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今年の「#文学」
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新・闘わないプログラマ No.20 プログラミング言語と私 このコラムも今回で20回を数えます。ほぼ週1回というペースにもかかわらずよく続いたな、と自分でも感心してしまいます。 先日、今までの分を読み返してみたのですが、対象となる読者層をあまり想定していない、というか、その回ごとにレベルにばらつきがありますね。作者は思った事をただずらずらと書いているだけで、要するに何も考えていない、ということなのでしょう(^^;) で、今回のテーマは「プログラミング言語」です。プログラムを作った事の無い人にはちんぷんかんぷんかも知れませんが、まぁ、作者は何も考えていない、ということでご了承下さい。 私がコンピュータの世界に出会ってから、もう20年以上が過ぎました。その間に、いろんなプログラミング言語と付き合っていきました。 結構まじめにプログラムを作ったことがある言語は、FORTRANとC、それといくつか
新・闘わないプログラマ No.58 禁句 コンピュータシステムの受託開発するときに、そのシステムに名前を付けるのですが、昔は「○×社向け営業支援システム」とか「△◇社向け経理システム」とか、そのまんまの面白くもない名前で呼んでいたのですが、最近は、アメリカあたりの影響か、やたら「開発コードネーム」なるものを付けるのがはやりになっていたりします。 なんかの頭文字を取ってむりやりこじつけたやつとか、こじつけにもなっていない何やらわけのわからんものやら、口に出して言うのも恥ずかしいやつとか、いろいろあって、命名者のセンスが問われるところだったりします。まあ、開発コードネーム自体は、何の開発をやっているか、というようなことを部外者に秘密にするため、ってのがそもそもの発端だと思うのですが、しょっちゅう口にするものだけに、命名には気を遣った方がいいのではないか、と思うわけです。 「今度開発する☆☆社の
新・闘わないプログラマ No.512 512 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 32768, 65536 といった数字はこの業界の人間なら「きりのいい数字」として、まず間違いないく暗記しているわけですが、今回は512です。512といえば 29 (2の9乗) です。一般的には、256(=28)と比較すると「きりのいい数字」としてのランクは落ちます。それは、いま世間では、8ビットを1バイトとするコンピュータが大多数を占めているので、その場合1バイトで表現できる情報が256種類(28 = 256)であるからではないでしょうか。 前にも何度か書きましたが、私が最初に使い込んだコンピュータは、NECのACOS6というOSが動作するコンピュータでして、これは1ワードが36ビットの「ワードマシン」でした。
新・闘わないプログラマ No.508 ザ・コン ザ・コン(LAOX THE COMPUTER館)って、20日に閉店してたんですね。30日閉店って聞いてたので、この週末にでも最後に行ってこようか、と思っていたのですが……。 開店が1990年ということで、確か当時のあのあたりは秋葉原でもかなり外れのほうだったような記憶があります。それほど秋葉原に頻繁に通っていたわけじゃないので記憶が定かではなく、まわりにどんな店があったか覚えていないのですが、でも今よりはずっと寂れていたような印象があります。 あの巨大な(当時の基準で)ビルまるまるコンピュータ売り場というのはすごい、というのが出来て最初に行ったときの印象でした。それにしても、私は、ザ・コン開店のことをいったい何で知ったのでしょうか。今と違ってインターネットで情報を得ていたはずはないですし、パソコン通信(うわっ、この単語久しぶりに使ったような)
新・闘わないプログラマ No.498 コード 「あの、例のA社のシステムなんだけど、社員マスターが必要だろ?」 「もちろん要りますね」 「で、さあ。あの会社、社員一人ひとりに社員コードみたいな番号を振ってないらしいんだよ」 「えーっ? だって、そんなに大きな会社ではないとは言え、あのくらいの社員数になると、コードを振らないで、人事とかの事務処理はどーしているんですか?」 「なんか、人事部に職人芸的な人が何人かいて、それでなんとかしているらしいよ」 「……」 「あと、これは噂なんだけど、実は人事部内では秘密裏に社員にコードを割り当てて、それを使っているらしい」 「じゃあ、このシステムでも、そのコードを貰ってマスターを作れば……」 「それは門外不出でダメらしい。コードを振っていることすら極秘事情のようだし」 「だいたい、なんで社員コードすら無いんでしょ?」 「どうやら、昔のA社のお偉いさんが『
