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現在、60万人以上いると推計されるニートや引きこもりなど、社会との接点を持たない若者たちの生態は大... 現在、60万人以上いると推計されるニートや引きこもりなど、社会との接点を持たない若者たちの生態は大きな社会問題となっている。近年は“中高年ニート”なる存在までクローズアップされるほど、労働力の減退は深刻さを増すばかり。 さらに、今年8月には『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞出版社)という本で、新しいタイプの無業者が急増していることが初めて報告された。著者はニート研究の第一人者として知られる東京大学社会科学研究所教授の玄田有史氏。一体、SNEPとはどんな人たちなのか。玄田氏に解説してもらった。 * * * ――孤立無業と聞いても新しい概念とは思えませんが。 玄田:孤立無業は、英語でいうSolitary Non―Employed Personsの頭文字を取ってSNEP。Solitaryには「ひとりぼっちの」「他人とつきあいのない」「孤独な」「寂しい」といった意味があるように、無業者の中でも
2013/10/17 リンク