処暑(しょしょ)は、二十四節気の第14。七月中(通常旧暦7月内)。現在広まっている定気法では太陽黄経が150のとき(黄道十二宮では処女宮の原点に相当)で8月22日8月23日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から2/3(約243.4906日)後に当たる8月22日8月23日ごろとなる。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の白露前日までである。

季節

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暑さが峠を越えて後退し始めるころ。『暦便覧』では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明している。

二百十日二百二十日とともに台風襲来の特異日とされている。

日付

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定気法による処暑の瞬間(世界時、UT)と、日本中国での処暑日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後[1][2]、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。

日時 (UT) 日本 中国
1966年 8月23日14:18 8月23日 8月23日
1967年 8月23日20:12 8月24日 8月24日
1968年 8月23日02:03 8月23日 8月23日
1969年 8月23日07:43 8月23日 8月23日
1970年 8月23日13:34 8月23日 8月23日
1971年 8月23日19:15 8月24日 8月24日
1972年 8月23日01:03 8月23日 8月23日
1973年 8月23日06:53 8月23日 8月23日
1974年 8月23日12:29 8月23日 8月23日
1975年 8月23日18:24 8月24日 8月24日
1976年 8月23日00:18 8月23日 8月23日
1977年 8月23日06:00 8月23日 8月23日
1978年 8月23日11:57 8月23日 8月23日
1979年 8月23日17:47 8月24日 8月24日
1980年 8月22日23:41 8月23日 8月23日
1981年 8月23日05:38 8月23日 8月23日
1982年 8月23日11:15 8月23日 8月23日
1983年 8月23日17:07 8月24日 8月24日
1984年 8月22日23:00 8月23日 8月23日
1985年 8月23日04:36 8月23日 8月23日
1986年 8月23日10:26 8月23日 8月23日
1987年 8月23日16:10 8月24日 8月24日
1988年 8月22日21:54 8月23日 8月23日
1989年 8月23日03:46 8月23日 8月23日
1990年 8月23日09:21 8月23日 8月23日
1991年 8月23日15:13 8月24日 8月23日
1992年 8月22日21:10 8月23日 8月23日
1993年 8月23日02:50 8月23日 8月23日
1994年 8月23日08:44 8月23日 8月23日
1995年 8月23日14:35 8月23日 8月23日
1996年 8月22日20:23 8月23日 8月23日
1997年 8月23日02:19 8月23日 8月23日
1998年 8月23日07:59 8月23日 8月23日
1999年 8月23日13:51 8月23日 8月23日
2000年 8月22日19:49 8月23日 8月23日
2001年 8月23日01:27 8月23日 8月23日
2002年 8月23日07:17 8月23日 8月23日
2003年 8月23日13:08 8月23日 8月23日
2004年 8月22日18:53 8月23日 8月23日
2005年 8月23日00:45 8月23日 8月23日
2006年 8月23日06:23 8月23日 8月23日
2007年 8月23日12:08 8月23日 8月23日
2008年 8月22日18:02 8月23日 8月23日
2009年 8月22日23:39 8月23日 8月23日
2010年 8月23日05:27 8月23日 8月23日
2011年 8月23日11:21 8月23日 8月23日
2012年 8月22日17:07 8月23日 8月23日
2013年 8月22日23:02 8月23日 8月23日
2014年 8月23日04:46 8月23日 8月23日
2015年 8月23日10:37 8月23日 8月23日
2016年 8月22日16:38 8月23日 8月23日
2017年 8月22日22:20 8月23日 8月23日
2018年 8月23日04:08 8月23日 8月23日
2019年 8月23日10:02 8月23日 8月23日
2020年 8月22日15:45 8月23日 8月22日
2021年 8月22日21:35 8月23日 8月23日
2022年 8月23日03:16 8月23日 8月23日
2023年 8月23日09:01 8月23日 8月23日
2024年 8月22日14:55 8月22日 8月22日
2025年 8月22日20:34 8月23日 8月23日
2026年 8月23日02:18 8月23日 8月23日
2027年 8月23日08:14 8月23日 8月23日
2028年 8月22日14:00 8月22日 8月22日
2029年 8月22日19:51 8月23日 8月23日
2030年 8月23日01:35 8月23日 8月23日
2031年 8月23日07:22 8月23日 8月23日
2032年 8月22日13:17 8月22日 8月22日
2033年 8月22日19:01 8月23日 8月23日
2034年 8月23日00:46 8月23日 8月23日
2035年 8月23日06:43 8月23日 8月23日
2036年 8月22日12:31 8月22日 8月22日
2037年 8月22日18:21 8月23日 8月23日
2038年 8月23日00:09 8月23日 8月23日
2039年 8月23日05:57 8月23日 8月23日
2040年 8月22日11:52 8月22日 8月22日
2041年 8月22日17:35 8月23日 8月23日
2042年 8月22日23:17 8月23日 8月23日
2043年 8月23日05:08 8月23日 8月23日
2044年 8月22日10:53 8月22日 8月22日
2045年 8月22日16:38 8月23日 8月23日
2046年 8月22日22:23 8月23日 8月23日
2047年 8月23日04:09 8月23日 8月23日
2048年 8月22日10:01 8月22日 8月22日
2049年 8月22日15:46 8月23日 8月22日
2050年 8月22日21:31 8月23日 8月23日
2051年 8月23日03:28 8月23日 8月23日
2052年 8月22日09:20 8月22日 8月22日
2053年 8月22日15:09 8月23日 8月22日
2054年 8月22日20:57 8月23日 8月23日
2055年 8月23日02:47 8月23日 8月23日
2056年 8月22日08:37 8月22日 8月22日
2057年 8月22日14:23 8月22日 8月22日
2058年 8月22日20:07 8月23日 8月23日
2059年 8月23日01:59 8月23日 8月23日
2060年 8月22日07:48 8月22日 8月22日

