「普通の人でいいのに！」から考える、「優しさ」と、愛おしき三文芝居ついて｜idanamiki

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「普通の人でいいのに！」から考える、「優しさ」と、愛おしき三文芝居ついて｜idanamiki

いうまでもなく衝撃的だったこの作品に対して、流れてくる感想をちらちらと眺める。「趣味も合わない、... いうまでもなく衝撃的だったこの作品に対して、流れてくる感想をちらちらと眺める。「趣味も合わない、話もすれ違う「ヒロくん」と一体どうしてみこは付き合えるの？」という”真っ当な”疑問や、「なぜ今の時代はヒロくん的な気の合わない男のような人としか出会いがないのか？」などの”良心的な”投げかけが目立つ。まあそりゃそうだなと納得する一方で、その度に違和感があった。そのどれもが、程度の差はあれ、”「ヒロくん」という存在が彼女にとってネガティブなものである”ということが、前提にされているように見えたからだ。それが、わからない。確かに、憧れの放送作家の伊藤さんに告白して、振られてしまったという意味では、みことヒロくんの関係の深まりには「失恋」が背景にあるわけだし、ヒロくんは、みこの「理想」とは裏腹な相手だといえるだろう。しかし、みこにとってヒロくんとの付き合いが、そんなにもネガティブなものに見えないの

greenT 登場人物の性別逆にすると、大人しくて気の使える彼女にオタ趣味でマウントした上に部屋から突き出し友人に交換するか？と当てつけた挙句他の女にのぼせて無計画に外国行く男というとんでもないのができあがる

2020/08/05 リンク

patagonia7 主人公の視点で語るとき、35歳というある程度人生経験を積んだはずの中年男性（ヒロくん）に対して、何もないと言い切ってしまう門外漢の他者への理解の浅さ（興味のなさ）にサブカルの原罪があるように思う。

2020/08/06 リンク

Sugaya ヒロくんが笑ったのは、単純に「対バン」という言葉の意味が分からずに、ただ言葉のニュアンスの面白さで笑ってしまっただけなんじゃないかと。noteの筆者がそう思ったことに却って強い隔絶を感じるのじゃな

note
漫画

wuzuki サブカル趣味の「理解」の観点からここまで掘り下げたのはすごいな。この記事を書いた人の、個人的な体験や思い出が書かれているのも良い。「こういう体験と重ねて読んだ人がいたのか」と、考察の奥行きを感じる。

studymonster 色々な解釈読むのは楽しいんだけど、この筆者の”相手が知らないことを自分が知っていること、相手が知らないことを話せている”のは楽しいというのはマウンティングじゃない、というのがうまく咀嚼できなかった。

neet_modi_ki 「そんなことも知らないの？」的なマウントが逆に安心感につながる気持ち、ちょっとわかってしまう心当たりがある。この漫画は意外と（?）ヒロくんの存在というか彼に対する評価がキモかもしれないな

ht_s 他のブコメでも書いたけど彼氏は馬鹿にしてないんだよね。趣味としてのラジオ投稿をバカにしてるのは主人公自身。（自分がバカにしてる）趣味ではないと思いたいけど現実に趣味だからそれを思い知らされてキレてる。

sisya あの作品から一番強く感じたことは「人が嫌い」ということ。あれを「あるあるだ」と評する人が少なくないということは、世の中の人達は自分が思うほど人間を好きではないのだなと思わされた。正直、関わりたくない。

pinossos バカにされたというよりは彼氏と憧れとの距離を感じたのだと思うが、どちらにせよ一人相撲な感。演技を開示する道もあっていいと思ったけど、主人公や筆者には既にそうする価値もないと映ってしまっているのかもね。

2020/08/16 リンク

narwhal 例の空虚の話。「ウラジオストクに乗り気になるひとでないからこそ、ウラジオストクに行こう、と生き生き提案できる。重要なのは…みこ自身が、生き生きとウラジオストクの話をできること」本当にからっぽであると。

