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今年の「#文学」
blog.goo.ne.jp/mhrgh2005
保守とは何かについて、先日、田原総一朗さんと対談しました。田原さんからは、民主党の立ち位置を聞かれたのですが、私自身は、保守という言葉にこだわりを持っています。 保守を語るからには、日本の歴史を語らねばなりません。私が強い関心を持っているのは、明治以前の日本の姿です。渡辺京二の『逝きし日の面影』は、江戸末期の人々の生活を克明に分析した労作です。 日英修好通商条約を締結するために来日したエンギン卿の個人秘書であったエリファンとは、「個人が共同体のために犠牲になる日本で、各人がまったく幸福で満足しているように見えることは、驚くべき事実である」と述べています。個人主義の英国人からは「共同体の犠牲」になっているように見えたのでしょうが、当時の日本人は、共同体と自らを一体のものと捉えていたのだと思います。 描かれている日本人は、同胞に対してはもちろん、外国人に対しても寛容でおおらかです。日本の歴史の
マスメディアにおいては、我々は、まな板の上の鯉です。政治家がマスメディアの記事の訂正を求めても、ほとんど反映されることはありません。 2013年3月3日の読売新聞の一面に、「帰還を阻む1ミリ・シーベルト」という大きな記事が出ています。当時、環境大臣だった私が1ミリ・シーベルトという目標を独断で決めたかのように書かれています。当時の経緯を最もよく知る私に、取材はありませんでした。 控えめに言って、記事には事実を踏まえていない部分があります。 まず、当時の福島県民の皆さんの声です。私が環境大臣に就任した当時、多くの福島の皆さんの意見は、1ミリ・シーベルトまで国が責任を持って除染をするべきであるというものでした。事故直後の県民の皆さんの心情を考えると当然のことです。 2011年9月23日には、福島県市長会から、5ミリ・シーベルト未満についても、国が責任を持って除染をすべきであるという抗議文が出さ
本会議の冒頭、議長を全議員で起立して迎える習慣が復活した。たしか、河野議長の時代に始まった慣例で、我々、民主党は、一貫して起立して議長を迎えてきた。 だが、野党時代の自民党は、横路議長に対して敬意を表することをしなかった。我々は立って迎えたが、自民党は座ったまま。立っていたのは河野太郎議員。私の知る限り、一貫していたのは彼だけだ。 伊吹議長になって、一瞬、民主党内に「立つのか?」という躊躇する雰囲気があったが、私は迷わず立った。自民党と同じことはしたくない。民主党は、みんな立った。悔しい思いはある。しかし、「やられたことはやり返せ」では、議会はますます劣化する。 参議院の野党自民党の野次は凄まじかった。本会議場で、汚い言葉を吐き続けてきた議員も、政務三役に入った。予算委員会も、実に酷かった。徹底して閣僚をやじり倒す。あの議会の様子は、子供には見せられない。 いよいよ、国会の本格的な論戦が始
3回目の福島復興再生会議がありました。 「最も厳しい立場の福島の方々に、中間貯蔵施設をお願いするのは、本当に申し訳ありません。ただ、除染をすすめるために、何とか受け入れていただきたい」 何度となく福島の方々を前に、私が申し上げてきたことですが、この話をする度に、苦い澱のようなものを感じています。 「細野さんが福島で謝っている姿をよく見ますが、どういう立場でお詫びをしているんですか?」先日、ある記者から受けた質問です。実は、私自身、このことを3.11以降、何度も自問自答してきました。 「大臣として国家を背負ってお詫びしている」というのが私の答えです。 私のような若造が「国家を背負う」などというと、生意気に聞こえると思いますが、現実として受け入れるには、あまりに過酷な事態を前にしたとき、私の個人的なお詫びの言葉など、何の意味も持たないことは明らかです。福島の皆さんを前にしたとき、政権が自民党だ
この度、マスコミなどでお騒がせしております件では、皆様に大変なご迷惑をおかけ致しまして、本当に申し訳ございませんでした。深く反省しております。 今日まで私の政治活動にご協力いただいた皆様、期待して頂いた皆様のご恩を裏切ることになってしまいました。 今回の件で、政治家に最も大切な信頼を自ら損ねてしまったことを恥じております。今後、二度とこのようなことがないよう、自分を律して参ります。 今回の問題を起こしてしまった最大の原因は、私の中の「おごり」であったと感じております。この間、民主党内で自らの実力以上の役職をいただき、テレビ出演などの機会も増え、それが自らのおごりにつながりました。今後は、失った信頼を取り戻すべく、気持ちを一新して、謙虚に取り組んでまいります。 私の政治家としての活動は、7年前、知人のいない落下傘候補として、歩いて地域をまわり、一軒一軒のお宅をうかがい、自らの政治信条を訴える
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