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今年の「#文学」
note.com/ciotan
今日はタイムラインで「キラキラ広報」という言葉を沢山見た。 懐かしい響きである。 というのも、私は10年程前まさにその言葉で呼ばれており、そうGoogleで検索すればまっさきに私の写真が表示されていた時期も長く、それを武器に商売していた身でもあったからだ。今はそうした世界から離れてしまって何年も経つけれど、ここ数日の騒動を遠巻きに見ながら少し思うことがあるので、つまらん駄文を書いておく。 それまではあくまで「ふざけた遊びのツール」であったSNSがいよいよ無視できない規模に台頭してきた10年程前、やる気はあるが金のないベンチャー界隈では「マスメディアはオワコン、SNSで話題になることを仕込もう」「広告出稿は大金がかかるがSNSは無料、使わなければ損!」という空気が醸成されまくっていた。ただもちろん、そんなに簡単に海老で鯛を釣るようにバズが連発できる企業なんてない。SNSで一躍脚光を浴びている
本日は曇天。昼に打った静脈麻酔がまだまだ体に残っているので、なんだかパッと晴れない、若しくは配慮不足な散文になってしまっていたら申し訳ない。 今月あったこと、思ったことを取り止めもなく記録してみる。 人生初、北千住へ19日には、北千住の病院での血液検査があったので千代田線に乗って1番出口……とスマホ片手に階段を上がっていったところ、この景色が眼前に現れて驚いた。 曲がりくねった道に、昔ながらの居酒屋の看板。なんと複雑に調和した文字と建物の並ぶ景観だろうか! 私は「日本語の看板はダサい」からと横文字をでかでかと提示し、それだと読めないからと説明用のカタカナを添える……というような本末転倒残念看板が本当に好きではないのだけれど、これだけしっかりと縦書きの日本語が揃うと趣がある。北千住まで採血だけに行くの面倒くさ……と思ってた数分前の憂鬱が吹き飛ぶ。降りてよかった、千代田線の北千住駅1番出口。
「あれ、酒飲めたんすか?」 昨日の夕方、近所の店に立ち寄り「ビールで!」と頼んだときに、若大将は驚いた顔でそう言った。確かに私はずっとこの店で「お茶で……」「ノンアルで……」と頼み続けていたので、飲めない人認定されていたのだろう。 というのも、不妊治療中は定期的に妊婦予備軍になるので、なかなか酒が飲めない。でも昨日、3度目の移植に失敗したことがわかったので、久々にビールを飲んだ。ノンアルビールとは比べ物にならないほどに美味しくて、身体中を巡る血が待ってました! と狂喜乱舞、ジョッキ一杯ですっかり酔っ払らってしまった。 ── 同時期に不妊治療を始めた子たちの多くは、すっかりお腹が大きくなっている。私はこれまでに採卵を2回、移植を3回やってきたけれど、いまだ腹はぺたんこである。とはいえ、3度目の正直かなと思っていた今回はhcgの数値も高く、妊娠継続率は90%程とかなりの期待が持てた。先に妊娠し
「14個採卵しましたが、凍結に至った数は0です」 その言葉を聞いて、目頭がじわりと温かくなるのを感じた。ゼロ。つまり、あの引き裂かれるような痛みも、日々の忍耐も、次に進む成果には繋がらなかったらしい。ゼロの内訳についての説明は淡々と終わり、その先のお会計で42,820円と表示されたのでそれを支払い、「今月のトータルで高額療養費制度を使えるかな……」と思いながら病院を出た。 今年の夏は嘘みたいに暑い。先週ここに来たときは、採卵後の激痛で歩くこともままならずタクシーで帰ったけれど、この日は出来る限り日陰を探して駅まで歩いた。池袋の繁華街は、夏休みの家族連れで溢れている。「この子たち、ここまで細胞分裂繰り返したなんてすごいな」と考えながらぼんやり歩く。前回は車内で痛む身体を労りつつ、大きな痛みに耐えた自分への誇らしさと、「14個も採卵出来た!」という高揚感があったのだけど。 ── ここ1年弱、ず
「スープストックが好きな訳は、スープが美味しいというよりもこの空間には小鳥のような女の子しかいないことが安らぎ」 2013年の3月、白胡麻ごはんの横に「東京ボルシチ」と「タイ風グリーンカレー」が並んだ写真と共に、こんな文章をInstagramに投稿していた。位置情報はSoup Stock Tokyoアトレ恵比寿店。おかしな文法を推敲することもなく、息を吐くように投稿していた当時の私は24歳。東京1年目、恵比寿で限界会社員をやっていた頃である。 この写真の向こう側にいるほとんどが女性のお一人様客で、各々が静かにスープをスプーンで掬っていた(男性もいたが、同じく静かであった)。 あそこには、大きな声で仕事の愚痴をぶちまける人も、部下を叱責する人も、セミナーの勧誘をする人も、社外秘情報を電話口でベラベラと喋る人も、大学の後輩に就活アドバイスをする人も、別れ話をする人も、猥談を繰り広げる人もいなか
