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今年の「#文学」
littleray.hatenablog.com
「どんな願いも、つきつめていくと、かならず『幸せになりたい』に行きつく」と、ラジオで言っていた。 出世したい。きれいになりたい。いいねがほしい。すべての願いは、つまるところ「幸せになりたい」。だから『幸福論』は、幸せへの近道である、と。 わたしはなんでもすぐに忘れてしまうのだけど、幸せへの近道、という言葉はしばらく覚えていた(けちな性分なので、自分がトクしそうなことだけは忘れない)。 後日図書館に行ったとき、「近道」の話を思い出して、哲学のコーナーでアランの『幸福論』を手にとった。ぱらぱらめくって、すぐに棚へ戻した。読む気がまったく起こらなかった。かわりに、やさしそうな「解説本」を借りた。 解説本はやさしかった。でも、アランの言っていることはきびしかった。 不幸になったり不満を覚えたりするのはたやすい。ただじっと座っていればいいのだ。人が自分を楽しませてくれるのを待っている王子のように。
例年どおりではありますが、信じられないスピード感でもって休暇が終わってしまいました。 ぜんぶなかったことにして例年どおりの元旦をやり直したい。映画『スーパーマン』のラストみたいに地球を逆回しして、最初から。 2023年は、そんな年が存在したかもあやふやなくらい、なあんもない一年でした。 さる占いで2023年は「これまでの苦労が報われる大収穫の一年」になるとの由、収穫どころか1円の給料も上がらんかった。ただしんどいだけやった。 一年を通して相も変わらずネガティブで、毎日ぺしゃんこになりながら暮らしてたって記憶しかありません。 すぐぺしゃんこになって、スーパーGTやらK-POPのイケメンやらを見ては元気になって。何ひとつ変わらず、半径1メートルのちっさいことで落ち込んだりよろこんだり。 そうして2024年も過ぎ、一生が過ぎるのかなあ。もうちっと背すじをのばして生きたいと思ってはいるのだけど。
「わたしがブログを書く理由」がテーマの、はてなブログのアンソロジー本に先日のエントリが掲載されました。 blog.hatenablog.com アンソロジー本が無料配布される「文学フリマ東京37」には、あいにく参列かなわず。 できることなら、いの一番に馳せ参じ、はてなスタッフの方々にもみ手をしたかった。くやしがるわたしのかわりに、金色の髪をした夫が会場へ行ってくれました。 夫が会場に到着したのは、午前11時。すでに、長い列がぞろぞろと移動している最中でした。 誘導にしたがって最後尾に並び、夫は何も考えず前についていきました。並んでいる人は皆、スーツケースを引っぱっている。自分は、手ぶら。「みんなたくさん買うんだなあ」なんてのんきに感心していたら、入場寸前に出展者用の列と知ったのでした。 ふたたび会場へ向かったのは午後2時。文学フリマ本の配布はすでに終了していました。夫がスタッフの方に事情を
「第63回東京名物 神田古本まつり」へ出かけていった。 駅を出ると、世の人はこんなにも本がすきなのですか、というほどの人出。どのワゴンも盛況で、にぎやかなことでした。 本ずきの集まる催しに来ておいてなんだけど、ふだん本は買わず、図書館ですませてしまうわたしには縁のない世界というか、「しっしっ」とされている気分。催しに来た目的が本でないという時点で、なんとなく気がひけて、意味もなくこそこそしてしまう。 いくつものワゴンを素通りして、「ティーハウスタカノ」のワゴンへこそこそ向かう。去年と同じように、愛想があるんだかないんだかよくわからない店員さんに「オーダーはあっち」とおこられながら3種類の茶葉をつめてもらうと、用事はすんでしまった。 人と本まみれの通りをこそこそ歩き、ワゴンと、ワゴンを取り囲む人たちを眺める。ワゴンの中身を真剣に検分するおじさん。道ばたで、買った本をだいじそうにリュックサック
