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今年の「#文学」
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皆さんと違って私が歩いてきた道は、名門高校から東大に一直線に進むようなエリートの人生ではなく、たいへんな回り道でした。しかし、その回り道人生から得られた教訓は、人間の可能性は本当に無限だということです。 私が生まれた所は、熊本県の小さな村です。昔は稲田村と言っておりましたから、村の風景が想像できると思います。私は高校を卒業するまで一度も勉強した思い出がありません。全然勉強をしないものですから、高校時代は大変な落ちこぼれで、同級生220人中200番台の成績でした。私の高校時代の姿から、誰も私が東大教授になるとは思わなかったでしょう。 勉強はしませんでしたが、本は誰よりたくさん読みました。これが後になって私の人生に影響を与えたように思います。自分の経験していないこと、知らない世界を本によって想像する。それがいつしか自分の夢につながっていったのではないかと思います。 少年時代は3つの夢を持ってい
「においの科学のウソ・ホント」 第一回:においの正体は? においは五感のひとつである嗅覚で感じる感覚です。においは目に見えませんが、波動として伝わる物理信号である光や音と違って、その正体は化学物質です。数多くある化学物質のなかでも、私たち人間も含めて陸棲の生物にとってのにおいは、空気中を飛んでくる揮発性の低分子の物質です。ただ、低分子でも、例えば砂糖のように揮発してこない物質はにおいませんし、飛んでくるもののなかでも例えば二酸化炭素のようににおわない物質もあります。においは化学物質だよ、というとなんか危険な感じをうけますが、実際に空間に存在する匂い物質はとても少量です。例えば、足の裏のにおいはイソ吉草酸という物質ですが、その物質を一滴東京ドームの真ん中に垂らしただけで、ドーム中が足の裏のにおいで充満するというくらい薄めてもにおいます。これはpptというレベルの濃度で、10の12乗薄めたもの
狂おしいほどの衝動で、未来を創る。“Insanely Great! ”「狂ってるほどにすごい」 1984年にマッキントッシュが 世界に初披露されたとき 立ち上げられた画面には、そう表示された。 狂ったアイデアが、未来を創る。 普通じゃ理解できないような発想や 常識を超えた研究が、イノベーションを生み やがて、それが実装された世界で 私たちは暮らしている。 狂おしいほどの衝動と情熱で語る、 若き研究者たちの声。 それは、未来の息吹かもしれない。 狂え。そして未来を創れ。 狂ATORS研究者は、未来という作品を創るクリエイターなのかもしれない。東大工学部の若き研究者たちにスポットを当て、その衝動と思い描く未来を探る。
▶ Japan Style Sheet (Society of Writers, Editors and Translators, 1998) ISO 3602 si shi zi ji ti chi tu tsu hu fu sya sha zya ja tya cha syu shu zyu ju tyu chu syo sho zyo jo tyo cho ta, ti, tu, te, to t ta, chi, tsu, te, to tikatetu t t chikatetsu J-U-U-Y-O-U zyūyō, jūyō juuyou N-N Keihinn ▶ a i u e o ka ki ku ke ko ga gi gu ge go sa shi su se so za ji zu ze zo ta chi tsu te to da ji zu de do na
本領域の概要 1. 本領域の目的 性を二つに分けることの限界 生物の性はこれまで長きにわたって、オスかメス(男性か女性)のいずれかに分類されるものとして捉えられてきました。その一方で、このような二項対立的な性の捉え方では説明がつかない様々な事象が古くから知られていたのも事実です。 例えば、典型的な男性・女性の枠に収まらない人の存在は昔から認識されてきましたし、自然界に目を向ければ、多くの動物種で、メスのような外見や行動を示すオスや、精巣と卵巣を同時にもつ個体などが見つかっています。さらには、生活史の途中で性を変える動物種も多く存在します。 これらはあくまで例外的な性の表現型と見なされてきましたが、ここに来て、種々の実験動物を用いた私たちの研究でも、ややメス寄りの性質を示すオス、逆にオス寄りの性質を示すメスなど、典型的な雌雄の間に位置する様々な性の表現型が見出され始めました。 「性スペクトラ
