【アベノミクスの実相】（下）虚像　迷走の政策は奈落へ | 経済, 時代の正体 | カナロコ by 神奈川新聞

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【時代の正体取材班＝田崎基】　異次元の金融緩和について「もう限界ではないか」と問うと、こう答えた...概要を表示 【時代の正体取材班＝田崎基】　異次元の金融緩和について「もう限界ではないか」と問うと、こう答えた。 「『いつまで』と言える段階ではない。金融緩和を粘り強く続けていく方針に変わりはない」（日銀横浜支店、新見明久支店長）。 アベノミクスの第１の矢「金融緩和」について、いま何が起きているのか。 ２０１８年１０月末の日銀によるリポートでは、２０年度の物価上昇率の見通しが１・９％から１・５％に下方修正された。当初の「物価上昇率２％」という目標の達成に向けて、今後も金融緩和を続ける、という。 消費と物価の推移　日銀は、銀行が国から買った国債を大量購入することで、市中に通貨を大量供給している。この通貨の総量「マネタリーベース」は、１３年３月の１３８兆円と比較してこの５年間で３・５倍にまで急拡大し、１８年１２月時点で５０２兆円を超えた。世界的にこうした異常な金融緩和を続けている国は日本のほかにない。 米国