危機にみまわれております。ブログの。ブログを更新する、モチベーションの。 すき勝手にあることないこと書き散らかすだけの雑記ブログがなに言っちゃってんの、と鼻で笑われてしまいそう。でもねえ、悩むんですよねえ、こんなブログでもいっちょまえに。 「ブログと書いて無価値と読む」的な文章を目にするたび、いじいじと落ちこんではきたけれど、今回のはまったきのヘヴィー級。いまだこれという解決の糸口がみつかっておりませぬ。 ブログが書けなくなったのは、ある本の一節を読んだのがきっかけです。 皆、ほとんど無意識的に自分は特別な人間だと思い込んでいます。その特別な自分が語るのでありますから、自分の話は当然有意義なものだと思い込んでいます。しかし実のところは、クダラナイ人間がどうでもいい話をしているだけ。 「『自分』から自由になる沈黙入門」 小池 龍之介/著 ああ、まったくだなあ。気をつけなくちゃ。 一読したとき
連休中、まいにちスコーンを焼いた。 3日めは、いいかげん飽きた。でも、クロテッドクリームを買ってしまったから、しょうがない。 クロテッドクリームとは、生クリーム以上バター未満の、スコーン用のクリームのこと。 一口で幸せな気分に浸れるくらい、ほんとうにおいしい。おいしいのだけど、生クリームと同じで、開けたらさっさと使い切らなくてはいけない。 そんなわけで、クロテッドクリームを買ってしまったら、3日連続でスコーンを焼くはめになる(ちびちび塗るわたしが悪い)。 1日め。気合いを入れてバナナケーキまで焼いて、一口も食えなかった 2日め。小さいサイズで焼いてみる 3日め。ティーセットを準備するのも飽きる 写真だけを見ると、連休をいかにもちゃんと過ごしたように見える。 実際は、3日のあいだに、図書館へ行っただけだのに。もしくは、F1の再放送をほそぼそと見ていただけだのに。なんだかちょっと、おそろしい。
外は秋晴れの、気持ちのいい天気。絶好のお出かけ日和、ほとんど見せつけるみたいに、それはもう。 出かけたいという気持ちはある。確実にある。なのに、あれこれと理由をあみだしては、家に閉じこもる。じっと閉じこもっていると、だんだんもやもやしてくる。 お酒を飲んだり、K-POPのイケメンを眺めたりすると、いっとき口元がゆるむ。気分がよくなる。ところがしばらくすると、また元のもやもやにおおわれる。 ぐずぐずするうち日が暮れて、もやもやしたまま休日が終わる。同じ週末を、気がつけば何度も何度もくり返している。 先週末も、相変わらずぐずぐず&もやもやしていた。 どこかへ出かけたいと口ではいいつつ、ソファから立ち上がれない。いったいなにがそんなにめんどくさいのか自分でもわからないけどとにかくすべてがめんどくさい。 サイドテーブルがわりのイスに、図書館で借りた本が積んである。借りたくせに読んでいない本たち。読
目が、痛&重い。朝から晩まで、ノートパソコンの小さい画面をじーと見ているからだ。 じーと見て、仕事のふりをしている最中は気づかないけど、パソコンから離れたとたん、目がずううんと重くなる。仕事が終わったら底なしに疲れて、好きで勝手にやってることとはいえ、ブログを書くのもひと苦労です。 ブログの下書きを手書きするようになったのは、日ごろの眼球の限界と、お坊さんのエッセイ『考えない練習』(小池龍之介著)に、心を動かされたから。 たとえば、「はじめに」はこんな感じ。 問題は、心はひたすら「より強い刺激を求めて暴走する」という特徴を持っていることです。淡くて穏やかな幸福感よりもネガティブな考えごとのほうがはるかに強い刺激の電気ショックを脳に与えてくれますから、なかなかストップすることができません。 ため息がでたり、強くうなずいたり。心が軽くなるエッセイをどんどん読んでいくと、『書く/読む』という章に