昨年11月12日、私の故郷でもある大阪府吹田市にあたらしく出来た「まちなかリビング北千里」ついてTwitterで投稿したところ、さまざまな声が届きました。 その際に投稿した写真がこちらです(一部)。 これらの写真や「場所によって飲食OK」と書いていたツイートの文言などを受けて、「ガラス張りの図書館は、紫外線によって蔵書が退色してしまうのではないか」「高い場所に飾ってある本を手に取ることが出来ないのではないか」「飲食OKの図書館では、本に虫害が発生するのではないか」ほか、多くの懸念の声が、引用リツイートなどで見られました。 夢なの?というような理想の図書館が千里に出来てしまった…… 圧倒的な蔵書数、電源Wi-Fi完備でPC作業OK、場所によって飲食OK、「図書館なのにそんなに…?!」という夜8時までの開館時間。 なにより、窓の向こうの箕面の山々が美しい……。北千里駅すぐ。22日オープンで、h
まずは話の道筋・結論を考えて、文章全体の骨組みを作ってから、そこに肉付けしていく……。 というのが、一般的な文章の書き方かもしれません。そうすると文章は全体的にしっかりまとまってくれるし、効率も良い。けれどもそうしたやり方だと、自分の文章が自分の想像の範囲内で小さくお利口に収まってしまうやないか、とも思ってます。 「いや、自分の文章なのだから、自分の想像の範囲内のことを書くんじゃないか?」と思われるかもしれないけれど、考えを文字にしていくという行為は、普段は外に出さない内面側の「じぶん」との会話でもある。口から先に生まれてきたタイプの人だと、喋っているうちに考えがまとまってきたり、思いもしないアイデアが口から先に出てくる……みたいな経験がある人も多いかもしれませんが、それに少し近い現象が書いている最中にも起こり得る。 若しくは漫画家さんや小説家さんが、「キャラがひとり立ちして勝手に喋ってく
飲み会が苦手だ。 といっても酒が飲めない訳ではないし、お喋りが嫌いな訳でもない(むしろ大好き)。ただ、仕事で人が集まる場に行き、その後みんなで打ち上げに……という場面で私は迷わず「失礼します!」と退散するので、ノリが悪いと思われた(言われた)ことは数え切れず。 ここしばらくは疫病でそんな機会もご無沙汰になり、内心ホッとしている、というのが正直なところなのだけど。 ── ただ、これには自分なりの深刻な理由がある。参加したくないというか、むずかしいのだ。多くの人が同じフロアにいて、BGMが鳴っている空間に身を置くと、マジで会話が聴き取れない。もしそうした空間でちゃんと会話を成立させようとするならば 「○✗△○◇がさ……」 「え、なんて?」 「だから、○✗△○◇で……」 「ごめん、もう1回……」 「……もういいよ。」 という具合になってしまう。相手はもちろん苛立ってくるし、会話を一時停止するばか
先日、国立近代美術館で絶賛開催中である『民藝の100年』に行ってきたのだけれども、書きたいことがありすぎたので忘れないうちに書いておきたい。 1988年10月生まれの自分にとって、民藝活動の中心人物であった1889年3月生まれの柳宗悦はちょうど100学年違い……という雲の彼方の存在なのに、彼らの蒐集品や活動記録を鑑賞するのはまるで今日買ってきた雑誌を読むくらいに身近で素敵。故に展覧会を鑑賞するというよりも、本屋でずーーーっと雑誌の立ち読みをしているような感覚になって、結果4時間もへばり付いていた。 (再入場禁止ゆえ、途中トイレに出ることが許されないのが大問題。小洒落た来場者の多くは間違いなく、膀胱との闘いに挑んでおります!) あぁ、この燭台が欲しいな……とか、この李朝膳は私の欲しいやつと少し形が違うな……とか、今日の自分の暮らしとそれは地続きにあって、すごく楽しいし、使える。 で、使えるか
