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今年の「#文学」
rune-55.hatenablog.com
何処で間違ってしまったのだろう あなたをとても愛していたのに 何故見失っなってしまったのだろう あなたの愛をそして私の本心を 最後まで振り向く事の無いあなたの後ろ姿を 見えなくなるまで追い続けていた私が その場に留まり泣いていた時間 つい数分前にあのカフェテラスに居たはずの二人 ぎこちなく私を見るあなたの視線 互いに交わす短い言葉ですぐに解ったの あなたが放った最後の言葉の意味を 当たり前のように傍で愛を感じ合い 当たり前のように優しさを求め癒し合い あなたの愛が永遠に続くと信じていた あの日冷たい雨に濡れる私に差し掛けてくれた あの時のあなたの青い傘が今の私を埋め尽くしている 何処ですれ違ってしまったのだろう あなたの事をとても大切に思っていたのに 何故気づかない振りをしてしまったのだろう あなたの本心をそして私の寂しさを 今も携帯が鳴るとあなたからじゃないかと期待をして 思わずときめい
青春は金魚鉢 僕たちの生きていた場所 水の中に差し込んだ 黄色く滲んだ微かな光に 幸せを感じていた 君が膨らませた頬に指を押し当てた 僕を見つめた君の瞳が微笑む 滑ってばかりの冗談で僕を笑わせる 君が急に僕の手を取り走り出す いつまでも自由に いつまでも気儘で そんな淡い夢のような世界を 時間は決して見逃してくれない いつしか覚めなければならない 「人生」という言葉では計れない 青春は金魚鉢 いつしか孤独で いつしか喪失な 僕たちが再び出会うことはもう無いだろうと あの日の桜に失くした「ときめき」も「期待」も 偽りのない「諦め」に従順だった少なくともあの時 そう思い込もうとしていた 今 君は涙になる 君に会いたい あの時の 胸の中に刺さったままの気持ちを 君に伝えたい 想いが痛くて苦しくて 君が愛しくて 青春は金魚鉢 僕たちが笑っていた場所 水の中の白い砂に ちから強く根を張る水草に 安ら
晴れた空の彼方 還らない鳥たち どの空の心地が 眠る事を知らない 傷ついた翼を 羽ばたかせるのか 硝子の地上には 漂う霧が舞う 祈りを捧げた空 紅く熟れた夕陽へ 明日は何処へ向かい 羽ばたくのだろう その心の襞に 揺さぶられ 零れ堕ちる吐息が もどかしさだけを 刹那刹那に 膿みおとしていく 手を延ばせばそこに 掴めたはずのリリーフ 銃弾に込めた 涙の意味さえも 今は捨てていい 一度きりの人生 ただ生きる理由が 欲しかったのだから 胸に押し殺した 叫び白いダチュラは 流れ弾に咲いた パンドラの箱 私が見たいのは 夢でもない 現実でもない希望 私を呼ぶ風 あなたを抱きしめ 果ててしまえたら 私が感じていたいのは 夢でもない 現実でもない希望 刹那刹那 私をそう呼ぶ風 あなたに擁かれ 朽ちてしまえたら ー紫紅草ー
海辺で 遠い過去を思い出す 潮風は耳もとで咽び泣き 砂浜を白く濁った波がまどろむ 私は素足のまま 何処までも歩いた 今更止まる事なんかできない 冷たい波が押し寄せ 残したばかりの足跡を消していく 私は潮の香を胸一杯に吸い込みゆっくりと吐き出した 気怠いカラダの力が抜けていく… 決して負けたくなかったあの時に 負けることを選択した ー私がー 「私」自身を裏切り傷つけ追い詰めた ただ悔しくて夜通し泣き明かした日 それでも世の中何ひとつ変わらない たった独り取り残された空虚な世界 振り返れば ー私がー 「私」を押し潰そうとしていた臆病者に過ぎなかったのだと気付いた瞬間 今日も 私は歩き続ける 負けるもんか むき出しの「いの血」が そう叫ぶから… 海辺で 遠い記憶を追い駆ける 日暮れていく空が朱くにじむと どんよりとした海は音もなく波打つ 私は素足のまま 何処まで行くのか 今更戻る事なんかできない