前回F1のことを少し書いたので、ついでにスーパーGTも少々。 ちなみにスーパーGTとは、国内の自動車レースのことです。F1との違いは、車に屋根があるか・ないかです(雑)。 まずは予選から。 GT300のポールポジションは、来ました、96号車 K-tunes Racing。 この投稿をInstagramで見る K-tunes Racing(@k_tunes_racing)がシェアした投稿 何が「来た」かっていうと、このK-tunes、ドライバーが56歳&53歳の超ベテランコンビなのです。 ドライバー新田守男・高木真一・中山雄一|K-tunes racing 岡山トヨペットのレースチーム 2001年から2010年までコンビを組んでいた二人は、お互い「嫁より相手を知ってる」というほどのおしどりぶり。 お二人にはくらくらするようなエピソードも。高木さんが「最後に新田さんと組みたい」と志願してK-t
週末、F1日本GPをテレビ観戦しました。 テレビといってもF1の地上波放送はなく、有料配信チャンネルのみ。わたしは「フジテレビNEXTsmart」で視聴しました。 https://fod.fujitv.co.jp/nextsmart/ なあんて言ってるけど、決勝当日(つまり昨日)までスカパーのアンテナなしで視聴できるって知りませんでした。いやあ、情報って、きちんと調べないと入ってこないものですね。 このレースウィークに、鈴鹿サーキットには累計22万人が詰めかけたそう。フジロックの来場が11万人ほど、と考えたらF1人気もなかなかのものです。 とはいえ、日本の自動車メーカーのチームがいないと、どうにも盛り上がらない。ホンダが2026年から参戦するとかしないとかでわいわいやっているので、どうか参戦&日本人ドライバーを乗っけてほしい。切に願うところです。 決勝レースの感想は一つ、たいていのファンと
女性特有の悩みについて、誰かと話しあったことだってあったはずなのに、思い出せない。 悩みどころか、同年代の女性がどのようなスキンケアをおこなっているのか、知らない。朝起きて、水でばしゃばしゃ顔を洗っておしまい、というのは、やっぱりだめな気がすると思いながら、なんにもしてこなかった。 スキンケアというものをまるでやらないでいると、だんだん猿に近い存在になっていく気がする。しわも増えたことですし。 今回の購入品 洗顔料 ビタミンEの保湿剤 サプリ 紅茶 iHerb、サイト全体27%オフのセール中 (9/26まで) 今回の購入品 洗顔料 Desert Essence しっかり洗える洗顔料、250ml(8.5液量オンス) https://jp.iherb.com 顔はちゃんと洗ったほうがよい、とNHKの番組で知ったので、しぶしぶ購入。 化粧品のたぐいに、年々、頓着がなくなってゆくのは、これは老化で
前回、雑記ノートについて書いた。 ふとしたとき | 雑記ノートのこと - 君は世界に一人だけ ごく個人的な、小さい習慣ではあるのだけど、あらためて「とにかく続けてこ!」と思い至った。ブログに書いて、気持ちが整理できたみたい。 なんて思っていたら、KREVAが同じ習慣をもっていると知り、ひっくり返りそうになった。 ラジコのタイムフリーで「JK RADIO TOKYO UNITED」を聞いていたら、ゲスト出演していたKREVAが「自分、毎朝文章書いてるんですよ」と語りはじめたのだ。 KREVAといえば、十数年前、友だちに連れ出されたエーネーションではじめて目にした。 友だちの、というか、味の素スタジアムにいるお客さんの目あては大トリの東方神起であって、それ以外のアーティストはぜんぶ前座と、そんな雰囲気がものすごかった。 そんなスーパーアウェイのなか、KREVAは「すぐに終わりますんで、すみませ
