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非常に文章の理が整然とした小説だと思った。 特に言葉という媒体の雰囲気が強烈だった。 前半は管理社... 非常に文章の理が整然とした小説だと思った。 特に言葉という媒体の雰囲気が強烈だった。 前半は管理社会の理屈、異様に万能なセラピスト、ヒロインの持つ書籍知識、セリフの叙述トリックが重苦しい社会を描写し、 後半は「宣言」とその謎を解こうとする主人公、徐々に開陳される設定、復讐の当然さ、進化の過程での予測などのロジックの迫力があった。 まあ、所詮文字だし小説家の妄言だし嘘なんだが。 むしろ、非常にロジカルで言葉の言葉である理論だのロジックを主軸にしながら、それに対抗するように感覚的な 花の美しさ、嗜好品の旨さ、スラムの猥雑さ、暴力の痛さ、動物の暖かさ、空気圧、体の重さの表現に「小説だなあ」という感覚を強く抱いた。 ハーモニーは百合? 虐殺器官はホモ、ハーモニーは百合と言われる。 実際「ハーモニーも主人公とヒロインが男性でも良いのでは?伊藤さんは恋愛描写が薄いがホモソーシャルっぽさは濃いし」と、思
2015/11/09 リンク