グレゴリオ暦

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グレゴリオ暦による1583年から2499年までの日本の処暑は表のとおり[3][4][5]

2024年の処暑は8月22日[更新]

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(処暑は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。 1797年から1991年までは8月23日8月24日のいずれか。 1992年から2023年まで8月23日が続く。 2024年以降は8月22日8月23日のいずれかとなる(稀に8月24日)。

年を4で割った余り 確定困難な(日を跨ぐ)年
0 1 2 3 真夜中の前後10分
1583年 - 1595年 23日 23日 24日 24日
1596年 - 1627年 23日 23日 23日 24日 1627(23-24日)
1628年 - 1659年 23日 23日 23日 23日 1656(22-23日)
1660年 - 1687年 22日 23日 23日 23日
1688年 - 1699年 22日 22日 23日 23日 1689(22-23日)
1700年 - 1719年 23日 23日 24日 24日
1720年 - 1747年 23日 23日 23日 24日
1748年 - 1783年 23日 23日 23日 23日
1784年 - 1799年 22日 23日 23日 23日
1800年 - 1811年 23日 24日 24日 24日
1812年 - 1839年 23日 23日 24日 24日
1840年 - 1871年 23日 23日 23日 24日 1871(23-24日)
1872年 - 1899年 23日 23日 23日 23日
1900年 - 1903年 24日 24日 24日 24日
1904年 - 1931年 23日 24日 24日 24日
1932年 - 1963年 23日 23日 24日 24日 1933(23-24日)
1964年 - 1991年 23日 23日 23日 24日
1992年 - 2023年 23日 23日 23日 23日
2024年 - 2055年 22日 23日 23日 23日 2024(22-23日), 2053(22-23日)
2056年 - 2083年 22日 22日 23日 23日
2084年 - 2099年 22日 22日 22日 23日
2100年 - 2111年 23日 23日 23日 24日
2112年 - 2147年 23日 23日 23日 23日 2144(22-23日)
2148年 - 2175年 22日 23日 23日 23日
2176年 - 2199年 22日 22日 23日 23日
2200年 - 2203年 23日 23日 24日 24日
2204年 - 2231年 23日 23日 23日 24日 2206(23-24日)
2232年 - 2267年 23日 23日 23日 23日
2268年 - 2295年 22日 23日 23日 23日
2296年 - 2299年 22日 22日 23日 23日
2300年 - 2323年 23日 23日 24日 24日
2324年 - 2355年 23日 23日 23日 24日 2355(23-24日)
2356年 - 2383年 23日 23日 23日 23日
2384年 - 2415年 22日 23日 23日 23日 2384(22-23日)
2416年 - 2443年 22日 22日 23日 23日
2444年 - 2471年 22日 22日 22日 23日
2472年 - 2499年 22日 22日 22日 22日

七十二候

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処暑の期間の七十二候は以下の通り。

初候
綿柎開(めんぷ ひらく) : 綿を包む(がく)が開く(日本)
鷹乃祭鳥(たか すなわち とりを まつる) : が捕らえた鳥を並べて食べる(中国)
次候
天地始粛(てんち はじめて しじむ(しゅくす)) : ようやく暑さが鎮まる(日本・中国)
末候
禾乃登(か すなわち みのる) : が実る(日本・中国)

前後の節気

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立秋処暑白露

脚注

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  1. ^ 国立天文台 暦要項 各年版より世界時換算(1984年 - 2016年)
  2. ^ 2009年版より理論が更新されているが、「分」の精度でほとんど違いはない。
  3. ^ 現代の天体力学による位置推算のため、過去の暦の記述とは必ずしも一致しない(代わりに分単位の精度がある)。 将来の見積もりについては(主に閏秒の不確かさから)日付が前後する恐れがある(10分の誤差を見込んだが、表の末尾では恐らく不足)。
  4. ^ JPL HORIZONS Web-Interface(2015年8月22日 Ver 3.9.8)取得後 TT→UT変換
  5. ^ NASAによるΔTの解説計算式

外部リンク

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