友人が風邪をひいたらしい。一人暮らしの風邪が辛いことはよく知っているが、家族でも恋人でもない人間からの「看病に行こうか?」は、ちょっと重すぎやしないかと悩ましくなる。「何か出来ることある?」だと、相手は遠慮してしまう気がするし。そんなときにちょうどいいのが「ポカリとか、買っていこか?」 これがちょうどいい。実際に買っていくのはアクエリアスかもしれないし、OS-1かもしれないが、ポカリという商品名はもはや「ちょっとした優しさ」という状態を表す言葉のように、私たちの側に寄り添ってくれている。私も、しんどい時に飲むポカリが好きだ。(ただ、ああ見えてかなりの糖分が入ってるので、寝る前に飲んだら絶対に歯磨きしなきゃいけないよと歯医者さんが言ってましたが……) 先日、この世の春を全て詰め込んだような60秒の映像がポカリスエットのCMとして世の中に放たれて、憂鬱なタイムラインが途端に華やいだ。 ポカリの
「友達」に関する暗黙の校則というものは、12歳の春に突然設けられるらしい。 中学に入学すれば、女子はプリーツの入った紺色のスカートに、男子はカラーのついた黒い学ランに身を包む。そんなのは当たり前のことで、もちろん頭では知っていた。中学生は制服を着るものだ。けれどもその瞬間から世界が真っ二つに分かれ、暗黙の校則が生活を縛ることになるなんて、当時の私はちっとも知らなかった。 小学校時代は平和なものだった。大小さまざまな問題はあったけれど、運動会や音楽会となれば男女関係なく仲間たちと一所懸命に取り組んだ。運動が大の苦手だった私を見かねた優しい友人は、特別ルールをつくって一緒に球技ができるよう工夫してくれることもあった。一方、演劇や合奏となれば、私は台本を書いたり編曲を担当したりして腕をふるった。勉強だって、わからないところは教え合った。そうした毎日がこれからも続くと思っていたのだけれど、「うち、
※2022年8月移行はnoteの新機能「メンバーシップ」に移行していくため、定期購読マガジンの新規購読は可能ではありますが、お勧めしません。メンバーシップへの参加をお勧めします。そちらではエッセイ以外にも、掲示板にて散文などを公開していく予定です。あと、メンバーシップは運営マージンが低いので私が単純にありがたいです。
こんにちは、塩谷です。ニューヨークは今日は曇り。 セントラルパークにテントが並び臨時病院が建設されたり、病院船コンフォートがニューヨークに到着したりと、もう本当に、これは、異常事態です。ニューヨークの病院ではたらく日本出身のお医者さんの手記は、未読の方はぜひ読んでいただきたい……。とてもショッキングな内容ですが……。 そんな異常事態の中で。 一般市民の私たちは何をするべきなのか? 医療関係者の方々の負担を増やさないために、今出来ることは、家で過ごすのみなのです。感染者を増やさない、それ以外の病気にならないように気をつける……それだけです。 すぐ近所に地獄があるのに、窓からは救急者で運ばれていく様子がずっと見えているのに、家の中にいるしかない。普通の生活をするしかない。無力ですが、そうするしかない。 そんな中でもせめて、自分に出来ることはないだろうか? と情報を探して探して探して…… 気づけ
3月2日。 私は跳び上がって歓喜していた。夫のプレゼンが通り、ニューヨークで初個展を開催できる権利を得たのだ。しかもSohoにある大きなギャラリーで。最高の立地だ。順風満帆とは言えなかった2年間の末に掴んだこの好機はあまりにも大きく、この出来不出来で今後の進退が決まってくると言っても過言ではない。 ということで、今回はニューヨーク初個展パンデミック物語について語っていきたいのだけれども、家族にまつわる文章を書くにも個人的なルールがある(ややこしい)。 まず、家族として過ごす中で生まれるささやかな瞬間のようなものは、できるだけちゃんと書き留めておきたい。たとえば、羽田空港の免税店で割安で指輪を買ったこととか、急須を買ったら家族感が増したこととか、そういう取るに足らないけれども、心に残る出来事のことだ。 しかし、夫はアーティストなので、アーティストとして活動することを取り上げるのは、とても慎重
フリーランスになってずっと、PRでお金を稼いで生きてきた。フォロワーが増え、消費促進が出来るからこそ、しっかり報酬をいただくことが出来た。 でも、自分の言葉をちゃんと自分で取り戻したくて、milieuで、PR記事をやめた。それがちょうど1年前のこと。 同時に、環境問題にも関心を持ち始めた。 すると、世の中を構成するあまりにも多くの物事が、社会的弱者や、動物や、地球を痛めつけて成り立っている……? と、途端に恐ろしくなってしまった。情報を摂取すればするほどに、のんきにニコニコ「買ってください!」「これ、いいですよ!」とは言えなくなってくる自分がいる。 "識字憂患"──つまり「人生字を識るは憂患の始め」というのは、中国北宋代の政治家であり文豪でもある蘇軾の言葉だ。これはつまり、人は文字を学び、書物に触れることで悩んだり苦しんだりしてしまうから、無知でいたほうがよほど楽だったのに! ……みたいな
