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(結果はともかく予約投稿されるようになっておりま した) 現代の日本の小説で複数人の会話が描かれる... (結果はともかく予約投稿されるようになっておりま した) 現代の日本の小説で複数人の会話が描かれることは驚くほど少ない。ほとんどが二人、時に三人で話している。四人はあまりなく、五人以上はまず見ない。ましてや長くは続かない。あとは、四人か五人いるらしいところでも、話し始めると一対一がペアを替えながら行われているだけというのもある。 文学の界隈では「人間が書けている」みたいなことを言われるが、人間について書くなら複数人で話す場面など沢山あって然るべきなのにそんな風なのはなぜかと言えば、結局のところ主な理由は、四人以上になると言動を追うのが大変だからである。話題や流れを作り上げるのはもちろん、口調や語彙や性格の違いも考慮しないといけないし、そもそも何か言ったりやったりするたびに誰の言動か示す必要がある。恐ろしいほどテンポが崩れ、異常に重複する「言った」「見た」とかの語には絶えず工夫が求められる。