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今年の「#文学」
tomohiro358.hatenablog.com
いつまで管理職でいられる? 昭和の常識は ・新卒で入社した会社に終身雇用で最後まで勤める ・初任給は低いが年功序列で役職と給料は自然に上がっていく ・55歳定年退職時には高額な退職金がもらえる ・それ以降は悠々自適な年金暮らし と摺り込まれて働き続けていたと思います それが令和の社会では ・スキルを磨き自分の価値を高めてステップアップ転職をして年収UP ・40代後半から役職定年がはじまる ・年金では生活できず働けるところまで働く ・基本退職金は高額ではない ・定年再雇用では新入社員並みの給料になる ・副業で稼ぎ、少額インデックス投資も当たり前になりつつある がスタンダードになり、若い世代はそれが当然のように生きています 「こんな社会に変化するとは思わなかった」 「バブル崩壊後、ここまで長く景気低迷するとは思わなかった」 「ここまで銀行金利が下がるとは思わなかった」 「途中で管理職から降ろさ
SNSの規制について考える オーストラリア政府は世界に先駆け16歳未満のSNSの使用に制限を設けました SNSにより子供たちが傷つき、自殺までする子がいるからです SNSの規制といえば中国ですが、一般人の動機のわからない大量殺傷事件が頻繁に起きていますが、経済の冷え込みが厳しい中国では失業や給料の未払いなど、生活が苦しい人たちが急増しています SNSにその苦しみを発信してもすぐに削除されてしまう 「自分はこんなに苦しんでいる」ということをわかって欲しいのに、まるで社会から無視されているような状態が「目立つような大事件を起こそう!」という心理に向かうようです そのような意味では、SNSはガス抜くのような役割があるのかもしれません 「SNSは誰もが多くの人達とつながることができる素晴らしいツール」 「見えないところから人を批判し、傷つける卑怯な奴がたくさんいる」 など様々な意見が飛び交いますが
薄給+過重労働 メンタルの不調は軽く自覚のないものから重く深刻なものまであります 私のようなX世代は終身雇用&年功序列が当たり前の時代に社会人となり、ひとつの組織に忠実に生涯勤めるように摺り込まれて社会に出ているため、ジョブ型に移行した社会変化についていけずメンタルを病む人も多いです 逆に若い世代は昭和頭の管理職と合わなかったり、組織が古い体質でメンタルを病んだりします 昭和入社の社員が「昔はね、仕事がきつくても給料がグングン上がり続けたからね、働く張りがあったけど、今は伸びないのに仕事量も責任も重くなっていくからきついよね」と語っていました 薄給+過重労働がメンタル不調の原因になっていると述べる方は多くいます 私も7時に家を出て、帰宅が12時過ぎの時がありましたが、ボーナスが〇百万円出ていた頃はメンタル不調などは無縁でした 〇千万円稼ぐスポーツ選手など、いかに練習がきつくてもメンタル不調
日本で怖いのは熊 リゾート部門の全国の新入社員を集めて行う入社研修では災害対応の中に『害獣対応』の項目があります シティホテル勤務の場合は獣害とは無縁かもしれませんが、リゾートホテル配属のメンバーには重要です 私もリゾート部門の採用・教育に異動になり、もっとも面白いと感じた講義時間です 「鹿に残飯を荒らされた」 「猿に宿泊客が襲われた」 「スズメバチがでるようになった」 などいろいろありますが、日本で一番怖いのは何と言っても熊でしょう 「ホテルについて車から出ようとしたら熊がいた!」など、都会から来たお客様にとっては想定外の出来事です 連日報道されるようになった熊の被害ですが、増え続けている印象です 大きなずんぐりむっくりした体に似合わず、走る速度は40キロですからウサインボルトでも逃げ切れません 猟師さんの話によると子供連れの野生動物が一番凶暴だそうですが、猪のようにたくさん子供を産む動
