サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
今年の「#文学」
mayumedia.blogspot.com
慶應義塾大学に対し当方は、2019年3月28日付で異議申し立てを行った(抗議声明はこちら)。 学位に関する大学側の調査・認定過程が、 次の3点において不当であることを指摘したものである: 1.文科省制定の「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」、及び慶応大学制定の「研究活動における不正行為に関する調査ガイドライン」に準拠していないこと 2.調査対象者と関わりの深い複数の人物を調査・認定過程に関与させ、公正性への疑いを生じさせたこと 3.調査報告書を当方に開示せず、検証可能性を妨げたこと つまり、そもそも調査・認定過程に瑕疵(かし・欠落)があるため、 そのような過程から導き出された結論は無効である。 大学側は、必要であれば適正な手続きにのっとって、 正々堂々と再調査を行えばよい。
【掲載5年によせて】 下記の記事は2019年に掲載して以来、アカデミック・ハラスメントに関心を持つ多くの人々から読まれてきた。 この5年間で、わが国におけるアカハラをめぐる状況は改善されただろうか。 昨年には、大学生や若手教員でつくる団体が文科省に対し、アカハラ被害実態調査の実施や対策の整備を求め、約2万4千筆の署名を提出した。 だがアカハラの全国的な被害実態について、文科省による調査は、いまだ行われる兆しが見えない。 私自身も5年前、図らずも下記の件に直面し、アカハラの舞台裏を垣間見るという、ジャーナリストとして得難い経験をした。 その渦中で気づいたのは、学外の相談機関の乏しさやメディア報道のあり方など、当事者にならなければ見過ごしていたであろう問題の数々である。 今後、アカハラの予防や対策を講じようとする動きがあれば、私の経験が役に立てばと考えている(未公開情報も複数存在する)。 なお
当方が勁草書房から2018年4月に刊行した『「創作子どもポルノ」と子どもの人権~マンガ・アニメ・ゲームの性表現規制を考える~』(出版社:勁草書房)について、ご報告をさせて頂く。 出版社側との編集過程における齟齬により、本書の一部に、転載時に必要な表記への不備があったことが明らかになった。 当方としては、無断転載の意図は一切ない。 しかしながら結果的に、このような形で出版がなされたことについて、慚愧に堪えない思いである。 著作権者様側には直ちに謝罪させて頂いた。 関係各位にもお詫び申し上げる。 また、本書は出版社側により、至急回収の措置を取らせて頂いた。 今後は再発防止へ向け、版元との連携を一層強化していく所存である。 なお、本書の概要は以下の通り: ~実在しない子どもの性描写は「表現の自由」で押し切れるのだろうか? グローバル化時代を見据え、「子どもの人権」について考える~ <内容紹介>
もっとも、 子ども向けアニメに関しては、 私がより問題と考える表現がある。 「女性」の描かれ方だ。 いまだに 女性の登場人物に対し、 体を触るなどの性的嫌がらせを「冗談として」行ったり、 常に露出度の高い水着を着せたりするアニメがある。 これらは視聴する子どもに、 「女性には少しぐらいセクハラをしても許される」 「女性は性的対象としてこそ価値がある」 といった考えを植え付けかねない。 日本では1980年代に 『まいっちんぐマチコ先生』というアニメ番組が人気を集めたことを 覚えている方も多いだろう。 中学校の新人教師であるマチコ先生が、 クラスの男子生徒から体を触られたり、スカートをまくられたりする内容だ。 米国の日本メディア研究者は偶然この番組を目にして衝撃を受け、 「大人ならセクハラや強制わいせつに当たる行為にもかかわらず、 子どものやることだからと『いたずら』で片付けられている」 旨を
『子どもポルノをめぐる国際動向と人権』と題した拙論が、 総務省情報通信政策研究所「情報通信政策レビュー」第10号 に掲載された。 「子どもポルノに関する国際条約を概観しており、資料的な意味は大きく、 子どもポルノに関する全体像や、日本の問題点を指摘している点で 意義がある」と評されたものである。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『渡辺真由子のメディア・リテラシー評論』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く