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今年の「#文学」
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2017年06月30日09:21 カテゴリ 確定告知きたッ! 2017年6月30日 死ぬかと思った水無月も最終日となった。見上げても灰色ばかりで気が晴れることのない6月の空のように、どんよりとした1ヵ月だった。第157回直木賞の候補作に、お金と名誉のためなら人命を奪うことも厭わない作家の不法行為本が入っていることについては新喜楽での選考結果を待つとして、私の近況報告をする。 本年5月30日に死刑確定者として処遇するとの告知を受けた。この日の出来事はドラマティックなので改めて記すとして、告知直後から私は突然接見禁止になった。 家族とはすぐに解除されるだろうと思っていたら、全面的な接見禁止措置が1ヵ月続いたのだ。手紙の発受、面会、差し入れ交付や宅下げ等、外部との接触がすべて不許可となった。弁護士との連絡も、許可申請の書面をその都度提出し、教示回答を得るというお伺いを立てなくてはならず、手紙の発
2017年05月11日12:39 カテゴリ バターって何やねん 2017年5月11日 柚木麻子って誰? 私も家族も弁護士も知らないユズキアサコという人が書いた本「BUTTER」。 この本の主人公は、木嶋佳苗ではありません。私は、柚木を知りませんが、柚木も私を知りません。 書籍広告に私の氏名を載せることはやめてください。迷惑だ! フィクションの小説でも、名誉毀損は成立します。民法第709条の不法行為を構成する記述の数々。 東京拘置所を訪れ面会した事が1度でもある人ならば、木嶋佳苗と1度でも話したことのある人ならば、柚木の描写が現実と乖離していることはすぐ分かる。 法律よりも表現の自由が保障されねばならないと言うのか?柚木。 北原みのりが創作した木嶋佳苗像をトレースしているだけだろ?柚木。 拘置所の面会室でレシピの話をする女がいると思ってるのか?柚木。 私は、マリーが好きで、姉はチョイス、妹は
2016年04月25日21:18 カテゴリ 俺のメザシ カテゴリなしの他の記事
2015年02月28日15:30 カテゴリ 著者なのにまだ見ていない本のこと 表紙の色さえ知らない著書のことが気になって仕方ない今日は土曜日。 出版社の担当君が窓口で差し入れてくれた本が交付されるのは週明けなので、本屋に並んでいるか確かめて面会に来るようトミー君に連絡しておいたのだが、仕事の都合がつくか調整中とのこと。 会社勤めの人が平日の昼間にお休みとるのって大変らしいな。 トミー君は私と付き合って5kg痩せた。 出版社の担当者は埼玉時代に既に5kg減。 彼らは元から普通よりスリムな体型だったので5kg痩せたら超細身になってしまった。 私が苦労をかけてるせいだろうか。 私も心労が絶えないのだが、一向に痩せる気配はなく、むしろ増えてる気さえするものだから、トミー君に 「今度来るとき、長友佑都の体幹トレーニング20と伊藤理佐のなまけものダイエット買ってきて」 とお願いした。 痩せる気があるん
2015年02月27日15:00 カテゴリ 自叙伝「礼讃」が出版されたそうです 今週面会室に現れた黒いキャップを被った男の手に、本はなかった。 彼は出版社の担当者である。 「えッ!? 面会室に持って来ていいの? 鞄の中に入ってるから後で差し入れておきます」 だって。 何しにわざわざ葛飾の小菅くんだりまで来たんだか。 舌打ちしそうになっちゃった。 私が気にしてる事実チェックの不首尾や誤植や校正ミスについては 「ん~ 4~5箇所はあるかもしれないけど、増刷になったら直すんで」 って、オイ。 何なんだ、この適当さは。 恥。 彼との面会は軽く50回超えていると思うのだが、なぜこうも通じ合えないのか。 謎。 今週は、みかん君がカントリーマアムを差し入れて帰ったのにもぶっ飛んだが、トミー君がバターとジャム選びにまごついて食パンを買い忘れるという失態を演じ、叱咤モードで「どういうつもりなんだッ!」と苦情