西成活裕プロフィール 1967年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)の学位を取得。その後、山形大、龍谷大、ドイツのケルン大学理論物理学研究所、東京大学先端科学技術研究センター教授を経て、現在は東京大学大学院工学系研究科教授。ムダどり学会会長、ムジコロジ―研究所所長などを併任。専門は数理物理学。様々な渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書「渋滞学」(新潮選書)は講談社科学出版賞などを受賞。文部科学省「科学技術への顕著な貢献 2013」に選出、2021年イグ・ノーベル賞を受賞。また東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会アドバイザーに就任、国交省、経産省、文科省などの有識者委員も多数務めている。日経新聞「明日への話題」連載、日本テレビ「世界一受けたい授業」に多数回出演するなど、多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している。趣味はオペラ
1 被害妄想の心理学 -妄想の認知行動理論- 被害妄想の心理学 -妄想の認知行動理論- 丹野義彦 東京大学総合文化研究科 1 共同研究者 丹野研究室 共同研究者 丹野研究室 石垣琢麿 東京大学 森本幸子 仙台 合大学 佐々木淳 大阪大学 山崎修道 東京大学病院 竹下賀子 法務省 荒川裕美 文部科学省 山内崇史 国立精神神経センター 2 統合失調症 症状別アプローチとアナログ研究 症状 臨床研究 アナログ研究 陽性 妄想---妄想的観念 症状 幻覚---幻覚様体験 自我障害-自我漏洩感 陰性 自閉---引きこもり 症状 対人不安 感情鈍麻-アパシー 連合弛緩 3 一 般 の 健 常 学 生 に お け る 研 究 被害観念 研究 被害観念 Persecutory Ideation 自 誰 被害 い 不当 扱わ い いう観念 妄想的観念(Paranoid Ideation) M-Ⅳ 妄想ほ 強
1 ビッグ5を臨床で使おう: 総合科学としての性格5因子パラダイム 2014年9月29日 丹野義彦(東京大学総合文化研究科) ビッグ5による生物・心理・社会の統合 パーソナリティの科学は「個人差」の科学である。個人差はどのように記述できるか、個人差はどのようなメカニズムで出 現するのか、個人差はどのように変化するのか、などについて調べるのがパーソナリティの科学である。 パーソナリティの記述については、「因子分析」を用いた研究が進んだ。因子の数については、これまで例えば、キャッテ ルは16個以上の因子を考え、アイゼンクは3因子で十分だと考えた。研究が蓄積するにつれて、5つの因子で記述できると いう性格5因子論の考え方が定着した。いろいろな文化圏でそのことが確かめられ、ビッグ5と呼ばれる。 ビッグ5のそれぞれの次元は、頭文字をとってNEOACと呼ばれる。 N:神経症傾向(Neuroticism
コラム 以下は、「ワイナート」2009年7月号に掲載されたコラムです(京大伏木先生と見開き連載第2弾) 東原和成 ┃ ワイナート ┃ 2009年7月号 鼻先と喉から味わう香り 「原始人の嗅覚は文明人の嗅覚より優れており、進化とともに人間の嗅覚は解剖学的にも機能的にも退化した」。チャールズ・ダーウインの言葉である。確かに、人間は、ネズミや犬に比べて、鼻のなかで匂いを感知する嗅上皮の面積は小さいし、匂いを感知するセンサーをだしている嗅神経の数も圧倒的に少ない。では本当に人間の嗅覚は退化しているのか。人間では五感のなかでも視聴覚が優位であるが、人間も目隠しして犬のように這いつくばってクンクン嗅ぎながら、匂いの跡をたどることができるほどの嗅覚能力を持っていることが実験でも示されている。 また、人間にしかできない嗅覚能力がある。私たちは、肺への気道と胃への食道が、喉で交差しているため、呑み込むときに
STEP1 自治体からの課題募集 (2016年6月~8月) ・全国の地方自治体から、市民/学生に解決してほしい地域課題を募集します。 ・データを活用した新しい課題の分析や解決策に期待を寄せている自治体の方はぜひご応募ください。 自治体募集要項 STEP2 市民/学生の解決アイデア募集 (2016年9月~12月) ・市民/学生の方々から、自治体からの課題に対する解決アイデアを募集します。 ・データを活用して課題を掘り下げ、自分たちで解決策に取り組みたい方のご応募をお待ちしております。 市民/学生募集要項 STEP3 審査と改善アドバイス (2017年1月~4月) ・応募アイデアそのものに加え、市民/学生と自治体の連携体制も加味して審査します。 ・最終公開審査(3月)まで残ったチームには、委員会からの改善アドバイスがあります。 審査と改善アドバイス 主催 東京大学公共政策大学院 「情報通信技術