新・闘わないプログラマ No.489 ようやく 先週注文していた新PC用の部品が水曜日に到着しました。秋葉原まで行って探せばもう少し安く買えたかも知れませんが、最近の、とくに休日の秋葉原は人が多すぎてできれば避けたいところなので、通販で妥協しました。 水曜の夜は、ここのところにしては珍しく定時で仕事を終えたので、家に帰ってから一応の動作確認ということで、組み立ててみました。まずはマザーボードの箱を開けたところ、マニュアルはえーご。いやべつに、あまりにも翻訳調の日本語で書かれるくらいなら英語のほうがまだ読みやすいこともあったりしますが、BIOS設定でさえ日本語表示が選べる(でもなんか変なところがちらほら)のに「いまどき、マニュアルは英語だけ?」と思わないでもありません。 それからCPU。箱の容積の大部分をでかいヒートシンクが占めていて、「CPU本体はいずこに?」状態です。CPUを取り出してみ
新・闘わないプログラマ No.487 シンプル 先日、ある人の携帯電話の交換に付き合いました。いままで持っていた電話機はもう5年以上も前の機種で、バッテリもほとんどもたなくなっているし、あちこち調子が悪くなっていて、かと言っていまさらもう修理も……というわけで、新しく買うことになったわけです。 持ち主は、この種の機械の操作にまったく向いてなくて、操作を間違えて私のところにも(自分では掛けたつもりがないのに)夜中や早朝に電話がかかってくることがあるくらいで、新しく買う電話機の選択にもかなり慎重を期さなければなりませんでした。 で、とりあえず製品情報を調べてみたら、X社には「らくらくホン」とかいうのがあり、Y社には「簡単ケータイ」とかいうのがあるのですが、都合でどうしてもZ社の契約を継続する必要があり、そのZ社の製品を調べてみたところでは、それに類する電話機はありませんでした……って、こんな書
新・闘わないプログラマ No.311 音引き 「computer」は「コンピュータ」なのか「コンピューター」なのかは、永遠のテーマだったりするかもしれない(大げさ)のですが、「3音節以上の英単語の語尾にある『-er』等をカタカナ表記した場合には、長音符号を省く」ということがJISで定められていて云々、と言う話はよく聞きます。でも、じゃあその「JIS」とやらのどこでどう定められているのか、というのは実は知らない私だったりします。 そもそもこの話を初めて聞いたのは確か大学のときに読んだ「論文の書き方」本の中のことだったと記憶しています。何がどこでどう定められているのか、いわゆるひとつの「インターネットで検索」(あれ? そのJISとやらに従えば「インターネット」じゃなくて「インタネット」なのかな?)などというものをしてみたところ、JIS Z 8301「規格票の様式」というのに定められているものが
新・闘わないプログラマ No.456 このメールに返信いただいても…… 以前から気になっていたので集めてみました。 このEメールアドレスは、配信専用です。このメッセージに返信しないようお願いいたします。 今後とも○○○○をよろしくお願いいたします。 ※「○○○○メール通知サービス」は、送信専用アドレスで送信しております。 このメールに返信されても受信できません。 このメールは、配信専用のアドレスで配信されています。 このメールに返信されても、返信内容の確認およびご返答ができません。 あらかじめご了承ください。 このメールの内容についてのお問い合わせは、 下記の連絡先までメール、または電話でお願いします。 当メールの送信アドレスは送信専用となっております。 このメールについてのご意見はこちらからお願いいたします。 http://○○○○/○○○○.html このメールへの返信はできませんので
新・闘わないプログラマ No.453 製本 最近、コンピュータ関係の本を買い込んで、電車の中で読んでいます。朝の通勤時にはぎゅうぎゅう詰めの電車で座ることはもちろん、立って本を持ちながら読むことすらままならないので、主に読むのは帰りのときです。帰りは並ばずともかならず座っていけるという好条件なので、そこが読書タイムになっています。まあ「好条件」というのは要するに、東京の都心をはさんで家と職場が反対側にあるからに他ならないわけで、要するにそれは「通勤時間が長い」ともいえます。 さて、そんなわけで、カバンにコンピュータ書を入れて持ち歩いていますが、最近のこの手の本って、どれも「でかい」「重い」のは何故なんでしょうか。少なくとも、立って手に持って読めるような大きさと重さははるかに超越しているものが大半ですね。 昔は、コンピュータ書というとA5版あたりがポピュラーだったように思うのですが、今はそれ