突然私の視野に入ってきたこの人は 何の躊躇も無く私に熱い視線送り 「君、名前何て言うの?」ってピックアップライン 実はこの人常に女の子が傍に居て 偶然見かけるたびに違う子を連れて歩いてる 呆れ顔の私横目にジワジワ近寄って来た 「驚かせてごめんね、君が可愛くて…」ってキモイ 歯が浮くようなキザなセリフを私に浴びせ 無理やり心のドアこじ開け土足で入って来た いつもの私なら無視のねじ伏せで終了のはず なのにどうした私金縛りに合ったみたいなア然 この人のペースに引きづり込まれてるじゃん止めてよ! 在り得ない想定外の現実に自己逃避か 私が握り締めてたスマホいきなり取りあげ 勝手に人の電話番号を盗んだ挙句に 不気味な微笑み浮かべ逃げるように去って行った 一体何なの?胸がドキドキ足はガクガク いやだ絶対ブロックしてやる!あっ番号が無い… 私はもうそう簡単に恋に堕ちたりしない 桜の花びらが舞い落ちる並木道
私気づいたの あなたへの気持ちに 余りにも近すぎて 解らなかった 優しさにときめく あなたの 友情よりも強く 愛よりも弱い 気持ちが哀しい だから今はこうして あなたへの気持ち隠して 燃えるようなこの瞳で 刺激的な愛の言葉で あなたの胸が熱く染まるのを 静かに待つの・・・ ただその時を・・・ 私気づいたの あなたへの気持ちに 当たり前のように あなたの隣で 笑っていた昨日 私の 赤く揺らぐ愛が 高鳴る胸で ざわめき目覚める だから今はこうして 伝わらない切ない愛が 友達以上恋人未満の もどかしい溜息に刹那 あなたが私の愛に気づくまで ひたすら待つの・・・ ただその時を・・・ 私気づいたの あなたへの気持ちに いつものように 変わらない素振りで あなたに寄り添い あなたは 誰にも渡さない 私だけのもの 私だけ愛して欲しい だから今もこうして あなたに送る熱い眼差し 感傷から生まれた愛が 涙か
ビルの谷間に堕ちた空は不毛地帯 暗闇に気怠さが漂う路地裏では キャッツアイ光らせた黒猫がクラッキング 取り逃した獲物を眼で追い声を荒げる アンバランスな妄想に酔い始めた僕らは 知らぬ間に目的の無い窮地に追いやられ ひたすらのたうち回る自分の影を追い駆け センセーショナリズム絡ませた 卑劣なナンセンスジョークで炎上 誰が憎いのか愛おしいのか 虚しさ蔽いつくした心を 冷い愛ひと雫たゆませ いたぶり消してくれないか 何が欲しいのか切り捨てたいのか 空虚なシチュエーションが空廻り 残酷な人生も「みなも」で揺れ 無情に捨ててくれないか 悪臭を撒き散らした突き立つ煙突の終焉 眼障りのいい変化にざらついた記憶が 癖になると呟きながら馳やる気分をダウン やたら嚙み合わない感情も消化出来ず バグら無い人生なんてつまらないと僕らは ネガティブな思考回路も爆破寸前で しょうもない愚痴を吐き互いをフォロー センセ
夕べの雨で濡れた空 鳥が囀り木の葉を揺らし 小さな雫を散らして飛び立つ あなたと一緒に歩いた石段に 今年も咲いた紫陽花の花 それは薄紫の儚い言の葉 あなたが居た日にはもう戻れないんだね 傷ついた心の破片が残した あの人との思い出を胸に抱いたまま 涙の海に落ちた私は それでも声が聞きたくて あなたが残したボイスメールを 繰り返し繰り返し聞き続けた ミルク色の風が吹くと 零れる陽射しはまたまどろみ 雲の切れ間から降りそそぐ雨が あの日の二人を描きはじめる 私の待ち受けで笑ってるあなた どんなに願おうとも叶わない愛も ふたりが居た日にはもう戻れないんだね 相合傘ではいつも肩を寄せ合い 私が濡れないよう抱き寄せてくれた 色褪せない思い出のぬくもり だから尚更感じていたくて あなたとのLINEひと言ひと言 何度も何度も読み返した ー紫紅草ー