まず否定するは老害の始まり X世代は企業で責任の重いポストにおり、Z世代の親でもある場合が多いです 言い方を変えれば、部下の育成と子供の育成をする場合が多い世代といえます 部下や子供が何かやろうとしているのを『まず否定から入る』ことはないでしょうか? 部下のチャレンジ 子供の就職の進路 などに対し「これから人口が減るし・・・」「その仕事はAIがやるようになる」など、若い世代の熱量に水をかけるような言葉です 夢やロマンをもつ若い世代に対し、好奇心も夢もロマンも薄くなり、現実のシビアさだけは嫌というほど体験してきたので、冷めた言葉を発信しがちになります また筋肉が減り動くのが億劫になると、無意識に脳を動かすことを嫌うようになっていきます 脳を動かすということは、かなりのエネルギーを使うそうです できるだけ変化が無いように できるだけ脳のエネルギーを使わないように なりだすのが50代からのようで
あらゆることを学びつくしたデカルト 人間は一生のうちに多くのものを学びます 学校の座学から、社会に出てからの体験学習まで多種多様のものを吸収していきますが「1日は24時間」という絶対的な平等性があるので、後は頭脳明晰か否かということになります 同じ100時間でも頭脳明晰か否かで学べる量も質も違ってきます この頭脳明晰な方々が創り上げた原理原則は私のような凡人に『ものの考え方』を教えてくれます 中世欧州のデカルトは欧州で一番有名な学校に入り、哲学・数学・医学・法学・詩学をはじめ、錬金術・占術・魔術まで学び尽くします 「すべて学んだけれど、どれもイマイチだ!疑い始めるとどれもボロが出る!真理を極めてない!」とバッサリ言い切ります 古今東西、天才とは言うことが違います 「紙に書いてあることは学び尽くしたので、今度は世界という大きな書物を見てやろう!」と9年間旅をします その体験学習から学んだこと
苦しみを解決したい 世の中の企業は「お困りごとの解決」「より便利に快適に」「快楽を提案して幸福度を上げる」などの活動で、その対価を消費者から得ています 私達は『世の中を良くするために働いている』と同時に『幸福になる為に対価を払っている』社会的動物といえます 人には陽転と陰転がありますが「世の中は多くの人のお陰様でどんどん良くなっている」と陽に見るか、マイナス面ばかり目をやり不平不満を蓄積していくかで、社会が陽にも陰にも変化していきます ニーチェは『世の中に真実などない!あるのは解釈の違いだけだ!』と述べていますが、解釈の仕方やものの見方で幸福や不幸が決まってくる気がします 人は勉強する為でも働くために生まれてきたわけではなく『幸福になる為に生まれてきた』のであり、幸福になる為には知識が必要で勉強し、幸福になる為にはお金が必要で労働して給料を得ています 日本人は無宗教などと言われながら『身の
役職定年はなぜ起こるのか 私の部署でも、もう5年にわたり役職定年をいつにするのかを議論しています なぜ長引くかといえば「役職定年なんてひどい!」という50代の強烈な反発があるからです 私が最初に勤めた会社は平成5年から管理職の降職基準をつくり実施していました いい悪いは別にして、バブル崩壊後のかなり早い頃から実施していましたので『年功序列制度にメスを入れる』会社だったといえます かなり強引に会社が取り組んだので、労働組合の職場委員の会合では「なんでこんなひどいことをするんだ!」と上の世代が憤慨していたのを横目で眺めていました 降職は年齢ではなく基準の数値がありましたが、支店長や営業管理職などは40代後半からの方々が大多数でした もちろん実績が良ければまた復帰します 現在の役職定年は年齢で一律に降職していきますが、優れた人は60歳過ぎても会社が頭を下げ管理職延長をしていました そんな中で四半