何かにつけめんどくさがるタイプの人間ですが、なぜか続いている習慣があり、それが毎朝書く雑記ノートです。 朝起きたらノートを広げて思いついたことをなんでも書きつける、ルールはそれだけ。30分から1時間ほど書いたら終わりで、読みかえすこともありません。 ものの本ふうに言うなら、自分と向き合っていると、そういうことになりましょうか。 なんとなく書きはじめて2年半が経ち、ノートは46冊目。一日も欠かしたことはなく、正月だろうが盆だろうが毎朝書きつけてきました。 書きつけて、何が変わったか。残念ながら、何も変わりませんでした。 最初のうちは書けばすっきり、「自分の考えごとをただ書きつけるだけで、こんなにも気分が軽く」とおどろいたものでした。 そんな新鮮なおどろきも、最初だけ。だんだん「なんでこんなことしよるんや」と疑いと焦りを感じるように。「この時間を使うて、もっとましなことやった方がええんと違うか
ガーリーな2カラムテーマ「macaron」をはてなテーマストアに公開しました。 macaron - テーマ ストア ※ サンプルサイトはございません。 デザイン PC (961px~) スマホ (~960px) テーマ「macaron」のポイント ガーリーな色づかい & 着せ替え可能 ブログの世界観をつたえるビジュアル レスポンシブ対応 着せ替えカタログ ラズベリー ピスタチオ アプリコット カシス いちご ショコラ css追記の手順 着せ替え以外のカスタマイズ Webフォント ヘッダー画像の変更 グローバルナビゲーション (グロナビ) の設置 デフォルトカラーを「フランボワーズ(青みピンク)」にした理由 ご注意事項 連絡先 デザイン PC (961px~) スマホ (~960px) テーマ「macaron」のポイント ガーリーな色づかい & 着せ替え可能 モノクロをベースに、マカロンぽい
ブログをはじめて、まる3年が経ちました。 迷惑メールフォルダに入ってた はじめる前はたいそうな取り組みと感じたのに、続けてみると生活の一部、ヘビースモーカーのたばこみたいに、それなしには落ちつかぬといったありさまとなりました。 趣味とか習慣と呼ぶには足りない、ライフワークというにはおおげさな、ごく個人的な営み。そんな取り組みでも、3年も経てば多少ましなものを書けると思いきや、いつまでたっても雑文駄文から一歩も抜け出せない。ブログをはじめた頃から変わらず、うんともすんともです。 ブログっていったいなんなんでしょう。なんなんだろ? よくわからないまま、ブログを有料版にしてみました。 高いし、無料版で不足はないし、3年も経って今さらだし・・・というのは表むきの理由で、たぶん、よそのブログ書きの人と比べてブログに対する思い入れが、ちょっと薄いのだと思います。 自分のブログや、書いたものに対する思い
田舎から戻ってまいりました。 二週間ほどの滞在はいつもどおりリラックス全開、小学生みたいにやりたいことだけやって、太って帰ってきました。 海でぼんやりしたり、流れるプールにぷかぷか浮いたり、刺身や寿司を食べまくって痛飲したり。みんな遠い昔のよう。 帰省のたびに心の底から思うのだけど、なんで都会 (都会じゃないけど、便宜的に) に戻らなければならないのか、さっぱりわかりません。 わたしの生きる場所はここよなと、歳をとるごとにひしひしと感じるわけですが、そうはできないから恋しく思う。ようするにわがままなんだけど、いつかは死ぬのだから生きる場所くらい選びたい、って十数年思い続けて何もできずにおります。 手が届きそうにないから恋しく思うのは、人だけでなく場所も同じことですね。 恋しい、といえば、好きになるほどわたしは情報を遠ざける傾向にあるのですが、K-POPのイケメンを遠ざけすぎた結果、とっくの
夏休みはいつかな? と、8月に入ってもまだわくわく待っていたのだけど、そんなものはなかった。盆もくそもなく、かっきりカレンダー通り。うれしくて涙が出るね。 夏休みはないけど、働く場所をとやかく言われないのが救い。リモートワークの強みで、田舎に帰った。 帰省してまっさきにおこなうのは、海に行くこと。べつにきれいな海でないし、なんならゴミも浮いてるし、ふなむし(ごきぶりのような見ためのやつ)がうじゃうじゃいる。でも、あたりまえだけど、ここ以外の海を見ても「帰ってきた」とは感じない。まあまあな海を見て、磯くさい匂いを吸いこんでようやく、ああ、帰ってきたと感じる。 田舎に帰っても、やることはとくに変わらない。仕事、家事、甲子園。友だちにも会わない。そういえばいつからか、地元の友だちに連絡をしなくなった。最後に会ったのがいつだったか、それも思い出せない。 以前は、帰れば必ず会う地元の友だちが何人か、