要点: 1. 植物は鼻がないのに匂い物質を感じることができるという事実は1980年代から報告されていますが、そのメカニズムは不明でした。タバコをモデル植物として用いて匂い感知機構を調べた結果、匂い物質と結合して遺伝子発現制御に関わる転写制御因子を特定しました。 2. 植物においては、動物がもつ嗅覚受容体とは異なり、転写制御因子が匂い物質を感知する「匂い受容体」として機能している可能性を初めて示唆します。 3. 本研究成果を応用することで、香りを利用して食害に強い植物の作製が可能になることが期待されます。 成果の概要: 自然環境下において、昆虫に食べられた植物の周辺に生育している植物は、昆虫に食べられにくくなることが報告されています。近年、食害を受けた植物から放出される「匂い物質」によって、周囲の健康な植物にこのような変化が引き起こされていることが明らかになってきました。しかし、鼻や神経系の
URAとは 研究者が研究に専念できる環境を実現し学術研究の質的強化・活性化を図ることを目的として、大学等にリサーチ・アドミニストレーターという専門人材が配置されるようになりました。リサーチ・アドミニストレーターはURAと呼ばれます。これはUniversity Research Administratorを略したものです。URAは研究推進のプロフェッショナルとして研究の幅広いプロセスに関わり、大学等の研究推進支援を担います。 本学において、URAとは、総合大学である本学の学術研究に係る諸活動を幅広く推進し、学術研究を安定的かつ継続的に進展させることを目的として、高度な専門性を持って、次の各号に定める業務を主体的に行う能力を有する者である。 ①本学の学術研究に関わる調査・分析並びに企画立案業務 ②研究資金獲得に向けた調査、企画立案、内外折衝、申請等の業務 ③研究資金獲得後の研究に関わる管理運営
解説 以下は、「香りの愉しみ、匂いの秘密」ルカ・トウーリン著、山下篤子訳(河出書房新社)の解説の一部改変したものです 東原和成 ┃「香りの愉しみ、匂いの秘密」┃ルカ・トウーリン著、山下篤子訳(河出書房新社、2008年) 解説-「香りの愉しみ、匂いの秘密」 匂いは心地よいというよりかは不快なものと考えられがちだ。特に、衛生志向の強い日本では匂いの排除が顕著で、これほど消臭剤が売れている国はないという。確かに腐っているものは悪臭を発するので、「匂う=不衛生」という方程式はある程度当てはまるが、匂いそのものは病気を媒介するものではない。また、「匂い=くさいにおい」は間違えで、「におい」を辞書でひくと、芳しい香り、悪臭、輝かしいさま、おもむきと様々である。匂いは、季節感を感じる芳しい香りや至福感を与える料理の香りなど心地よい香りと、どぶ川や汚物から発する不快な臭いと、良い匂いと嫌な匂いの両方の意味
なぜ発音記号? 英語は、24の子音と約15の母音を使い分けています。これは日本語が使い分ける音よりもずっと多く、当然のことながら日本語の音(カタカナなど)に置き換えて覚えることはできません。しかも、英語ではつづりで発音が決まらないので(例えば hood と food、heart と heard は子音だけでなく母音も違います)、つづりで発音を覚えるわけにもいきません。発音記号を知らずに英語を発音できるようになろうというのは、数字を学ばずに四則計算を学ぼうとするようなものです。 このサイトでは、東京大学教養学部英語部会が作成した教材「英語の発音と発音記号」に基づいて、音声を聞きながら繰り返し発音を練習することができます。 レクチャー映像*は、東大TV https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/lecture_4324/ でご覧になれます。
コラム 以下は、「ワイナート」2009年9月号に掲載されたコラムです(京大伏木先生と見開き連載第3弾) 東原和成 ┃ ワイナート ┃ 2009年9月号 嗅覚を強くする方法はあるか? 匂い分子は、世の中に数十万種類あるともいわれている。ワインの香気からも数百種類以上の匂い分子が見つかっている。これら多種多様な匂い分子は、鼻の嗅上皮にでている約350種類ほどの匂いセンサータンパク質(嗅覚受容体)で感知される。一つの匂い分子が複数の受容体を活性化し、その組み合わせは匂い分子によって違う。その結果、それぞれの匂い分子が、違った香りに感じられる(図)。匂いがバラエティーに富むのはそのためだ。 嗅覚受容体が感知した匂いの信号は、大脳辺縁系に伝わり、情動や記憶に働きかけ、私たちに喜びや心地よさをもたらす。「香りという無限の組み合わせを感じる嗅覚というものは、動物をそれ自体で喜ばすものである」。科学の父と
