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国土交通省は、治水と発電、地域振興を組み合わせた「ハイブリッドダム」と呼ぶ既存ダムの新しい運用を... 国土交通省は、治水と発電、地域振興を組み合わせた「ハイブリッドダム」と呼ぶ既存ダムの新しい運用を始める考えだ。従来の多目的ダムよりも洪水調節の自由度を高めて、治水機能や発電容量を向上させる。 多目的ダムは現在、治水のための洪水調節容量や、水力発電や農業用水のための利水容量など、あらかじめ決まった容量の範囲内で活用している。大雨に備えて洪水調節機能を高める事前放流をする場合は、個別に発電事業者などと協議しなければならない。 ハイブリッドダムでは、従来よりも調整できる容量の範囲を広く取る「ハイブリッド容量」を提案している。近年の高度化した気象予測を基に、洪水前に事前放流で水位を下げて貯水容量を確保。降雨がないと予測される場合は水位を上げてより効率的に発電する。特例として事前放流をするのではなく、気象予測を活用した容量調節の考え方を当初から組み込んでいる点が、従来の多目的ダムと異なる。
2022/09/02 リンク