情報民主主義の時代 私が新入社員の頃、新宿に向かう混雑した満員電車の中で新聞を小さく折って読むサラリーマンはたくさんいました またこの折り返していく手馴れた動作が素晴らしいと毎日感心していました CDウオークマンで音楽を聴きながら通勤してくる私は「新聞を読んでから朝礼に参加しなさい」とよく注意を受けていました 今はLINEに送られてくるニュースを読みながら通勤していますが、情報収集のカタチもどんどん変わってきています 2009年まで5,000万部を超えていた発行部数は 毎年100万部以上減少 し、2020年には約3,500万部になりました 転勤族だった私は、引っ越し先で一番最初に言葉を交わすのが新聞勧誘員の方でした 当時は新聞をとるのが当たり前だった時代です 新聞だけでなく本屋も半分に減りましたので、紙の情報というのはかなり減ってきています 情報民主主義時代というだけあり情報源もかなり増え
どのような刺激で人は動くのか 人が行動に移るのは ①困難・苦痛から逃れる時 ②快楽を得る時 と言われています ②より①の方が強いそうで「これをすると50万円得る」より「これをしないと50万円損する」方が動く確率は高いそうです このような心理はマーケット分析などの「どのような商品・サービスが売れるか?」の一つの物差しとして使われます 世の中の企業は①お困りごと解決型か②快楽提案型に分けられます この二つを競争しながら社会が動いているので、社会はだんだん多くの問題が解決できるようになり、楽しいものを増えていきます 医療の発展は身体の苦痛を解決し、交通手段の発展は身体の疲労と時短に貢献しています 音楽・食事・映像・ゲームなどは新しい快楽を次々に提案していきます 人を動かす「4つの方法」 ビジネス現場でいかに人を動かすかを考えたいと思います ⻘森⼤学客員教授の竹林 正樹教授によれば 行動経済学では
キャリアプランは劣化している 大まかな人生のキャリアプランは『学習期20年・労働期40年・引退期15年』です 寿命が延びると学習期20年と引退期15年は固定されて、労働期のみ50年、60年、70年と伸びていきます 伸び続ける労働期を嫌う人たちはFIREなどで『経済的自立=働かなくてもいい状態』を目指します 「収入を得るのは雇われる一択」という人は身体が動かなくなるまで働くことになります 若手社員とキャリアプランについてよくミーティングしますが、最近は「今のキャリアプランは学校出てから60歳までですよね?僕たちはその後20年以上ありそうなんですが、それについてはどうすればいいんですかね?」とよく聞かれるようになりました 会社に残るのであれば『収入が大きく減ったうえに、人が嫌がるきつめの仕事になる』と述べます たしかに体力のある若手がディスクに座りPC業務で、60歳過ぎの社員が若手がやらない肉
世界の出生率はどうなのか 「少子化を食い止めないと未来がない」「少子化で国が亡ぶ」と本当によく耳にするようになったので「いったい日本はどのくらいのレベルなの?」と知っておく必要があります 2023年最新の世界の出生率ランキング を観れば 1位 ニジェール 6.73 2位 アンゴラ 5.76 3位 コンゴ民主共和国 5.56 4位 マリ 5.45 5位ベナン 5.39 6位 チャド 5.35 7位 ウガンダ 5.26 8位 ソマリア 5.22 9位 南スーダン 5.2 10位 ブルンジ 4.96 11位 ギニア 4.82 と出生率ランキング上位にはアフリカの国々が目立ちます 社会情勢が安定せず、経済的に発展途上である国も多いですが、出生率の高さはこうした要因とも深く関わっていると考えられています 経済的に恵まれない人々も多く暮らしている国では「子ども」とは①家族の一員であり②稼ぎ手でもあると