2014年10月24日00:30 カテゴリ ペリカンさんの手記(支援者手記リレー#2) 私が佳苗さんと出会ったのは、昨年の秋です。ハンドルネームは、この手記を書くにあたり、佳苗さんが急遽つけてくれました。拘置所の面会室で佳苗さんから「その素敵なペン先の万年筆はどちらの?」と聞かれたので、私は「Pelikanだよ。」と答えました。ちょうど8月から万年筆を使い始めた佳苗さんは「私はPentelよ。せめてPelikanのスーべレーンを使いたいわよ。」と言っておりました。そして「あっ私、浅草のペリカンのパンが好きだったから、ダブルミーニングでニックネームをペリカンさんにしましょう。」と言われまして、これが、パン好きの佳苗さんにパンを差し入れる係である私の、命名の由来です。 昨年、親友の自宅に呼ばれた際、唐突に「木嶋佳苗ってどう思う?」と聞かれました。「首都圏連続不審死事件の婚活詐欺師と呼ばれてる彼
2014年08月01日21:15 カテゴリ 上田美由紀さんへのアンサー この記事は、私の支援者が「鳥取と同じ土俵に上がるな」と言って以前ボツにした原稿を、手紙風に書き直してみました。読者の皆様は、覗き見的な趣向をお楽しみ下さい。 上田さん、はじめまして。今年5月に「週刊大衆」のGW合併号で、あなたが書いた私への反論手記を読みました。「大人の男性が『本音の部分』で楽しめる娯楽情報誌」の取材を受けるとは、さすがですね。「週刊アサヒ芸能」辺りもアリなのでしょうか。私のところには、大衆とアサ芸は連絡すらきません。 上田さんは「週刊大衆」がどんな雑誌かわかって取材を受けたのかしら。私なら恥ずかしくってとても無理。 あなたはテレビ、新聞、雑誌とジャンルを問わずメディア取材を好んで受けているようですが、報道関係で付き合っている人に真の理解者はいるのでしょうか。 公平中立の原則を破り、あなたの無実を信じ、
2014年03月06日22:53 カテゴリ 写真と実像 このところ面会に来る人たちから、報道で使われている写真と実際の私の容姿は全然違うと言われっぱなし。世間に刷り込まれた私のビジュアルイメージは、高校の卒業アルバムの写真とル・コルドン・ブルーの修了式の写真だという。 先日会った出版社の美人記者も、「自分のイメージよりもずいぶん痩せていらっしゃる」と思ったそうだ。私が、「正しいビジュアルが伝わらないのは法廷画が下手だからですよ」と伝えたら、「確かにどれも、私がお目にかかったときの印象とは違いました」という。 「今日の夕食に桜餅が出たよ」と手紙を出した翌日に会いに来たおじさまは週刊文春の記事をアクリル板越しに見せながら、「この写真ひどいよ、もっといい写真ないの、今と全然違うじゃない」と嘆いていた。 田舎の公立高校に通っていた20年以上前の写真と、フランス料理学校に通っていた頃の人生最大重量を
2014年07月08日15:02 カテゴリ 不正書き込みと更新遅延のお侘び 「年上のおじさま」を名乗る第三者によって、4月に書き込みがなされました。私や管理人が指示したことはなく、ログインすることも出来ず、記事の更新や削除が不可能な事態が続いておりました。 4月に書き込まれた記事の内容は、事実ではありません。どのような経路でパスワードが漏洩し、誰が何の意図で虚偽の書き込みをしたのかは判明しています。4月の閉鎖告知記事により、読者の皆様に誤解を与え、ご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。 3月の控訴審判決以降もブログ原稿は書き続けており、不正アクセス犯とのやりとりも記しています。 6月からドワンゴの「木嶋佳苗チャンネル」で自伝小説の連載を始めました。ブログも配信しますので、そちらも読んで頂けると嬉しいです。 これまでの記事は、読み易く整えてアップデートし直しました。こちらでも近況をお伝
2014年03月01日23:44 カテゴリ ブラジャー 留置場ではブラジャーを着けて過ごせない規則がある。紐状の物は全て危険物。スポーツブラさえ許さないのが留置場。拘置所に移って嬉しかったのは、ブラジャーが着けられるようになったこと。ワイヤーとパッドが入っていない物しか許可されないが、昨今はオシャレで着け心地のよい高品質なノンワイヤーブラが売っているので助かります。 私は「アーブラ」のMサイズを愛用中。胸の小さな私にLサイズは大き過ぎた。返品するのが面倒だったので夜寝る時にLサイズを着け、朝Mサイズに着替えています。ピンク色かミント色に黒を重ね着するのが好き。ワイヤーなし、タグもホックもなし、フィット感と伸縮性抜群、ノーブラでいるより楽という秀逸ブラジャーを「朝日新聞」と「女性自身」の広告で見つけまして、これも何かの縁と思い拘置所ではアーブラ一筋です。 写真にある黄色のブラジャーはワイヤー