新・闘わないプログラマ No.449 おそろしい たしか2冊目の本の構想を練っていたときのことだったと思いますが、ある人に「ネットワークの本なんだけど、問題はどういうストーリーで行くかなんだよね」と言ったところ、 「ぷぷっ、『すとーりい』? 小説でも書くつもり? はあ、エライ作家先生かなんかにでもなったのかなー。たかが入門書なのに、ストーリーだって」 と言われてしまいました。「たかが入門書」と言えど、300ページを越える分量の本には、それなりの「ストーリー」が無いと書き進められないわけで、説明すべき技術を順番に解説していくにしても、その順番自体もストーリーとも呼べるわけで……というような反論を、その場でしようかと思ったのですが、面倒くさいので止めました。たぶん理解してもらえないような気もしましたし。それよりなにより、ふつーの人(=ある程度以上の長さの文章を書いたことのない人)はそういう見方
闘わないプログラマ 保管庫 [Home] [近況と更新履歴] [闘わないプログラマ] [思ツタコト] [Links] 新・闘わないプログラマ 保管庫 私の貧弱なコンピュータ環境 (1997.10.13) 98よ、安らかに眠れ (1997.10.13) 大手コンピュータメーカ営業マンの通信簿 (1997.10.20) 「ほーむぺーじ」で世界に情報を発信!? (1997.10.27) アスキーはどこへ行く? (1997.11.2) 95と97と98と (1997.11.9) 電子メール狂詩曲 (1997.11.17) 私は何をやっているのだろう (1997.11.25) バックアップの悲劇と喜劇 (1997.12.1) マスコミ用語をめぐる不思議 (1997.12.8) ネットワークにまつわる無知と誤解と・・・ (1997.12.22) UNIXにするか、NTにするか (1997.12.30)
新・闘わないプログラマ No.444 罠 「はい? もしもし? どうして始末書を書かないといけなんですか?」 「いや、だからUSBメモリをPCに挿しちゃだめ、って言っても、それってどこかで明文化されているんですか? または、ちゃんと通達を出して、周知徹底を図っています?」 「ええ、そりゃ知ってますよ。メール以外での外部とのデータのやり取りは禁止なんでしょ? それと、『USBメモリを使ったから始末書』ってのがどう関連しているわけですか?」 「『そんなの当たり前だろ!』って、どこがどう当たり前なんですか? 『情報漏洩の危険性があるから、PC監視ソフトでUSBメモリの使用をチェックすることにした』って、だからそれをちゃんと社内に広報しました?」 「『情報を持ち出すこと自体が禁止なんだから、そもそもUSBメモリを使う必要性が無いんだから禁止』って、そんなのわからないでしょ」 「それじゃあ、罠を張っ
新・闘わないプログラマ No.437 倍角 「『たてばいかく』って何ですか?」 「たてばい……ああ、縦倍角ね。久しぶりに聞いたなあ、その言葉」 「んで、なんですか、それ?」 「あれ? 最近の若者はそんな用語知らないのか。昔むか〜しのワープロにあった、文字の表現方法の一つなんだよね。他にも、横倍角とか四倍角とかあったなあ」 「それで?」 「ふつーの文字を縦方向に2倍に伸ばしたのが縦倍角、横方向に2倍に伸ばしたのが横倍角、両方に2倍に伸ばしたのが四倍角ね」 「四倍角って、ようするに文字のサイズを倍にしたやつ、ってことですよね?」 「そうだね」 「なんで、そんなややこしい言い方するんですか?」 「いや、昔むか〜しのワープロでは、ビットマップフォントを使っていた関係上、文字の大きさを自由に変更できなかったし、むりやり拡大・縮小してもきれいに表示や印刷が出来なかったんだよね」 「それで?」 「縦方向
新・闘わないプログラマ No.431 改行する 改行文字というのがあります。「いきなり何を言い出すんだ」とお思いかも知れませんが、要するにあれです、コンピュータが扱うテキスト上で、改行を示す特殊文字(制御文字)です。「文字」とは言いつつ文字として表現できるものではなく、画面にその改行文字を出力すると次の行の先頭に移る、というものです。 ……なんて「コンピュータ用語辞典」みたいな話を長々としていても仕方ありませんので止めておきますが、この改行文字は、OSによってさまざまなものが用いられているのはご承知のとおりです。よく知られているように、 UNIX - LF (0x0a) Mac OS - CR (0x0d) Windows - CR LF (0x0d0a) といった具合です。……とここまで書いて「あれ?」と思いました。昔のMac OSは改行文字がCRだったのは間違いないのですが、いまのMa