・請求書を紙で送らなければいけない場合 ・チャットツールでのコミュニケーションが難しい場合 私は今後、上記の条件にあてはまる会社とはお取引をしないようにしたいと思います。これ、かなりの機会損失かもしれません。別にお前なんかいらないよ、という話で終わるかもしれません……。 ですが、「ルールだからしょうがない……従うか……」とルールに負けていては、ルールのために働くことになってしまいます。 「雑務はスタッフを雇ってお願いすれば良いじゃない」とも言われますが、相手のルールを守るためだけに人を雇うということにも、少し疑問を抱いています。 「お金をいただいて仕事させてもらってるんだから、紙の請求書くらい送りなよ」という意見もあるかもしれませんが、私の仕事はストーリーを描いたり、文脈を作るお手伝いをすること。紙の請求書を送ることは仕事じゃないです。かつ、freeeで作った請求書をPDFで送るだけで受理
「このお茶、何度で入れて、何分蒸らせばいいですか?」 ──そう聞いていた自分が、ちょっと恥ずかしくなった。正解を簡単に手に入れてしまうことは、その先の曖昧で自由な可能性を、ピシャリと凍結させてしまうことでもあるからだ。 ── 見る、 感じる、 考える、 知る、 考える、 そして言語化する。 どこか知らない国や町に行ったときにも、美術館を訪れるときも、できるだけ、この順番を大切にしている。 というのも、最初から頭に咀嚼できていない情報を入れてしまうと、なにを見ても「情報との答え合わせ」になってしまって、自由気ままに空想する……という私にとって楽しい時間が失われてしまう。だからまずはこの目で見て、好き勝手あれこれ空想して、脳内に物語がひとつふたつみっつ……と出来上がってくる。 そうして「もしかして?」と、物語がムクムク湧いてきたころに、解説文を読んだり、Wikipediaや書籍を読み漁ったりし
2017年12月にスタートした、こちらのマガジン。 当初は「記憶に残る、Webメディアの作り方」としてスタート。Web記事にまつわるノウハウを中心に書いてきました。 そして2018年末には「記憶に残る、インターネットの使い方」にマイナーチェンジして、SNSマーケティングから精神論に至るまで、月に4本お届けしてきました。 あと2ヶ月でようやく、2周年……というところなのですが、すごく突然なのですが、今月末でこのマガジンは終了します。 これまで読んでくださった方、情報を何かしらの形で役立ててくださったり、そのことを報告してくださった方がいて、本当に励みになりました。嬉しかった。 本当に嬉しかったです。 ただ、「あぁ、今キッパリ辞めないと、私の成長が止まるな…」と、ここ数ヶ月はずっと悩みの種にもなっていて。「メディアの閉じどき」を感じたので、そのことを最後から2つめの記事として、書いていければと
こんばんは、塩谷舞です。 いつもこう名乗ってますが一応、塩谷は旧姓です。 さっき、TwitterのTLにふと流れてきたこのツイートをみて、めちゃくちゃ腑に落ちた。 "政治のこと"って考え方をさせる教育がそもそも微妙で、 今日君が払ったお金も、親が稼いだお金も、 使ってるバスも電車も、 行ってる学校も、数年後の子育ても、 来年辺り日本も戦争するのかどうかも、 生活に関わってる全ての事の話だよ。ただの日常の話さね。 — SKY-HI(AAA日高光啓) (@SkyHidaka) July 20, 2019 あぁ本当に、生活のこと、日常のことなんだよなぁ、と。 ということで今日は、私の日常の話をします。 🐈 🌱 2年前の夏。結婚して苗字が変わった。 結婚するにあたって、「さて、どちらの苗字にしようかねぇ」という話し合いをした。世の中としては96%が男性側の姓にあわせるらしいので、それが「普通」
2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。 2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。 こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、その役割は今も確かに存在しているのですが、「高度な専門職」として、認識されにくいのかもしれません。 CSO(チーフ・ストーリーテリング・オフィサー)という役割 オウンドメディアだ、SNSだ、創業者の原体験をnoteで発信だ……などなど、企業が「ことば」を世の中に出すチャネルは、ここ数年でいくつも増えています。 それと時期を同じくして「ブランド・ジャーナリズム」や「ストーリー消費」なんていう用語が、マーケ