2014年02月20日01:32 カテゴリ 東京拘置所の差入屋 今年から各種申請用紙の書式が変わり、差入業者が2店あることが判明。私は今まで差し入れ物品の交付受領指印を押す時に、名前と筆跡しか見ていなかった。もしかしたら去年も売店名が表記されていたのかもしれないが、私は先月まで気付かなかった。 拘置所内にある店が「両全会」。門の外にある東拘指定業者の店が「池田屋」らしい。私に差し入れして下さるほとんどの人が、両全会を利用している。おじさまだけは、なぜか絶対池田屋。 年下の彼がまたもやカントリーマアムを差し入れてきた。羊羹と大福と共に。もう「餡こ」の事、忘れてくれないかなぁ・・・ おじさまは、私の好きな桃缶を買ってくれた。サンヨーの国産白桃2つ割り缶詰。彼は優しい気配りの人であるからして、差し入れのチョイスが素晴らしい。昨日はちり紙と石鹼も買ってくれた。 ちり紙と石鹼は、拘置所生活の必需品。
2014年02月14日23:53 カテゴリ 拘置所の献立(汁物編) バレンタインデーの夕食時にチョコが出た。Sweet Heartと筆記体で刻まれた不二家のハート型チョコレート。30グラム程のピーナッツ入り板チョコを齧りながら、祝日ではない季節の記念日に特別食が出される東京拘置所って凄いな、と思った。お彼岸には白玉入り善哉が、節分には豆が出た。埼玉は、特食が出るのは旗日だけだった。予算が違うんだろうなぁ。 控訴審の第3回公判から1週間経ったけれど、出廷したのがもう何ヶ月も前のことのように感じるのだ。1日が過ぎるのはあっという間なのに、この感覚は何なのだろうか。忙しい1週間だった。裁判所に出廷した以外の日は、東拘で面会をした。飛行機で来た女性、自家用車を運転して来た男性、タクシーに乗って来た男性、電車で来た女性。どの面会も楽しかった。差し入れも嬉しかった。 さて、今回のお題は拘置所の献立。先
2014年02月13日00:20 カテゴリ 名器発言のこと 私は一審の被告人質問で、「自らのセックスを赤裸々に語った」ことが、マスコミ報道によって異常に騒がれた。私の関連本では必ずこのことに触れられているし、雑誌やインターネット上でも盛大に取り上げられた。 「裁判傍聴業者」を自称する作家の佐木隆三さんが、「女性被告でこうした例はなかった」と一審判決後に寄稿した週刊誌の記事を読み、私は驚いた。彼は私について、ワイドショーと週刊誌の情報以下の知識しか持たずに判決公判だけを見て原稿を書いた、としか思えない稚拙な文章だった。それには呆れるしかなかったが、「半世紀にわたり多くの犯罪者たちを見てきた。が、正直なところ、判決を傍聴してもこの事件の核心のわずかでも見えたとは思えなかった」というのは本心だと思った。しかも「裁判傍聴業者の定年退職を迫られた思いすらした」というのだから、正直なおじさんなのだろう
2014年02月11日00:58 カテゴリ 同意書 東京拘置所の私の居室には、1辺が1.5m程の透明な窓がついている。定規があるので正確に計測できるのだが、検閲で抹消されたくないから敢えて数値は記さない。私は手紙や原稿を、検閲で足止めされないように注意して書いている。黒塗り抹消や削除されたことは、一度もない。 自叙伝の原稿には、過激と思われそうな性描写を書いた。手紙には、拘置所での処遇や職員との交流も書いてきた。しかし、今まで一度も注意を受けたことすらない。 大きな窓の外はベランダになっており、そこには、私の背丈ほどある緑の観葉植物が置かれている。他室の鉢も見たことがあるけれど、私のベランダにあるグリーンが一番大きく立派なのです。多分これは、私の心情を考えた東拘の配慮だと解釈している。他室の鉢とは、木の種類、大きさ、枝振り、葉の茂り具合まで全然違うんだもの。偶然とは思えません。 その立派な