深い闇が満ちた 黒く焦げ堕ちた空に今 染み混んだ悪夢が うなされた耳元に 忍びより囁く 「どうせ何も変わらないよ」 背筋が凍る孤独に 怯えた覚醒 変わらないなんて嘘 失うものなんて無いのに 超えられないなんて嘘 「もう守れない約束なんてしないで」 けたたましく胸に鳴り響いたサイレント あの時 イジメに合う彼女を見過ごせなかった そして助けを求めた彼女の手を 私は何のためらいも無く握りしめた 無謀な月明かり 滲んで霞める夜空 うすら喘ぐ悪夢が すくませる耳元で 翻弄し囁く 「もうどこにも逃げられないよ」 虚しいだけの孤独 震えた覚醒 逃げられないなんて嘘 自分を信じただけなのに 抜け出せないなんて嘘 「もう耐えられない約束ならしないで」 けたたましく頭に鳴り響いたサイレント あの日から 私が信じた正義は崩れ去った 彼女はトライゾンを秘めた瞳で 憐れむように私を見下ろした あの時 イジメに合う
すべてを超え君と愛し合えるなら 僕たちの障害なんて何でもない 硝子のような海に浮かんだ ふたりを乗せた小さな舟が そり返る波に吞まれ堕ちていく 必ずと約束した日 僕を見つめた君の瞳を忘れない It's you より添いあえることが 解りあえることも 君以外僕は知らない 愛し合うそれが突然 疎外感に囚われたなら 君に入り混じった僕が 僕を見捨てる時だろう 静かに過ぎる時間が二人を追い越し 小さな亀裂を心に残していく 何故いつかこんな日が来ることに 気づかない振りをしたんだろう 乾いた言葉を投げかけた君 君は愛を試す化身 僕の愛を疑うなら答えよう It's me 感じあえるものが 触れあえるものも 君以外僕は知らない 信じ合うことが突然 不信感に変わるとすれば 僕に入り混じった君が 君を見捨てる時だろう すべてに打ち勝ち君を愛せるのなら 誹謗な偏見何てどうってことない 白い月が漂い黄昏れ 光と
優しい嘘で私を溶かして 今夜咲く花が一夜の夢でも あなたの胸にココロをうずめて 今宵散ってしまいたいから あなたの吐息が私の胸で 狂おしいほど切なさに濡れる 剥がれた仮面の下の偽りの愛 たとえそれが本当だとしても 私の愛まで嘘で染めないで 闇に浮かぶ月も身悶え ハイになるまで燃えあがる 繰り返し重ねあうカラダの 満たされた快感の旋律 あなたの嘘を 私に気づかせないで 淋しさを赤いルージュでまとい 最後まであなたにとって 可愛い女でいさせて 物憂げな横顔を覗かせた 甘く虚ろな夜は蜜の味 あなたの背中につけた爪痕 白い肌を這う誘惑の波 もしも失うものがあるとすれば それは涙のレゾンデートル けして捨てられない真実の愛 たとえそれが許されない夢でも 私を離さないと約束して 綺麗な思い出になんてなれない あなたのリアルな女でいたい もっと強く抱きしめて私は 消えないあなただけの傷跡 あなたの嘘に
今… 始まってもいない恋に 別れを告げた 目の前に広がる青い空が とても眩しくて 私は 思わず眼を閉じた 心… 傷つかないように 手放した恋 臆病な私に許された あなたの背中が もう恋しくなった もしも私の気持ちに気づかれたら 何もかもすべてが崩れてしまいそうで 恐い… 冷たくなった心を ぬらす涙 私を試すように いつまでも 消えない面影 苦しくて切ない Unrequited love 今… 始まってもいない恋に さよならを告げた 暗く深い霧の中を迷い 彷徨い続ける 私が 余りにも悲しくて 心… 望まないように あきらめた恋 私が初めて好きになった 友達の彼氏 見つめることさえ 許されない事解っていた 初恋の恥じらいよりも強く刻まれた 痛み… 冷たくなった心に 刺さる想い 私を試すように いつまでも 消えない面影 寂しくてやる瀬ない Unrequited love ー紫紅草ー
心の赴くままに…なんて 詭弁に惑わされたまま 吹き荒れた 風の音を聴き 時の嵐の中で 向かい打つ勇気も失く 立ち尽くす 此処が人生の岐路 影に埋もれた 谷の淵 壊れた羅針盤 投げ捨て 胸に秘めた 夢も この足で踏み潰した 何が間違いなのかも解らない ただ歩き続けた人生 人生の目的地…なんて 重いトランクを引きづり 歩き疲れ 命と引き換えに 差し出した未来に 傷つき粉砕された プライド 此処が人生の岐路 涙に埋もれた 崖の淵 誰も振り向かない 気づかない 希望も この手で握り潰した 何が必要なのかも解らない ただ生き延びてきた人生 失うことが怖い…なんて 言い訳ばかり繰り返し 信じられず 取りつくろう嘘を 重ねるうちに気づく 自分のズルさにくれた 混乱 此処が人生の岐路 地図にない道を 歩み続け 過去を振り返り 熱望し 祈り 叶わない願いを唱え 何が過ちなのかも解らない ただ挫折ばかりの人生