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アイルランド留学中。学校帰りにスーパーに買い物に行って、バナナとココアパウダー、牛乳、チョコレート……7,8点くらいをカゴに入れてレジに持っていき、お会計。 お会計が済んだら、「はいどうぞ!」と商品をそのまま渡されました。あれ、レジ袋はどこかな……? と思ってあたりを見渡しても、袋詰めするエリアが見当たらず。 とりあえず自分のかばんにパンパンに買ったものを詰め込んで、入りきらなかったバナナを抱えつつ歩く……。帰宅後、語学学校の教科書が牛乳の水滴でベロベロになってしまい、あぁ〜……と思いました。 ○ この話、ヨーロッパ暮らしをしている方からすれば「そんなの当たり前でしょ!情弱かっ!」というくらいの感覚だと思うのですが、日本で過ごしていると当たり前じゃなかった……。ヨーロッパでは、レジ袋は環境保護の観点から規制されていて、本当に少なくなってるんですね。あの人は環境意識が高いから云々……という次
こんにちは、塩谷舞です。 今回は連休前ということで、「SNS、インターネット漬けの私がどのように海外旅行中ネットを駆使して生きているか」などを書きたいと思います! もともと超インドアなのですが、ここ2年くらい急にあらゆる外的要因によりアクティブになりまして、ニューヨーク、ホーチミン、バンコク、ソウル、サンフランシスコ、サンディエゴ、コペンハーゲン、ロンドン、パリ、ヴェネツィア、カサブランカ、シャウエン、ダブリンなどなど、色んな場所に行きました。あと日本の中でも移動ばかりしている最近。 そんな移動まみれの日々を過ごして色々とノウハウが溜まってきたので、一度書いておきたいと思います! ※今回ご紹介するのは都市型のハック方法なので、日本国内の都市でも汎用性は高いと思います。が、大自然の中では突然力を失うのでご了承ください。 ※感性の赴くままに移動したい……という側面は本noteではカバーしていな
今日はにわか雨が降っていたのだけれども、配車予約していたタクシーの運転手さんが、私が乗り込むまでのつかの間、車の横で立って待っていた。綺麗にクリーニングしてある背広が濡れている。初老のおじいさんだった。 なんだかもう、めちゃくちゃ申し訳なかった。呼び鈴がなって、二階から玄関に行くまでに少し時間がかかってしまった。モタモタしている私に、心のうちでは怒ってるかもしれない。 「雨なのに、すみません……」と謝った。おじいさんは「いえいえ。では、扉を閉めさせていただきます」と言った後、バタンと後部座席の扉をしめた。 最近、「丁寧な接客」とは何か? ということを考えている。 接客というのはどの国においても、その土地柄を一番最初に表わしてくるものだ。また、ブランドの思想や、会社の社風を体現しているものでもある。 上述したタクシーの運転手さんは、間違いなく丁寧な接客をしている。しかし、私は申し訳ない気持ち
自分のやりたいことを考えるに、やはり1ミリの濁りもない本物の欲求であることが第一条件である。記事広告で広がる世界はあるのだが、記事広告をやらない世界を見たくなったので、しばらく記事広告やめます。水面下でアイデアをひねるタイプのコンサルティングはやります。さらば #PR 案件たち! — 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) March 5, 2019 ということで。記事広告、やめます! (前にも「減らします」宣言はしていたのですが、減らしつつもやっぱり1〜2ヶ月に1本は書いていたので……。) 記事広告というきっかけ、好きなんですけどね。南三陸とご縁が出来たのも記事広告がきっかけだったし、ブロックチェーンに詳しくなったりもしましたし……。 しかし、「記事広告で収入を得ています」というと、「あなたの発言はクライアントありきだ」「フラットではない」と受け取られてしまうことが多い。 ラ
