おとのほそみち

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山下達郎さんが一番よく聞いたエリック・クラプトンのアルバム

「山下達郎サンデーソングブック」2024年11月3日放送分より

リスナーからの「エリック・クラプトン何でも」というリクエストに応えて

 

エリック・クラプトンで、一番私が聞いたアルバムはですね、1975年の『There's One in Every Crowd』というアルバム。
これは本当によく聞いた大好きなアルバムです。
ちょっと地味ですけど。

初来日の前後に出たやつなので、とりわけ。

1975年のエリック・クラプトンのアルバム『There's One in Every Crowd』から「Better Make It Through Today」

 

 

こういうルーツミュージックは何十年経っても古びないから良いですね。

私、こんな、しゃがれた声じゃないんで、トッチャン坊やみたいな声なので、こんな音楽はできません。うらやましいですね。
ヴァン・モリソンとか、ああいう人たちも。

 

ブログ主による補足)
達郎氏はアルバムタイトルを英語の原題で紹介しているけれど、邦題は『安息の地を求めて』。
この邦題が馴染み深いファンは多いだろうし、タイトルを覚えてなくても、「クラプトンの犬のジャケットのやつ」といえば古いロック親父には大体通じるはずだ。
前作の『461 オーシャン・ブールヴァード』が大ヒットしたので、それに比べれば確かに地味ではあるが、渋く落ち着いた良い作品である。

といっても、クラプトンは1945年生まれだから、このアルバムをリリースをしたとき、30になるかどうかという若さ。
その老成感こそが彼のキャラクターであり芸風であるとはいえ、改めて驚く。

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