求人も独特なブラック企業 現在は求人媒体に、求人者も性別や年齢が記載できません それでも20代が欲しい場合は「20代が活躍している職場です」などは記載できますが「20代求む!」などは求人媒体の会社からNGをもらいます ずらりと並ぶ求人に「社員同士和気あいあいの職場です!」「明るく笑顔が絶えない職場です!」などと記載されている求人広告があったりします 「なぜこんなことを打ち出すんでしょうかね?」と求人広告の担当に聞くと「こういう会社は大概ブラックです」とボソッと教えてくれます わざわざ「明るくて人間関係がいい」などを打ち出す事態おかしなことです 他にも「毎回募集を出している会社にもブラックは多いです」とのこと これは業種で人手不足の場合もありますので、一概にはブラックと決めつけてはいけませんが『皆仲良く働いている』『毎回求人広告が掲載されている』とくればブラック率は高い可能性があります 口コ
評価はやる気に直結する 子供は親や教師が何を評価してくれるのか気にします 勉強ができる出来ないは重要 勉強を頑張っているアピールは重要 努力は評価してくれる 読書は奨励してくれる などで、これは社会に出ても同じです 学生時代と違うのは給料をもらうのでより結果が全てになってきます 新入社員の頃は気づきませんでしたが 「稼いでくれる人のお陰で未熟な自分たちも給料がもらえる」 「稼いでくれる人たちに食わせてもらっている」 という現実に気づきます 「食わせてもらっているなんかカッコ悪い!早く食わせる方の社員にならねば!」と思うようになっていきました 2年目の夏に大きく成績を伸ばし、支店長に「やっと後輩たちを食わせられる社員になったな」と言われたのをよく覚えています 3年目の春にチーフに昇格し新任チーフ研修に出ると『2軍は徹底して型教育、個性は1軍で発揮』と言われます 「俺は一軍になったんだ!」なん
労働力不足1100万 「働き手不足1100万人」の衝撃という本が話題になってます 少子高齢化の進展に伴う労働力人口が減少する中、労働力の需給ギャップによる人手不足が顕在化し、 団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には企業などで働く人の不足が全国1100万人になるとの試算のことです 将来の人手不足を推測して対策を練るプロジェクトチームをつくっている企業も多いのではないでしょうか 「人手が足りないから採用頼むよ」 「ええ、求人出したのに募集来なかったの?」 「○○さんが辞めた分はいつ補充してくれるの?」 という会話が増えてきた会社も多いと思います ただ、今騒がれている人手不足とは比べ物にならないほどの人手不足時代が来ます もしあなたが雇われる側なら『需要増で仕事には苦労しない』という時代になります しかし仕事探しには苦労しないからと言って喜んではいられません 今まで当たり前だったサービ
問題は人生が長くなること 明治と大正時代の日本人の平均寿命は43歳・44歳でした 当然「60歳を過ぎた自分」など考える人は少なかったでしょう 昭和に寿命はぐんと延び男性も70歳を越え、平成になると55歳定年から60歳定年となりましたが、当時の人事関係者は5年延びた定年にかなり苦労して調整したようです 「人生100年時代」はまだまだ先の話ですが、X世代は男性85歳・女性95歳などは考えておくべきなのは確かで、Z世代となれば「80歳までは働く」「年金だけでの生活は困難」「国民の半分は老人」という社会になります 遺伝子情報から将来かかるべき病気がわかり、未然に防ぐことができるオミックス医療は2035年には一般化しそうなので、ここから一気に寿命は延びそうです 寿命が延びれば学習期20年、老後15年は変わらず、伸びるのは労働期です 若い世代は昭和の労働期の倍以上の年月を働かなければなりません よほど
精神の病に偏見をもちやすい日本 「今後、最も人類を死に至らしめる病気はうつ病」と言われています その中でも日本人は要注意だそうです 繊細だからでも、精神が弱いからでもありません 「精神を病む」ということに少し偏見があるようで、初動が遅れ重症化しやすいようです 欧米などでは「なんか気持ちが落ち込みがちで変だから心理カウンセリング受けてくる」という気軽な感じですが、日本の場合は肉体の不調はすぐに病院に行くのに、精神の不調はすぐには動かず「かなり重症化してから動く」傾向があるそうです 精神を病む人が多いのではなく、動くのが遅いから重くなりやすいのです 最近はだいぶこの辺も「恥ずかしいことではない」と理解が進みましたが、まだまだ行動に起こすのが遅すぎるようです 精神医学も心理学も発展していますので、病名も細分化して種類が増えています 誰しも何かしらの精神の病に当てはまるかもしれません ついついスマ
