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もじゃ扮する廃品回収車の運転手は、どこか性別すら超越したような、男性でも女性でもない何者かである... もじゃ扮する廃品回収車の運転手は、どこか性別すら超越したような、男性でも女性でもない何者かである。たしかにひげは生えているのだが、粗野なところはなく、やけに細かい部分に気がつく人物でもある。男性、女性というより、ひとりの人間がそこにいる、という感じがするのだ。運転手は、トラックに乗ってさまざまなものを回収している。壊れたテレビ。古い冷蔵庫やバイク。それだけならまだしも、ときおり動物や人間までも回収してしまうのである。回収車を呼び止めた男性は、要らなくなった家電のついでに「奥さん」を廃品に出したり、犬や子ども(「ワンちゃん」「坊ちゃん」)を引き取ってもらったりする。きっと飽きてしまったのだろう。運転手はそれを快く引き取り、「大切にするよ」と言ってその場を去っていく。その声には、やけに強い意思を感じる。 私はこのような強い意思を持つトラック運転手を、過去にも見たことがあった。『マッドマックス
2024/12/14 リンク