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毒キノコのカエンタケに関する報告例が、数年前から仙台周辺で相次いでいる。ことしも多賀城市の史跡公... 毒キノコのカエンタケに関する報告例が、数年前から仙台周辺で相次いでいる。ことしも多賀城市の史跡公園「多賀城廃寺跡」で高さ約5センチのカエンタケが見つかった。専門家は「触れただけでも皮膚がただれる猛毒キノコ。奥羽山脈から東に向かって広がっているのではないか」と話し、注意を呼び掛けている。 多賀城廃寺跡で7月下旬に見つかったカエンタケは、公園を管理する市が処分した。市によると、市内でカエンタケの自生が確認されたのは初めて。 カエンタケはオレンジや赤色で、人の指のような形が特徴。少量でも食べるとめまいやしびれ、呼吸困難を引き起こし、死に至ることもある。触れば皮膚に炎症を引き起こす。 夏から秋にかけてブナやコナラなどナラ類の根元付近に群生し、宮城県内では仙台市太白区秋保町や青葉区の台原森林公園、川崎町などで数年前から自生している。 キノコの生態に詳しい郡山女子大の広井勝非常勤講師(食品学)
2015/09/08 リンク