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「津波は将来もやってくる。大震災を知らない世代に何を残すべきか、悩みに悩んだ。苦渋の決断だ」 撤... 「津波は将来もやってくる。大震災を知らない世代に何を残すべきか、悩みに悩んだ。苦渋の決断だ」 撤去か、保存か。宮城県南三陸町の佐藤仁町長は26日、町役場で開いた会見で、2つの選択に揺れた複雑な心情を吐露した。 防災対策庁舎は町職員の遠藤未希さん=当時(24)=が防災無線で最期まで避難を呼びかけた場所。このアナウンスが多くの町民を救った。町長自身も庁舎で被災し、屋上のアンテナにしがみつき、九死に一生を得た。 当初、佐藤町長は「震災を伝えるモニュメントにしたい」と表明したが、遺族から「見るのがつらい」「震災を思い出す」という声があがり、平成23年9月に取り壊しを決定した。 一方、保存を求める意見も多く寄せられ、佐藤町長は昨年8月に取り壊しについて再検討を表明した。 「防災庁舎を保存することが、復興事業の妨げになる。これが一番の理由だ」。佐藤町長はこの日の会見で苦渋の決断の理由をこう語った。
2013/09/27 リンク