新・闘わないプログラマ No.429 詭弁の…… 真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす輩が多々おります。皆様も以下の「詭弁の特徴15条」を覚え、そういう輩を排除しましょう。 例:「Winnyははたして違法ソフトか」という議論をしている場合、あなたが「Winnyは違法ソフトとしての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が…… 事実に対して仮定を持ち出す 「Winnyは違法ファイルも交換できるが、合法ファイルしか交換していない人がいたらどうだろうか」 ごくまれな反例をとりあげる 「だが、時として自作ポエムの公開に使っている人もいる」 自分に有利な将来像を予想する 「何年か後、Winnyが国民すべてが使うべきソフトにならないという保証は誰にもできない」 主観で決め付ける 「Winny自身が違法であることを望むわけがない」 資料を示さず自論が支持されていると思わせる 「世界で
新・闘わないプログラマ No.238 作業手順覚え書き(3) 〜Linuxで無線LAN編〜 以前にも 書いた手抜き駄文「作業手順覚え書き」の3回目です。今回の内容も「読まれたほぼすべての人にとって何ら有益な情報を提供するような内容ではありません」←かと言って、私の書いたそれ以外の文章は「有益な情報を提供」しているかというと…あまり細かいことは気にしないことにしましょう。 先日、ノートPCのハードディスクを40GBのやつに交換したのですが、一応、Linuxのパーティションを確保しておいたので、この週末に、そのパーティションにLinuxを入れてみました。ディストリビューションは、手元に転がっていたVineLinux 2.5。 以前、このノートPCにVineLinux 2.0を入れたときには、ブートディスク(フロッピー)で、PCカード接続のCD-ROMドライブが見えず、ハードディスクを取り出して
新・闘わないプログラマ No.423 パスワードがいっぱい あるシステムのパスワードのポリシーが「セキュリティ強化のため」という名目で変更になりました。新しいポリシーは、 パスワードは8文字以上16文字以下 英字を少なくとも4文字、数字を少なくとも3文字、記号を少なくとも2文字含めること 同じ文字を3文字以上使用してはならない 同じ文字を連続させてはならない “abc”“5432”のように3文字以上連続させてはいけない 英独仏単語辞書と一致する部分があってはならない ローマ字と見なされるような部分があってはならない パスワードは3回間違うとロックアウトされる パスワードは14日に一回変更しなければならない 過去5回と同一、または類似のパスワードに変更することはできない パスワードを紙に書き留める等の、記憶以外の手段に頼ってはいけない (メモしていたことが発覚した場合にはアカウントを永久停止
新・闘わないプログラマ No.419 粗大ごみ受付センター 久々に内職(=原稿書き)の無かった11月後半〜12月の週末は大掃除に明け暮れていました。かなり思い切っていろいろと処分しまして、フロッピーディスクやビデオテープの類など、ほとんどを捨てました。また通常の家庭ごみとして出すことができない粗大ごみも何点か発生しました。 いま住んでいる地方自治体(まあ、横浜なわけですが)では、粗大ごみは市に収集を依頼して、指定された日に、指定された場所(ごみ集積所)に、「粗大ごみ処理券」(コンビニなどで売っている)を貼付して、粗大ごみを出すことになっています。 以前、粗大ごみの収集を依頼したときには、電話をかけて引き取りを依頼したのですが、今回、依頼先の電話番号を調べるために市のサイトを見てみたところ、「インターネット受付」なるものができるようになっていたので、そちらで申し込みました。 すると、翌日に次
