“ITの負の影響への対策”についての指摘を検討する

“ITの負の影響への対策”についての指摘を検討する

前々回で検討した“社会にITが与える負の影響に関する対策案”について，各方面からいろいろな問題が指摘...概要を表示 前々回で検討した“社会にITが与える負の影響に関する対策案”について，各方面からいろいろな問題が指摘された。また，議論が足りないところもあった。 指摘には，以下のようなものがあった。 そもそも，提案された対策案（IT関連企業に対する課税や情報化会計の導入）は実現性に疑問がある。大体，政・官・業界が簡単に乗ってくるのかなぜ国家主導なのか。国家主導となれば，政治的思惑の入った過剰規制が心配だ営利企業が，課税や情報化会計などの負の要因に同意する経済的インセンティブが必要ではないか過去，文明は急進化こそすれ崩壊はしない。その間，必要悪もある 今回は，これらの指摘について検討してみたい。 インターネットを意思表示の手段として活用しよう まず，最初の指摘から検討してみよう。政・官・業界が，筆者が提案したような対策にそうそう簡単に乗ってくるのか。確かにそのとおりだ。何故なら，政も官も業界も「ITの社会に

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