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歴史学者の加藤陽子氏(56)は「国家と国民の関係が大きく変わっている」と指摘します。歴史を振り返... 歴史学者の加藤陽子氏(56)は「国家と国民の関係が大きく変わっている」と指摘します。歴史を振り返ると、今と同じように国家が「私的領域」に侵入する時代がありました。 ◇ 立憲民主党代表の枝野幸男氏の演説を聞き、ある言葉を思い出しました。「枝野寝ろ」。東日本大震災の時、官房長官として不眠不休で会見する枝野氏に対しSNS上で飛び交った、国民からのエールでした。課題に対し全責任を負う精神を持つ人を、先哲は「政治的人間」と評価しました。今の枝野氏はそれに近いのではないでしょうか。 世界中で国家と国民の関係が大きく変化しています。ここで国家とは行政府を意味します。世界では、国民の側が国家に「NO」を突きつけましたが、日本では国家の側から国民との関係を急速に変えた点が特徴的。今の混沌(こんとん)の理由も、ここにあります。 戦後日本が培った原理に、「私的領域」と「公的領域」の明確な区別があります。近代立憲
2020/10/01 リンク