人件費はコスト 「社員は会社の宝」 「社員あっての会社」 と言いますが、間違いではありません ですが会社が大きな利益を上げた場合、株主と経営者に分配されます 社員はせいぜいボーナスが良くなるだけです 「社長なんてゴルフばかりしている」 「株主なんて株をもっているだけで働きもしない」 「汗を流して働いているのは俺たち従業員だ!最も利益を還元すべきだ!」 と感じたことはないでしょうか? 子供にしっかり伝えておいた方がいいのは『世の中大きく富が分配されるのはリスクをとっている人』になります 会社が倒産しても社員は会社の借金もしょわず、諸々の責任も取らず、とっとと新天地に移れます お金を出している経営者と株主はそうはいきません この人達はリスクを背負っているので大きな損害を被ることになります 大きな利益が出れば多くの富が分配されますが、大きな損失が出ればそれを背負わなければなりません 会社が苦境に
雇用は過渡期に来ている 小泉進次郎議員が 「解雇規制は辞めるべき」 「年金支給は80歳で良い」 と主張して反発する国民も多くいました 人事部でも個人的な感想を述べれば 「日本は会社から解雇は出来ないが、従業員はどんなに辞められると困る状況でも簡単に辞めることができる国」と感じます 「学校を出たら一つの会社には最後まで勤め上げる」という忠義的な旧世代と 「一つの会社にぶら下がり続けるのは恥!激しい変化に対応し転職していく」という新世代が混在していくのが今の日本です ほっとけば必然的に流動化のある転職文化になっていきます 労働組合の職場委員も何度かなりましたので「降職は致し方ないが、解雇は絶対許さない」という姿勢です 車を買い替えるように転職をする若い世代も「こちらから自由に辞めるのはいいが、会社から切られるのはヤダ」というスタンスです 営業・企画・人事を経験した中で 「日本は値上げが難しい」
人手不足と雇用延長 どこの企業でも「雇用延長はしなければならない」ということは理解していると思います 「採用が苦しいし、人手不足だから延長してくれるのはありがたい」 という組織もあれば、新卒採用の力があり 「延長するなら新卒の若い世代を活用したい」 と考えてる会社もあれば 「採用業務と教育業務に力を入れる余力はないから足りなくなったら中途採用で補う」 という考え方もあります 若者は採用業務も大変ですが、採用したら教育もしなければなりませんから結構な労力がいります 若手の採用と教育を面倒と感じると、いずれ社員の高齢化がおとずれます 「気がついたら社員が全員50歳以上」などもあります これからの日本は労働力不足は長らく続き、女性も高齢者もとにかく労働市場に引っ張り込みたいという状況になっていきます 客はいるのに人手不足で倒産する企業は増えています 「AIに仕事を奪われる!」と声高に叫ぶ人がいま
人気リゾートだが採用ができない 少子高齢化と言われてもまだまだ実感はありませんが、過疎化が進んでいる地域は深刻になってきているようです とある地方のグループのリゾートホテルを中国資本に売却することになりました 非常に人気の高原リゾートでお客様が減ったわけではありません、従業員の採用が難しくなってきているからです 「客は来るが地域の労働人口が少なすぎる」ということで、人口減に伴い年々採用が困難になってきています 派遣社員やリゾートバイトで切り抜ければ?と言われますが、派遣は寮費と食事代はこちら持ちなので、地域住民を雇う倍のコストがかかります 都市型リゾートと違い、田舎のリゾートは採用問題で苦戦します 新入社員を配属させても、コンビニもない場所に閉じ込めて働かせるようになり、長期に配属させておけば退職に直結しやすくなります レストランやコンビニでは無人店舗も可能になってきましたので、いずれはマ
