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【カイロ=大内清】エジプトの人口の約1割を占めるとされるキリスト教の一派コプト正教の教皇シュヌー... 【カイロ=大内清】エジプトの人口の約1割を占めるとされるキリスト教の一派コプト正教の教皇シュヌーダ3世が17日、肝臓疾患などで死去した。88歳だった。教皇は長らくイスラム勢力の伸長に危機感を強める信徒らを穏健姿勢で統率した。正教会の精神的支柱が失われたことで、抑えられていた教徒の反イスラム感情が高まり、宗教間の反目が強まる恐れもある。 シュヌーダ3世は1971年、コプト正教会の117代教皇(アレクサンドリア総主教)に就任。81年には、サダト元大統領が権力基盤強化のためにイスラム勢力を後押ししたのを批判したことなどから、幽閉状態に置かれた。 85年にムバラク前大統領により幽閉を解除されてからは、政権とおおむね良好な関係を維持。ムバラク氏退陣につながった昨年の反政府デモでは、政権に融和姿勢をとったとして、批判を浴びたこともあった。 エジプトではムバラク政権崩壊後、イスラム教の原点回帰を唱えるサ
2012/03/19 リンク