『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog

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『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog

「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きる... 「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きるのに余計なものであるとして、発揮する機会を奪われてきた。女性の生き方として賞揚されてきたのは、生まれて初めて出会った異性と恋に落ち、一生の愛を誓い合って生きること。しかし今やロマンチックラブのベールは剥がれ、一方で女性が能力を発揮しそれを正しく活用することが、社会の発展にも寄与するということになった」このようなジェンダー観を、この作品も共有しているように見える。その上でこの物語を要約すると、「女は自立や自己解放を追い求めるべきだが、それはこの社会では孤立と紙一重。かといって男はもう当てにならない。なぜなら女がこれまで分断されていたのは、男の作った社会規範のせい（女の特殊な能力を封印させるのもその一つ）だから。頼れるのは同じ女だけ。シスターフッド万歳！　ただし男社会での出世を望まない男なら

mshkh ディズニーとかハリウッド映画は，世界展開のためにマーケットとか世界文化のリサーチやチェックを冷徹なまでに積み重ねてるはずで，実はビジネス的な観点からの評価が本質的なんではないかなとか思ったりして．

2014/04/13 リンク

mahal つか、王の急死後は摂政として国政を支え女王出奔後も他国の王子を利用して混乱を収めつつ、最後の後処理をきっちりこなすクッソ有能な大臣が男な段階で、そうしたフェミニズムが思いっ切り相対化されてるようにも。

IkaMaru 「風立ちぬ」みたいな主人公像を㊛でやったら、賛否両論ですらなく「ワガママな悪女」の一言で切り捨てられてオシマイだったろうね

2014/04/14 リンク

tanakadaishi ここで書かれているようなことは、正直どうでもいいようなことであって、現代では「物語の文法」に吸収されていて、「書き方でどうとでもできる」ことではないか。やはりこの映画で特筆すべきは、絵と音では。

tgk "Let it go"の全面自己肯定があっという間に撤回されたのにはがっかりした。エルサには凡人の価値観を超えて「覚悟のススメ」の散様みたいになってほしかった。そんな話ディズニーでできるわけないけど

movie

koumokumokuten ちょっと納得。「孤独な女が、自分だけの世界を守るために武装していく場面として、鳥肌が立つほど素敵だったのは事実」

toratorarabiluna273momomtan 「｢すんごい才能もってるのにあなたこんなもんで満足できるの？｣という疑問と｢どんな才能も世間に受け入れられねば宝の持ち腐れか‥‥｣という納得が交錯した｡」

アニメ

ebmgsd1235 エルサの「個性」としての雪と氷か。それとシスター・フッド万歳！いいねえ。「あの感動と生理的な快感が高度に一致」するシーンを求めて劇場に行こう。ところで「Let it go」、合唱するには難しい曲なのでは？

2014/06/15 リンク

wkatu 『解放された女の力は何をしでかすかわからんアナーキーな暴力となって荒れ狂うので……適切にコントロールしなければならない』日本の「妹の力」言説を思い出した。

2014/05/18 リンク

muchonov ほぼ同じ感想、でも泣けましたわん。／全体的に「多様性と包摂」というPCなPixar倫理がディズニー側に完全還元された印象。シスターフッド要素は「そーゆー背景知識を持ってる人にはそう読み解ける」という絶妙な演出

2014/05/15 リンク

inukorori エルサが魔法の氷装飾品で内職してクリストフがドワーフの品と偽って他国に売り捌いてる間にアナが妊娠、出産。国内唯一の大商人かつ王位継承権を持つ子の親として次第にクリストフが実権を握るなか、王子の兄たちが

犬のメモ

2014/05/04 リンク

shun_libra 個人的にはこのブログの筆者が言うところの「辛口なメッセージ」が、最も感動した部分だったり。糖衣についてはまあ、女子会で言ってる分にはいいんじゃないかと。

harapon1012 ディズニープリンセスものの脚本は現代的には難しいのだと思う．あまりにベタベタだと古典に過ぎるし，尖ったものは客層からやりづらい．／氷の城のシーンは本当に良かったし，ラストへの感想も同意

2014/04/20 リンク

Windfola カタルシス消費するための抑圧にジェンダーの問題（しかも古くさい）が選択されただけの話で、なんの主張もないんだろうなあという気はする

2014/04/15 リンク

BoiledEgg 自分が語りたいジェンダー論に引きつけられすぎじゃねーの？　話中エルザが求めてたのは一貫して人並みの「理解と共感」なんだから「こんな立派な才能を捨てるなんて……」みたいのは大きなお世話だとしか思わないわ

urashimasan 製作陣のジェンダー観の議論はありとしても、そもそも話の骨格は各種の性別組み合わせの類話がくさるほどある陳腐な寓話では。

lisagasu ラプンツェルの時に大野さんのブログで感想読んで「見なくていいや…」と思ったんだけど今回もだｗ　とりあえずアンデルセンの童話と全然違う話なのに雪の女王っていう邦題つけるのやめてほしいなー

esbee ディズニーアニメが世界中の老若男女が観る作品である以上、物語は音楽と映像の添え物でもいいだろうに、『反発を招かない限界ギリギリを攻めたアメリカが世界に提唱するジェンダー観』をねじ込んだという見方も可能

shino-katsuragi 見てないので保留。女の力は封印されねばならん、と。何をそんなに恐れているんだろう？「封じた」ことを無意識に知っているから、かしらね。なんて美しいバランス。

nebokegao 「リベラル層に受けそうなフェミ味の砂糖衣をまぶしつつも、肝心なところはきっちりと男（社会）目線からの「女」が描かれている」

takoyakimangirl 確かに私も見終わったあとエルサがおとなしく収まっちゃったのはつまらなかった。まぁしかし、王子様のTrue Love Kissで大円団よりはずっといい。

frkw2004 ミュージカルとして、後半に歌要素が足りなかった。この映画は歌と絵が最大の魅力なのに。アナとクリストフのデュエットと大団円の合唱がほしかった。「ナーナーナー、ヘイ、ヤナーナー」がそうなのか？

itotto この感想を読んでやっとこの作品のすごさが分かった気がする。ハンスが周囲の人物の心象を映し出す鏡だというのと同じで、この作品は観た人の心象を映し出せているところがすごいんだと思う。

fatpapa 従来のお姫様に必須だった王子様とハッピーエンドが無いからってジェンダー論やフェミ観で語りすぎ。旅立ち→困難→成長・昇華→帰還って物語の常套的文法を男（社会）へ収まるとか男目線の可視化とかしゃらくさいわ

hobo_king ディズニーは「敵を作らない」を守って具体化するから、作中のメッセージは現代社会の「最大公約数」を狙う。いかにも米国らしい合理的判断だが、所詮は拝金主義の発露でしかないと考えると、結構虚しい。

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