Aristotelian Meteorology in Syriac: Barhebraeus, Butyrum Sapientiae, Books of Mineralogy and Meterology, Leiden: Brill, 2004. Barhebraeus: A Bio-Bibliography, Piscataway: Gorgias Press, 2005. 論文 “Armenian Garshuni (Armenian in Syriac Script) and Its Users”, in H. Teule, et al. (eds.), Syriac in Its Multi-Cultural Context: First International Syriac Studies Symposium, Mardin Artuklu University, Ins
1 ビッグ5を臨床で使おう: 総合科学としての性格5因子パラダイム 2014年9月29日 丹野義彦(東京大学総合文化研究科) ビッグ5による生物・心理・社会の統合 パーソナリティの科学は「個人差」の科学である。個人差はどのように記述できるか、個人差はどのようなメカニズムで出 現するのか、個人差はどのように変化するのか、などについて調べるのがパーソナリティの科学である。 パーソナリティの記述については、「因子分析」を用いた研究が進んだ。因子の数については、これまで例えば、キャッテ ルは16個以上の因子を考え、アイゼンクは3因子で十分だと考えた。研究が蓄積するにつれて、5つの因子で記述できると いう性格5因子論の考え方が定着した。いろいろな文化圏でそのことが確かめられ、ビッグ5と呼ばれる。 ビッグ5のそれぞれの次元は、頭文字をとってNEOACと呼ばれる。 N:神経症傾向(Neuroticis
~ 医療機器の規制に関する国際動向シンポジウム ~ 東芝メディカルシステムズ(株) 研究開発センター ソフトウェア開発部 池田 智 サイバー・セキュリティ・リスクの現状 サイバー・セキュリティに関連する国際規格の動向 サイバー・セキュリティへの対応の課題 まとめ ~ サイバー・セキュリティって本当に対応しないといけないの?~ WEF(World Economic Forum)のGlobal Risk Reportで、経済リスク、気候リスクなどと並ぶリスクと してサイバー・セキュリティに関連する脅威が認識 http://www3.weforum.org/docs/WEF_GlobalRisks_Report_2014.pdf より引用 影響度、発生 可能性とも 大きなリスクとして 認識 http://www3.weforum. org/docs/WEF_GlobalR
統計学分野の教育課程編成上の参照基準 参照基準全体(統計関連学会連合の正式文書)はこちらからダウンロードできます. 本ページは,参照基準を web 用に編集したものであり,正式文書と書式等が異なっておりますので,ご了承ください.配布用には正式文書をご利用ください. 目次 要約 1. 「統計学分野の教育課程編成上の参照基準」策定に際しての基本的考え方 2. 統計学の様々な分野における参照基準の基礎となる“統計学の考え方・ポイント” 3.1 大学基礎科目としての統計教育の参照基準 3.1.1 当該分野の理念 3.1.2 到達目標 3.1.3 目標を達成するための教育内容・評価方法の例 3.2 心理学・教育学分野における統計教育の参照基準 3.2.1 当該分野の理念 3.2.2 到達目標 3.2.3 目標を達成するための教育内容・評価方法の例 3.3 経済学分野における統計教育の参照基準
学科紹介 文学部言語文化学科 学科長 平石貴樹 Q「言語文化」って何ですか。 よくわからない。確かにこれは耳慣れない言葉だが、それでいいのではないだろうか。要するにこの学科は、言語と文学を研究する専攻の集まりで、各専攻の基本的な内容については、わかりやすいことおびただしい。しかも各専攻は、専門とする外国語によってかなりあっさり区切られている。この区切りを越えて、「言語文化学科」としてのアイデンティティを勇躍心配することなど、ふだん誰も考えていないから、学科の名前は屋根の上の鬼瓦みたいなものである。 Qじゃああまり意味はないんですか。 あるとも。専門の区切りにとらわれないで、いわば世界文学なり、普遍文法なりを、雄大に構想する問題意識はかねてほどほどに尊重されている。「西洋近代語近代文学」専攻が設けられて、諸専攻クラスと連携を保ちながら一言語にとらわれない手広い活動を耕している。「普遍文法」の
2008年に日本統計学会75周年記念出版として刊行されました国友直人・山本拓監修『21世紀の統計科学』(全3巻)の増補版を, 日本統計学会のホームページを通じて提供することとなりました.本書の増補版の オンライン公開が統計科学の今後の発展に資することを期待しております. 第I巻 社会・経済の統計科学 (国友直人・山本拓編) 第II巻 自然・生物・健康の統計科学 (小西貞則・国友直人編) 第III巻 数理・計算の統計科学 (北川源四郎・竹村彰通編)
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