っていました(笑)。今思うとその時のメイクが一番濃かったかもしれません。
――メイクの基本テクニックを紹介した『NMB48 吉田朱里ビューティーフォトブック IDOL MAKE BIBLE @アカリン』(主婦の友社発行)も出されていますが、初心者でも簡単にできる方法で、説明もわかりやすいですよね?
それは私がアイドルになって、メイクのプロでもないのに自分でメイクをしなくちゃいけない場面に何度も遭遇したからだと思うんです。いろいろ試してみた結果、どうすればうまくいくのか?独学で得た知識がこの本にギュッと詰まっています。もちろん、わからないことは直接メイクさんに聞いて教えてもらったこともありますよ。それとYouTubeの「アカリンの女子力動画」と同じ感覚で「ビューティーフォトブック」を見ていただきたかったので、大阪弁まじりの口調で紹介したことも受け入れやすかったのかもしれません。いずれファンの方向けに、私のメイク講座とか開きたいですね。
(吉田朱里 YouTube)
――アカリンの経験からメイクでかわいくなる秘訣は?
何でも上手になるためには経験が必要ですよね。メイクでかわいくなるには、自分の顔の中で「イヤだな」と感じる部分を見つけて、いかにカバーするか研究することが大切です!誰でもコンプレックスの1つや2つはあるし、そこから目をそむけたくなるけど、それでは何も変わらないじゃないですか?まず、自分のコンプレックスをいったん受け入れる。そこから克服するための工夫や努力する過程を経て、自信につなげていくことができると思うんです。「前はこうだったけど、こうしたらかわいくなれた!」という事実があると、それがコンプレックス解消にもつながりますから。「解消の仕方は?」って聞かれると、コンプレックスに感じる部分によっても違うのでひと言で説明するのは難しいですが、「小顔になりたい」という場合であれば、リンパマッサージをして、むくみを取るだけでも違います。私は毎朝洗顔の後、スキンケアをするついでに顔のマッサージも一緒にやっています。乳液を手に取って、顔全体になじませたら、手をグーにしてあご先から耳に向かってマッサージ。それから指の腹で耳の前から首筋を通って鎖骨までリンパに沿って優しく流します。ゴリゴリ感がなくなるまで繰り返すと、顔周りがすっきりしますよ!
自分の目で見て確かめて、旬の“かわいい”をアップデート
――アカリンのように女子力を高めるにはどうしたらいい?
常に“かわいい”をアップデートすることですね。私は、その時、一番かわいいと満足できる自分でいたいと思っているんです。だから、まず過去の自分と比べます。“かわいい”という基準は年齢とともに変わってきますから、40歳になった時の自分も楽しみ!今まで私が目指していた“かわいい”は、どこか少女っぽさを感じる、ガーリーなかわいらしさでした。今はアイドルを卒業するときの“かわいい”ですね。「アカリン、大人になっちゃう」っていう、ガーリーと大人っぽさの間にあるキュン♡とするようなかわいいが理想です。
――コスメについてもプチプラからデパコスまで詳しいですよね。美容情報は普段どこでインプットしていますか?
一番多いのは、買い物に行って自分でリサーチすることです。「今こんな色が流行っているんだ」とか「ここのブランドからこんなものが出ているんだ」とか……。あとはモデルの仕事もしているので、現場でメイクさんから教えてもらったり、美容垢もフォローしているのでそこで調べたりもします。仕事のために美容情報を仕入れなくちゃというより、ご飯を食べる感覚と一緒で、情報収集はほぼ生活の一部。いろんなものを見ることで、自然とインプットされていくんです。だからどんなに忙しいときでも、仕事の合間にドラッグストアやデパートのコスメ売り場に行きます。本当にかわいいと感じたものは買うし、自分が使っていいと思ったものはSNSでも発信するようにしています。
スキンケアは肌の状態に合ったものを使い分けるのがアカリン流
――仕事柄、長時間メイクをしていることも多いと思いますが、普段のスキンケアで気をつけていることは?
肌のために特別これをやっているということはないですね。いつも肌の状態を見て、その時々に合ったことをやっているだけ。化粧水、乳液、クリームも肌の状態に合わせて選べるように、何種類かそろえています。ニキビがある時はニキビに効果があるものを使うし、定期的にこれしか使わない、これしかやらないということはありません。クレンジングは汚れをきちんと落とせて、肌が乾燥しないようなバームやジェルタイプを使っています。洗顔はしっかり泡立つタイプを愛用していますね。以前から使っている「モッチスキン吸着泡洗顔」は、スプレーボトルをプッシュするだけで、もっちもちの泡が出てくるので便利ですよ!最近はマスクをしている時間が多いせいか、肌が少し荒れ気味なんです。そういう時は、保湿力の高いものとか、部分的に使うアイテムを変えています。ただ、スキンケアは人によって合う、合わないがあるので「これが絶対に良いです」と言い切るのは難しいですね。自分でいろいろ調べて、良いと思ったものを選んで使ってみることをおすすめします♪
――スキンケア以外で美容のために気をつけていることは?
あとは体の内側からのケアも心がけています。なるべく水をたくさん飲んで、野菜もしっかり食べて、栄養バランスが偏らないようにしています。といっても、忙しいときはお菓子ばっかり食べていることもありますよ(笑)。でも、肌が荒れてきたらお菓子はやめるし、「もっと野菜食べよっ!」という感じに切り替えて、睡眠もできるだけきちんと取るようにしています。食事制限も食べすぎた翌日に控える程度。無理なダイエットはしません。そもそも「絶対にこれをやらないといけない」というのは苦手だし、やり続けることが苦痛になってくるから。日常生活の中で自分が無理なくできて、健康や美容につながることを探して実践しています。ストレスをためないようにすることも女子力アップの秘訣ですね♪
[吉田朱里インタビュー]「B IDOL」のプロデュース秘話と込めた思い「これがわたしの、かわいいのどまんなか」[吉田朱里インタビュー] NMB48のメンバーとして走り続けた10年間と今後「ひとりの女性として等身大でありたい」撮影/芹澤裕介取材・文/飯島順子ヘアメイク/橘 麻耶スタイリスト/松永麻里(プロダクション ノータイトル)衣装:シャツ&ビスチェ/AMERI、パンツ/ROSE BUD書籍の表紙画像/主婦の友社提供