生まれてこのかたずっと不況。好景気なんて経験したことがない、バブル崩壊後生まれの塩谷です。こんばんは。 「日本も昔はよかった」 「とにかく中国の勢いがすごい」 「K-POPは世界制覇している」 「インド市場は一番注目すべき」 「アメリカはこんな進んでるのに日本は……」 「北欧では女性が働きやすいのに日本は……」 「日本は絶望や」「オワコンや」「ディストピアや」 ……みたいな、絶望感たっぷりの話が今日もタイムラインに溢れています。 子育てにおいて、「あなたなら出来るよ!」と褒めて育てると自己肯定感の高い子どもが育ち、「あなたに出来るわけないでしょ」と否定すると自己肯定感の低い子どもになる……みたいな話はよくありますが、もっと広く見れば、SNSやメディアで毎日のように目にする「日本は駄目だ」という言葉の力により、私たちは自己肯定感を下げまくっているのでは? とも思わされます。 しかしNYで暮ら
✏️このnoteは…… ✔︎個人のSNSをちゃんと運営して、仕事の流れを変えたいフリーランスの方 ✔︎SNSをちゃんと使いたい、起業家の方 ✔︎SNSで活動の幅を広げたい、アーティストの方 ✔︎いずれ独立したいけど、会社員のうちにSNSだけ整えておきたい方 などの方に向けて書いています。 こんにちは!塩谷舞です。 今日は、私が「SNSコンサルタント」としてやっていることについて、詳しく話してみようと思います。 <<追記>>2020年現在、SNSコンサルティングとしてのお仕事はお受けしていませんので、個別のお問い合わせはご対応しかねます。ご了承ください。 「SNSコンサルタントをしてて……」というと、こういう想像をされることが多いです。 「一発バズるためのアドバイス」「フォロワー数を増やすためのノウハウ」「トレンドを取り入れるためのTips」etc… う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、 ……いや、どれ
「この人、ちょっと苦手なんだけど、でも情報が面白いからフォローしとこうかなぁ……」 「すごく若者に流行ってるらしいYouTuber、一応おさえとかなきゃ…好みじゃないけど……」 「3年前くらいに一度飲み会で会って、そこからずっと相互フォローなんだけど…ストーリーで流れてくるこの人の飲み会情報には、全然興味ないんだよなぁ〜〜でもフォロー外すのも悪いかな〜〜〜……」 みたいな謎の縛りにより、公式、個人、アイドル、海外インフルエンサー、クリエイター……ありとあらゆるアカウントをフォローして、24時間365日情報の蛇口を開きっぱなしにしてる……みたいな方はいらっしゃいますでしょうか。 いやもうこれは完全に半年前までの自分のことなのですが、なんというか、謎の義務感からフォローし続けても、結局何も入ってこないんですよね……。「え?あぁ、知ってる知ってる(名前くらいは)」と飲み会で相槌を打てる程度で、そ
このnoteは、 ・InstagramとTwitterの個性をそれぞれ理解して攻略したい! ・オウンドメディア運用してるけどあまり伸びてない…… ・ネットメディア、若年層に向けた、適切なプレスリリースの準備方法がわからない…… という方に向けて書いてます。長いですが、重要なTIPSは最後に書いてありますので、オウンドメディアにあまり関係のない方は前半のオウンドメディア部分はざざざーっと読みつつ、お付き合いいただければ幸いです! (12月21日7時、後半部分追加しました🙏) さて。 最近は「企業の公式発信よりも個人発信のほうがやっぱり読まれるよね」という空気が広まり、情報感度の高いスタートアップ界隈においては「オウンドメディアはオワコン」だなんてことも言われはじめています。めちゃくちゃオウンドメディアやってる立場なので切ないのですが。 「オウンドメディアは中止して、社長のSNSを頑張っても
こんにちは、塩谷舞(@ciotan)です。 世の中にツボをおさえていないインフルエンサーマーケティング(と呼ばれるもの)が多すぎて、それが毎日あちこちで繰り広げられ、予算が投下され、次々とメーカーもインフルエンサーもバッタバッタとなぎ倒されていくのを見てはウワアアアアアアアァァァァァ(叫び)!!!!!となっています。 私は かつては広告制作側としてインフルエンサーをキャスティングし、 現在はインフルエンサー側としてキャスティングされ、 時にメディア側としてアーティストやクリエイターを起用する… という3種類の立場を浅く広くやらせていただいておりますので、この場を借りて? インフルエンサーマーケティングについてガチで解説させていただきたいと思います。 よく勘違いされているよなぁ、と思うのが、インフルエンサーを「露出場所」や「モデル」として捉えているマーケティング施策。 しかし! ビジュアルメ
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