新・闘わないプログラマ No.418 インスパイヤ 松下電器を「マネシタ電器」と呼ぶ揶揄はかなり昔からあります。確か私が学生のころ(=大昔)からそんな言い方があったように記憶しています。似たようなのに「盗用多」(=トヨタ)なんてのもあるそうですが、そっち方面は疎いのでよく知りません。 で、その松下電器の対極によく位置づけられるのがソニーなわけですが(トヨタの対極はホンダ?)、何と言うか、その構図自体がもう完全に過去のものになってしまった感がして久しいように思えます。私自身も昔は「え〜、マネシ……いやいや松下の製品? そんなん買うくらいなら……」と考えていたこともあるのですが、気づいてみたら、最近は結構松下製品を買っています。いや、石油ファンヒータは買ってな(以下略)。「マネシタ」どころか、松下も結構独自技術でいいものを作っていますし。 しかし、まさか自分が2台続けて松下のノートPCを買うこ
新・闘わないプログラマ No.51 ソフトウェアのライセンス管理 店で売っているパソコンなどのパッケージソフトって、ご承知のように、中に入っているフロッピーやらCD-ROMのメディアを売っているわけじゃなくて、ソフトウェアの使用許諾権(ライセンス)を売っているわけですけど、こいつの管理って、コンピュータを沢山あつかっているようなところですと、結構大変です。ライセンス管理にちょっとでも気を抜くと、すぐ不正使用になってしまったりします(悪意でやっているわけじゃないんですが・・・) このあたりは、個人でしかパソコンを扱ったことのない人や、沢山のパソコンの導入や管理をやったことのない人にはピンと来ないかも知れませんが、実はこれは、ものすごく大変な(そしてつまらない)仕事だったりするのです。 大概の場合、ソフトウェアパッケージ1個は、1台のコンピュータにインストールして使用できる、というようなことが
新・闘わないプログラマ No.414 LAN工事 大公開編 今までこのサイトは基本的に文字だけでやってきていまして、図や写真も必要最低限(それ以下?)しか載せていませんでした。いや、それほどポリシーを持ってそうしていたわけでもなくて、もともと、ISPから割り当てられていたweb用のスペースが少なかった(昔は確か5MBだったはず)というのと、絵を描けない人間だというのが、その大きな理由でした。 さて前回、LAN工事というのを書いたら、「写真でもないと、ぜんぜんイメージが湧かないんだけど」と言われてしまいました。そんなわけで、今回は前回書いた工事に関係する写真を載せようかな、と思います。題して「LAN工事 大公開編」(←大げさ)です。 まず、各部屋のTVアンテナが出ている部分です。 このようにACが2口、アンテナが2口ある、ごくごく一般的なものです。そもそもアンテナなど1口あれば十分なので、1
新・闘わないプログラマ No.90 タコ いきなり引用です(生越昌己・大内和博・阿倍博信著「Linuxを256倍使うための本 改定新版」アスキー、1995年)。 Linux界には面白い考え方がある。それは、 タコは財産 という考え方である。タコとは「海洋に棲息する8本足の軟体動物」とは直接関係なく、「未熟者」といった意味である。 「あいつって、タコな奴」 というときの「タコ」である。 この「タコ」という奴は一般に嫌われ者である。誰でも常識と思っていることで間違えをやったり、つまらないことで足を引っぱって場を盛り下げたり。まぁ、そのようなことをやる奴は、一般社会からは嫌われて当然である。普通は、 「タコはひっこんでな!」 となるものである。ところがLinux界では、これは財産とされているのである。 私はこれを初めて読んだときに、感動のあまりしばらく口もきけなかったほどです(嘘) いや、それは
新・闘わないプログラマ No.412 最近使った…… 「最近使ったファイル」ってありますよね。Windowsのスタートメニューにもありますし、各アプリケーションにも、「ファイル」メニューの下のほうに最近開いたファイルの一覧が出てくるものがよくあります。 あれって皆さん使っているものなんでしょうか。私はあれが嫌いなんですよね。なんというか、うっとうしいというか、「最近使ったファイル」と称して、別件で開いた、現在は無関係なファイルの一覧が表示されたりするあたりが。しかも普通は数件しか表示されませんから、あまり役に立つほどでもないし、かといってカスタマイズして表示される件数を増やしても、いっぱりありすぎて探すのが面倒ですし。 最近どんなファイルを開いたのか、そんな履歴が残ってしまっているのは、なんとなく嫌なものです。そして「ちょっとパソコン貸して」とかなったときに、そういう履歴を見たり見られたり