2014年01月28日01:13 カテゴリ 裁判員裁判について① このテーマは重苦しいものになりそうなので、折を見て少しずつ書いていきます。 私の1審は、2012年1月10日から4月13日までさいたま地裁で行われた。裁判員裁判の審理期間最長記録。100日の超長期になったことや、メディアや世間が狂乱したことや、していないことを罪として認定された判決よりも私が衝撃を受けたのは、裁判員の記者会見だった。 判決公判後に、20代の2人の男性裁判員が会見した。27才の男性だけ、実名を公表し、カメラの前に顔を晒した。びっくりした。ニートかネットカフェ難民かと思われる服装で裁判官の隣に座り続けた彼が、この時だけスーツを着ていたのだ。6人の裁判員の中で、ただ1人法廷で何度も居眠りをしていた彼が、実名で記者会見に臨むなんて信じ難かった。 私は、判決を報じた、いわゆる大新聞とスポーツ紙の記事を全て読んだ。どこの
2014年01月31日00:06 カテゴリ 2審の被告人質問について 控訴審では、なぜ話さないのか?とよく尋ねられる。2審で被告人質問をしないと決めた理由は、2つあります。 まず、1審で11日間かけて、事件に関する最低限のことは話したということ。これは、2審の主任弁護人も記録を読み十分だとおっしゃった。 そして、私の事件を取材し1審の傍聴記を書いたまともなライターが1人もいない状況で報道され続けていることも、私は2度と法廷で話さないと決意した理由のひとつです。 1審後に私が見聞きした情報のひどさには、開いた口が塞がらなかった。裁判員裁判が終わってから、何ヶ月経っても騒ぎは静まらず、消沈したこともある。 1審後に出版された多くの関連本のこと。刑事裁判の傍聴が趣味の素人ライターが雑に速記したインチキ本が「木嶋佳苗法廷証言」として文庫になったこと。「女性自身」より5年遅い創刊の女性週刊誌で、「木
2014年01月17日07:32 カテゴリ 心がほっこりするイイ話 新聞の雑誌広告で、そんな特集のタイトルを見た。「女性自身」より1年早い57年創刊の女性週刊誌の1月21日号。見出しに何と私の名前が! 「木嶋佳苗涙」 どう考えても、私が涙を流した話だと思うでしょ。心当たりはある。近年私が、他人の前で泣いたのは3回。 一度目は裁判員裁判の最終弁論の法廷で。あとの2回は、いずれも男性との面会で、個人的な話をしていた時のこと。彼らは、リークするような人じゃない。 何のことだろう、と気になって読んでみた。びっくり。私の涙じゃなかった。見出しと記事の内容が違う、女性週刊誌お得意のパターン。 私の一審判決を聞いて、法廷で涙を流していた知人女性の話だった。しかも、その話をしているのは、例の「毒婦」ライター。彼女が私に関して語ることの7割は、事実じゃありません。3割は事実かって?それは、NHKのニュースで
2014年01月04日16:07 カテゴリ 食事の配当と空下げ 私は、東京拘置所に移ってから食が細くなった。正確に言うと、気分だけ食が細った。3度の食事は半分しか食べないけれど、その不足分は間食をするので体の太さは変わらない。本当は食事をしっかり摂りたいのに、東京拘置所は急かすのだ。早く食べろと。急かされると気分が悪いし、美味しく感じなくなってしまうので、自分のペースで食べていると、半分くらい食べたところで食器を回収にくる。これを空下げと呼ぶのだけれど、東拘は食事を配るのも、空下げも懲役の女性雑役囚がする。横には必ず、「先生」と呼ばれる刑務官が付いている。受刑者は職員のことを先生と呼び、職員同士も先生と呼び合う習わしがあるんです。 衛生係と言われるこの雑役囚は、私と決して言葉を交わさない。目をあわせることもない。そういう規則があるらしい。作業中に何か不都合があっても、私に直接話しかけてくる
2014年01月26日22:45 カテゴリ プリンター 私はまだ、このブログがどのような画面表示になっているのか確認していない。もう1月下旬である。 ブログの管理をしているおじさまは、久米宏さん同様自宅にプリンターを持っていないのだ。私もプリンターを持っていなかったから、そのことを特に不思議だとは思わない。しかし、私の支援をする以上、必要だから早急にプリンターを買って、ブログを印刷して送って下さいと頼んだ。 おじさまは、すぐに有楽町の家電量販店に向かってくれた。途中で、丸の内のゴルフショップに入ったら、あるドライバーが目に入り、それを買い、帰って来たという。 そのドライバーがいかに素晴らしいかの説明が、便箋1枚延々と続く手紙が届いた。「と言うことで、プリンターを買うのを忘れてしまった。スマン」と。この人、衣類を頼むと日本橋高島屋に行き、本を頼むと丸善に行く。ネットショッピングをしないらしい