老舗企業が多い日本 全国には創業100年以上の企業が4万社以上あるそうです 海外の経済評論家からは「日本はつぶすべき企業をつぶさないからゾンビ企業が多い」とか「老舗企業が多いせいで新陳代謝が悪い」などと言われますが、大いなる和の国、大和らしく素晴らしいことだと個人的には思っています 仕事で毎週京都に行っていましたが、取引先で「明治創業の老舗のお菓子です」などと渡していましたが、東京から一緒に来ていた方に「明治創業など京都の人から見れば老舗ではないですよ」とこっそりアドバイスされます 「室町からとか、中には平安時代からなどと言う老舗がたくさんありますから明治など老舗という認識がありません」とのこと もういろいろなところで何回も言っていたので「もっと早く知りたかった!」と感じました 「時代は常に変化している」はよくわかりますが『様々な時代で多くの人に愛されている』のだからいいことなのではないで
中国の少子高齢化の四重苦 先進国では多くの国が少子高齢化問題を抱えています その中でも中国の少子高齢化は四重苦といわれています まずどこの国でも文化・文明が成熟すれば医療技術が進歩し、社会保障も充実し、食も豊かになり、人々も健康への知識が上がり長寿化していきます もちろん健康・長寿は人類が目指していたことであり、喜ばしいことですが高齢者は増えていきます 次に『子供は資産から負債になっていく』ということです パナソニックの創業者である松下幸之助さんは7歳くらいで丁稚奉公に出されます 毎晩、母親を思い出して泣いていたそうですが、この時代は当たり前のことでした 当時は長男以外は早々に労働力として外に出され「3人出せば蔵が建つ」といわれるくらい子供は資産だったようです それが文化・文明が成熟すれば教育期間が長くなりますので、18歳から20代中盤くらいまで子供の面倒をみなければならず、子供は負債にな
一所懸命は武士の文化 私の新卒で入社した会社の入社研修で「一生懸命だはなく一所懸命」と講義を受けます この頃から時代は「石の上にも3年はもう古い」と転職をあおるようになってきます 私のいた会社でも転職者こそいないものの、自己申告書に転勤希望をする若手社員が増えていました 「隣の芝生は青く見える」と言いますが「もっといい場所があるはずだ!」と自分の部署や支店から出ることを希望する若手社員が徐々に増え始めていたようです たしかに無役職の若手は環境を変える力はないので逃げ出すしかありません 困った会社の洗脳教育が「一所懸命」で、武士は守れと言われた場所を懸命に守ってきたんだぞということです ある程度社会人経験を積めば「会社に楽園のような部署も支店もない」と気づくのですが・・・ 会社選びの基本として『人間関係と労働条件のいい会社=定着率のいい会社』という基準が今は重要視されているようです 人には安
頑張る人は応援すべきだが 「あいつは頑張っているから」 「あの人は本当に努力家だ」 私達は懸命に頑張っている人を評価します 人より努力している人は美しいし、やはり努力に報いる成果を出してほしいと願います 研修のコーディネーターをしていた頃『営業成績のいい社員に学ぶ』という講習がありましたが、正直「営業成績がいい社員に努力家は1割くらい」と感じました その多くが「出来るだけ頑張らなくて、いい成績を出すにはどうしたらいいのか?」ばかり考えている社員が多かったです 教育研修課も「ロクに努力もしないで要領よく数字を創っている事実を若手の多い研修に発信していいものか?」となります 結局は「努力は人一倍していてなおかつ工夫もしている」というストーリーにしたがります 「社会人は結果が全て」という事実がありながら、とにかく『努力する姿は美しい』『要領の良さのみで努力しないのは成績が良くても美しくない』とい