新・闘わないプログラマ No.410 ブックマークを整理する かなり前に、大切なデータのバックアップをどうするか、という話題に関連して、こんなことを書きました。 私のところはどうしているか、というと、持っている全部のPC(と言っても2台だけ)の全部のハードディスク(と言っても3台だけ、デスクトップPCに2台、ノートPCに1台)に、600MBのパーティションを作って(最悪のことを考えてFAT16)、大切そうなデータは全部そこに入れています。 ここで600MBというところがミソで、これならそのままCD-Rに焼けます。このCD-Rに焼くのは基本的に3ヶ月に1回やってまして、7月になったばかりのこの週末にも焼いたばかりです。そして、焼いた後に、もう使いそうも無いファイルはそのパーティションから削除するわけです。 今でも、実はほとんど同じことをやっていまして、その後変わったことと言えば2台だったPC
新・闘わないプログラマ No.407 快適な執筆環境(「電車の中」編) 家の中での原稿はあれこれと誘惑が多くて、実はあまり効率的ではありません。ちょっと行き詰ると、インターネットであれこれ遊んでみたり、家の中をうろうろしたり、ベッドに寝転んだり(で、そのまま寝ちゃったり)、食べたり飲んだり、そんな感じで、朝からずっと「執筆中」だったはずなのに、気づいてみれば外はもう真っ暗、でも原稿はさっぱり進まず、なんてこともよくあったりするわけです。いや、まったく自慢にもなりませんが。 その点、電車の中というのは逃げ場がないせいか、案外執筆が進みます。私がいままで書いた原稿の2〜3割は電車の中で書かれたものじゃないかな、と思います。2〜3割というのは少ないように思えるかも知れませんが、そもそも電車に乗っている時間自体の割合がそれほど多くないわけで、しかも座れなければノートPCを広げることも不可能なわけで
新・闘わないプログラマ No.92 犯人は誰だ 今から数年前のこと、社内のLANのネットワークが頻繁にダウンするという障害に見舞われました。当時は、建物の各フロアにハブをおいて、その間を10BASE5のバックボーンで繋ぐ、という形を取っていたのですが、このバックボーンが頻繁に障害を起こすんですね。 「10BASE5」ってのはEthernetのオリジナルの形(というと語弊があるかな?)のLANで、最近は10BASE-Tなどに取って代わられてあまり使われなくなったものです。これは、通称「イエローケーブル」と呼ばれている太い同軸ケーブルを伝送路として使用し、このケーブルの途中にトランシーバという装置を取り付けて、そこから線を延ばしてコンピュータを接続します。一本のイエローケーブルでLANを構成するわけですが、このケーブルの両端には、信号の反射を抑えるためにターミネータを取り付けます。 で、この1
新・闘わないプログラマ No.19 質問の仕方 ある夜、私がもう寝ようかと思っているときに、こんな電話を受けました。 「Excelが動かないんだけど、どうして?」 彼は、ご苦労な事に、この時間まだ会社で仕事をしているようです。まぁ、コンピュータのシステム開発に携わっている人間にとっては、徹夜も当たり前のことですから、そのこと自体はとりたてて珍しい事ではありません。 それはいいですけど、Excelが動かない、とだけ言われても全然状況がつかめません。だいたい私は、彼がExcelで何をしようとしているのかも全然知らないので、これだけでは答えようがありません。 「『動かない』って、どういう状況なの?」 「だから、全然動かないんだってば」 「エラーメッセージとか出ていないの?」 「『スタックオーバーフロー』って出てるけど」 おいおい、メッセージが出ているんじゃないか。それを最初に言ってくれなきゃ。で
新・闘わないプログラマ No.405 作りたがる IT Proの「『日本の“作りたがる”文化がアプリ苦戦の理由』、オラクルのエリソンCEOが説明」という記事のタイトルを見て思ったことが一つ。記事自体は大したことは書いてませんし、エリソン氏が何を言おうとそれほど興味は無いのですが、「作りたがる文化」というところは、そうかもねえ、と思ったわけです。 この記事でエリソン氏が言ったこととはレベルが違うのでしょうけど「作りたがる文化」には、私も心当たりがありまくりです。 私が就職して最初にやった仕事というのが、ある会社のオンラインシステムのメンテナンス的な開発でした。今とは違って(と言うか銀行などの大規模なオンラインシステムでは今でもたいていそうですが)バカ高いメインフレームコンピュータを何台も使って、そこに端末(決してPCではない)をたくさんぶら下げて、処理は中央にあるメインフレームが全部行うよう
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