週末を、完璧なものにすべしと決意する。 決意はしたものの、なにをもって完璧とするかはわからないので、それをすると気分のよくなりそうなことごとで週末を埋めることとする。 まず土曜日。図書館へ開館時間ぴったりにゆく。 駐輪場に、空きがほとんどない。市民のみなさんの健全ぶりに、おどろく。 予約の本を受けとり、5分で退散。 続いて大きなスーパーマーケットへ、開店時間10分すぎにゆく。 ふと見ると、レジに長蛇の列。市民のみなさんの健全ぶりに、再びおどろく。 2件も用事をすませたことに、満足。帰宅後、長い昼寝をする。 夕方、録画のF1を観ながら、痛飲。 日曜日。朝っぱらから森林公園へゆく。 朝の9時半に、満車。市民のみなさんの健全ぶりに、みたびおどろく。 木陰にすわり、コンビニで買ったサンドイッチを食べ、水筒につめたアイスティーを飲む。本をすこし読む。木陰はすずしく、風は心地よく、とてつもなくよいこと
書きたいことはやまほどあるのに、意欲と気力がわかない。 波があるのはしょうがない、人間だものと思いつつ、書く気力がなくなると、よけいに落ちこむ。困ったもんです。 心が小さく固くなるようなことが続けざまに起こって、余裕がなくなって、しんどいだけのかたまりになると、ほんと、ろくな考えにならんです(いつもろくな考えしてないだろというのは置いといて)。 そのうえ16年来応援してきたレーシングドライバーが、今季をもって引退。泣き面に鉢ってこのこと。 毎日、たいへんですね。自分よりずっとたいへんな人はたくさんいるってわかってるけど、それでもときどき、つらいような気持ち。そういうのが溜まると、たのしかったはずのことが、たのしいと感じられなくなります。そう、たとえばブログとか。 そんならブログ書くのをやめればって思われる方もあるでしょうが、これがなかなか。ブログから離れると、ずるずる書かなくなってどんどん
日用品やサプリなど、食品以外のこまごましたものは「iHerb」でそろえています。 以前は届くまでに1週間とか10日ほどかかったけど、近ごろは4~5日程度。国内で購入するのと変わらないスピード感です。 2~3か月に1回のペースで購入しているものの、この手の記事ってちょっとアップしづらいんですよねえ。だから、ブログのリハビリが必要なときに書いております。 歯磨き粉①ティーツリーオイル&シナモン 歯磨き粉②ドラゴンダズル サプリ①マルチビタミン サプリ②オメガ3 サプリ③L-グルタミン サプリ④グリシン サプリ⑤PMS対策サプリ 日焼け止めクリーム (SPF 50+) 紅茶 (イングリッシュブレックファスト) 歯磨き粉①ティーツリーオイル&シナモン 歯磨き粉はときどき冒険します。こちらもすっきり磨けてよかったのだけど、今みたら販売終了になってた。 Jason Natural 歯石コントロールペー
日曜日の朝、森林公園へゆく。 アイスコーヒーを魔法瓶につめ、途中のコンビニでサンドイッチを買い、炎天下の道をゆく。到着するころには、汗びっしょり。だけどもちろん、後悔なんてしない。 森林公園で朝ごはんを食べたら、たいそう気持ちいいだろな。そんな妄想から、数年。週末の朝にちょっと公園に行くだけのことが何年もできなかったのは、ただただめんどくさかったから。 暑いし。寒いし。曇ってるし。風強いしエトセトラ。今日だって死ぬほど暑い。気分がのるのを待ってたら、わたしは一生どこへも行かない。だから、コンビニのサンドイッチをえさに、自分を連れだしたのだった。 木を囲むベンチにすわり、トートバッグから魔法瓶とガラスコップをとりだす。コップにアイスコーヒーをそそぎ、一口飲む。木陰はすずしく、風が気持ちいい。蝉がじーじー鳴いている。 やってみるとたいしたことじゃないのに、ぐずぐずする。生まれつきの性分なんだろ