時代による退職理由の変化 昭和の時代はまだ武士道精神が残っていたのか、昭和入社の方々は「一つの組織に忠誠を誓い奉公する」という感じの年配社員が多くいました 私の上長でも「俺はこの会社が大好きだ!」とハッキリ言ってました 業績が悪い時は上から詰められ、家庭の事情を人事に伝えてあるのに遠方に転勤になり、下の自分から見ていても「辛そう」と感じましたが、本当に会社を愛していたように思います 昭和入社はまさに『一所懸命』『滅私奉公』の精神の人が多かったです 平成入社の私などは日本では「新人類」と呼ばれ、世界基準では「X世代」という「数学の答えのわからないX」「宇宙からの物体X」などのXで「今までの社員と違う思考・行動をする」「理解に苦しむ若者」という見方をされます 新卒の採用活動が始った時、40代の営業課長に「企画やりたいとか、マーケティングやりたいとか、仕事はクリエイティブでなきゃヤダ見たいな奴は
解雇は自由にできる方がいいのか 労働法を改正して「解雇規制を緩めたい=米国のように自由に解雇を出来るようにする」ことにより人材の流動化を活発にしたいという声が高まっています その一方で「弱者切り捨てだ!」「いらなくなったら簡単に解雇できてしまう」という反対意見も多いです 『衰退産業から成長産業へ労働力の移動を!』『その為にリスキリングを!』は正論ですが、そう簡単にはいきそうもありません 社内を見ていても『リスキリングにより異なる分野へ異動に賛成』は若い世代で、日本の労働力のボリュームゾーンである50代は拒否的だそうです 米国のように解雇規制が弱く、活発に人が流動する社会の方が変化と競争には強くなりますが、少し前まで終身雇用であった日本がメンバーシップ型からジョブ型に簡単に移行することができるのでしょうか? 「労働力が足りない!ニートの若者のせいだ!」などと言う人がいますが、実は働いていない
日本にキリスト教が広がらなかったわけ ヨーロッパではプロテスタントの勢いが強くなり、危機感を感じたカトリック派は「もっと広い世界にカトリックを広げていこう」とイエズス会がヨーロッパのみならず遠いアジア諸国までキリスト教を布教します 九州に上陸した宣教師のフランシスコザビエルは非常に優秀かつ立派な人でしたが、思わぬ苦戦を日本で強いられます あの広い中国の30%をキリスト教徒にしたのに対し、日本はたった1%という数字からもわかります もともと仏教は四苦八苦という言葉があるように「良い考え方を取り入れてあらゆる苦しみから抜け出そう」という、どちらかというと哲学的な要素が強い性質があります 旅の僧侶が村を通りかかれば「良い話が聞けるかもしれない」と村人がもてなしていたそうですが、ブッタがどうというより『良い考えを取り入れることが幸福への道』という日本人には強かったのと、先祖をしっかりまつる仏教のス
人と人の間を生きるのが人間 地球上には群れで行動する生き物と、単体で生きる生き物がいます 対した強さも、逃げ切れる早さもない人類は集団で生きる道を選びました 引きこもった生活をしている人も、電気に関わる人や水道ガスに関わる人、ネットに関わる人やゲームを作る人など多くの人のお陰で生きることができます 「俺は誰とも一切関わらずに生きるんだ!」とサハラ砂漠に1人で生活しようとしても数日しか生きられません 人と人の間を生きるから人間というのは古来より切っても切り離せないものです 人間関係は非常に重要で、人間関係が悪いのが退職理由の陰の一位に上がり続けています とある人のせいで、退職者が多いなどという組織もあります マズローの欲求段階説でも、食や安全が満たされ生命維持ができる環境の次は『人間関係の安定』になります ブッダの人間関係対処法 良好な人間関係を築き保つことは、私たちが安心して生きるための最
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