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下村博文自民党東京都連会長 裏献金流出元と目した平慶翔氏に恨み節 「警察、検察に被害届を出すべく…」

 なかなか当確が出ない状況に、厳しい表情の下村博文都連会長=2日午後、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)
 なかなか当確が出ない状況に、厳しい表情の下村博文都連会長=2日午後、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)

 自民党の下村博文・東京都連会長(63)=元文科相=はフジテレビの「ミスターサンデー」のインタビューに答え、板橋区から都民ファーストの会候補として立候補した平慶翔氏(29)への恨み節を炸裂させた。

 平氏は下村氏の元秘書だった。下村氏の加計学園からの200万円の「闇献金」問題が週刊文春で報じられ、自民党の敗因の一つとなったが、下村氏側は情報を提供したのは平氏だとして、平氏が下村事務所からパソコンを持ち出したことなどを認める事務所に宛てた上申書などを公開している。

 この問題を取り上げ、質問した宮根誠司アナウンサー(54)やフジテレビの伊藤利尋アナウンサー(44)の問いに「個人の具体的な名前は挙げていません」としながら、「平さんが漏洩されたと主張されているが」と水を向けられると「こういうことをテレビで言うのは適切ではないと思いますが」と前置きした上で「本人が書いた文書を私の記者会見でお配りしていますので、それをご覧になれば一目瞭然かと思います」と無念さをにじませた。

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