あなたとの思い出に涙する私は 時に哀れで時に喘ぎ 鏡の中の私が 心の内をそっと包みこむ 去年のクリスマスは 二人で飾ったツリー 真っ白な雪が降り積もる アスファルトに付けた二人の足跡 あの時あなたがくれた初めての指輪を 今も捨てられない私は もう誰も愛せない 切なくてそう呟いた あなたとの思い出に生きる私は 時に空虚で時に嘆き ただ指輪に触れながら あなたとの思い出にふける 突然別れを告げ 私に背中を見せた あの日のあなたがリフレイン 冷たい後姿が悲しくて 涙が頬をつたいあなたの名を呟いた どんなに辛い別れでも 今も忘れられない あのクリスマスの夜を ー 紫紅草ー
時間が深い闇に飲まれそうな夜道は 突然ひとり生きることが恐くなる 見知らぬ誰かに追われているような そんな気配に捕らわれ 逃げたい衝動にかられた 急いで潜り込んだ 細い路地を抜けるとそこは 切れかけた街灯の カチカチとナる音が聞こえた 暗闇に沈む月明りにさらされた孤独 道端に転がった自分の影が せせら笑いを浮かべ俯く あの時 お前の腕をつかんで 引き止めたかった でも 失ってばかりの俺には あの「愛」は重すぎたんだ 空っぽになった部屋に戻れば 薄暗い蛍光灯が照らした窓が 何者でも無いちっぽけな俺を映した 煙草に火をつけ冷たいベッドに寝転ぶと 雨染みのついた天上を見上げ ぼんやり立ち込める煙を目で追った 今日という一日が 頭の中を駆け巡る どれだけ走れば 明日にたどり着けるのか 疲れた身体を起こし 吸い殻の火をもみ消すと 捨てられない夢が俺の中で燻ぶる かび臭い部屋に無残に捨てられた 思い出
心の中の 砂漠を彷徨う 乾いた風が 砂を舞い上げ 私はうつろ気に 青く実った 空を仰いだ 重い足取りで 歩いた道 くたびれた スニーカーが 砂にまみれ 煩わしい 不意に 思い浮かぶ あの人が 好きな曲が 今も私を 虚しくする 悲しみも 苦しみもない 呱々は オアシス 卑屈な自分を 砂中に埋め 探した 砂漠に咲く花 胸の中で 燻ぶる憂鬱 赤い太陽に 翳す指間に 漏れた熱い 陽かり 擦れた匂いの 風が吹いた うすれたはずの 記憶が 突然背中を 抱きしめるから 思わず私は 振り返る 不意に 思い出した あの人の まなざし 今も私を 切なくする 後悔も 未練もない 呱々は オアシス 折れた心を 砂中に埋め 探した 砂漠に咲く花 心の中の 砂漠を彷徨う 風がつくる 時の波が 私が残した 足跡を 消していく 捨てたはずの いにしえが今 よみがえり 突き刺さる 歩き続ける 砂の道 不意に 思いはせた
森を駆け抜ける風 樹木の葉はざわめき 湿った土の香りは 深い霧に埋もれ始める アクアグレイの空に 淡く浮き立つ茜色の吐息 「ドリュアス」 私は夢見る小鳥 あなたの細い指で奏でた 朝焼けの空はやがて 小さな雫の中で 息づき熟まれゆくだろう 私は「ドリュアス」 あなたの虜 あなたの中で眠るロンリネス 教て欲しい あなたが抱くセンチュリーを 感じて欲しい 果て無い地平線に消えゆく 儚い夢を掛け替えのない命を 萌ゆる希望をそして愛を 冷たい空に滲んだ 甘い音色の月は その深い眠りから 目覚めたエンシェント アクアグレイの空に 散りばめられた星はシンフォニー 「ドリュアス」 私は夢見る小鳥 あなたの白い指で紡いだ アーモンドグリーンの オークの葉の髪飾りが あなたの髪に揺れときめく 私は「ドリュアス」 あなたがすべて 私の中で眠るロンリネス 聴いて欲しい 私が抱くセンチュリーを 見守って欲しい あり
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