夏はだいきらいだけど、夏の野菜は、だいすき。 トマト、きゅうり、茄子、いんげん、おくら、ズッキーニ、ゴーヤ。うち栄養ありまっせ! な色あいを見ていると、しずんだ気持ちがあかるくなる。 だいすきな夏野菜を、近所の直売所で安く手に入れられるのは、ひかえめにいってかなり幸運だと思う。 直売所に並ぶ野菜は、みんなとれたて。それだけでもうれしいのに、農家のおじさんに「おくら、あります?」と聞けば、裏の畑でもいでくれる。「これ、曲がってるけど」と、たまにおまけもくれる。直売所で野菜を買うのに慣れると、スーパーではちょっと買えなくなってしまう。 新鮮な野菜をどっさり買うと、仕事でつらいようなことがあっても、ひとときあかるい気持ちにみたされる。野菜そのもの、というより、自分にとって正しいことをしている感じ、がうれしいんだと思う。 そういえば、若いころは野菜がだいきらいだった。肉がいちばんえらい、野菜は格下
ブログに表示される広告が、どうも変。 無料版のブログを利用している身でえらそうには言えないのですが、長い間、地味に悩んでおりました。 ふつうの商品リンクならば、よいのです。けどなんか、すごい変なまんがが表示されるのは、これいかに。 どんなまんがかっていうと、どろどろしたようなのとか、どえろなやつとか、陰湿なのとか、王国のいざこざ(?)みたいなの。そんなのいっぺんも読んだことないし読みたいと思ったこともないのにいっつも表示されるのは何、あたいの深層心理が反映されてるって、そういうこと? どうにかこのまんがを消したい。そういうブログだと思われたくない。 よそのブログには表示されない、このどろどろ広告がいつもいつも表示されるのはなぜか? と腕組みして考えたとき、はっと気がついたのです。 あたいのブログが、Googleアドセンスじゃないからだ。 アドセンスじゃないから、あたいの選んだ広告じゃないか
連休は部屋で飲んだくれてました。 せっかくの連休にどこへも行かず、おいしいものも食べず、昔のライブDVDやらF1の録画やらを見ながら、だらだら飲んでただけ。 それをむなしいとか悲しいと感じなかったのは、あんまりにも暑くて、うまくものを考えられなかったからだと思います。 部屋やベランダでだらだら飲み、冷蔵庫にあるものを切ったり切らなかったりして食べ、飲み、うふうふ笑い。これはこれで、まあ幸せでありました。 酔っぱらうと暑いとか、なくなる とはいえ三日目ともなると、ちょっと飽きてきます。 なにか一つくらい、「これ」ということをしておきたい。作ったことのないお菓子でも作ろうと『バターを使わないパウンドケーキ』をめくって、見つけたのが「レモンのウイークエンド」でした。 ウイークエンドは「週末に食べるケーキ、という意味を持つフランスの焼き菓子」です。ウイークエンドという名前もきらきらしく、今の時分に
はてなブログのテーマを公開して以降、いろいろなブログと出会うようになりました。 テーマをインストールした人から、特段のアクションがあるわけではありません。単に、テーマページ内の「利用中のブログ」をちくいちチェックするようになった、というだけです。 最初は、不具合がないかを確かめるため。 えらそうにテーマを公開したはいいものの、不具合ってがんがんに見つかるんですねえ、もうびっくり。 なので最初はいわば、やむをえず。 でもそのうち、新たなブログとの出会いが、だんだん楽しくなってきて。 こちらの好みとは関係なく、ランダムに表示されるブログをチェックしていると、いろいろな人が、いろいろな思いでブログを書くのだなあ、と気づかされます。 それから少し、心強い気持ちも。これだけいろいろなブログがあるんなら、ブログなんて、ほんとうになんでもありなのかもしれない。 つまらないことしか書けない、だの、自分語り