2020/08/07 リンク

surumesan 対バンって意味わからず単に言葉の響きで笑ってたって解釈は目から鱗。こじらせてる人のシニカルさって自分自身にもぶっ刺さるよね(刺さってる)

junjun777 これまた良い。大変納得感がある。ただ「タイバン」の解釈と「優しさ」の解釈が違うかな。「タイマン？」とあるように響きで笑っただけかと。奢ったのは自分の方が余裕あるから以上の意味はない、かも。

Baybridge サブカルというかなんかキラキラしたもんや生活感の無いものに憧れ、そうでないものを蔑んで自身はギャップに悩む…ってむしろ90年代っぽいって思った。

tomoya_edw 婚姻の関係ではしょっちゅう女性側がマウントしている例を見る。結局立場の強弱はどこにでもあり、付けこむのも凄むのも性別なんて関係ない。強く出れていて気持ち良いが、同時にバカにしていた。よくある関係性。

shikiarai 1Q84かと思ったらIQ84で知能がアレになってしまった。フォントのせいかな？　今の所分かりみあるけど、続きは後で読む

あとで読む

masdanony また良いものを読めた。確かに幸せなのだろうけど結局求めているものと違うのが明らかで主観的にはネガティブになってしまう。だから友人に言われた理想の場所の発言が刺さってくるんだろう。そこにはいないのだ。

quick_past この作品、第三者視点でどうにもならないカリカチュアされてる相手をしゃぶるような、露悪的な漫画には読めなかった。むしろ、この作品の主人公を、おめーが言うなとばかりに叩いてる側に、それを覚えた。

pastatch 自分はこういう感情が自己に内在するのが嫌で、所謂ヲタ仕草的なものを意識的に抑制しつつ楽しむ感覚を共有できる相手と一緒にいて、それはとても幸せなんだけど、趣味人の生き方としてはつまんないよなぁ…とも。

Rlee1984 “”普通の人”によって「女」でいさせられ続けることが耐えられない、という体の底からの抵抗” →たしかに。ただ、「タイバン」の語感に笑った彼氏を嘲笑と捉える解釈は自意識過剰かな

cloq “ていうか、「話し合わなかったけどまあまあ面白かった」ということは日常のなかでままあって、その時に私たちの心のなかに挟まれる独り言って、意外とこんな感じなんじゃないっけ？”

Isuzu_T 女の子扱いお客さん扱いされたくないがサブカルガチ勢実力主義もできない、そんな半端な自分を認めたくない、素敵な彼氏は気詰まりだが平凡な彼氏は低俗で嫌だ、というアレの解像度を上げた版＋隙あらば自分語り

つらみ

htnmiki 内心の自由は保障するけど神目線の読者にその内心を表現した時点であのキャラクターはクズの謗りを免れないでしょ。同意・共感できる表現だけ受け取ってほしいなら虫が良すぎる。人間いろんな面があるよねえ。

kiku-chan “おそらくその誰もが、”没入している自分”に対する恥を含んだ客観的な視点をもっている。”　こういうのロキノン文化圏のどうしようもない所だよなあ。客観的視点って結局他人の評価だもん。

yuzuk45 サブカル女(子って年じゃない)じゃなくてプロレスオタク女(子って年じゃない)とかだったら痛快なギャグ漫画になるのかな

junkfoodboy01 ヒロくんが笑ったのは「（芸能人でもないのに、メジャーでもないのに）対バン？？プププ」だと思ったんだけど違うかな。権威のないものをとりあえず笑う人っているから。

sadohigurasi ラストの解釈は同感だけど、筆者の希望的未来には全くリアリティを感じなかった。むしろ時間が彼女の屈折した自意識をうまいこと浄化してくれて、ずるずるとヒロくん的な男と付き合いそれを肯定出来る未来が現実的

ma-fuyu サブカルクソ女の話ではないって評価あったけどこちらのほうがのほうが納得できて改めてやっぱりサブカルクソ女だよなと思った。伊藤くんの日常がみこの中では非日常のままというのに心底納得。深掘り凄い。

akanama 他人の優しい演技に依存する人と、演技の綻び。他人の眼を通してしか自分の価値を測れない人は苦労するだろう。

感想

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