2014年01月03日16:01 カテゴリ 私を守ってくれる人 あぁ、まずいまずい。元旦から、毒舌を振るって、これを読んだ弁護士さんの心臓が止まったら困っちゃう。多分、弁護団はこういう事態を憂慮しているんだな。私が本音で話すと、失言だらけになってしまうから。 一応自覚はあるんです。週に何度か、面会であんなこと言わなきゃ良かったなあ、とか、手紙にあんなこと書いたのはまずかったなあと反省しています。私と関わっている人たちは、お気の毒ですよ。女性は、私からの手紙を読んで、あまりの辛辣さに泣いているかもしれないな。男性は、机を蹴飛ばしているでしょうね。便箋を握りしめて、わなわな震えている姿が目に浮かびますもん。 出版社の人はフットワーク軽いからすぐ駆け付ける。すっ飛んできては、アクリル板の向こう側から「木嶋さん!どういうことですかッ」って言うわけ。私の弁護人も厳しいですよ。一審の主任は、学者肌の人
2013年12月24日16:59 カテゴリ 私がブログを始めた理由 私は常々、嫉妬心が欠けている人間だと思ってきた。誰のことも、羨ましいと思うことなく生きてきた。 その私が、ある女性に嫉妬した。上田美由紀さんという人に。2013年11月27日、39歳になった私の元に1冊の本が届いた。「誘蛾灯鳥取連続不審死事件」紫色の帯には、私の名前があった。「この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。」著者の名前を見て驚いた。青木理。私の事件を取材してくれていたら・・・と思い続けたジャーナリストの名前だった。彼は、私より上田さんを選んだのか。ショックだった。 私が、彼の名前を初めて知ったのは、2012年10月19日号の「フライデー」。彼の署名記事に「毒婦が送ったラブレター」と見出しがついた写真が載っていた。花柄があしらわれたピンク色の便箋に、右上がりの幼稚な文字で、熱烈な愛の言葉が綴られていて
2014年01月19日07:33 カテゴリ ノンフィクション作家 私は、講談社が発行しているノンフィクション誌「g2」を1度も読んだことがないのだけれど、私の裁判を全回傍聴し、「g2」でルポルタージュを書いた還暦過ぎの男性作家がいると12年の春に知った。 どんな記事だろうと気になっていたら、5月に突然、講談社から単行本が届いた。表紙には、私の顔写真が使われていた。私の許可なく。勝手に。謹呈の札が挟んであるだけで、送付書や手紙の1枚もなく、本を送りつけてきた編集者の神経を疑いましたよ。一応読みました。 著者は、娘を育てたことのない男性だろうな、と思った。男性って、娘を持つことで人格の変容が起こるけれど、この著者には、女子の心に寄り添う精神的な土壌がないように感じられた。彼は、過剰な人の心の闇や血脈だのに拘泥し過ぎるあまり、大切なことを見失っている。取材対象をいかに口汚く罵ることができるかに全
2024年11月24日23:45 カテゴリ note連載第3回 note第3回食事編は、糖質と喫食時間について。温活とリバウンドしないダイエット。運動編は、お腹を凹ませることに集中したトレーニングのみです。私は第3回までの食事と運動プログラム終了時に、Mサイズ、9号の衣類が着られる体になりました。トレーニングを1人で続ける秘訣も紹介しています。 東拘ガイドは、給食のスイーツ&ドリンク変遷。東拘の圧倒的1番人気メニュー「カレーライス」のレシピ公開。10月の1週間に私が食べたものと給食献立表。日本弁護士連合会がまとめた死刑確定者への最新アンケート調査結果。令和6年に制定された東拘の細則に基づき、運用が変更された外部交通について、詳細を書きました。弁護士からの手紙を添付し、私の弁護士人脈について説明しています。 死刑確定者にとって「弁護士」と「弁護人」と「弁護人になろうとする者」「外部交通を許可
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