金沢市が総力を結集!「百万石まつり」2015年これはもう祭りという名の文化エンターテイメント祭!地元目線の百万石まつりのシーン集めました。
本記事は2015年の百万石まつりの内容となっています。予めご了承ください。
ゴールデンウィークを終え6月に突入しました。そろそろ梅雨入りしたところもあるようですね。
6月には金沢市の総力をあげての行う、年に一度の金沢最大のお祭り「百万石祭り」が行われます。金沢というところは能登や富山の南砺などと比べるとなぜか文化的なお祭りが少ない、いや、皆無と言っていいほど無いのです。なぜお祭りが少ないのかという理由については現在調査中ですので時を見て書きたいと思います。
そもそも、この百万石祭りは戦後の復興のために昭和27年 1952年に商工会議所が始めたもので「商工まつり」という名前でした。うちのばーちゃんも昔は地元の人らで仮装大会のようなお祭りやったという話を聞きました。実際に今も半分仮装大会のようなものですw
この百万石まつりの建前はこうです「前田利家 1583年6月14日、金沢城に入城したことにちなんだもの」そしてこの6月14日は市祭として金沢の小中高の学校などもお休みだったことも有りました。私が小学校の時は百万石まつりがあるからと学校がお休みでした。近年は節操無く土日開催となっています。
あまり誰も意識しませんが6月14日というのは金沢の誕生日ということでお祭りになっているというわけです。
太陽暦の2015年6月14日(日)は。。太陰暦にすると2015年(平成27)(乙未)4月28日(辛酉) ということになるらしいのですが。。桜の季節じゃない???
細かいことは気にしないようにします。。色々と気がついてしまうこともありますが。。とりあえず今年の開催は太陰暦6月5日・6日・7日の開催ということになっております。
本メディアではこの金沢市の総力を上げてのお祭「百万石祭」に行ったことのない方。。そんな祭りしらねぇよという方にちょっと知ってもらえればいいなという思いから書いたライトな記事ですww
そもそも百万石まつりとはどんな内容なのか
だいたい3つに分かれて考えると百万石まつりの全貌を捉えるのが簡単です。
2日目(6月6日): 仮装行列・盆踊り・能 (祭りのメインイベント)
3日目(6月7日): なにかやってる (地元人もよく知らないがなにかやっている)
百万石まつりとは
果たしてこれは「祭り」なのだろうか と色々と百万石まつりとはなにかを真剣に考えました。戦後復興の催しが起源。神事もほぼ無い。仮装行列メイン。そ、そうだ。これは
ではないかと本マガジンでは提唱させていただきたいと思いますm(_ _)m
※ 百万石まつり主催者による説明はこちらより
百万石行列の斜め上の楽しみ方
普通に百万石まつりを楽しんでももちろんいいのですが、本マガジンとしては斜め上を行かなければやはり面白くありません。というわけで、百万石まつりのちょっと斜め上を行く風景などをご紹介します。
1.町中で神職と頻繁にすれ違う
仮装行列には前田利家公などが祀られている尾山神社も参加していることもあり、行列の前後では町中で神職の格好をした、本物の神職の人と何度も違いますw
街中でもフォーメーションバッチリやんとか思った私。
普通に前から歩いてきました。。こ、これは。。
2.ハッピ、浴衣、甲冑を着た人で街中があふれかえる
駅前の喫煙コーナーでは甲冑やハッピを着たおっちゃんたちの憩いの場となっています。↓ 右の方に甲冑を着たおっちゃんがいますでしょ。
行列に参加していた方々がお帰りになる時、街中面白い風景が沢山wハッピだらけで普通の観光客と混ざり合ってよくわからないことになっている風景は最高です。
仮装行列の後に行われる、大人数での盆踊りは圧巻という話です。私はまだ見たことがないのですが多くのFacebookのタイムラインで見ましたm(_ _)m
3.無慈悲な場所取り合戦
百万石まつりの甲冑を着た方々の行列よりも、行列が行われる
いかんせん、百万石行列は混み合います。
今年は新幹線効果もあってシャレにならないくらい混んでいました。
混みあう百万石祭りを制し、最高の場所で行列を見るための戦法。それが
です。
ご覧いただけますでしょうか。場所取り合戦に勝利した方々は堂々とピクニックマットを敷き、沿道から声援を送ることができるわけです。
近江町市場の前周辺などはもう、おぞましいくらいの人で溢れかえっていますが、場所取りをすれば問題ありません。昔からいい場所で行列を見るというのが楽しみの方もいらっしゃるのかと思いますが「マナー」にはまじ気をつけましょう!!!まじでマナーだけには気をつけてください!
4.噛まれる赤ちゃん(厄祓い)
どの地域にもあるのでしょうはないでしょうか?獅子舞に赤ちゃんが噛まれると厄祓いになるという言い伝え。この百万石まつりでもおおくの獅子舞が登場するのですが、道端の赤ちゃんに容赦なくかぶりつきます。
5.バス完全休業。チャリ最強ツール。
金沢の街はバスを使うと非常に便利な街であります。観光でももちろん ( 金沢の周遊バスの記事はこちら ) 地元人も利用しています。
そんなバスが完全ストップという年に一度のレアケースです。
そんな時に利用するのがチャリ。金沢の片町の中央公園の自転車置き場はもう完全に自転車ジャングルでした。。
6.加賀鳶の練習風景
加賀鳶について何か?という話は長くなりますので今回ここでは控えておきますが、県指定無形民俗文化財の一つでハシゴに登り演技をするというものです。元々は消防が由来といわれています。長くなりそうなので説明はこれまで。
昔から有るものなので、金沢のお祭りと言ったらこの加賀鳶を見ないとと思う方もいらっしゃるくらい金沢の風物詩の一つとなっています。
その加賀鳶の方々がこの百万石まつり行列の前に練習しているところを目撃。やはり斜め上を行く本マガジンは練習風景を取り上げなければならないでしょう。
金沢らしいですね。加賀鳶大好きです。
本番でも素晴らしい演技をしていました。
さいごに
いかがだったでしょうか。「金沢市が総力を結集!「百万石まつり」2015年これはもう祭りという名の文化エンターテイメント祭!地元目線の百万石まつりのシーン集めました。」
金沢市内が人、ハッピ、甲冑、浴衣、消防車、神職、場所取りで溢れかえるとても賑わう日となります。そんな街中を斜め上の目線で面白いところ、珍しいシーンばかりを集めてみましたがいかがだったでしょうか。
金沢という町はどうしてか、伝統的なお祭りが余りありません。それは厳かな武家だったからだとか、防衛上の問題だとか様々なことが言われますが確かな所、私はまだその答えを見つけることができていません。
能登へ行けば勇壮なキリコ祭り、炎とキリコが素晴らしい勇壮さを演出してくれます。富山の南都へ行けば綺麗な行灯のお祭りが多々あります。かつて金沢にもあったのではないか?と思ったりしますがあまり文献でも見ないのも本音です。追って研究していきたいと思います。
そして、来年もまた同じようにこの百万石まつりが開催されます。来年で65回目。65年も続くお祭なのです。とは言っても文化エンターテイメントといえるような軽い感じのお祭りが百万石まつりなのです。このイベント感が進化する文化そのものなのではないかと私は思います。古くて伝統があればいいというものではない。文化というものは受け継ぎ、そして進化させていくものだからこそ継続するものなのだと信じてやみません。
また、来年も楽しくワイワイ騒いで珍しい風景に出会うことができればそれはまた金沢らしさということなのでしょう。