図書館で借りた本を読んでいたら、ちょっとショックなことが書かれてあった。 自分のことを書くのは全部、自慢。そのことがわからない人は、一生わからない。 じ、自慢。 言われてみれば、たしかにそうと言えるかもしれない。だけど「わからない人は、一生わからない」なんて脅されると、どうあってもわからなきゃならない気がしてくる。わからない側にならぬよう、戒めとするためにノートに書きつけた。 この種の言葉は、あとからじわじわ効いてくる。しばらくして、落ちこんだ。 ブログに、わたしは自分のことしか書いていない。 自分以外のことなんて、誰にも読まれないスーパーGTだけ。残りはぜんぶ自分語り。考えれば考えるほど下品で、鈍感のきわみみたいに思えてくる。 自分語りに対する葛藤が生まれるたび、「ただのブログなんだし」と最後には割り切ってきた。でも「自分語りは下品である」的な文章を読むと、何度でも落ちこむ。落ちこんで、
朝。マフィンを焼いて、コーヒーをいれる。気分よく日曜日をスタートするも、家事で午前がまるまるつぶれる。 昼。家事に疲れはてる。やる気も食欲もなく、残りもので適当にすます。このあたりからため息が増えはじめる。日曜日なのに、なんにも予定がないことに、はたと気づく。 休日を素敵な感じに過ごさないとだめなような気がするのは、これは現代病の一つだけど、それでもやっぱりだめな気がしてしまう。 素敵な感じっていうのは、お出かけのこと。ふだんは着ない服を着てふだんは行かない場所へ行くこと。そんなたぐいのお出かけを、そういえばずいぶん、してない。 だいたい外へ出ようにも、なにしろ暑い。こんなくそ暑い日に、みんないったいどこへ出かけていくんだろうと思う。 一歩も外に出たくない。けど、そうは言っても図書館の本を返さなくちゃいけない。しぶしぶ、自転車をえっちらえっちらこいでいく。国道は、あっちもこっちも車がぎっし
これは悩みというよりぐちなのですが、読んだ本の内容を、どうしてこうもきれいさっぱり忘れてしまうのか? 一読で忘れるのは当然として、忘れぬようノートにちくちく書きうつしているにもかかわらずさっぱりきれいに忘れるのはこれ、どういう了見なのでしょう。 そんなことはない、見聞きしたすべては無意識の海に沈んでおり、必要とあらば脳のなにやらという部位が最適な情報を取りだすのだ、みたいな内容をどこかで読んだ気もするけど、そんなビッグバン起きたことない。 なんらかの回路が、機能不全におちいっているのか。それともただのアホなのか。 有能にはほど遠く、今後よくなる展望もなく、どうしようほんと。 有能といえば、先日の、外資系クライアントとのミーティング。有能な人たちの会話があまりに有能爆発で、何を食べたらこれほど有能化するのやろうとすっかり感心 (放心?) してしまいました。 IT系企業の人たちはわけのわからな
洗濯機が壊れた。日曜日の朝に。 洗濯を開始すると、ばたんとブレーカーが落ちる。3回ブレーカーが落ちたところで、あきらめて業者に電話をかけた。 なんで日曜日の朝に、と思う。でも平日の夜だろうがなんだろうが、いきなり洗濯機が壊れたら同じように考えただろうなとも思う。 洗濯機は、ヒーター部分が壊れていた。乾燥はできないけど、洗濯だけなら使えますよ。修理に来てくれた男の人は、洗濯機の上蓋を戻しながらそう説明した。 「10年使ったら、もうだめですよね」 洗濯機は13年も使い続けていた。そんなに長いこと使い続けていたのが恥ずかしくて、そんなふうに言ってみた。 「そうですねえ」男の人は最後のねじをとめ、洗濯機を見やって言った。「10年使ったらまあ、お疲れさま、ですかね」 修理の人が帰ったあと、こわごわ洗濯をまわした。ひとまずブレーカーは落ちない。はじめて洗濯機が届いた日のように、洗濯ものが洗われていく様
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